【復活の呪文】
Last-modified: 2018-10-31 (水) 21:35:52
概要 
ここで解説する復活の呪文とは【ザオリク】や【ザオラル】などのことではなく、唱えることで以前その呪文を聞いたときとほぼそのままの状態でゲームの世界に「復活」できる【呪文】の言葉。すなわち一般的なコンピュータゲーム用語で言うところの「パスワード」。
パスワードという呼び方は冷たいという理由により、ドラゴンクエストではこの「復活の呪文」という名称が採用された(『月刊LOGiN』1986年7月号)。
【冒険の書】が登場する以前のFC版およびMSX・MSX2版のDQ1・DQ2で採用されていたコンティニュー方式で、後述する一部の例外を除き他機種同士で共用も可能。
なお海外のNES版では最初から冒険の書を採用しており、復活の呪文は存在しない。
当時はバッテリーバックアップによるROMカートリッジ内へのデータ保存や、メモリーカードのような外部記憶メディアなどはまだ存在せず(ファミコンディスクシステムならばディスク上にセーブできたが、エニックスをはじめ参入しないメーカーも多かった)、プレイヤー(【主人公】)の【名前】、【経験値】、【ゴールド】、【アイテム】、ストーリー上で必要な【フラグ】などといった情報は、ある一定の法則に従って数値化し、さらにそれを文字に変換するという手順でパスワード化して記録していた。
この文字列をできるだけ短くするために、DQ1・DQ2とも復活の呪文には必要最低限の情報しか格納されていない。
例えば、経験値から【レベル】、さらにそれ(DQ1ではさらに名前)から各ステータスを算出することで、「レベル」や各ステータスの情報を省略している。
【宝箱】の取得フラグも省略しているため、FC版のDQ1・DQ2では建物や【ダンジョン】などに置かれた宝箱を何度でも取ることができる。
【ファミコン神拳 奥義大全書 復刻の巻】に収録された【堀井雄二】のインタビュー記事によると、
(DQ3は)セーブができることで、主人公にいろいろなデータを持たせられるようになった。
パーティプレイでは、自分の仲間を入れ替えできて、しかも転職までできるという…。
こんなことを “ふっかつのじゅもん” でやろうと思ったら、いったい何百文字必要なんだっていう感じです(笑)。
とある。
ちょうどこの頃、カセットに内蔵されている電池を使ってセーブを行う「バッテリーバックアップシステム」の登場で大量の情報を格納できるようになり、ストーリーやシステムをより充実させることができるようになったのだが……DQ3発表当時の記述によると、同作を復活の呪文にすると800文字もの長さに及ぶとのこと。
もしDQ3があのボリュームそのままで復活の呪文を採用という暴挙に出ていたら、ゲームを終わりたいときには原稿用紙丸々2枚分という小中学生の作文並みに長い文字列を延々書き留め、再開時にはそれをいちいち入力するという拷問のような作業を強いられるところだったのだ。
バッテリーバックアップも今でこそ遠い過去の旧技術だが、書き留め→入力という煩わしさや「じゅもんが ちがいます」から解放してくれる画期的新システムであった。
復活の呪文の使い方 
ゲームを終えるときは【王様】などからこの復活の呪文を聞き、それをメモする必要がある。
そのためFC版DQ1やDQ2世代のプレイヤーはよく復活の呪文をメモするための専用のノートを用意しており、訳のわからない「呪文」がビッシリという事もザラだったようだ。
復活の呪文を入力するときは、タイトル画面で「CONTINUE」を選ぶ(わかりやすい表現がドラクエの特徴のひとつなのだが、このように当時は他のビデオゲームと同じように、メニューに横文字が使われていた)。
すると、名前を入力するときのように画面に五十音の文字盤が表示されるので、メモしておいた復活の呪文を力する。
当時のプレイヤーであればこの説明を読んだだけで、脳内BGMとして【街の人々】や【Love Song 探して】がPSG3音で流れてきたはずだ。
そして入力した復活の呪文が正しければ、レベルやゴールド、持ち物などが以前と何一つ変わらない状態で勇者が復活し、続きを遊ぶことができる。
