【ベゼル】

Last-modified: 2021-10-21 (木) 00:18:09

概要

漫画版DQ7及び【ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 ~紋章を継ぐ者達へ~】に登場する人物。
漫画版DQ7ではロトの紋章との世界観のつながりが示唆され、【蜃気楼の塔】は時間を超えると解説されているため、同一人物の可能性がある。

DQ7(漫画版)

蜃気楼の塔に住む賢者であり、【グレン】の師匠。
何世代も転生の魔法で生まれ変わっており、【カダル】と同様に第三の眼が開眼している。
飄々として掴みどころがなく少し適当なところもあるが、カダルと同様に感情に流されないようにしている。
 
幼い頃のグレンの修業の途中で、【オルゴ・デミーラ】との決戦のために修行を中断。
【神さま】【メルビン】と共に戦いオルゴ・デミーラを追い詰めるが、【メディルの使い】が使った【アヴェルコヴェルリヴァース】によって戦いが有耶無耶になった。
そして、ベゼルも気づかないうちに15年間封印されていたが、グレンが大陸を解放したと同時に復活した。
 
初登場時は【グリンフレーク】であり、グレンが魔人化しながら【あめふらし】を倒したところに現れた。
グレンの中に隠れていたフレアシャドウを撃退して、グレンを正気に取り戻している。
その後、グレンやアルス達に修行を課し、全員のパワーアップに協力している。
 
他者による作品を原作とする世界に自身の別作品からキャラを引っ張ってきた(これだけでも原作付き作品としてはタブーに近い)上に、それが世界でも有数の強キャラという設定だったり、原作では自力で強くなった主人公たちの(本来ならば不要な)師匠キャラとして収まったりなど少々……いや、かなりのメアリー・スーと化してしまっている。
悪い言い方をしてしまえば、漫画版DQ7が賛否両論となっている元凶の一つである。

ロトの紋章 ~紋章を継ぐ者達へ~

相棒の【アブサン】と共に旅をする少年。
口が達者なお調子者で、トラブルに巻き込まれることが多いが、天性の運の良さでそういったトラブルも乗り越えている。

手にしている刀は「炎の神器」であり、五年前に【ジパング】で神器盗難事件に遭遇し、そこで神器に封じられた炎の大精霊【オウエン】?に適合する様子を見せる。この時に【アルス】から神器を守ってほしいと頼まれているが、この際の記憶を失いおぼろげに覚えている状態だった。
【アロス】【紋章剣】を引き抜いた際に発生した光の柱に反応して刀が光り、光が見えたギアガの大穴を目指す。

後に【蜃気楼の塔】で賢王を継ぐものであることが発覚、第三の眼を継承し新たな賢王となった。

アリアハンでの戦いの後、父親【カミーロ】と再会。
その事で【ポロン】とは「年下の叔父」という血縁関係であったことが判明した。

賢王の力を受け継いだことで、子を残せず平和が訪れるまで生き続けねばならない、という事を歴代の賢王たちの記憶から辿り、イサリと結婚する事を躊躇うが、父カミーロや「年上の甥」であるポロンとの対話で決意を固め、【イサリ】にプロポーズ、結婚する事となる。

「年下の叔父」「年上の甥」の血縁関係で有名、世俗的には認められない存在である女性と恋に落ちるという点では、三国志の魏の参謀・荀イクを思わせる。
彼も漢の名家の出身で、実力・人脈・家柄・人柄全て申し分のない人物だったが、彼の最大の瑕疵は「妻が宦官(去勢された男子)の養女」というたった一点であり、その為宦官嫌いの何進・袁紹らに敬遠されていた。
しかし同じような「宦官の孫」である曹操に仕え、その力を発揮する事となる。