AARビークル作成/再現艦、作ってみない?(提案)

Last-modified: 2023-09-04 (月) 10:23:14

編集時v3.7.3
再現艦、というのは実際に存在する船をFtD上で建造した船のことである。

再現艦が思った以上に簡単に始められて、楽しいことが伝わるといいなとの思いでこのAARを書くことにしました。

要するに、君も再現艦作ろう!(唐突)
decorationsの追加のおかげで装飾にコストがかからなくなった今がお得だゾ~

簡単で役に立つ!再現艦を作る理由。

  • 要約
    • 再現艦を作ると船のちょっとした、だけど重要な様々な装備を知ることが出来る。→オリジナル艦のディテールアップに活かせる!
    • ネット上に3Dモデルがあるのでそれを見れば簡単。→デザインを考える必要がないので作業に没頭出来る!オススメはSketchfabにあるwowsのモデル。(なんか規約とか大丈夫なんかいなぁ、って思う人もいるかもしれないけど、wowsは特に問題視してないらしい。)

実をいうと再現艦は船を作り始めた人にこそ一番役に立つはずです。
 ここを強調しておきたい。
 私はFtDを始めた当初、船のことを知ってるつもりで知らなかったわけですが... 戦艦イベント「鉄紺を貫く紅緋の閃光」に出場した際に、周りのすごい作品をみて、圧倒され、「すげぇ、こんな船が作りてぇ!」となったのです。そこで手始めに実際にある船を参考にして作ればいろいろ学べるのでは?とオススメされたのが再現艦を始めたきっかけです。

 実際に再現艦を作ってみると船の普段見ない細かなことがわかってきます。これがやはり一番の利点だと思います。
船の船首は意外ととがってないとか、船首の錨は3つあることが多いとか、乗り降り用の階段が側面にかけてあったり、船首の支柱は様々な部品がついてたり...
再現艦を作った前後でだいぶ装飾レベルは上がった、というのは確信を持って言えます。
 デコレーションいじりは一度やり始めればなかなかに没頭できます。そして、何より完成したときの満足感もひとしおです。

 君も、再現艦、作ろう!(提案)

 

デコレーション再現艦を作るうえで以下の機能が前提となってくるのでご注意。
ミミック
デコレーション

 

簡略!再現艦の作り方!

①作りたい船を3Dモデルや写真を眺めながら決める。
②Wikipediaなどで検索をかけて全長、喫水長を調べる。
③船体を3Dモデルを見ながら基礎ブロックで作る。(ほかのAARとか見るといいかも。)船体の中身;AI、エンジン、武装等は大抵この時に作ってしまう。
④艦上構造物も普通のブロックで出来る限り作り、出来ないとこを後でmimicで肉付けする。
⑤マストを立てて、空中線もはる。
⑤小物を3Dモデルを見ながら作っていく。(情報量の調整。特に船体側面などは情報が艦橋に比べて減りやすいのでバランスよく盛っていきたい。)
⑥完成!いろいろな敵と戦わせたり、浮かべて嘗め回すように鑑賞して感慨にふけったり、達成感の余韻を楽しむ。

ホログラムで図面を投影し、それに沿って造形する方法も便利である。
これを知ってからは③の前に図面の入手と、プロジェクターの限界の問題からその図面の切り分けという工程も。

 

空中線のすゝめ

①8m absorbarをmimicで召喚。
②遠めに見て、位置、長さおよび傾きをホイールで大雑把に調整。見にくい場合はまだ細くしなくていい。
③まだ細くしていない場合は細くして、absorbarの根元のほうを見ながら数値を打ち込んで任意の位置に移す。この時角度は大雑把に調整するか、もしくは編集しなくてよい。
④今度はabsorbarの先端を見ながら角度を調整し、必要によっては長さを伸ばしつつ、つなげたい先につなげる。細い棒にくっつける場合は別の場所で重ねつつyaw,pitchを交互に操作して移動させると先端を見失わないだろう。そして最後に長さをきれいに合わせる。
⑤先端の細かい調整程度では根元はたいして動かないので基本的にこれで完成だが、もしも根元がずれているようであれば再び③→④と調整を行う。
⑥空中線の始点と終点がちゃんと思い通りの位置になっていることを確認したら完成!

ちなみに空中線だけに使える手法ではないが、一時的に目立つ色*1を使うことで調整しやすくなる。
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船体ミミック(デコレーション)に関する話

船体をミミック(デコレーション)で作ろう

船体ミミックとは船体の曲面をミミック(デコレーション)でより細かく作ること。
正直、艦上構造物周りをミミックで盛るに比べるとさらに大変な作業であるが、完成するとキモチイイ感じになる。個人的には多少デコレーションに慣れてからオススメしたい、労力のやけ食い贅沢な遊びである。

作り方の流れは人それぞれだろうが、私はたいてい

船体の大枠(甲板のヘリや、船首曲線から竜骨、底面のヘリといった感じ)

デコレーションなしで概形(既存のブロックで作れない、後でデコで埋めようと考えている個所はデコで使おうと考えているブロックで埋める)

デコレーションなしの概形の例。

デコレーションなしの概形の例。
大部分はすでにデコレーションを張っているが。
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デコレーションで埋めていく

という流れになる。

とにもかくにも、初めからなるべく難しい接続が発生しないように作ることがこの船体ミミックでは肝要である。こんなのミミックじゃ繋げられないよ......みたいな接続に四苦八苦して解を何とか導く前に、あらかじめそんな接続が現れないようにするほうが楽なのだ。
デコレーションなしで概形を作るのは、デコする前にやばい接続の存在に気づいて修正できるのを期待してのところも大きい。