特に王様が【勇者】の名前を覚えているのは当時非常に画期的で、わざわざ【取扱説明書】に書かれるほどのことであった。
ただし、通常の復活の呪文は無意味なひらがな文字の羅列であるうえ、当時のテレビの画質はあまり良くなかったため、「ぬ」と「め」、「わ」と「ね」などの似ている文字、また濁点や半濁点などを書き間違うことも多かった。
復活の呪文が違うと【じゅもんが ちがいます】というメッセージが表示されゲームを再開できず、それまでの数時間から数十時間におよぶプレイを水泡に帰してしまう場合もあった。
先述したとおり、復活の呪文には必要最低限の情報しか格納されておらず、現在の【HP】や【MP】、また【毒】の有無といった情報も記録されないため、【宿屋】の代わりにもなる。
DQ2の場合は【教会】に行かずに仲間を生き返らせることも可能だが、この場合は仲間の分の蘇生代金をあらかじめ引かれた状態での再開となってしまう。
ただしゴールドがマイナスになることはないので、特に序盤で蘇生代金が所持金を上回っている場合であればちょっとした金策として利用できる。
DQ1 
長さは20文字の固定で、フォーマットは
□□□□□ □□□□□□□
□□□□□ □□□
のように「5文字・7文字・5文字・3文字」の区切り。
基本的に復活の呪文はラダトームの城で【ラルス16世】から聞く事になる。
DQ1では名前によって決まる成長パターンのどれかに従って固定のステータスの伸び方をするため、各種パラメータは復活の呪文の内部には格納されていない。名前とレベルが分かれば再計算できるからだ。
竜王の城でも【りゅうおう】の取引に応じた直後に聞くことができる。が、こちらは勇者の現在のデータは破棄され、経験値もゴールドもゼロで、【道具】も装備も何一つ持っていない状態に変えられてしまう。
なお『月刊LOGiN』1986年7月号の堀井雄二のコラムによると、「最後の3文字を詠み人の名前と考え、"復活の俳句" という名称にしよう」という案も出て、スタッフ一同爆笑したエピソードもあるという。
雑誌で紹介された「復活の呪文」には、実在の俳句(+三文字)を使ったものもある。
それがこれ↓
ふるいけや かわずとびこむ
みずのおと ばしや
なんだかツールで作った語呂合わせのような感じもするが、偶然プログラムが有効だと認識したから成立した一句。
入力すると当然復活でき、ステータスは以下。
名前:4ひえた LV.10
装備:こんぼう、くさりかたびら
主要所持アイテム:ぎんのたてごと、たいようのいし、のろいのベルト、ようせいのふえ×2
ようせいのふえが2つあったり、本来名前には使えない数字が入っていたりと少々カオスだが成文型の呪文にはよくあることである。
格納されているフラグ 
これらは基本的に一方通行のフラグであり、竜王から貰った復活の呪文を使いでもしない限り、フラグが解除されることは無い。
唯一の例外は戦士の指輪で、売ろうが捨てようがフラグが解除されないのは竜の鱗や死の首飾りと同様なのだが、別途解除する方法が用意されている(詳細はそちらを参照)。
なお戦士の指輪のフラグ状態は、使った際の表示が「はめた」のか「はめなおした」のかで確認できる。
DQ2 
長さは18文字から52文字までの可変。
当初の試算ではキャラクターデータだけで56文字になってしまうと思われていたが、【中村光一】によるプログラムの工夫によって上記の文字数に抑えることができた(『ファミコン通信』1987年8号)。
【パーティ】がゲームを進めるごとに増えていくのと同様に、復活の呪文の長さも人数が増えるごとに長くなる方式にされた。
所持品が多いほど長くなるので【やくそう】や【キメラのつばさ】など、どこでもすぐ買えるようなモノは処分してから聞いたほうが短くて済む。
フォーマットは
□□□ □□□ □□□□
□□□ □□□ □□□□
□□□ □□□ □□□□
□□□ □□□ □□□□
□□□ □□□ □□□□ □□
と、一行の区切りは「3文字・3文字・4文字」で、52文字フルの長さの場合は最後だけ2文字。
