【リレミト】

Last-modified: 2024-01-16 (火) 18:35:05

概要

シリーズ皆勤。
【ダンジョン】内部から一瞬にして脱出する【呪文】。もちろん移動中専用。
英語版での呪文名は、DRAGON WARRIORではOutside、DRAGON QUESTではEvac。
 
リレミトが有効で【ルーラ】が無効の場所はよくある。
リレミトで移動した後はルーラが有効の場合が多いので、リレミトの直後にルーラを使うこともあるだろう。
空が見える塔など場所によっては直接ルーラで脱出できるダンジョンもある。
ダンジョンではリレミトを使えるだけのMPを残しておきたい。
ただし、ルーラと同じく不思議な力で出られないこともある。
また初期の作品を除き、出入口が2つ以上あるダンジョンで使用すると、自分が入ってきた側の出入口へ戻されることを忘れずに。
消費MPは作品によって幅が広く、多いときは8、少ないときは0とかなりの差がある。ルーラ共々、近年の作品ではリメイク含め0~1にされていることが多い。
 
一貫して「瞬間移動ではなく高速飛行である」とされるルーラと違い、使用時の演出がまちまち。
FC版DQ4・SFC版DQ5ではルーラと同じように上に向かって飛んで行くアクションが入るので、普通に飛んで行く(そして天井を呪文の力ですり抜ける)呪文のように見える。
DQ8・DQ9などではその場で消える瞬間移動のような描写になり、DQ10ではリレミトゲートという紫色をした光の球体を作り出し、調べた者が地上へ脱出する。
その他の作品では画面が暗転して【ザッザッザッザッ】のSEが入るだけ等、描写自体が無いことが多い。
 
ダンジョンからの緊急脱出という重要な呪文でありながら、ルーラとは違って、ナンバリング作品で長らくこれの効果の道具が登場しなかった。
そのため、最序盤のダンジョン(特に洞窟)は基本的に歩いて脱出する必要があり、帰るための余力を計算に入れないといけない。
この呪文および同様の効果の道具がないために、全滅の危機に陥ることはしばしば見られる。
DQ9においてようやく、これの効果がある【おもいでのすず】が登場した(なお、初出はDQM2)。
なお、ダンジョン攻略中に移動中呪文を選択する際、うっかり操作ミスでこれを選ぶと確認もなく容赦なく外に飛ばされる罠がある。
特にカーソル記憶機能の搭載されたDQ6などは、リレミトにカーソルが合わさっている場合も多く、うっかりミスが起きやすい。
 
「緊急脱出の呪文」という特異な性質故に、小説版や漫画版でも意外とここぞというタイミングで出番がある。普段はあまり目立たないが、緊迫感を演出するには「ギリギリで間に合うリレミト」というのはちょうどいい小道具なのだろう。
 
わざと【全滅】して拠点に戻るテクニックは、大抵の場合「デスルーラ」と呼ばれ、ダンジョン深層部でこれをやっても「デスリレミト」とはあまり呼ばれない。恐らく語感とイメージの問題なのだろう。

初代から存在する歴史ある呪文であり、他と同じく明確な由来は語られていない。
使えるカタカナの中から語感の良い組み合わせを選んだというのが真相だろう。
ちなみにFC版時代は「り」は平仮名である。

DQ1

消費MPは6。
Lv12で習得。【ガライの墓】に潜るまでには覚えておきたい。
【沼地の洞窟】はシリーズ初の2つの出入り口のあるダンジョンだが、リレミトの脱出先は北側の出入り口だけ。
 
レベル刻みの細かいガラケー版では習得がLv15になっていた。

DQ2

消費MPは6。
【サマルトリアの王子】がLv12、【ムーンブルクの王女】がLv17で習得する。
【風の塔】の時点では覚えていない場合が多いが、【竜王の城】【大灯台】に到達するまでには覚えるだろう。
その次のダンジョンである【満月の塔】か、遅くとも【海底の洞窟】攻略までには王女も覚えておきたい。
使用者は弱めで足を引っ張ることも多いが、2人のうち1人がやられてももう1人が生きていれば脱出可能ということでもある。
ただし王女はルーラを使えないので、できればキメラの翼も用意しておきたい。
 
