【エンカウント】

Last-modified: 2025-11-06 (木) 21:53:21

概要

【モンスター】が出現して【戦闘】が発生する判定のこと。略して「エンカ」。
ドラゴンクエストシリーズの本編およびモンスターズシリーズでは現在、すべての作品で戦闘が専用のモードで行われるため、戦闘が発生すると戦闘モードに切り替わる演出が行われるとともに、BGMも戦闘の曲に切り替わる。
エンカウントの種類には以下がある。詳細は各項目にて。

この他にイベントでの固定エンカウントもある。DQMSLや星ドラ、剣神、ソードでは全ての戦闘が固定エンカウントになっている。
非シンボルエンカウントで出現する敵のパターンについては【エンカウントエリア】を参照。
 
FC版では、【階段】を上り下りした瞬間にエンカウントする事もあるほか、DQ2では【フィールド】に出た瞬間に発生する場合もある(DQ3やDQ4でもシンボルの無い施設から出た場合に発生する可能性がある)。
DQ5までは、【ダンジョン】の暗転部分で画面が切り替った瞬間にエンカウント率が一気に跳ね上がる。
 
ちなみに「エンカウント」とは和製英語であり、*encount などという英単語は存在しない。
英語で「encounter=遭遇」の意味があり、厳密にはエンカウンター(エンカウンタ)と言うのが正しい。
モンスターと遭遇する確率を表す「エンカウント率」という言葉もあるが、文字数が同じなら「エンカウンタ率」と呼ぶほうが良さそうな感じではある。
 
エンカウントに対して、戦闘モードを介さずシンボルそのものと直接フィールド上で戦うことを一般的に「シームレスバトル」と呼ぶ。トルネコシリーズのようなローグライク、ヒーローズやビルダーズなどのアクションゲームは概ねこの形式である。

エンカウント時の画面切り替え効果

作品によって移動画面から戦闘画面への切り替わり方が異なる。
一部作品を除き、戦闘BGMのイントロと画面切り替わりがシンクロしている。

DQ1

  • FC版:画面中央から螺旋状に戦闘ウィンドウが出現する。
  • SFC版・スマホ版:1回フラッシュし、画面中央から戦闘ウィンドウが広がる。フラッシュと同時に移動BGMが鳴り止み、ウィンドウ出現と同時に戦闘BGMが始まる。
  • GB版:やや長い独特の効果音が鳴り、それと同時に直線状の渦巻きが外側から中央へ形成され、画面が暗転した後に戦闘画面になって戦闘BGMが始まる。

DQ2

  • FC版:2回フラッシュし、中央から黒い四角形が広がる。BGMはフラッシュが終わってから切り替わる。
  • SFC版・スマホ版:1回フラッシュし、戦闘ウィンドウが縦方向に広がる(SFC版DQ5と同じ)。
  • GB版:DQ1と同じ。

DQ3

  • FC版:3回フラッシュし、風車が回るような形で黒い画面に切り替わる。BGMはフラッシュが終わってから切り替わる。
  • SFC版:フラッシュはせず、画面が左右に引き裂かれるように暗転する。切り替え時には「シューンシューン」という専用の効果音が鳴り、戦闘BGMは画面が完全に切り替わってから始まる。
  • GBC版:効果音はGB版『DQ1・2』と同様だが、画面の切り替わり方のパターンが複数存在する。
  • スマホ版:1回フラッシュし、戦闘ウィンドウが縦方向に広がる(SFC版DQ5と同じ)。
  • HD-2D版:フラッシュはせず、専用の効果音と共に黒い波のようなエフェクトが画面右から左へ高速で現れて暗転した後、同様の画面効果を逆再生するような形で戦闘画面に切り替わる。波の形は無数の正方形のような模様になっているパターンと、ギザギザの線の形になっているパターンの2種類がランダムで発生し、暗転中は右下にロード中であることを示す【本】のマークが表示される。戦闘BGMは戦闘画面への切り替わりが始まると同時に鳴り始める。

DQ4

  • FC版:FC版DQ3と似ているが、風車のような形が曲線になった。またフラッシュが始まると同時に戦闘BGMが始まる。
  • PS版:画面がゆっくり回転しながら中央部分にズームインする。演出が発生した瞬間から戦闘BGMに切り替わる。
  • DS版:上下画面同時に、画面が上から崩れ落ちるような形で暗転する。演出が発生した瞬間から戦闘BGMに切り替わる。
  • スマホ版:画面が上からモザイク状になって崩れ落ちるような形で暗転する。

DQ5

  • SFC版:1回フラッシュし、戦闘ウィンドウが縦方向に広がる。通常時はフラッシュと同時に移動BGMが鳴り止み、ウィンドウ出現と同時に戦闘BGMが始まるが、固定イベント戦闘の場合はメッセージウィンドウが左右に引き裂かれていく演出があり、それと同時に戦闘BGMが始まる。
  • PS2版:画面が粒状になって上下方向に引き裂かれる。演出が発生した瞬間から戦闘BGMに切り替わる。
  • DS版:DS版DQ4と同じ。
  • スマホ版:スマホ版DQ4と同じ。