今作では復活の呪文の文字から「だ」行が削除され、代わりに半濁点(「ぱ」行)が登場したが、当時のテレビの画質では読みにくかったため、これが書き間違いが増えた大きな要因だと思われる。
文字を多く入力しすぎたときのために「けずる」というコマンドが追加され、パソコンのキーボードの「Delete」キーのように、カーソルの位置よりも先にある文字を削除することができるようになった。
DQ2では【ローレシア】【サマルトリア】【ラダトーム】【デルコンダル】の城の他にも、【ムーンペタ】【ベラヌール】の町、そして【ロンダルキアのほこら】の合計7箇所で聞くことができる。
【ふっかつのたま】を持っていればどこでも復活の呪文を聞くことができるが、現在地の情報は上記の7箇所のいずれかしか記録されないため、このアイテムで復活の呪文を発行した場合、レベルや持ち物などの情報はその時点のものになる。ただし現在地だけは「王様などから最後に復活の呪文を聞いた場所」に戻される。
【サマルトリアの王子】と【ムーンブルクの王女】の名前は【ローレシアの王子】の名前をもとに決定され、また各種パラメータは固定であるため、いずれのデータも復活の呪文の内部には格納されていない。
MSX・MSX2版限定アイテムの【あぶないみずぎ】を所持している復活の呪文はFC版では使えなくなるため、複数の機種でDQ2をプレイしている場合は注意しておこう。
格納されているフラグ 
DQ1・2・3(Wii版) 
シリーズ25周年を迎えた2011年9月に発売された【ロトシリーズ】三部作の復刻版【ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III】では、FC版の復活の呪文もそのまま使える。
自分が最強レベルまで育てたキャラの復活の呪文を暗記しているリアルタイム世代のプレイヤーは、昔を懐かしみながら試してみたことだろう。
これは保存の永久性ではどんなセーブ方式もかなわない、まさに “人間冒険の書” という表現がピッタリだ。
発売当時のCMでは昔復活の呪文を書き留めたノートを見つけて大喜びする人や実際に使うシーンも登場していた。
呪文の書き取りに苦労した当時とは違い、この25年の間に普及したデジタルカメラやカメラ付き携帯電話・スマホなどで復活の呪文を撮影すれば、カメラのピントを間違えない限り簡単に完全な状態の復活の呪文が手に入るようになった。なんと、取扱説明書にも「写真を撮るなどして記録すれば安心だ。」と書かれているほどである。
時代は変わったと実感せざるを得ないが、これならば書き間違いによるデータ消失を防げる。便利な世の中になったものよのう。
もっとも、当時でもビデオデッキはあったのでゲーム画面をビデオで録画すればそれほど苦労はしなかった。
が、そのビデオデッキはチューナーで数万円、一般的な機器も相場は十数万円程度とかなり高価だった時代で、今ほどは普及していなかったのだ(ちなみにVHS=ビデオソフト自体も高く、数万円台がザラだった)。
DQ10 
DQ11とのコラボイベント
で出張している【クルッチ】に話しかけると、DQ11のふっかつのじゅもんの入力が出来、アイテムを獲得することができた(2017年7月29日~11月15日)。
DQ11 
システムとして復活。
発売前年のDQ30周年カウントダウン特番で発表され、注目された。表記は「ふっかつのじゅもん」。
フォーマットはDQ2と同じで、入力画面も当時のものを再現している。
主に、以下の3つに使われる。
- DQ11のセーブポイントで発行される呪文を別のハードで入力して、同じ名前と進行状況から再開する
- オリジナル版DQ1・DQ2の呪文やDQ11内で確認出来る呪文を入力して少し強い状態から始める
- 他のDQ作品をDLする(既にサービス終了)
日本語のひらがなを使用しているため、当然海外版(中国語版を除く)には対応していない。
これに伴ってふっかつのじゅもんでしか入手出来ない限定アイテムはゲーム内で普通に貰える仕様に変更。【おうじょのあい】【しのくびかざり】【ふくびきけん】の項目参照。
名前と進行状況を引き継ぐ 
