ターレットを使った格納武装/格納式レーザー砲「エクリプスⅣ」

Last-modified: 2021-09-19 (日) 20:38:41
格納式レーザー砲「エクリプスⅣ」
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ターレットを使った格納武装

ターレットを使った格納武装は恐らく一番製作・調整が簡単な格納武装でしょう。
「ターレットと武装の射界制限設定」と「メインオブジェクトとサブオブジェクトの間でのビーム材の接触判定の仕様」さえ理解できれば容易に作れるでしょう。
主に側舷砲として使うことになるので、場合によりますが最低でもメインオブジェクトに対して垂直になるまで可動させられるだけの可動域は欲しいでしょう。

説明する上で邪魔に成るので、まず上面の装甲板を全て取っ払っておきます。
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TG用の迷彩で着色されている装甲材がサブオブジェクトに所属する装甲材です。
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実際に動かしてみるとこんなに動きます。可動角度はなんと115度以上。
一見すると動かしようなどないように思えますが、後述する理由からパーツが重なっているように見えてもここまで動かす事が出来るのです。

ターレットと武装の射界制限設定

数値に関してはケースバイケースなのでここではサクッとしか説明しません。
コツとしては、ターレットの範囲制限は「動かしたい方向の可動範囲限界ギリギリ」で構いませんが、それに接続した武装には「発射した攻撃がメインオブジェクトの構造体に当たらない範囲」で設定するという事です。
これに関してはターレットの設定で実際にターレットを手動で動かして、どの角度からなら自傷しないかを見定めて設定することになります。
この設定が甘いと交戦角度によっては自傷してしまうというポンコツを晒してしまうので、不安なら少し余裕を持たせた範囲設定にするか、いっそフェイルセーフをつけてしまうのも手です。

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これくらいなら自傷する危険性は充分無視できる。

メインオブジェクトとサブオブジェクトの間でのビーム材の接触判定の仕様について

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白線部分にカーソルを合わせている状態で4mビーム材を選択。カーソルが合わされている部分がブロックの起点。

このゲームでは現在の仕様上、メインオブジェクトとサブオブジェクトの間では、「1mブロック以外のブロックは起点となる部分を基準に接触判定が発生する」ようになっています。
つまり、メインとサブが重なる部分で隣接ブロックのうちどちらかが起点だった場合は干渉してしまい動かなくなるが、起点ではない部分同士だった場合は判定が無いのですり抜けてしまう。
これを応用すれば多階層化しなくてもある程度は可動域を維持しつつブロックが重なる様に配置することが出来るが、今回は御割愛。

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上はメイン・サブ両方で起点を隣接させた場合、下はサブ側のみ起点を隣接させた場合。どちらも12~13度程で引っかかってそれ以上動かなくなってしまう。
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「Ctrl+X」で表示されるデコレーションエディターで最初にデコレーションブロックが配置される箇所がそのブロックの起点なので、参考にするとよい。

最後に

ここから先は他の武装とあまり変わらない。
今回解説に使ったエクリプスⅣの様なレーザー砲以外には発射装置をコンパクトに納めやすい粒子砲やミサイルを設置するのが基本だが、容積や技術に余裕があるのならアドキャやCRAMをこの方法で格納しても良い。