【バハラタ】

Last-modified: 2021-08-16 (月) 08:31:52

概要

DQ3に登場する町のひとつ。
また、アベル伝説に同名の男が登場する。

DQ3

【アッサラーム】から【ノルドの洞窟】を越えて南東にある町。
英語版での地名は全機種共通でBaharata。
 
ノルドの洞窟の開通後から訪問可能になる。
しかしアッサラームからの距離は結構あり、そのうえ【エンカウント】率の高い森や山を通らなくてはならず、厄介なモンスターの集団を何度もかいくぐらなくてはならない。
【デスジャッカル】【ハンターフライ】【マージマタンゴ】などドギツい色をしたモンスターも多く、目にもあまりよろしくない。
しかも大型の魔物はいないため、出現数も多くなる。4~5匹の集団と戦うことも多い。
しかし、このあたりから1戦闘での経験値が増え始める。ポルトガまでは1戦で100経験値が入ることはほぼ無かったが、ここからは4匹以上の魔物を倒せば100超えの経験値獲得が当たり前になってくる。冒険が中盤に入っていることを実感できるだろう。
北東には【ダーマ神殿】があり、そこ以降はさらに一気に獲得経験値が増えていく。
 
町の南には聖なる川が流れる。
「せいなるガンジスのながれは いのちの みなもとです。」なんていうセリフもあるので、おそらく川の名前は「ガンジス川」である。
ただ実際には町からすれば川は西に流れており、世界地図でも大体町の西にある川がガンジス川と一致するが、何故かこの町の中では南を流れている。
【くろこしょう】の名産地であり、【ポルトガ王】の依頼により勇者一行は胡椒を手に入れるためここを訪れる。
しかし、くろこしょうを取り扱っている唯一の店は、店主の孫娘【タニア】【カンダタ】一味に誘拐されたことにより開店休業状態となっており、【グプタ】が後を追って【バハラタ東の洞窟】へ向かっていく。
 
洞窟でカンダタを倒してタニアとグプタを救出すると、新たに店主となったグプタからくろこしょうをタダでもらえる。
これを【ポルトガ】に持ち帰ると晴れて【船】を入手できる。
なお、黒胡椒は香辛料なのでポルトガ王のようにそのまま食べてはいけない。
 
世界地図の場所や香辛料の産地という設定、町中を流れる聖なる川などからして、モデルはインドであろう。
日本ではインド共和国と呼ばれるが、現地での公用語であるヒンディー語では、自国を「バーラト・ガナラージャ」と呼び、そのつづりは『Bhārat』。その意味は『バラタ族』であるとのこと。
おまけにインドの歴史には『グプタ朝』なる王朝も存在する。そのグプタ朝の頃に成立したインドの叙事詩の名に到っては『マハーバーラタ』。もはやインドが元ネタということに疑いの余地は無いだろう。
ただし街中は他と同じ西洋風で、オリエンタルな要素は一切ない。
 
ちなみにFC版では、町の入口に最も近いお店の主人が黒胡椒のお店のことを「このすぐしたのみせ」と表現する。
本来ならこれは「南」等と表現するのが自然であって、「下」なのはプレイヤーから見た画面上での話だけである。
単に分かりやすさを優先したメタ表現なのか、セリフの監修ができていなかっただけなのかは不明。
無理矢理想像するとしたら、実はこの町は南側に行くに従って下り坂になっており(それならば南側に川が流れていることも説明がつきやすい)、坂の下にある店だから「この下の店」と言ったのか。
 
タニアとグブタを救出する前だと、昼夜ともに全く変化がない。つまり道具屋は夜でも営業して、カップルは夜も川浴びしているのだが、救出後は夜は普通に道具屋は閉店しており、川浴びのカップルは宿屋に泊っている。
つまり上述のガンジス川の台詞が聞けるのも救出後のみである。

リメイク版

先述の町の入口に近い店が【武器と防具の店】として営業するようになり、有用な【まほうのたて】が売られている。
また、台詞も修正され「すぐ南の店」と言うようになった。
【イシス】で入手した【ルビーのうでわ】などの宝を売却して人数分揃えておきたい。
 
「聖なる地」という設定を意識したのか、【教会】がステンドグラス付きの豪華な内装になっている。
また聖なる川を調べると勇者一行も水浴びをして身体を清めることができる。ただし特に意味はない。
 
船の入手後は住民のセリフが変化し、【宿屋】の客も別人に入れ替わる。
またグプタの店で再び胡椒が必要か問われはいと答えると何度でも黒胡椒をタダで貰えるようになった。アイテムコレクター以外には特に意味はないが。

小説版

仲間である【僧侶】モハレと【武闘家】カーンの出身地で、「聖都バハラタ」と呼ばれる。
だが、ゲームと違い船の入手後に訪れる。しかも食糧補給のために立ち寄るだけ。
その上カンダタは【シャンパーニの塔】で負けた時点で改心しており、人攫いイベントも無し。不遇である。

ゲームブック

小説版同様、仲間の僧侶ゼブルの生まれ故郷である。
黒コショウはあっさり手に入るが、ゼブルの昔馴染みの喫茶店ラピタの一人娘シータが薬草を摘みに行ったまま帰ってこなくて、という形で東の洞窟へ向かう。
ゲームの既プレイ者も楽しめるように、様々な改変がなされているゲームブックだが、この辺りは特に原作の展開を知っている人ほど驚く展開を盛り込んでいる(【カンダタ】参照)。
 
余談だが、下巻のあとがきで作者自身が触れるほどDQ3のゲームブックにはパロディネタがあちこちに散りばめられている(まだ関係者たちが遊び心に満ち、またそれを許すおおらかな20世紀というところか)。
ここはその中でも特にわかりやすい部類だろう。

ロトの紋章 ~紋章を継ぐ者達

【鷹の師団】がバハラタの骨董屋に売ろうとした。
だが、強盗に襲われて店を閉めていた。

アベル伝説

前述の通り人名。声優は鈴置洋孝。
海賊船の船長。義賊であり、悪人以外を襲わない。
 
16話から登場。【ドラン】の都のカジノでイカサマを見破ったところで【アベル】と初対面。その後アベルたちや王女【サーラ】を船に乗せて亡霊の島まで赴いた。
ドラン王国での一件を解決した後、【闇のバザール】までアベルたちを案内した。そこで出会った【ジャック】とは知り合いであり、【デイジィ】【はやぶさのけん】を奪い取ろうとする際にバハラタはジャックの弱点を教え、デイジィを花売り娘に変装させる。
 
闇のバザールで一旦アベルたちとは別れたが、32話の【コナンベリー】で再登場。
【死せる水】の影響で船出できなくなり、商売上がったりと酒に溺れていたところ、アベルたちと再会。アベルが4つの【オーブ】を揃えた後、【ラーミア】が眠る【レイアムランド】へと船を出す。
レイアムランドでの【ハーゴン】戦においては、大ダメージを負いながらなお戦うことをやめないアベルを評し、ハーゴンに怯えるフレア族の青年を奮い立たせた
「打ち倒す者は強い。だが倒されてなお起き上がるものはもっと強い。それが勇気というものだ」
というセリフは作中屈指の名言。
 
第二部のオープニングでもアベルたちとともに登場している場面がある。