相変わらず出入り口が2つあるダンジョンで片方の出入り口に出る仕様は同じ。
この仕様を利用して、【ロンダルキアのほこら】で再開してロンダルキア側から【ロンダルキアへの洞窟】に入ってリレミトで脱出すると、ふもとの入口で邪神の像を使う前の岩山にめりこんだ状態になるので、一歩出てから振り向けば仲間と会話できる(仲間になったときの台詞をまた聞ける)という裏技もある。
 
ガラケー版ではサマルトリアの王子の習得がLv16に、スマホ版以降ではサマルトリアの王子がLv14、ムーンブルクの王女がLv17での習得に変更された。

DQ3

消費MPは8に増加。
習得は前作までと比べると早くなり、【勇者】がLv14~15、【魔法使い】【賢者】がLv9~10で習得する。
魔法使いがパーティにいれば、だいたい【ロマリア】【カザーブ】あたりで覚えられるだろう。
ただし魔法使いはひ弱なので、勇者が覚えるまではダンジョン内で死なせないように気を配ろう。
 
この作品より2つ以上の出入り口があるダンジョンでは入ったときの出入り口に脱出するようになった。
例外として、【旅の扉】から出入りできる【いざないの洞窟】はロマリア側から旅の扉で来た場合でもアリアハン側に脱出する。
同様に【ポルトガの灯台】から旅の扉でアリアハンへ来た場合に、そのままフィールドに出ずに【ナジミの塔】【岬の洞窟】でリレミトを唱えれば、【レーベ南の草原】に出る。
 
【ダーマ神殿】など、ダンジョンのマップチップを使用している場所ならばダンジョンでなくても使える。
逆に、ダンジョンであっても【幽霊船】【バラモスの城】【バラモス】本人のいる場所を除く)では使えない。一瞬ビビるが、【ルーラ】は戦闘中(ボス戦や固定戦闘ではダメ)を含め使えるので安心しよう。

リメイク版

SFC版では【ゾーマ】撃破後、全てのダンジョンで使用不能になる(かき消される)。この時はMPを消費しない。
 
PS4/3DS版以降では消費MPが1に変更されている。

GBC版のバグ

GBC版では、ダンジョンの特定の位置で使用すると違うダンジョンの入り口にワープするバグが存在する。
このバグは、前述の「リレミトをかき消す効果」よりも優先されるようで、ゾーマ撃破後でも発生するというすごい代物。さらには、【岩山の洞窟】の特定の位置から【ノアニール西の洞窟】の入り口へとつながるルートがあるので、ゾーマ撃破後にも【上の世界】に帰れるようになってしまった(ただし、ルーラは【アレフガルド】側の町しか移動できないままなのに加えて【ラーミア】が海上に移動しているので、下準備をする必要がある)。
【アリアハン】から【旅の扉】を使わず脱出したり、ラーミアに乗らずに【バラモスの城】に行けたりするので【RTA】では利用されていた。
【シャンパーニの塔】に入って西に6歩進んだ位置で使用するとノアニール西の洞窟にワープするのが有名。
他には【ノアニール】【エルフの里】【エジンベア】にワープ可能。

小説版

魔法使いのリザが、バラモス撃破後などに使用した。
小説版【ロトシリーズ】で登場したのは本作のみ。

DQ4

消費MP8。
【ブライ】がLv7~8、【マーニャ】がLv9~10、【勇者】がLv13~14で覚える。
ブライとマーニャはそれぞれ二章・四章のうちに覚えられるレベルであり、二章では【フレノール南の洞窟】以降、四章では【アッテムト鉱山】到達時点で使えるようになっていると楽。
マーニャが覚えていれば五章最序盤で彼女を仲間にして早々に使えるが、最初に潜るべきダンジョンである【裏切りの洞窟】ではイベントの進行上使えない。雑魚敵は出ないので地道に歩いて帰ろう。
 
