編集時Ver 3.0.4
概要
Custom Jetとは通常のJetと比べ自由の利く空中用スラスタである。カスジェと呼ばれることが多い。
露出面積に対して莫大な推力を得られ、空中艦・高速滑走艇の標準装備であり航空機にも欠かせない。
通常のジェットが18000/1080-4500/180なので1出力当たりの推力は16.7-25、エンジンのppmを600-900あたりで想定すると1マテリアルあたり10020-22500あたりになるだろう。
吸気、排気をしっかりしたカスジェが大体20000ぐらいなので燃費はよい方といえる。
もちろん数値を見ればわかるように4500/180の通常のジェットの最も効率のいい設定の場合には負けるが、この場合通常ジェットは3x3の表面積から4500の推力しか発生できないことを考えると、
カスジェが圧倒的に表面積当たりの出力で優位であることに注意したほうがよいだろう。
ここではそんなカスタムジェットの作り方について学んでいきたい。
(スモールの構築は単に3x3が1x1になっただけなので割愛する。計算式の数値が違うが、そこではちゃんとスモールにも言及してるので安心されたし)
Jet generator(カスジェエンジン)についてはこ↑こ↓
パーツ解説
パーツはEキーを押して出る一覧のうちAirタブの中にあるCustom jet partsと書いてある黄色いやつに格納されている。
出番は少ないと思われるが...以下ダクトインテーク
Ducted Intake/配管できる吸気
Air intake duct/導管 | ||
原文 | Straight pipe used for delivering air to ducted air intakes. | |
---|---|---|
訳文 | 導管吸気口に空気を運ぶ直線の管です。 | |
ステータス | 背後必要空間 | |
8m | ||
解説 | ||
まっすぐな管。ダクトインテークの穴に接続できる。インテーク同様吸気する端から8mの空間を確保しないといけない。 |
Air intake duct corner/導管(直角) | ||
原文 | Corner pipe used for delivering air to ducted air intakes. | |
---|---|---|
訳文 | 導管吸気口に空気を運ぶ直角に曲がった管です。 | |
ステータス | 背後必要空間 | |
8m | ||
解説 | ||
横を考え90度曲がった管。ダクトインテークの穴に接続できる。インテーク同様吸気する端から8mの空間を確保しないといけない。 |
スモールは割愛。パーツの組み立て方はほぼ同じである。
数値が違うところがあるが、それは計算式のところに書いてあるのでそこを読んでおけば大丈夫なはずである。
初めて学ぶカスジェ設計
パーツ解説を読めば大体の機能、組み立て方がわかると思うが、ここではより具体的に説明していきたい。
仕組み概略
ジェットエンジン画像引用:http://rmswiringab.samanifattura.it/diagram/ge-jet-engine-diagram(20/11/08)
要するにこういうことである。
インテークが空気を吸い込んでコンプレッサーで圧縮、コントローラーはAI等の指示に従ってその出力を調節する役目でコンバスターで燃料を注入、点火、Exhaustでジェットを絞る。
空気をしっかり圧縮すればするほど燃料を燃やす効率が上がる=燃費が良くなり、インテークが空気を正常に取り入れることが出来なければ効率が下がり、
コンバスターを増やせば燃やす燃料が増えるので出力が上がる、というのは容易に想像できるだろう。
拡張パーツをつけることでさらに細かく推力、燃費を調節でき、性能を求める場合はぜひつけたいものもある。
尚FtDのジェットは、インテークとコンプレッサー、コンバスターとExhaustが頭尾で順に並んでさえいればその間のコンプレッサーとコンバスターの配置はごちゃまぜでも問題ない。温度ぉ!
写真で見る構築方法
コントローラーを置く。これがないとそもそも制御できない=動かない。向きは気にしなくてもいい。(向き関係ないって言っても円柱の側面は推力発生方向じゃないからな!)
コンプレッサーを置く場所の広さに応じてガン積みする。
尚、つければつけるほど効率は上がるとはいえ、効率の伸びが下がる一方で本体価格は一定して上がるので、10個以上はコスパが悪いかも。
コンパクトさを考えれば、1個でも割と十分だったりする。
そして推力方向でないほうにインテークをつける。
この時中央8m後方に空間がいるので注意
推力発生側にコンバスターをつけて、
Exhaustを続いてつければ完成!
