【ラグラーズ】

Last-modified: 2026-05-02 (土) 12:46:13

DQ7

DQ7に登場した地名で、国家の一つ。【過去の世界】のみに存在する。
英語版での地名はPS版ではRaguraz、3DS版ではRucker。
 
長年世界にその名を轟かせてきたとされるほどの一大軍事国家で、「剣こそ力」の信念を掲げており、兵士の練度向上に余念がない。
正に「戦士(剣士)の国」といえるが、剣を重視するあまりに魔法の存在をかなり軽視しており、これが後に命取りとなった。
軍事大国だけに【武術大会】も数多く開かれていた。

複数の異なる時代に名前や関連人物が登場するため、分けて記述する。

マーディラス編の10年前

主人公たちが過去の【マーディラス周辺】に訪れる時代から見て10年前。 
当時の王が支配欲の強い人物で、兵士の練度に裏打ちされた軍事力をバックに隣国の【マーディラス】に戦争を仕掛けた。
この戦争に勝利し、マーディラスを属国とした。
ちなみにこの時、兵士長は剣を持ち上げ魔法を貶める発言をしているが、ゲームの性質上、最終的には物理偏重になりがちなので、言ってることは間違ってなかったりする。
 
ドラクエにおいて一般民国家同士の戦争を仕掛けた国はDQ7当時では希少で、このラグラーズとDQ3の【アリアハン】(アリアハンからロマリアにワープする旅の扉は戦争を理由に封印されたという設定がある)ぐらいだった(DQ4の【ボンモール】は開戦未遂)。
その後はDQ9の【ガナン帝国】、DQ10の【グレン】とガートラント(60年前)、ウルベアとガデリア(3000年前)、オルセコとドランド(1300年前)と例が増えている。

プロビナ編

過去【プロビナ】の時代。
 
【黄金の女神像】を欲して武力恫喝を仕掛けてきている国が正にラグラーズであるという話。
ラグラーズ3世は他人の物をすぐに欲しがり、武力行使も辞さない傲慢な人物であることが村人から語られる。
プロビナ編で姿を見るラグラーズ関係者は出張ってきた兵士だけであり、その兵士も魔物が化けた偽者だったのだが、その辺全く疑われていない辺り「こういうことをやりかねない横暴な国」として軍事国家ラグラーズの名は知れ渡っていたのだろう。
 
上記「マーディラス編の10年前」との時系列の前後は不明。
人間の侵略だったら隣国を抑える前に海を渡った遠方に手を出すとは考えにくいのだが、魔物が騙っただけなのでマーディラスに戦争を仕掛ける前の可能性もある。
ただ、流石にマーディラス編の1年前にマーディラスに負けるよりは前だと思われる。
 
因みに、このプロビナ編で警戒する村人から主人公らがラグラーズの者かと検問を受けるのだが、その際【メルビン】が「ラグラーズとは何であるか」と発言する。博識なメルビンが世界有数の軍事大国を知らないということは考えにくいため、神と魔王の対決後に建国されたか、もしくは当時は小国(事実ラグラーズ本国は小さな陸地にマーディラスを隣り合わせである)だったが、神との対決後に台頭した国家だったのかもしれない。
余談だが、プロビナとマーディラスの攻略順は自由であるためマーディラスを終えてからプロビナに行くこともできる。しかしその場合でも上記のメルビンのセリフは変わらないため、メルビンが間抜けなおっさんと化してしまう。

マーディラス編の2年前~

過去マーディラス編の時代から見て2年前~1年前。
 
2年前にマーディラス王に即位した【ゼッペル】は魔法の研究に力を注いで強兵策を徹底し、魔法大国となったマーディラスに反撃されて敗北したのが1年前。
マーディラスの魔法戦士達は住民に被害を出さなかったのはもちろんのこと、ラグラーズ兵士達もほとんど殺さず、【ラグラーズ王】すらも殺されていない。
ただ、ゼッペルの復讐対象であった兵士長だけは殺害された。

マーディラス編

過去マーディラス編の時代。
 
マーディラスに戦争で負けた後であり、城壁等が崩れた無残な姿になっており、復旧作業が進められていた。
しかし世界有数の軍事国家として名を轟かせていたにもかかわらず、属国だった小国マーディラスに完全敗北したために国全体が意気消沈しており、活気を失っている。
兵士は訓練こそ欠かしてはいないものの、武術大会は中止されてしまった。
防具屋、道具屋はあるのだが、武器屋はない。武器の販売が禁じられたのだろうか?
 
