概要 
FC版DQ3以降の作品に登場するオブジェクト。箪笥。
何らかのアイテムが入っている事があり、やはり【壷】や【樽】と同じく物色の標的となる。
人様の家に無断で押し入ってタンスを漁る勇者達という構図は、度々ネタにされる。
ご存じDQの世界は魔物たちが闊歩する危険な世界であるため、意外と物騒な品が入っていることも多い。
なお、現在ではドラクエ主人公は民家のタンスや壷を漁り倒すことが有名になっているが、それができるようになったのはDQ4以降の話であり、DQ3以前はそこまで非常識ではなかったのは留意されたい。
ただし、ごく稀に王様や民間人所有の宝箱の中身を断りなくかっぱらうこともあったので五十歩百歩であるが。
勇者が物色するオブジェクトの中でタンスには長らく【トラップモンスター】が存在しなかったが、DQ10にてついにタンス型ミミックの【たんすミミック】系統が登場、したのだが普通のモンスターシンボルだったり、何故かタンスでなく宝箱に化けていたりしており、今のところすべてのタンスは安心安全に調べることができる。
DQ1・2(リメイク版) 
リメイクによって追加され、たね・木の実類などが入っていることもある。
サイズは1マス分で壁に重なって配置されている。
ガラケー版以降はサイズが大きくなった。
DQ3 
初登場。大きさは1マス分。
しかしFC版DQ3では【井戸】と同じくただのオブジェであり調べることはできない。
リメイク版 
DQ6と同じ仕様で、アイテムを得られるようになった。
【ジパング】限定で和箪笥も登場する。
また【すごろく場】のマスとしても登場。調べると一度だけアイテムを入手できる。
その時は通常のタンス同様引き出しは開いたままになるが、画面切り替えで再度閉まった状態に戻るため、「壷」のマス同様再挑戦時に物色済みかどうか判別できなくなる。
DQ4 
初めて【しらべる】で中身を入手できるようになった。大きさは前作同様1マス分。
タンスを調べるシステムが登場した本作では、これを "利用" した【ガーデンブルグ】城での罠イベントもあるが、このイベントでは実際にはタンスを調べる必要は無い。
リメイク版ではDQ7と同じ仕様。
DQ5 
タンスのグラフィックが縦長になったが、それ以外に目立った変更は無い。
キーアイテム【そらとぶくつ】と【フックつきロープ】はタンスの中にあるため、それらのタンスは調べることが必須である。
ゲーム開始時に船を降りようとすると【パパス】が、「タンスの中は調べたか?」と、わざわざ忠告してくれる。探索を怠るなという一種のチュートリアル的なものだろう。
リメイク版ではDQ7と同じ仕様。
DQ6 
従来の引き出し型のタンスに加えて、扉が観音開きのいわゆるワードローブ型のタンスも登場した。
また、タンスを調べた時「◯◯◯◯は タンスを調べた」のメッセージは出現せず、カチャッという音と共にタンスが開き、以降その部屋を出るまでタンスは開きっぱなしになる(リメイク版DQ3も同様)。
リメイク版DQ6ではDQ7と同じ仕様。
DQ7 
この作品以降、タンスは調べると開き、開けた後は閉める様になった。リメイク版DQ4~DQ6も同様。
キーアイテムは【やみの塔のカギ】がタンスの中にある他、PS版では【ふしぎな石版】が中に入っている事もある。
リメイク版では大きなサイズの豪華なタンスも登場する。
ちなみに【コスタール地方】の【大灯台】の1Fに存在するタンスを開けようとすると、非常に高い確率で【フリーズ】が発生するので要注意。
DQ8 
引き出し型のタンスがなくなり、観音開きのタイプのみとなった。
調べるとキャラが手でタンスを開閉する動作が見られる。
DQ9 
青い宝箱と同様に、中身はランダムに変わり、電源を切ると一度調べた後でもアイテムが再び手に入るようになった。
【ぬののふく】や【きぬのローブ】といった上半身防具が入っている事が比較的多い。
DQ10オンライン 
タンスに擬態化した【トラップモンスター】として【たんすミミック】が初登場。
名前そのまんまの【タンス】がNPCモンスターとして登場するほか、Ver.2.4からは仲間モンスターにもなる。
また、ハウジング用の家具として様々なタンスが登場。設置すると道具や装備を収納できる。
DQ11 
観音開き型のタンスと、引き出し型の小さなタンスがある。城や屋敷にあるタンスには装飾が施されている。
3DS版では一部のタンスの中身がランダムとなっており、時間経過で中身が復活する。
過ぎ去りし時を求めた後の【デルカダール城】では、グレイグの私室にあるタンスから手に入るもので、プレイヤーを大いに沸かせた。
また、衣類用のタンスではないが、異変後のデルカダール城では、階段が壊されて上の階へ行けないため、台所の食器棚を動かして隠し階段を見つけることになる。
DQM1、テリワン3D 
【ワルぼう】や【わたぼう】がタンスから現れたことがきっかけで物語が始まる。
DQMCH 
【キーファ】が【バーンズ王】から逃げるために自室のタンスに隠れる。そこで居眠り中に見た夢が物語の発端となる。
DQB 
「タンス」、【キャビネット】、【石のクローゼット】の3種がかざり家具として登場し、タンスの中身ではなくタンスそのものを回収できる。
DQB2 
前作に続いて登場。タンス、キャビネットなどはもちろん石のクローゼットが大きなクローゼットに名前が変わった他、【たなのタンス】、【たなのひきだし】など【たなづくりキット】と合わせたタンスが登場している。またDLCで【桐ダンス】が出ている。
このうち、キャビネットとたなのタンス、たなのひきだしはタンスとは別系統の収納アイテムとして扱われている。
本作では初期は服や鎧しか入れることが出来なかったが、アップデートにより【収納箱】と同じ性能になりありとあらゆるアイテムを入れる事が出来るようになっている。また収納箱のID番号とは別のものらしく収納箱を32個置いてもタンス類が収容箱の上限に触れたりはしない。
アイテムとしてのタンスは【オッカムル島】の【ビルダーパズル】から1つだけ入手できるが、レシピのほうは【ムーンブルク島】クリア後に【からっぽ島作業台】で【ビルダーハート】20ポイントを使って習得とかなり遅れることになる。
必要な素材は【木材】5個。