後は欲しい推力に応じてコンプレッサーをコンバスターと入れ替えるとよいだろう。
コンバスターとコンプレッサーでまとめておいた方が整理しやすいだろうが、インテークはコンプレッサーとコントローラー、Exhaustはコンバスターにしか接続できないことに注意すれば、コンバスターとコンプレッサーの順番は自由である。
これを土台に拡張パーツをつけることで、さらに効率を上げたり推力を調節できる。
コンバスターにはExtra combuster,Fuel injectorがつけられて、それぞれコンバスターの0.1,0.2(smallは異なる。計算式を参照のこと)分の推力が得られる。
コンプレッサーにはExtra compressorがつけられて、0.1個分である。(こちらもsamllは異なる)
インテークにはIntake add-on がつけられてこちらは一つあたり2.5%の推力ボーナスがなんと無償で受けられる(もちろんコストと体積は喰うが)
つけるほど効果が減るコンプレッサー系とちがって、固定で2.5%なのが単純に強いのでなるべくつけたいが、3x3に収まらなくなるとか、吸気の確保が、とか問題がある場合はあきらめるしかない。
いずれにせよそこらへんはプレイヤーのさじ加減である。
Ducted Intakeを使えば吸気管を伸ばして、好きな場所から吸気できる。カスジェを内部に埋め込んだが8mの空間を用意できなかった時に役に立つだろう。
吸気口が2つに増えること以外Intakeからの性能変化はないものも、Intake add-onはつけられないのでブーストは受けられない欠点がある。
まとめ
基本的にコンプレッサーを増やすほど効率がよくなるが、一つ増えるごとに上昇率が下がっていくのでコンプレッサーのコストも考えるとたくさんつけるのも考え物だろう。
また、コンバスターのほうは一つ増えるだけでコンプレッサー以上に効率低下に影響するので、効率を求めるなら1つに抑さえておきたい。
といいつつ、体積分は推力を多くほしい場合が割と多く、効率より推力をとる、コンバスターやインジェクターをつけることのほうが多い。
必要推力に応じてコンバスターなどの燃料注入機の数を調整するとよいだろう。
また、Intake add-onのボーナスは大きいので形状に制約がなければなるべくつけたい。(効率より3x3でコンパクトに抑える方を優先するかどうかは個人のさじ加減になるが)
カスジェ計算式
カスジェの推力の計算式がほしいんじゃい!という人のために。
基本的な式 |
---|
カスジェの最大推力 = 圧縮効率 × 基礎推力 × インテーク効率 × 排気効率 |
カスジェの最大消費マテリアル = コンバスター × 1.2 = 基礎推力 / 10000 |
(generatorをつけてる場合はそのfriction usedに応じて減少)
ちなみに最大推力に対する必要推力分だけマテリアルが消費される。なんてことないが、数式で書けば
カスジェの消費マテリアル = カスジェの最大消費マテリアル × Min(要求推力 / カスジェの最大推力 , 1) |
となる。(Minのところは単にカスジェの最大推力は超えられないという当たり前のことを指してる)
以下圧縮効率、基礎推力等それぞれについて。
カスジェのパーツには空気を圧縮するコンプレッサー、燃料を注入するコンバスターがあるわけだが、
この比率によって圧縮効率が決まり、コンバスターによって基礎推力が決まる。
この際Extra Compressorが0.1コンプレッサー、Injector,Extra combusterがそれぞれ0.2,0.1コンバスター換算になる。
で
圧縮効率 = 1 + コンプレッサー / (コンプレッサー + 1.5 × コンバスター) |
基礎推力 = コンバスター × 12000 |
となる。
さらにこれにIntakeがちゃんと後ろ8ブロック空間を確保しておけば100%でそのまま、Intake Add-onがあれば一つあたり0.025推力が上昇し、
Exhaustもしっかりあれば、1.1倍になるという関係。
スモールのほうは
基礎推力=コンバスター × 2000になってInjector,Extra combusterがそれぞれ0.4,0.2コンバスター換算に、
Extra Compressorが0.2コンプレッサー換算で、あとは全く同じである。
例えばこのカスジェは
コンプレッサー1に追加で2つExtra compressorつけているのでコンプレッサー = 1+0.1*2 = 1.2
コンバスター1に追加で2つInjectorをつけているのでコンバスター = 1+0.2*2 = 1.4
よって
圧縮効率=1 + 1.2/(1.2+1.5*1.4)=0.3636...~=1.36
基礎推力=1.4*12000=16800となる。
さらにIntakeは100%の上でAdd-onが二つあるので1+0.025*2=1.05
Exhaustもしっかりあって1.1倍になる。
あとはこれを掛ければ
(1 + 1.2/(1.2+1.5*1.4))*16800*1.05*1.1=26460
というわけである。ちなみにUIでは丸められた、小数点以下を四捨五入したものが表示されるが、実際の推力は四捨五入したものではないと思われる。小数点以下なんて誤差ではあるが
コメント
- 時間があるときにちょっとづつ編集する予定。 -- kuramubon? 2020-11-05 (木) 21:53:56
- がんばれ♡がんばれ♡ -- びんせんとー? 2020-11-06 (金) 00:37:19
- 見落としがなければ、完成のはずです,,, -- kuramubon? 2020-11-08 (日) 20:54:11