マーディラスでの騒動を解決して少し経ってからまた来ると、ラグラーズはある程度活気を取り戻しており、王を含め多くの人は争いの虚しさに目覚め、戦力回復してもマーディラスに報復する気持ちは完全に失せている。
そればかりか、マーディラスとはほぼ完全に近い和解に成功しており、復旧用の資材を融通し合っている。
武術大会も再開されており、次はマーディラスからのゲストを招く案も挙がっているそうだ。
ちなみにゼッペルが魔物化した件が、かなり曲解して伝わっており、「城が壊れたのは、王様がおやつを取られて大暴れした」となってしまった。笑いを誘うゴシップだが、マーディラス側には国辱ものの内容である。
もっとも、真実が広く知れてしまうとラグラーズを再び警戒させて融和に支障をきたしそうでもあり、笑いを誘うゴシップで覆い隠せるならばとマーディラス側も流しているのかも知れないが。
 
主人公が過去に会うラグラーズ王からは、プロビナで語られたような傲慢さは感じられず、敵であったゼッペルに対しても「戦場以外で会いたかった」と評価するかの様なコメントを残している。
さらには事態が解決した後も、人の争いは虚しいものと軍事大国らしからぬしおらしい発言をしている。
この時代のラグラーズ王は傲慢で知れ渡っていた3世とは別人だったのか、敗北したことで改心したのかは定かではない。
 
因みにクリア直前でも封印されている際の城のBGMである【封印されし城のサラバンド】は、この国では永久的に聞き続けることができる。

現代

【現代の世界】ではマーディラスに吸収・併合され、フィールド上からは姿を消した。
作中の現代マーディラスの兵士長の発言から双方合意による平和的な共存が図られたことが窺え、兵士の数も減ったとのことなので、両国の軍縮も兼ねていたと推察される。
 
また、【コスタール】編でも【マール・デ・ドラゴーン】を自国に引き入れようとしていたようで、【シャークアイ】との会話でも寄港地にラグラーズが言及されている。
しかしコスタールの大臣が直々にやって来たことを受け、あっさりとラグラーズ行きの予定を取りやめている。こちらの時系列は不明。

DQ7リイマジンド

マップの表記は「ラグラーズ城」となっている。
過去マーディラスでのシナリオの流れは従来版と同様となっている。
今作では過去マーディラスに加え、新たに追加されたシナリオでも訪れることとなる。
 
訪れるタイミングは終盤、【クリスタルパレス】【ダークパレス】へと変貌を遂げた直後。
【飛空石】で出直すため【グランエスタード】に戻った際、【バーンズ王】に謁見していた【シャークアイ】より「【神の祭壇】の奥から奇妙な声から聞こえる」という情報を聞く。
神の祭壇へと赴いた後、祭壇内にある石版の台座に【石版鍛冶職人】から受け取った【ふしぎすぎる石版】を嵌めることで行けるようになる。
 
時系列上は、【キーファ】が過去の【ユバール族の休息地】に残ってから20年ほど経過した頃。
作中、「マーディラス……マーディラス……。そんな国 ここに あったか?」とキーファが疑問を浮かべるセリフが存在していることから、マーディラスの建国前と考えられる。
【ラグラーズ周辺】も参照。
 
このシナリオでは【アイラ】とメルビンは同行せず、【砂漠周辺】以来の3人旅になる。
アイラは「石版をはめたら何が起こるか分からない。このままユバールの民を残して全員が過去に行くのは危険」と同行を辞退し、メルビンも「魔王復活の地であるこの祭壇で何かが起きた時、アイラをひとりにしておけない」という理由で現代に残る形となる。
 
この時代では「血の流れ者」と呼ばれる剣士によって国王含め多数の犠牲者が出ており、過去マーディラス編の時よりも更に陰惨な状況におかれている。
警戒心からか兵士らはかなり攻撃的な態度を見せ、特に城壁と城の屋上に灯された緑色の魔除けの炎には近づいただけで激昂する。
城の事実上のトップであった将軍【アイロス】から、「血の流れ者が今は【野ざらしの地】で尋問を受けている」と聞き、一行は野ざらしの地へと向かうこととなる。
 
野ざらしの地にて血の流れ者―キーファとの再会を果たした3人は、キーファの「真実は暗闇の中にある」という言葉を頼りに、場内の緑の炎を消すため再びラグラーズ城に戻る。
城内4カ所の燭台に灯る緑の炎を消して回ることになるが、城内は緑の炎のランタンを持った兵士が巡回している。
ランタンの灯りは放射状に灯っており、この中に入ってしまうと兵士に見つかり、城の入り口に戻されてしまう。
兵士に見つからないよう、兵士の後ろをついて行ったり、物陰に隠れながら進んでいこう。
なお、一度消した緑の炎は再度灯ることは無い。
 
キーファの指示に従い炎を消すと、アイロス将軍含め兵士たちが魔物の正体を現すのを目撃。
一行は命からがらラグラーズ城を脱出して再び野ざらしの地へと向かい、事の真実を知ることとなる。
 
野ざらしの地での一件を終えて城内に戻った後、最終的にラグラーズ城の面々とは無事和解を果たす。
そして、魔物によって殺された、本物の【ラグラーズ王】の亡骸が見つかったことが判明する。
国民が悲しみに暮れる中、「後悔は死者の手向けにはならない」と、キーファは大臣にユバールの【トゥーラ】を手渡す。
 
野ざらしの地での件が終わった時の【マリベル】【仲間会話】では、「この国の人たちが 戦争をやめないかぎり 同じことが くりかえされると思うのよね」というセリフが聞ける。
上記の通り、過去マーディラス編においては同じ歴史を繰り返してしまうことになるのだから、何とも皮肉なものである。
 
こちらのラグラーズ城には店も追加されており、【よろず屋】で売られている【精霊のよろい】【ドラゴンローブ】はここでしか購入できない。
いずれも属性耐性が高いものとなっているため、是非購入しておきたい。