【おかしら】

Last-modified: 2024-08-07 (水) 18:10:36

概要

盗賊団や【海賊】がその頭領を呼ぶときの呼称。お頭。
ドラクエの長い歴史の中で盗賊団や海賊が登場することは度々あるが「おかしら」と呼ばれるキャラはDQ3に登場する【カンダタ】と、海賊の女頭目だけである。
DQ6の【ギンドロ組】は「大親分」、DQ7の【シャークアイ】は「シャークのだんな」、DQ8の【ゲルダ】は「ゲルダ様」などと別の呼称で呼ばれている。
ちなみに7に登場するのは【さんぞくのカシラ】。微妙に違う。
本項目では、主に海賊の女頭目について扱う。
その他の頭領格については、それぞれの項目を参照。

DQ3

【海賊の家】を拠点とする海賊たちを女だてらに束ねる親分である。
海賊の大親分の一人娘として生まれ、厳しく育てられたらしい。
本人曰く「おべっか使いは嫌い」とのこと。
彼女からの「女が海賊の頭をやってるのはおかしいか?」という質問には、敢えて「はい」と答えるのが正解。
【ルザミ】への行き方を教えてくれる。
 
ちなみに、なぜか【踊り子】のグラフィックであり【へんげのつえ】で魔物の姿に化けて話しかけると「あれーっ!」、【みずでっぽう】を撃てば「きゃっ よして!」などと宣う。威厳もクソもあったものではない。

リメイク版

グラフィックに独自のものが用意され、魔物が相手でもちゃんと勇ましいセリフを言うようになった。
一方【透明】状態で話しかけると「まさかっ!?」と慌てる。
「親父の遺志を継いで」と発言するため、父親は既に故人である模様。
 
また【タンス】【ルーズソックス】を隠し持っている。
意外と普通の女の子に憧れている部分もあるのかも知れない。
 
【バラモス】打倒前に話すと「バラモスを倒したらまた来るように」と言うようになり、バラモス撃破後に女勇者で会いに行くと酒を酌み交わす【海賊イベント】が発生し、選択肢次第で【おとこまさり】【セクシーギャル】に性格が変化する。
 
一方、男勇者で会いに行くと「自分が男だってことに胡坐をかいちゃいけないよ」と説いてくる。…それだけ。
女勇者と違って何の実利も無い。
リメイク版の男性は胡坐をかけるどころかむしろ肩身が狭いぐらいなのだが…。かなり露骨な扱いの差である。
男勇者でも何らかの報酬などが欲しかったところ。
もっとも女勇者との会話で「男に女が勝てないってことは絶対にないのさ」「力で負けたって勝つ手段は他にあるものさ」「あんたも女だてらに魔王を倒したってことだし」と執拗に主張するあたり、「女は男に劣っているのではないか」と意識して一番勝手にコンプレックスを抱いているのは彼女自身なのではないかと思えるのだが…。

ゲームブック版

中巻に「ミラン」という名前で登場する。
中巻開始後間もなく【だいおうイカ】との戦闘後に出会い、以降勇者たちは【ラーミア】入手まで彼女の海賊船で旅をする(つまり【ポルトガ王】から賜った船は中巻開始後早くもお払い箱となるわけである)。
 
また、中巻で【バハラタ】に行って【カンダタ】と会っていれば、下巻でミランがカンダタとコンビを組んで【メルキド】で勇者たちと再会。
勇者たちが【ゾーマ】を倒したあとは2人で【デルコンダル】という国を建国しに旅立っていく。

小説版

こちらでの名前は「オルシェ」。20代後半で男装の麗人。
海賊の3代目リーダーであり「おかしら」ではなく「頭領」と呼ばれている。
 
自分の元を訪れた勇者アレル達に【レッドオーブ】を与え、【サマンオサ】へ渡る方法などの情報を提供する。

知られざる伝説

彼女の一人称によるサイドストーリー「海賊レディ! 参上!!」が収録されている。