概要
DQ7、トルネコ3に登場する、長い口と舌が特徴的な丸っこいモンスター。
あめふらしというからには【うみうし】や【おばけうみうし】みたいなグラフィックかと思いきや、全く違うアリクイを彷彿とさせる変な動物。
ちなみに【ちゅうまじゅう】と色も含め全く同じグラフィックで、色違いに【ストローマウス】がいる。もしかして「本来はちゅうまじゅうだが、オルゴ・デミーラから力を与えられた特別な個体」なのだろうか?
バトルロード2の【きりかぶこぞう】の技は【あめふらし(特技)】を参照。
DQ7
【ボス級モンスター】。
【過去の世界】の【ダイアラック】と【グリンフレーク】に【灰色の雨】を降らせ、人々を【石化】させて街を滅ぼした元凶の魔物。
チンチクリンな姿だが、単独で2つの地域を封印したすごいヤツ。【鉄化】や【麻痺】と異なり、石化の解除手段が非常に限られているドラクエシリーズでは、ある意味最凶のモンスターである。
石化は【天使の涙】で解除可能だが、長い年月が経過して風化して損傷してしまうと、どんな手段を用いても元に戻せなくなる。
英語版での名前はPS版ではRainmaker、3DS版以降ではRainiac。
グリンフレークの屋敷の一番高い【塔】の頂上に立っており、PS版ではあめふらしに近付くと会話をはさんで戦闘になる。
ボスにしてはかなり唐突に戦闘が始まるので、初見プレイ等でうっかり手負いの状態で話し掛けると【全滅】の可能性大。
リメイク版では近付くよりも前、屋敷の屋上への【階段】を登り終えた時点でイベントが始まる仕様に変わり、さらに唐突さが増した。
戦闘では2回行動で、
という2段階ローテーション。
なお【MP】はたった10のみだが、全体攻撃のつめたいいき、行動封じのなめまわし、ベホイミで回復となかなかバランスよくまとまっており、到達時点ではそこそこ長期戦になるだろう。
特に【低レベルクリア】では、かなりの強敵として立ち塞がる。
なお、最大の脅威である灰色の雨に関しては、幸いにして戦闘中に降らせる野蛮な真似はしない。
体力を大きく消耗する、準備に手間や時間が必要など、何かそう頻繁・早急には使えない事情でもあるのか、それとも雨に巻き込まれると自分まで石化してしまうのか。
こいつを倒せば「その地方の魔王による封印を阻止する」という物語の本筋は完了なのだが、グリンフレーク編はここからモンスターが可愛らしく見えてしまう恐ろしい人間同士の愛憎劇が幕を開ける。
しかもこの一連のイベントがあめふらしとの戦闘とは比較にならない位に非常に長く、結果、全編を見終わった後は「グリンフレーク編に戦闘なんてあったっけ?」と、その存在が忘れられている場合も。
ただ、ダイアラック編の前フリがある分、【どうくつまじん】よりはまだ記憶に残りやすいかもしれない。
ちなみにこいつか【どうくつまじん】のどちらかが【キーファ】が仲間になっている間に戦う最後のボスとなる。
PS版では【モンスターずかん】に掲載されないが、リメイク版ではされるようになった。
石化のあった時代について
あめふらしに石化させられた町は、作中ではダイアラックとグリンフレークの2つしか登場していない。
ダイアラックが石化させられたのが50年前なのに対し、グリンフレークは主人公一行が訪れたちょうどその時であり、50年間の間が空いている。
主人公らが過去グリンフレークに訪れるよりも前に、【クレマン】と【ヨゼフ】が灰色の雨の恐怖を語りにグリンフレークを訪れた記録が【メモリアリーフ】に残っているが、町民が嘲笑いながら【石】を投げて追い払ったらしい。
その明くる日に灰色の雨が本当に降り、グリンフレークに灰色の雨が降ったのは、ダイアラックが石化した時代の50年後よりもさらに後という事になる。
【プロビナ】と【レブレサック】のように、時代の流れと主人公らが訪れる順番が逆になっているというパターンでも無い事が分かる。
この間あめふらしが何をしていたのか定かではない。
とっとと石化させて滅ぼしても【オルゴ・デミーラ】が面白くないとかそんな理由だろうか。
一応、オルゴ・デミーラは人間を絶望させて大陸全体を支配するのが目的なので、絶望する間もなく石化させて全滅させるのは、主旨に反するとも言える。
あるいは、同じ手口を短期間に繰り返さないようにすることで、対策を打たせないためかもしれない。
リイマジンド
過去グリンフレークのシナリオ解放タイミングが【アボン】到達以降と後ろ倒しされたことにより、時期相応に強化が施されている。
通常攻撃のほか【まひこうげき】も繰り出すようになった。
さらにベホイミが【ベホイム】になっており、回復量は180程度。
なお、ブレスは従来版同様つめたいいきのままとなっており、威力も据え置き。
一見するとかなりの強化にも見えるが、グリンフレークに到達した時点で【転職】が既に可能となっており、こちらの火力も大きく上昇している。
【毒】への耐性を持っていないため、【ポイズンダガー】や【ポワゾンキッス】で毒状態にし、【タナトスハント】を食らわせればHPの半分以上は削れてしまうことも。
そのため、体感的な強さは従来版と同程度どころか、職業構成によっては従来版よりも弱く感じる可能性すら有り得る。