DQ11内で生成されるふっかつのじゅもんを他のハードで入力すると、その時のデータをだいたい再現できる。長さは17文字。
だが、通常プレイで聞けるふっかつのじゅもんで引き継がれるのはシナリオの進行度のみで、それ以外は全て用意されたものに置き換わる、という不完全なもの。
キャラのレベルや所持アイテムは進行度に合わせて固定、各種図鑑や【クエスト】は全く埋まっていない状態からとなる。
しかも進行度は世界に異変が起きた直後までしか引き継げずこれはDQ11の不満要素としてよく挙げられる。
ただし、当初と比べてデータ量が膨大になっていることと、PS4版・3DS版それぞれに独自要素があることから、引き継げるのがシナリオ進行のみなのは致し方ない事であろう。
少し強い状態から始める 
DQ1・DQ2で生成されるふっかつのじゅもんを入力すると、特別なアイテムを持った状態で開始できるという往年のファンを感動させる仕様となっている(持ってない場合もある)。
3DS版では【冒険の書の世界】のクエスト【いにしえの呪文】クリア時に特別な復活の呪文を教えてもらえる。
DQ1・DQ2で生成されるふっかつのじゅもんはあるじゅもんを除き、レベルは最低2~最大10、所持金は10分の1で固定されている。名前は当時のまま(例外あり)。
また、特別なアイテム以外の所持品も元のデータの所持品そのままではなく(【おおかなづち】のように存在しない物が多いため)DQ11内のアイテムに合わせて変更される。
運が良いと【ゾンビキラー】等のように長い間使える物を持っているが、運が悪いと【どうのつるぎ】等を大量に持って始まることになる為、長年大事にしていた呪文がハズレだった時には目も当てられない。
シナリオもオープニングムービー(スキップ不可)から始まるため、後者だと3分以上をムダにすることになる。
メニュー画面の「ふっかつのじゅもん」の項目から当時のふっかつのじゅもんを入力する訳だが、これを選んでも
教会で聞くことができる
『ふっかつのじゅもん』を 入力すると
だいたい同じ所から 冒険を始められます。
と、DQ1・DQ2との連動に全く触れてくれないため、どこに当時のふっかつのじゅもんを入力すればいいのか分からなかったプレイヤーも少なくないはず。
DQ1・DQ2側の主人公の名前がNGワードであった場合は、「*」で埋められてしまう。
また、「DQ11でのキャラ名をひらがなで書いたもの」は受け付けてくれるため、「ろう」や「ろと」など、偶然DQ11のキャラ名と当時の主人公名が被ってしまった人も安心してDQ11の世界を冒険出来る。
DQ11側では濁点や半濁点、上述の「*」を自由に使うことが出来ないので、「゜へ゜」のような自由に(半)濁点が使えることを利用した名前や「*」で埋められた名前でDQ11を遊びたい場合は、オリジナル版のDQ1・DQ2やWiiのDQ1・2・3を経由する必要がある。
しかし、これらの商品はDQ11発売の時点で既に生産を終了しているため、今から手に入れるには中古屋等で探すしか方法がないが、DQ1に関しては「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン」に収録されているものでも可能。
他のDQ作品をDLする 
真EDのスタッフロールの動画内に表示されるふっかつのじゅもん
ほりい とりや ますぎや
まどら くえす とぺぺぺ
を入力すると、各機種の『ドラゴンクエスト(無料版)』を無料でダウンロードできた(2018年1月28日をもって終了)。
PS4版では
あすと るてい あへたび
だとう
(アストルティア
へ旅立とう)
と入力することで、DQ10の体験版を先行ダウンロードできた。
剣神 
本編とは異なり、あらかじめプログラミングされた特定の文字列を入力する形式。
「パフパフムスメ」「マジンノイカリ」「ブキヤユキノフ」「ギガッシュ」「メタルオウ」「モモタンホンキ」「ヤミノコロモ」の各種がある。
DQMB2L 
最終章「勇者たちの挑戦」のプレイヤーの強さ確認画面で確認でき、これをWiiのバトルロードビクトリーで入力すると戦いの成果によって特別な【おしゃれ着】や【称号】を貰える。