唱えたときにはルーラと同じようにパーティが飛び上がる演出が入る。
ただし前述の裏切りの洞窟のほか、魔神像、【エスターク神殿】でも使えない。こちらは普通に敵が出現するのでかなり厄介。【アッテムト鉱山】地下4階まで戻ればリレミトができるようになる。

リメイク版

消費MPが4に減少し、【ピサロ】も初期状態から使用可能。
しかし、習得条件が異様に厳しくなり、設定レベル通りに覚えることはほぼない。
上述の第二章のフレノール南の洞窟や第四章のアッテムト鉱山では未習得の可能性が高いため、歩いて帰ることになる。
エスターク神殿でも使えるようになった。細かくフラグ管理されるようになり【エスターク】撃破から【ガスのつぼ】を手に入れるまでの間だけ封じられるので初心者にも優しい。
PS版では【バロンリレミト】という裏技がある。
スマホ版では消費MPが1に減少し、気軽に使えるようになった。
 
使用時の演出は、PS版は背景が粒子状になって消えていくというもの。DS版以降では背景が捻れて霞んでいく演出(天空シリーズ共通)。

DQ5

消費MPは8。
【主人公】がLv14、青年時代前半に仲間になるモンスターではスライムがLv18、キメラがLv12で、青年時代後半では【女の子】がLv9で習得。
レベル的に、幼年時代のうちに活用するのは難しい。【古代の遺跡】で覚えたとしても、ストーリー進行上の都合から使用できない。
スライムは青年時代の序盤から仲間にできるが習得レベルが高いので、使えるのは当面主人公のみとなる。
サクサク進めた場合は、青年時代前半に訪れる【サンタローズの洞窟】でも未習得の場合があり、覚えているか覚えていないかで難易度が雲泥の差となる。
本作では強力な仲間モンスターが揃ってくると主人公をスタメン落ちさせるプレイヤーもしばしばいるが、馬車メンバーとやり取りできないダンジョンにおいてはリレミト要員として主人公を使わざるを得ない場合もある。
というより、馬車メンバーとやり取りできない=馬車メンバーに経験値が入らないということなので、主人公のレベルが遅れてしまい、結果的に仲間モンスターを勧誘するレベルに達しない可能性が出てくるので、そういう意味でもできるだけ連れて行った方がいい。
 
SFC版では【きせきのつるぎが敵として出現するバグ】で現れた【きせきのつるぎ】が戦闘中に使ってくる。
ただし【ラナルータ】同様に戦闘中の効果が設定されていないため何も起こらず、事実上【無駄行動】である。

リメイク版

追加された仲間モンスターではエビルマスターがLv18、【プオーン】がLv45で覚える。
スマホ版では、ルーラ共々消費MPが1に激減した。

小説版

崩壊する【大神殿】から脱出するために使おうとするも、石化したビアンカを回収しなければならないので却下された。

DQ6

消費MPは8。
レベルアップでは【ミレーユ】がLv7、【バーバラ】がLv10、職業レベルでは【魔法使い】★5(74戦)で習得できる。
【主人公】と最初の仲間【ハッサン】ともどもレベルアップでは覚えないので、序盤の難所である【夢見の洞窟】はリレミトなしで挑まなくてはならない。
順当に進めればミレーユ加入後の【アモール北の洞窟】に入る頃には使えるだろう。
ただし、アモール北の洞窟では最深部のボスを倒したあと、入口付近のイベントを見るまでリレミトが封じられる
 
なお、本作で導入されたカーソル位置の記憶機能のせいで、洞窟内で回復呪文を唱えようとウインドウを開いたときにカーソル初期位置がリレミトにあわさっていて、うっかり手が滑って意図せずリレミトしてしまうというミスが起こりやすくなっている。
他の呪文でも同じことは起こりうるが、洞窟脱出時に最後に唱えることが多い都合上、リレミトの位置で記憶されやすく、さらにダンジョン内でうっかり選ぶと影響が非常に大きい。くれぐれも注意されたし。
 