【闘技場】での修羅verは登場しない。
漫画版
漫画版ではオリジナルキャラの【グレン】の因縁の相手となっていた。
【神さま】と【オルゴ・デミーラ】の戦いが【アヴェルコヴェルリヴァース】で有耶無耶になった後で、グレンとグレンの両親である【バースト】と【フレア】を襲撃した。
グレンの両親を【メドゥサシャワー】で石化させた後に、グレンを【魔界】に連れ込んでいる。
原作と同様に登場はグリンフレークだが、グリンフレークに常駐しておらず、久々に訪れた時にグレンと偶然にも対峙。
原作と同様の戦い方を行い、つめたいいきやなめまわしなどでグレンを動けなくしてから魔の封印を解除。
グレンを怒らせることで魔人化させて再び味方に引き入れようとしたが、魔人化したグレンが聞く耳を持たずに失敗。
グレンから【ギラ】を喰らった後に斬られて倒されている。
トルネコ3
HP31、攻撃力19、防御力14、経験値35(Lv1のステータス)。
なんと通常のザコ敵として量産されてしまった。
本編みたく灰色の雨を降らせたり石化させたりする卑劣な真似はしないのだが、仮にもボス経験者である。
あめふらしも【デスマシーン】も、前作を含めるなら【邪悪な箱】も、ボスモンスターが普通に大量に生産される【不思議のダンジョン】は恐ろしい洞窟だ。
グラフィックはでかいちゅうまじゅうであり、初見での衝撃はでかい。ちゅうまじゅうと並べてみると大きさの違いは歴然。
PS2版ではレベルが最大近くになったモンスターは体が大きくなる仕様があるが、ちゅうまじゅうLv99より、あめふらしLv1の方がサイズが大きい。
大きさこそ違うものの、DQ7と同様に色はちゅうまじゅうと全く変わらない。両方仲間にして、2匹を並べて見ると分かりやすい。
特殊能力は、下位種と同じくなめまわして行動3回分かなしばり状態にしてくる。
ただし、【ちゅうまじゅう】のように様子を見るだけの【無駄行動】を取ったり、【ストローマウス】のように他の同種と共に群れを作ったりはしない。
【トルネコ】や【ポポロ】を石化させたりはしないので、安心して戦っていい。実際にトルネコは一度石化させられたのだが。
なおステータスは攻撃力19と、序盤のモンスターとしては【メイジももんじゃ】並みの高めの攻撃力を誇る。
ちなみに、ちゅうまじゅうのステータス(レベル1)はHP25、攻撃力11、防御力11、経験値17。
攻撃力と経験値は倍近くになっているが、耐久力はそれほど上がっていないことが分かる。
【異世界の迷宮】の12~15F、【まぼろしの洞くつ】の6~10Fに出現し、特に異世界の迷宮では早く登場する関係で攻撃力が高いので、序盤の要注意モンスターである。
しかし【経験値】が35とこの段階では【スライムブレス】に並び、アイテムもよく落とす。防御力も控えめで倒しやすく、ある程度慣れたプレイヤーには狩られまくる。
仲間にした時のデフォルトネームは【めふらん】で、成長タイプは【防御・早熟】。
異世界限定種の1体なのでポポロ異世界における目標の1つ(まぼろしの洞くつではモンスターが仲間にならない)。
なお、異世界限定種とはいえ初期能力は低め。序盤に登場し、同経験値、同成長タイプの【あんこくつむり】とほぼ変わらない。
GBA版の【水系】特有の水路でのHP回復や【からにとじこもる】限定ではあるが【被ダメージ変換能力】を持つ分だけ、まだあちらの方が強い。
ただし、異世界の迷宮ではあんこくつむりは登場しない上、なめまわしで敵をかなしばり状態にできるので一長一短、活躍はまずまず。
【おばけキノコ】との相性は良く、行動順次第では毒胞子攻撃→なめまわしの繰り返しで一方的な攻撃が可能。
敵モンスターを無力化させてから攻撃できるので、時間は必要だが戦闘は安定しやすい。
異世界の迷宮でおばけキノコが出現するのは31Fからなので、このコンボを実践できる機会はあまり訪れないが。
ちなみに味方の【ようじゅつし】に【イカリの杖】を振られるとなめまわしを使い続けるので、敵モンスターはかなしばりループから抜けられなくなる。
Lv99まで育てれば防御力は105まで伸び、ある程度は打たれ強く育ってくれる。
GBA版
ドット絵になっても下位種に比べてデカいのは変わらず。
【さそりかまきり】と【メダパニシックル】等はGBA版で同じサイズになったのだが、こいつはサイズを同じにしてしまうと、ちゅうまじゅうと見分けが付かなくなるからだろう。
GBA版では、異世界の迷宮にのみ通常出現するモンスターの中で、唯一【テーマ別モンスターハウス】に出現しないモンスター。
【異常ランク】や【まものの壺】を使っても異世界の迷宮以外には出現せず、GBA版における唯一の異世界の迷宮限定モンスターとなっている。
とは言え出現階層が浅く、15Fでは高確率で【リレミトの巻物】が落ちており、深層に出現する【いしにんぎょう】や【ダースドラゴン】等と比べれば、仲間にするのは難しくない。
余談
アメフラシは現実に存在する生物だが、こいつとは姿は似ても似つかない(概要で述べた通り、ウミウシの一種である)。
名の由来は口から吐く液体が海中で雲の様に広がる事から来ており、その点は元ネタに忠実といえる。