ただし、あくまでWii版の特典を貰うためのシステムで、レベルや経験値を引き継ぐことができず、DQMB2Lの冒険の書の名前とビクトリーの冒険の書の名前が違ったり、冒険の書のデータが書き込まれた日の翌日の24時を過ぎていたりすると入力は無効となる。
DQR 
派生で「デッキの呪文」というものがある。
ネット等で公開されている優秀デッキをコピペするもの。
その後 
FC版DQ1・DQ2の発売から長い時を経て復活の呪文の仕組みが解析されたことで、【復活の呪文作成プログラム】を使って【成文型復活の呪文】を作るという、当時には無かった遊びが生まれた。
特にDQ1の復活の呪文は先述したとおり文字の区切りが五・七・五の韻律であるため、俳句や川柳のような完成度の高い作品も数多く存在する。
またDQ2で有名な【ゆうていみやおうきむこう…】も意図的に仕込んだものではなく、偶然の産物である。
この語呂合わせ復活の呪文の捏造は言葉のパズルを解くようなおもしろさがあり、黎明期のドラクエならではの楽しみ方といえるだろう。
他作品での登場、パロディなど 
ファイナルファンタジー12 
言わずと知れた【スクウェア・エニックス】開発のRPGシリーズの一つ。
ロトの剣のパロディアイテムである「トロの剣」
の説明文にDQ1の復活の呪文が書かれており、これをDQ1で実際に入力するとFF12の主人公の名前(カタカナや小さな「ぁ」が入力出来ないので「ヴァン」ではなく「う゛あん」だが)で再開できるというお遊びが入れられている。
なお、DQ11でこれを使用すると、【ビッグブレードII】、【ホワイトシールド】、【青銅の鎧】、【風のイヤリング】、【光のイヤリング】が手に入る。レベルは2。
みんなでまもって騎士 姫のトキメキらぷそでぃ 
エインシャント開発のアクションゲーム。
高難度モードのエンディングムービーにて、「わたしの おもいを じゅもんにするわ」という歌詞と共に、背景に
きけば おちぬ ひぜあき したと ねふい おしつぢ
という復活の呪文風の文字列が流れる演出がある。これは実際にDQ1にて入力とゲームの再開が可能。
クイズマジックアカデミー 
コナミ開発のクイズゲーム。
次のような問題が出題されている。
FCゲーム『ドラゴンクエスト』第1作でゲームを中断する時に書き留める
「復活の呪文」は全部で何文字? 数字で答えなさい
次のうち、FCゲーム『ドラゴンクエスト』で復活の呪文が聞ける場所を1つ選びなさい
- 解答 ラダトームの城・竜王の城
- ダミー選択肢 ドムドーラの町・城塞都市メルキド・マイラの村・リムルダールの町
ゲームセンターCX 
CSフジテレビで放送されているゲームバラエティ番組。
【エンディング】に王様がつぶやいた呪文を公式ホームページ上で入力すると、サイン入りゲームソフトと名刺プレゼントの抽選に応募できる。
第1シーズンの呪文は意味のない文字の羅列だったが、第8回の【チュンソフト】の回からは呪文に意味を持たせている。
日常(アニメ) 
水上麻衣(みなかみ まい)という女子高生が、友人2人とジャンケン遊び「グリコ」をしながら階段を上っていて、チョキで勝ったときに、
「ち・よ・た・に・け・ら・は・と・ほ・ら・す・て・の・は・て・き・ら・と・な・り・は・し・て・と」
と言いながら階段を一気に上りきったあと、静かに「復活の………呪文。」と言い放った。
しかし後に間違った呪文であることが判明するため、彼女も復活の呪文の被害者と言えるだろう。
なお、全部で24文字あるためDQ2の復活の呪文だと思われるが、これをDQ2で実際に入力してみてもゲームは再開できない。
ただ多少改変した呪文なら復活できるらしい。
この素晴らしい世界に祝福を!(アニメ二期) 
第1話冒頭に登場し、『かずまはゆこのすばむいちだつたゆのだよむ』と入力するも間違っていたらしく【じゅもんが ちがいます】と表示される。
さらにこの後「ぼうけんのしょはきえてしまいました」と表示されるというオチまで用意された。
なおこのオチの二段構えはそれぞれパスワード間違い及びセーブデータ消滅というドラクエユーザー2大トラウマを融合させた形になっている。