これまでのスマホ版でのリレミトの消費MPは1になったのに対し、何故か今作は8のままである。

小説版

崩壊する【地底魔城】から脱出するためにミレーユが使用した。

DQ7

消費MPは8。
【主人公(DQ7)】がLv28、【マリベル】がLv9で習得し、【メルビン】が初期状態から習得済み。職業レベルでは【魔法使い】★4(42戦)で習得可能。
 
転職できるようになる前の段階では、ほぼマリベルの固有呪文。
【謎の神殿】でも使えるので、【過去の世界】から戻った際すぐに地上に戻る際に便利。
ただし時間を惜しまずMPを節約したいなら、石版の部屋から少し外に出たところにある9個の燭台の部屋でルーラを使える。
主人公だけ異様に習得レベルが遅いのは、マリベル離脱イベントへの配慮と思われる。尤もその頃には大抵メルビンもいるため意味は薄いが…

リメイク版

マリベルの習得がLv5になり、PS版同様に魔法使い★4(18戦)でも覚える。早ければ【カラーストーン採掘場】から使える。
謎の神殿の構造が大幅に簡略化された代わり、リレミトによる脱出の対象ではなくなった。
 
なお【すれちがい石版】(モンスター石版)のダンジョンからは脱出できない。
すれちがい石版ダンジョンは最奥部まで行ってボスを倒して自動的に外に出るか、入り口付近で【くちぶえ】を連打することが大半なので、リレミトで脱出できなくてもあまり問題は無い。
しかし宝箱の小銭やアイテムを回収しつつ最奥部でくちぶえ連打、と言うプレイをする時には若干面倒。

DQ8

消費MPは大幅に減って2に。
【主人公】がLv6、【ゼシカ】がLv11で習得する。
早ければ最初のダンジョン【滝の洞窟】から使える。
 
唱えたときには主人公が光に包まれてパッと消える演出が入るようになった。

DQ9

消費MPは3。
転職すると前職の呪文が使えなくなる仕様である本作では、覚えられる職業は5つと多い。
習得職とレベルは【魔法使い】Lv8、【盗賊】Lv12、【旅芸人】Lv10、【レンジャー】Lv7、【賢者】Lv5。
主人公の初期職業が旅芸人であるため、【ルディアノ城】攻略の頃には覚えているだろう。
 
唱えたときの演出は前作と同じ。
通常のダンジョンだけでなく【宝の地図】でも使用可能。
 
リレミトを使える人がいない場合もあるだろうから、【おもいでのすず】も持っておこう。

DQ10オフライン

本作唯一の移動中専用呪文。
習得条件は以下。

消費MPは3。
 
ダンジョンから脱出する。演出はオン版を踏襲しており、呪文を唱えてゲートを作り出した後、DQ11S(3Dモード)と同様に脱出するかどうかの確認が入る。2手が必要でやや使い勝手が悪い。
転職による呪文の仕様がDQ9と同じであるため習得する職業が非常に多いが、フウラもダストンも前半戦で仲間に加わり、彼らさえいれば職業を気にする必要はなくなる。
【おもいでのすず】もこの呪文と同じ効果を持つ。

DQ10オンライン

消費MPは3。
魔法使いがLv4、盗賊がLv2、旅芸人がLv7、魔法戦士がLv7、レンジャーがLv3、賢者がLv5、どうぐ使いがLv7、踊り子がLv8、天地雷鳴士がLv52、デスマスターがLv58、魔剣士がLv52、海賊がLv54で習得する。
(天地雷鳴士以降の習得レベルが妙に高く見えるのは、これらの職業が初期レベル50から始まるため)
 
他プレイヤーとのマルチプレイ(ダンジョン内でパーティー参加・離脱もありうる)を想定した環境上、パーティメンバー限定で使用できる「ダンジョン外に脱出するゲート」を作りだす呪文となっている。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

