迷彩の構造。
迷彩に必要なのは、一つのメインオブジェクトと一つのスピブロだけです。
(ただし、簡単なものならば)
概念は目新しいかもしれませんが、構造自体はスピブロ艦首に比べれば遥かに簡単ですので、まぁ気楽にどうぞ。
そんな訳で、こちら、とある実験場になります。
今回はここに、世界で最も純粋な国旗である日章旗を描いてみましょう。
タイトルは迷彩塗装なのになんで国旗を描くのかって? それは、基本が同じだからです。
国旗が描ければ船の側面に迷彩を施すことも十分に可能です。
(面倒さは段違いですがね……)
日章旗の枠を作ろう。
さて、現在、日章旗は縦横比が3対2、縦の長さの5分の3の大きさの日の丸を描いた旗が正式なものとして認められています。
個人的には日の丸が中心からずれているものの方が好きですが、今回は法令に従いましょう。
さてまずは、30*20の長方形を作ります。そしてその中央に、日の丸用に空間を開けておきます。
作り始めて気づきましたが、日章旗って縦横比が偶数なんですね。おかげで『中心』がありません。4つのブロックの交差点が中心になるので、少しばかり面倒ですが、まぁこのまま進めてしまいましょう。
Nキーは2回押すと偶数モードになるのですが、1000時間近くFTD遊んできた中で活用するのは初めてです。
日の丸を入れよう。
さて、日章旗に命を宿しましょう。
ここでスピブロが登場します。今回は竿の目立つ部分に置きますが、本来は艦内部やサブオブジェクトの中に隠すべきでしょうね。
スピブロからサブオブジェクトを伸ばしていく訳ですが、今回は、サブオブジェクトにメインオブジェクトを貫通させようと思います。
見やすくするために一部をガラスブロックにしますので、参考にしてみて下さい。
さて、赤のスチームパイプから日の丸を作っていきます。
そして、こうなりました。
……あまり綺麗な丸じゃありませんね。まぁ、30*20ではこれが限界と言う事で。
この時点で、全てのスロープブロックはそれぞれ、赤と白(ガラス)共にまったく同じ場所に位置し、重なり合っています。しかしテクスチャの都合上、綺麗に組み合わさって見えるのです。
そして、ガラスを木になおしてみました。
……うーん?
なんだか、日章旗と言うよりかは某レッドなアラートでソビエトがマーチなゲームに出てくる謎の極東の島国の国旗に似ている気もしますが、まぁ良いでしょう。
まとめ。
そんなこんなで、旗を描けるようになった事でしょう。
ちなみに今回の重要事項はこれです。
・サブオブジェクトにメインオブジェクトを貫通させる事ができます。
さて。直線、対角線、そして対角線を組み合わせる事で表現できる曲線。
この3つを組み合わせれば、どんな迷彩柄でも再現できる事でしょう!
某ずほだったり某Atagoのように!
流石にあれはこのお手軽日章旗とは比べ物にならない程に大変で地道な作業でしょうけれどもね。
ちなみにうちの娘もこの迷彩技術を使ってたり。
おまけ。
スピブロ艦首でのビークルちゃんに斜めの塗装を施してみました。
色合いが気持ち悪いだとか激しく見にくいとか言いたいことは多々あるでしょうが、やってる事は上記の国旗と同じです。
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