銀魂 (漫画・アニメ) 
銀魂自体ドラクエのパロディが数多く、各話リストの中にも「【ベギラマ】な夏」とサブタイトルが題される程多い。
その中で長編「芙蓉篇」、おなじく長編の「たまクエスト篇」、一話完結の「人はしらないうちに借りパクという罪を犯している」に復活の呪文が登場している。
特に「たまクエスト篇」は全編に渡ってドラクエ色の強いパロディで、復活の呪文を入力する場面も再現されている。
復活の呪文入力画面は一番上の表記が「ふっかつのじゅもんを いれやがれ」と微妙に変えられている他、ゲーム音源の【Love Song 探して】という凝り様。
「かぐら しんぱち ぎんとき あまち ひであき ほりいゆ うじぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺ…」と入力する場面が流れた。ちなみに途中から区切りが変わっているので復活の呪文としては成り立っていない。実際DQ2で入力しても当然再開は出来ないが、銀魂本編では入力し終わると…。
ちなみに本編のラストには【序曲】が流れていたが、DVD化された際には音源が差し替えられてしまった。
序曲を作曲したのは誰あろうすぎやんだが、彼はJASRAC評議委員でもあるので権利関係にはかなりシビア。恐らくそういうことなのだろう。
復活の呪文にまつわる有名人のエピソードなど 
堀井雄二 
(ラジオ番組『漫学~Nちゃんねる(仮)~スペシャル!!』より)
「当時ね、この『パスワード』っていうのがどうしても冷たいような気がしたので、『復活の呪文』って名前にして、五七五の俳句っぽくしたんですよね。
1はね、まだ短くてよかったんですけど、これが2になるとすごく長くなってしまって、いろんな悲劇が生まれたんですけどね(笑)
なんかね『じゅもんが ちがいます』っていうとサッと血が引いたとかね。」
すぎやまこういち 
(雑誌「WiLL」増刊号『すぎやまこういちワンダーランド』~二人で話そう! vs 中村光一 より)
すぎやま (中略)「I」は復活の呪文が二十文字だったから書き写してたけれど、「II」は文字数が増えましたよね。
中村 五十二文字ですね。
すぎやま これで書き間違えちゃかなわん、と思って当時、大金をはたいてテレビ画面のプリントアウトができる機械を買いました(笑)。それをノートに貼って保存しているから、まだ使えますよ。
(後略)
編者註 
ここですぎやまが述べた「テレビ画面のプリントアウトができる機械」は当時「ビデオプリンター」と呼ばれており、1991年2月発行の『スーパーマリオワールドのすべて』(JICC出版局)によると、ソニー製の「カラービデオプリンターDPE CVP-G500」という機種で標準価格は165,000円とのこと。
要するにサラリーマンの給料一月分と同程度のお値段。
田尻智 
(『HIPPON SUPER! ドラゴンクエストI・II発売記念特集 一億人のドラゴンクエスト』より)
「復活の呪文は、正に呪文を唱えてるような不思議な感覚」
(中略)
また、復活の呪文も、初期ドラクエの忘れがたい思い出である。
日本語でありながら日本語でない言葉の連なり。
パスワードだけが、遠大なゲーム世界を維持させられるなんて、ハイテックなような原始的なような…
まあ、今の僕は、バッテリーバックアップの利便さを味わってしまった以上、もうあの文字の羅列を書き留める気にはなれない。
しかし、当時のあの行為には、ゲームの世界を記述するという充実感と、正に呪文を唱えてるような不思議な感覚と楽しみがあったと、懐かしく感じるのだ。
(後略)
淡路恵子 
(ラジオ番組『爆笑問題の日曜サンデー』より)
「もう、昔のはね、あの『復活の呪文』っていうのが大変だったの。
大学ノートを広げてね、『ぱ』だとか『び』だとか『ぺ』だとか『ふ』だとか書いていくわけよ。
ところがね、急いで書いて、次にそこへ戻ろうと思ってそれを入れようと思うと、『ぱ』だったか『ば』だったか、『ぷ』だか『ぶ』だか、もうそれでそこへ帰れなくなるとかね、昔はそんなでしたよ。
でもそれが楽しくて、攻略本も何にもないのに、全部それで制覇してったんですからね。」