ついに消費MPは0になった。
【主人公】がLv9で、【カミュ】がLv12で覚える。
早ければ【デルカダール神殿】攻略時には使えるだろう。
 
今作は主人公は移動中は常時生存しているので、習得後はどんな状況のときでも使うことができる。ダンジョンで「リレミト分のMPは確保しなきゃ!」という緊張感がなくなったのは少し寂しくもある。
このため、カミュが覚えるリレミトはどの機種でもほとんど意味のない死に呪文である。
また、カミュのリレミトはリストの一番上になる都合で、【インパス】をしようとしたのに押し間違えてリレミトをしてしまい探索をやり直す事態になることもあるため注意。
なお、どれだけ低レベルで進めようが、3DS版でリレミトを使わないと途中脱出出来ない【ネルセンの迷宮】に入れるようになる時には、主人公が必ずリレミト習得レベルに達しているようになっている。
このような事情に合わせてか、おもいでのすずは削除された。

PS4版

唱えたときの演出は光の粒子となって散り、入口へ飛んで再構成というもの。演出が終わって動けるようになるまでやや時間がかかるのが欠点。
また、従来作とは違って「ダンジョンの外」ではなく「ダンジョン内の入口付近」に飛ぶ。おそらくはエリア切り替わりのローディング処理を考慮した仕様だろう。
PS4版のルーラが従来作とは違って町の中に直接飛ぶのとは対照的である。
しかしルーラがダンジョン内でも使える上に、【霊水の洞くつ】【怪鳥の幽谷】【天空の古戦場】など【キャンプ】が設置されているダンジョンも数多いので、ほとんど必要ない呪文になってしまった。
有効な使い時はデルカダール神殿からの脱出時や、【グロッタ地下遺構】から【グロッタの町】の孤児院に戻る、【古代図書館】の仕掛けをリセットする、【天空魔城】の奥から戻って入口の女神像を利用する程度である。
 
余談だが、TBSテレビ「クイズ☆正解は一年後」(1月に今年起こりそうなことを大喜利形式で答え、年末に答え合せをする番組)で2017年は「ドラクエXIの新呪文は?」というお題が出たところ、有吉弘行が「リレミトール」(リレミトとルーラの合体呪文で洞窟から街へ移動できる)と回答した。これはルーラのPS4版の仕様そのものであったため、半分正解とされている。
番組の性質上、他の回答はふざけた呪文ばかりで、「リレミトール」が唯一挙がったまともな呪文である。

3DS版

演出は3DモードではDQ8・DQ9と同じ、2DモードではDQ6と同じく「ザッザッザッザ」の音のみ。
従来どおりダンジョン内ではルーラが直接使えないのでリレミトも併用する必要がある。
また、【フィールドダンジョン】扱いの【ゼーランダ山】の西部や【ドゥーランダ山】でも使用できる。この場合、そのダンジョンに入った側の出口にワープする。
【冒険の書の世界】のダンジョンで使った場合はスタート地点の旅の扉まで戻る。【カラーストーン危機一髪】【クイーンマチルダ】を倒した後などに使うと便利。

DQ11S

各モードの移植元の仕様を引き継いでいる。
3Dでプレイしていても強制的に2Dモードになる冒険の書の世界のダンジョンでは、3DS版と同じくルーラが無効でリレミトが有効。
 
細かい変更点として、3Dモードではリレミトを行うかどうか確認してくるようになった。このため押し間違えをして事故になることは少ない。
しかし2Dモードでは従来どおり確認をせずに即リレミトしてしまう。この弊害として、カミュが【とうぞくのはな】を使う際に誤って最上段にあるリレミトを選択してしまう可能性が高い。
 
カミュ以外の個別シナリオでは使用者不在のため使えないが、そもそもカミュ編も含めてダンジョンに入れなかったり、脱出できてしまうとストーリーが破綻するような展開であったりするので問題はない。

モンスターズシリーズ

DQM2から登場しているが、同時にDQ9にも逆輸入されるおもいでのすずが初登場している。
PS版の場合、DQM2だとGB版同様にダンジョン脱出効果だが、DQMだと扉から脱出する(キメラの翼と同じ)効果になる。
消費MPは2。習得するモンスターは【あくまのツボ】【ゴースト】など。
 