船体デコレーションでは使う縮小率を予測せよ

これはテクニック的なものになるが、縮小率には気を使いたい。
曲面は連続的に接続するがために、デコで作られた傾斜にさらにまた別のデコで合わせて......といったようなことはよくある。
ここで、ある場所で頑張って接続して変な比率の傾斜を作ったが最後、これをまた別の傾斜につなげるのは地獄である。
そういった点でとにかくデコで使用する縮小率はなるべく0.5だとか0.25だとか、わかりやすいものにとどめたい。
こういった簡単な整数比に直せる縮小比による傾斜なら、基本ブロックの傾斜にも接続しやすい。未来の自分もニッコリである。

これに関係した話として、甲板のヘリの傾斜はなるだけ2m,4m,6m,8m,12m,16mなどの4の倍数的な長さを好んで使うとかがある。
船首周りはあとでオフセットなどを使って下に曲面を作ることが多いが、この時に例えば、6mなら3m offsetの横幅を1/2に潰して2つ重ねて6mオフセット、みたいに作ることがある。

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3m offsetをつぶして、6m offsetを作る

しかし、これが7mとかになると3m+4mで幅3/7とか面倒な調整が必要になる。
ちなみに全長も1/2にする場合とかになると6mや12mも面倒な長さである。4m offsetの全長を1/2にして、これを横幅1/3して3つ、というのも1/3ぐらいなら大した苦労ではないがやっぱり、0.5とかに比べれば面倒だ。

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全長も1/2にする。ここでは4m offsetを長さ方向に縮小し、長さ2m-幅0.5m-高さ1mで上は4mスロープの傾斜に合わせつつ、側面の傾斜を緩やかにしている。

ただ、船体の側面の傾きを統一できるなら、1:0.25なら4m offsetを、1:0.5なら2mオフセットを上下に伸ばして回転させて使うことで、傾斜が5mだろうが7mだろうが関係なく使える。

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5mに4m offsetをつかう

畢竟、どの方向にせよ、うまく0.5、0.25倍といった、キリのいい縮小を用意し、作れるかが本質である。

 

頻出!船体デコレーション例

・スロープトランジション+トライアングル
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方向は違えど、この形を埋める必要に迫られることがあるかもしれない。
基礎ブロックの形にはないが、組み合わせることで簡単に埋めることができる。(ただし、比率には注意)

埋め方

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トライアングルを置けば、あとはスロープトランジションを入れるだけ。

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できた。

なお、スロープトランジションの1m->2mといった辺の比率はブロックにあるだけしかない。
うえでも述べたように縮小率に注意して不可能な接続が生まれないように気を配っておきたい。
逆にブロック造形の時点で接続性を押さえておけば、このように簡単に接続することができる。

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この画像の部分も同じような方法で作られている。

・トライアングルでごり押し。
そうはいっても基礎ブロックの組み合わせではいかんともしがたい時、または縮小率の管理に失敗することがある。
そういう時はあきらめてトライアングルで埋めてしまおう。
ここではYaw方向に回転させたトライアングルで側面を埋めている。
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設定する値自体は幾何的に計算できるので、紙に書いて解けばなんとかなるだろう(投げやり)

 

ブロック一つに一つのパーツを

これは戦闘時の見栄えに関する話になるが、船体ミミックではなるべくでかい板を作って張らないようにすることが破壊される際の見栄え上非常に大事になってくる。
例えば、高さ3m長さ8mのoffsetを作ったとき、紐づけている基準のブロックが破壊されればこのでかい板が吹き飛び、基準ではないがそれに覆われたブロックが壊れれば、それが見えないために弾が当たったのに壊れてないように見えるのだ。若干ブンドドする際に残念に思ってしまうポイントになりかねない。
そのため、上下で共通化して一つにできるとしても、デコレーションは紐づけるブロック程度の大きさになるよう分割し、そのブロックにぴったり紐付けることが重要なのだ。

ただ、かなりデコレーションを消費する方法であることには間違いない。200m級の戦艦になってくると、まずデコレーションの上限に引っかかるだろう。
もちろんサブオブジェクトを使い抑える方法もあるが、上記の目的を踏まえれば船体デコレーションでサブオブジェクトを使うのは、船体そのものを分割しサブ化する以外無理だろう。
サブ化して、スピンブロックで傾ける方が楽な船首甲板はともかく、ここらへんは作るビークルの大きさを考えて、適宜判断してほしい。(無責任)

 

作ったやつ

新mimicが来たり、経験積んだりしてだんだん変わってるのが見えたり。

Tegetthoff-class battleship

スクショ

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Iron Duke

スクショ

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Tenryu

スクショ

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Algerie

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製作過程の記録写真

製作過程の記録写真
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I-58

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ギャラリー

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Vauquelin

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ギャラリー

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Richelieu

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Redoutable

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ギャラリー

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ワクショのリンク

人目をはばからず宣伝していくスタイル
こ↑こ↓
上にのせてるのはここにあるはず。

ワクショを探せばミミック造形勢によるたくさんの素晴らしい作品があるので気になった人はワクショを覗くといいぞぉ~これ。
嘗め回すように見るだけで、興奮してきてとても楽しいのでオススメ。

てなわけで、君も、再現艦作ろう!(直球)

 

関連wikiページリンク

色を塗る
デコレーション
ミミック

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*1 周りの部品の色とコントラストの強い色