兵装概論(初心者向け)

Last-modified: 2023-09-18 (月) 14:18:19

「FtDってどんな武器があるの?」
「なにを乗せればいいのかわかんない!」
そんな初心者に向けた大雑把な概要。

でも 最終的には全部使ってみる のが一番いいぞ!

 
 
 
 
 

実弾系

弾薬を消費するため、弾薬庫が必要。

CRAM

大火力の丸玉を撃つ。口径1000mmから2000mm(直径2m!)という大口径砲。
CRAM (=詰め込む) の名に違わず、花火のように時間を掛けて砲弾へ色々詰め込んで準備をする。
弾速も遅いため、命中弾を出すにはちょっとした工夫がいるかもしれない。
十分な準備がなされたCRAM砲弾は、たとえ一発でも致命的な被害をもたらすだろう。
専用の砲身パーツを使用することで、砲弾を航空爆弾として使うことも出来る。
曲射モードにすることで高い山なり軌道で飛ぶ迫撃砲のような使い方ができる。このとき何故か砲弾に誘導機能が付く。

Pros:

  • 大口径・大威力。砲弾も頑丈で迎撃されにくい。
  • 航空爆弾としても使える。
  • 曲射する迫撃砲としての使い勝手が良い。

Cons:

  • 連射が効かない。
  • 弾速が遅い。
  • 反動が大きい。
  • CIWSで迎撃される(対抗馬であるAPSはCIWSで迎撃されない)。

アドバンスドキャノン (APS)

Advanced projectile systemでAPSとよく略される。FtD_JP内では "アドキャ" で通じる。
18mmから500mmまで構成できるが、CRAMの存在を考慮すると小-中口径といったところ。
リロード激遅低初速、その代わり一撃大火力!といった趣のCRAMと比較して、此方は高初速・高RPMな砲を作りやすいのが特徴。
勿論FtDなので、初速を犠牲に威力を上げた砲や必殺の一撃に全てを賭けるロマン砲なんかも製作可能。
使い手のニーズに柔軟に対応できるカスタマイズ性もアドキャの売りである。砲弾の中身まで細かく設定できるぞ!
その分構築難易度は少し高め。
また、チャージャーを装備すれば電力を使うレールガンにもなる。
専用FCSを搭載することで、CIWSとしてミサイルを迎撃する用途にも使える。

Pros:

  • 高初速かつ連射可能。
  • 砲弾を細かくカスタム可能。
  • レールガンにもなる。

Cons:

  • やや複雑になりがち。
  • 本体が誘爆しやすい。
  • 砲弾が脆弱になりがちで、レーザーに迎撃されやすい。

ミサイル

文字通りのミサイル。みんな大好き誘導弾である。
直接敵に向かっていくものや一旦真上に飛ぶVLSの他、FtDにおいては魚雷や無誘導ロケットもミサイルで作るのが基本。
なんと空中で分裂するミサイルまで作れる。ACfAのOPでホワイトグリントが撃っているアレ。
S, M, L, Hの4種類が存在し、特にLとHは高い威力を誇る。
S, Mは太さ1マス、Lは2マス、Hは3マスの発射機を設置するだけで撃てるため、比較的コンパクトに大火力が実現できる(当然弾薬は相応に食うためそこだけ注意)。
最終的には自らホーミングするため、索敵が雑でも平気な点もポイント。

Pros:

  • 誘導弾である。
  • 構成を細かくカスタム可能。シーカーを外せば無誘導弾になり、スクリューを付ければ魚雷になる。
  • 配置が比較的簡単。

Cons:

  • 再装填に時間がかかる。
  • 弾速は比較的遅め。
  • CIWSなどで迎撃される。

シンプルウェポン(ドリルl以外)

基本的に置くだけですぐに使える兵装
シンプルウェポンインベントリのLaserやCannonと名の付く武装とか見た目が銃っぽい武装がこの部類になる。
前時代的な大砲から多連装対空機銃まで色々揃っている。
一部武装はアドキャの砲弾を装填して使う。
殆どが出来合いの武装でカスタム要素は少ないが、難しいことを考えずにポン置きで動くのは嬉しい。
主兵装としては若干力不足だが、ちょっとした強化や対空防御の補助、余ったスペースに積み込む賑やかしとしてどうぞ。
詳しい情報はこのページ を見てくれ

Pros:

  • 置くだけで大体すぐに使える。
  • 砲によっては弾の特性を変えられる。
  • 対空防御の補助としても使える武装が多い。

Cons:

  • ほとんど、カスタムが出来ない。
  • 武装単体では照準できず、ターレットが必須なものも。
  • リロード時間が決められている
 

非実弾系

(プラズマを除き)弾薬を必要としないが、それぞれ対応するエネルギーを必要とする。

レーザー

専用のエネルギーをレーザー機関で作り出して使う。レーザー機関にはエンジン出力が必要。
毎秒1発、毎秒2発、毎秒4発、毎秒8発、連続照射の5種類から選択可能。
また、FCS側で発射速度を制限することで、溜め込んだエネルギーを一気に使う単発重視なセッティングも可能。
専用エネルギーは遠距離に伝送できるので、砲塔をコンパクトにできる。
精度がかなり高く一瞬で直撃し避けようが無い、そのため対空戦闘や長距離射撃に向く。
……のだが、距離に応じて減衰する上、スモークを貼る・水に潜るといった対抗手段もあるのでそのあたりをどうするか。
専用のパーツを取り付けることで、砲弾やミサイルを迎撃するLMDにもなる。

Pros:

  • ほぼ即着弾でよく当たる。
  • パルス状の連射から連続照射まで選択可能。
  • 砲弾を迎撃できる。

Cons:

  • 大量のエンジン出力を必要とする。
  • 専用の機関を設置しなければならず、しかも大きい。
  • 距離のほか、煙幕や水で減衰する。対策されるとちょっと大変。

粒子砲 (PAC)

粒子加速砲。電力を消費し、独特のへにょりとしたビームを放つ。
ビームの属性は爆発、貫通、衝撃、EMPの4種類から選択可能。因みにレーザーの属性は貫通に相当する。
一撃を重視したエネルギー兵器を作りたいならこっちの方が向いているかもしれない。
レーザーと同様に一瞬で命中するものの距離で減衰しやすい上、なんと波打つように曲がる。精度を下げまくって乱射すると凄いことになる。
あげく砲自体が大きくなりがちな上撃てる範囲も狭め、破損時には漏れた粒子で周囲を破壊する……と、搭載自体に独特のリスクがある。
その分リターンも絶大で、なんと防御手段が(物理的な装甲以外に)無い。癖は強いが、使いこなせれば強力な武装である。
地味な利点として、性能調整の殆どがQキーメニュー内で完結し、ハード側はあまり触る必要がない。構造自体も簡単。

Pros:

  • 防御不能。当たれば必ず大ダメージを通せる。
  • 4種類のモードを切り替えられる。
  • ハードウェア面の構築がレーザーと比べて簡単。

Cons:

  • 砲が破損すると粒子が漏れ、周囲を破壊する。
  • 独特な射線と激しい距離減衰で、長距離戦にはやや不向き(威力とトレードオフで改善可能)。

プラズマ砲

チャージを込めて85~2404m/sのプラズマを発射する、非実弾系の中で唯一即着弾でない武装。電力をつぎ込むことで弾速を上げたり冷却を早めて精度を上げたりなど様々なカスタムができる。1発に投入するチャージも可変で、少なくしてRPMを上げ対空用途にしたり、多くして対重装甲にできる。
個々のパーツがかなり高価だがかなりコンパクトにできる。ただし発電機関はそこそこ大きくなる。
防御手段がシールドしかない。(シールド最大強度でも30%しか威力が落ちないが)
距離減衰が少なめだが水中だとかなり減衰する。対潜に使用するのは避けた方がいいたろう。

Pros:

  • 防御手段がシールドのみだが最低でも70%のダメージは通る。
  • 対空用途から対重装甲相手まで一部を除き何でもこなせる。
  • 砲塔をかなり小さくできる。

Cons:

  • 大量の発電機関を必要とする。
  • 水中での距離減衰が激しく対潜に不向き。
 

近接兵装

実はレーザーやPACの近接バージョン。
シンプルウェポンインベントリの中にある。

ラム (衝角)

体当たりのアレ。見た目は2Dアクションゲームでよく見る三角形のトゲそっくり。
概ね想像の通り、速ければ速いほど大ダメージを与えられる。あの手この手で速度を稼ぎ、超高速で体当たりする特化艦は通称「ビークルミサイル」。
一方で活かすためには接近しなければならない = 迎撃されたらおしまいで、体当りできなければ飾り同然である。
一応、その箇所への衝突によるダメージを無効化するおまけもある。

Pros:

  • エネルギーや消耗品を一切消費しない。
  • 安価。
  • 衝突によるダメージを無効化する。

Cons:

  • 特化艦でもなければ活かし難い。
  • 体当たりには危険が伴う。
  • 接近できなければ飾り。

ドリル

ラムのカスタム強化が出来るバージョンである。
ラムと違って速度がなくても回転が強いほど火力が上がる。
だが、回転の回復にエンジン出力を使う点や回転力を高めるために大型になったりする。
そのため、場合によってはラムのほうが優秀なことも。
あと、何故か引っ付く力もある。

Pros:

  • ドリルが触れるだけでダメージを与えられる。
  • 防御のための装甲としても使えたりする。
  • ラムと同じく、衝突によるダメージを無効化と引っ付く力がある。

