AARキャンペーン/スキィ・シエラ公国再上陸戦略/第三話

Last-modified: 2017-03-07 (火) 17:12:46

第三話「視程外戦闘」
次回予告

第三話「視程外戦闘」

これからの予定を基地で会議

さて、要塞の防御力もひとまず十分になったことだし、今度はこちらからの機動が可能なユニットを作るぞ。
本当に要塞の防御力は十分でしょうか？正直対艦はともかく対空火力は全く足りていないような……。
一理ある。
だが、お前も対空ミサイルを装備しているし、何より現状我々はこの海域と、隣の海域についてしか戦略索敵情報が得られていない。
まずは索敵範囲を拡大し、このまま防御力を高めるべきか、それとも打って出るべきかを考える必要があるという判断だ。
了解しました、そのような理由がおありでしたら異議はありません。
大変結構。では戦略索敵レーダーを搭載した航空偵察機の開発だ。可能であれば資源を少しでいいから積めるようにしてほしい。
資源ですか。高速資源回収機としてもご使用になるおつもりですね？
そうだ。お前がやるには資源の搭載量が多すぎるし、何より速度がないから近くに敵艦艇がいた場合捕捉されてしまう。
そういうわけだから、搭載量よりは高速性を重視してほしい。強行偵察にも使えるからな。
性能に関する要求は把握しました。これより開発作業に入ります。

できました。
相変わらず仕事が早いな。
機体名称「三式戦略偵察機」。巡航高度は384m、速力は36m/s。
レドームを搭載した小型の双発水上機で、13000単位の燃料により長時間の滞空が可能です。コストは約5000。
いい量産性だ。早速一機製造して要塞よりさらに東にある島の周りを偵察させろ。

偵察結果

で、どうだった？
はい、この島の反対側には、少量ではありますが資源が埋まっており、Deep Water Guardも採掘拠点を設置しているようです。
また、その北には飛行艦の建造工廠があり、何らかの飛行艦が建造完了間近であると予想されます。
その周辺には集落や防衛用の強力な沿岸砲台やミサイルランチャーも設置されているようです。
飛行艦か。我々と同じ技術を持っているとしたら厄介だな。
道中接敵はなかったか？
はい、いいえ提督。
戦略レーダーで海域防衛艦隊を発見したため、こちらの砲台の射程まで釣ってきて撃沈しました。
よし、それなら基地の建設にも支障はないな。頂上付近に攻撃拠点を建設するぞ。資源の輸送はお前が行え。設置する兵装の選択もお前に任せる。
了解しました。必要十分な兵装を選択し、基地を建造します。

前線基地建設

まず物資を揚陸して……。

できました。
ええ……これどうみてもただのミサイル発射台じゃねーか……。
はい。ひとまず採掘施設と防衛艦、そして砲台と集落を破壊するための基地でしたら、これで十分かと。
心もとないなぁ……。
大丈夫です、ほら。

この通り、山の下からこの基地に命中させるには曲射しなければならないので、高速弾は絶対に当たらないのです。
な、なるほど……。うちは海しかないから、こういう地形を利用した戦術というのはやはり機械にも劣るな。
今度研究してみよう。
ほどなくして採掘施設も撃破しました。このまま建造施設の破壊に移ります。
大丈夫か？今度はCRAMタイプで、曲射してくる可能性も十分にあるぞ？
大丈夫です、代わりに射程が短いので、こっちまで届きません。地形を利用した戦闘はこっちの方が詳しいんですから。
お、おう……じゃあ、戦闘開始。

普通に届いてるじゃねーか。
「」
全く、調子に乗ったと思ったらポンコツ化するんだから……ん、砲撃が止んだな。

どうやらWireless Transmitterが破損したようです。

Mainframeが生きているのでまだ崩壊はしていませんが、もう怖くはありませんね。この後は一方的にミサイルを撃ち込み続けて殲滅しました。
さすがに地味だな……まあ、損害がないのはいいことだ。
じゃあ、お前は資源地帯に前進して甲板に採掘機械を仮設、資源の採掘に移れ。
おっと、今積んである資源を集積地においていくのを忘れるなよ。
はい。これ以降このミサイル発射台の出番はありませんので、戦略レーダーに換装しておきますね。U-F01、発進。
帽振れー。