DQMJでは主人公専用特技でリレミトのしょを使うと覚える。
DQMJ2以降はルーラがダンジョン内で使えるようになり、吸収される形で消滅した。

不思議のダンジョンシリーズ

この呪文の名前を冠した【リレミトの巻物】がトルネコ1から登場している。
トルネコ2では魔法使いで習得する呪文の一つでもある。消費HPは1。
HP一桁で行き詰った時は大人しく脱出するのがいいだろう。
習得していない、もしくは失うものなど何もないというなら【メガンテ】に賭けよう。
また、戦士の特技に同様の効果を持つ【だっしゅつ】がある。

ヒーローズシリーズ

戦闘時に使えるコマンドで、バトルから離脱(撤退)し拠点(ヒーローズ2ではフィールド)に戻る。
コマンドであるためMP消費はしないが一応脱出呪文の体裁をとっているため、使用すると操作中のキャラが「リレミト!」と唱える(このため全員分のボイスが収録されている。発音は「リレ↑ミ→ト」)。
一部のステージでは使えない場合もあるので注意。
また、特技の発動中や魔物に吹っ飛ばされているときも使えない。特に、特技のモーションが大きいキャラクターは注意が必要。
なお、本作では撤退しても得たゴールド、経験値はそのままで、獲得アイテムも無くなることはない。

ダイの大冒険

漢字で「迷宮脱出呪文」と書く。
【フローラ】が習得している。
【破邪の洞窟】においては邪気のせいで効果がないとされているが、【レオナ】【ミナカトール】で邪気を払えば使用できると当たりを付け、それを受けて帰還用の蝋燭を残りの探索に用いることを決断でき、無事目的を達成するに至った、同洞窟攻略においての陰の功労者と言える。
ただし、上記はすべてフローラとレオナの間で語られたことであり、具体的に効果が出なかったり邪気を払った後に唱えて脱出したといった場面は一切描かれていない。
明言はされていないが、【アバン】もレオナがミナカトールを使用したことで決戦が近いことを察知した後、同じく脱出に使用していると思われる(地下150階もの深さから自力で戻ったとは到底思えないため)。
 
本作ではゲーム準拠のダンジョン探索がこの破邪の洞窟しかなく、その使用描写も省略され、ルーラなどと違い重要性も説かれなかった、やや不遇感が漂う呪文である。

勇者アバンと獄炎の魔王

【マトリフ】が崩壊する【海底宮殿】から脱出する際に使用している。
移動したのはアバンパーティーと捕まっていた村人の合計7人。海底という特殊な場所にあったためか【ウルス村】の海岸に移動した。
術者が魔法力を球状に展開、包まれている人をまとめて移動させるという演出になっている。
 
場所が海底でアバン以外にも村人が囚えられているという状況から安全に脱出するには「絶対必要な呪文」として語っており、マトリフは乗り込みに必要な大呪文を使った後は戦闘に参加せずリレミトのための魔力を温存していた。

アベル伝説

19話で【ヤナック】亡霊の島で使用。【ジキド】【メラゾーマ】を回避し、【バハラタ】の船に瞬間移動した。
しかし一度に転送できる定員があるらしく(【アベル】たち4人の他にバハラタと【サーラ】王女もいた)、パワー不足のため【モコモコ】だけは海の上に転送されてしまった。

勇者ヨシヒコ

第三期の11話で使用。
態勢を立て直すべく、バリア床で消耗したヨシヒコを救助するためにムラサキが使用した。
が、不思議な力によってかき消され不発に終わる。

ロトの紋章

ジパングの洞窟からの脱出の際に、賢王ポロンが使用。使用時の言動から察するに、呪文を唱える者に触れていないと、同行者にまでは効果が及ばないようである。(ダメージ床ダメージ軽減のトラマナも同様の描写がある)

蒼天のソウラ

1巻で登場。「脱出呪文」と書いてリレミトと読む。
見た目や性能はDQ10のそれと同じで、主な術者は盗賊である【ギブ】
詳しくはこちらを参照。