Cons:

  • ダメージを与えるごとに、回転力が落ちていく。
  • 回転力の回復にエンジン出力を使う。
  • 当然、接近できなければ飾り。

戦術核

巨大な爆発とエフェクトを残す爆弾。見た目がエビフライに見えなくもない。
Weaponsとしてのミサイルのように簡単に切り離したりは出来ないため、ビークルミサイルの弾頭として自爆特攻させるのが基本的な使い方。
ダメージが入ったりアバターがQキーで触ったりすると爆発する。
核自体に近接信管などの機能は無いため、上記の目的で使うならACBでの起爆設定を忘れずに。
威力はとても高いのだが、性能を極めたラム凸ビークルミサイルなどと比較するとどうしても見劣りしてしまう。

その昔トラップとして初期ボートに仕込まれていたことがある。なんて酷いことを……。

Pros:

  • 火力は物凄く高い

Cons:

  • 扱いを間違えるとすぐ爆発する。
  • 接近できなければ飾り、接近できても爆発するように設定できてなかったら飾り。
 
 
 

 
 
 

逆引き! 作りたいものから選ぶ武装

帆船・外輪船・戦列艦

  • シンプルウェポン
    16ポンド砲、32ポンド旋回銃、64ポンド砲など。ラムもまたよし。
  • CRAM
    艦首大型砲! がしたいときに。

参考になる艦:

  • DWG Marauder 他、DWG所属艦群

大戦期前後風艦艇

  • APS
    直射して使う対艦砲の基本的存在。現実的な砲口径や砲弾構成にこだわりたい人にも。
  • シンプルウェポン
    対空にR型.50対空砲、T型20mm対空砲、タイプA 3.7"砲 など。このあたりはWW2時代の対空兵装を再現したものである。
    副砲としてに60mmオート砲、L型ケースメイト砲あたりを使うのもいい。
  • CRAM
    単発大火力で曲射可能。低弾速だが、平均戦闘距離が現実より近いゲームデザインなので却って砲撃戦らしくなる。
  • ミサイル
    シーカーを外してスクリューをつけよう。無誘導魚雷に早変わり! ロケットランチャーにも。

参考になる艦:

  • SS(Steel Striders) Norge 他、SS所属艦群

現代風艦艇

  • APS
    現代艦の速射砲ならこれ。レールガン化してズムウォルト風にするのもOK。
  • ミサイル
    VLSをずらりと並べよう。ASROCも再現できるぞ。
  • レーザー
    現実を少々先取り? 防空レーザーや対空迎撃レーザーをあなたに。

SF艦艇

  • レーザー
    SF艦艇といえばこれ。パルスレーザー風に連射したり、長時間チャージして点射したり、もちろん連続照射も。
  • PAC
    防御不能、即時着弾の必殺荷電粒子砲! やっぱり戦艦に必殺砲がほしいあなたに。
  • プラズマ砲
    最強の対重装甲兵器、プラズマ砲!スターウォーズみたいな戦闘をしたいときに。
  • APS
    レールガンってちょっと前までSFだったよね。
  • ミサイル
    煙突からだってもちろん出せます。

参考になる艦:

  • SD(Scarlet Dawn) Singularity, LH(Lightning Hoods) Terawatt 他、SD・LH所属艦群

航空機向け

  • シンプルウェポン
    30mm Assault Cannon など。固定機銃や旋回銃座にどうぞ。
  • ミサイル
    対空ミサイルや対地・対艦ミサイルはもちろん、ロケットランチャーや誘導爆弾にも。
  • CRAM
    専用パーツ爆弾投下砲身で砲弾を爆弾として扱える。どでかい無誘導爆弾をブチ込みたいときに。

参考になる艦:

  • DWG The Flying Squirrel, SD Velocity, SS XF-04 Hake, etc...

潜水艦向け

  • ミサイル
    魚雷や機雷はやっぱりこれ。もちろん、そのまま空中に飛び上がるミサイルにしてもいい。
  • シンプルウェポン
    R型.50対空砲 など。備砲の再現もばっちり。
  • APS
    シュルクーフやX1を作りたくなったときに。実は水中でも撃てる上、水で減速しない砲弾も作れるので単純に有効。

参考になる艦:

  • SS Black Current(特大ミサイル搭載大型潜水艦)LH Anode 他、

スチームパンク風空中艦

  • PAC
    艦首砲は男のロマン。敵に船首を向けいざ発射。チャージしたエネルギーを敵に叩きつけろ!
  • CRAM
    大迫力の発射炎と重厚な見た目はCRAMならでは。スチームパンクの雰囲気に最適。
  • APS
    副砲や主砲に。CRAM同様、発射炎が雰囲気を飾る。

参考になる艦:

  • GT(Gray Talons) Warlord, GT Pike, 他GT飛行艦艇、