DQ6

  • SFC版:中央から黒い四角形が回転しながら迫ってくる。切り替わり時には「ピロロロ…」という専用の効果音が流れ、切り替わりが完了してから戦闘BGMが始まる。前作までのようなフラッシュは削除された。
  • DS版:DS版DQ4と同じ。
  • スマホ版:スマホ版DQ4と同じ。

DQ7

  • PS版:画面が無数の三角形に分割されて飛び散るような形で暗転する。演出が発生した瞬間から戦闘BGMに切り替わる。
  • 3DS版:画面が半周ほどゆっくり回転しながら中央部分にズームインする。演出が発生した瞬間から戦闘BGMに切り替わる。

DQ8

  • PS2版:画面中央にズームインして戦闘画面に切り替わる。演出が発生した瞬間から戦闘BGMに切り替わる。【スカウトモンスター】の時のみ、ゆっくり回転しながらズームインする。
  • スマホ版:PS2版とほぼ同じだが、画面切り替えの際に画面が一旦真っ白になる。
  • 3DS版:画面が回転しながら中央部分にズームインする。演出が発生した時には風切り音のような専用のSE(ボスの場合はまた別の、物が壊れたようなSE)が鳴る。戦闘画面に切り替わってから初めて戦闘BGMに切り替わる。

DQ9

  • 画面が半周ほど高速で回転したのち暗転する。演出が発生した瞬間から戦闘BGMに切り替わる。

DQ10

  • オンライン:画面が水色に1回フラッシュした後、高速で回転しながらズームインして暗転する。フラッシュと同時に戦闘BGMが始まる。
  • オフライン:画面が水色に1回フラッシュした後、渦巻き状に溶けるような形で暗転する。演出が発生した瞬間から戦闘BGMに切り替わる。

DQ11

  • PS4版、DQ11S3Dモード:画面がゆっくりとズームインしながら暗転する。エフェクトが始まると同時に戦闘BGMが鳴り始める。
  • 3DS版3Dモード:画面に残像が掛かりながら回転し、その後ゆっくりと暗転する。エフェクトが始まると同時に戦闘BGMが鳴り始める。
  • 3DS版2Dモード:3回フラッシュ(白く光った後に一瞬だけ暗転する)した後、曲線状の粗いドットの風車が回るような形で暗転し、戦闘画面に切り替わる。フラッシュと同時に戦闘BGMが鳴り始める。
  • DQ11S2Dモード:3DS版と概ね同様だが、フラッシュの回数が4回になり、白く光った後に暗転しなくなっている。

DQM1

  • GB版:やや長い独特の効果音(GB版DQ1~3と同じもの)が鳴り、外側から中央に向かって黒い枠が迫ってくるような形で暗転した後に戦闘画面になって戦闘BGMが始まる。固定イベント戦闘の場合は通常戦闘とやや異なる効果音が鳴り、左右に引き裂かれるように暗転する。
  • PS版:独特の効果音(GB版のアレンジ)と共に画面右側から巻物のような戦闘ウィンドウが広がり、ウィンドウが左から右に波打ちながら戦闘背景が浮かび上がる。戦闘画面が完全に出現し終わってから戦闘BGMが始まる。

DQM2

  • GB版:DQM1と同様だが、左右に引き裂かれるエフェクトが通常戦闘でも発生するようになった。
  • PS版:PS版DQM1に同じ。

キャラバンハート

  • GB版DQM2に同じ。

ジョーカー1

  • モンスターの鳴き声を思わせるような甲高い効果音と共に、画面に残像が掛かりながらゆっくりと中央にズームインする。戦闘画面が完全に出現し終わってから戦闘BGMが始まる。

ジョーカー2・2プロ

  • ジョーカー1同様画面に残像が掛かりながらズームインするが、効果音が重厚なものに変更された。

テリワン3D、イルルカ、ジョーカー3・3プロ

  • 通常戦闘はジョーカー2・2プロに同じ。ボス戦では通常戦と異なる効果音が鳴り、画面が回転しながらズームインするようになった。

DQM3

  • 画面端に残像が掛かりながらゆっくりと中央にズームインした後に暗転し、戦闘画面に切り替わる。エフェクトが始まると同時に戦闘BGMが鳴り始める。

DQMSL

  • マップのあるクエスト:2回フラッシュした後、曲線状の粗いドットの風車が回るような形で暗転し、戦闘画面に切り替わる。
    ボス戦では画面が粗いドットで左右に引き裂かれるように暗転する。
    いずれの場合も、フラッシュが始まると同時に戦闘BGMが始まる。
  • マップのないクエスト:フラッシュはせず、画面が左右に引き裂かれるように暗転する(マップのあるクエストとは異なり、ドット調ではない)。切り替え時は無音で、戦闘BGMは画面が完全に切り替わってから始まる。

ソード

剣を抜く効果音と共に画面下部に現在装備している武器のイラストが左から右に流れ、それが通った後にステータス画面が現れる。演出が始まると同時に戦闘BGMが鳴り始める。
ボス戦では「VS ○○」というテロップが表示された後に上記の演出が始まり、画面が1回フラッシュした後にテロップがズームアップしながら徐々に透明化して消える。テロップの表示が始まると同時に戦闘BGMが鳴り始める。

星ドラ

画面が高速回転してズームインしながら暗転する。エフェクトが始まると同時に戦闘BGMが鳴り始める。