【ゼッペル】

Last-modified: 2026-06-09 (火) 03:04:12

DQ7

DQ7に登場するキャラクター兼【ボス級モンスター】
過去の【マーディラス】【国王】
後に魔物へと姿を変えて、主人公らの前に立ちはだかる。
英語版での名前はPS版ではZeppel、3DS版以降ではHybris。
 
おそらく20代前半と思われる、非常に若い国王。
幼馴染の友人に【ディノ】と、今は亡き【ルーシア】がいた。
幼い頃、隣国の軍事国家【ラグラーズ】がマーディラスに侵攻した際、ラグラーズ兵士長とマーディラス兵との戦いに巻き込まれたルーシアが、兵士とともに崖から落ち命を落としてしまったという過去を持つ。
 
「自分に力がなかったから、ルーシアの命を守ってやれなかった」
 
ゼッペルはこのことをずっと悔やみ続けながらこれまでの人生を過ごしてきており、この想いと考えが「力」に対するゼッペルの考え方に大きく影響を及ぼしていた。
そうして彼はもう2度と何者にも屈しない強い力を手に入れるのだと心に決めたのだった。
そうすることが、亡き友へのせめてもの償いになると信じて……。
 
それから10年後、主人公がマーディラスを訪れる2年前に父王から王位を継承する。
そして、ゼッペルはわずか2年間で弱小国だった自国を徹底的に鍛え上げてみせた。
その軍事力も大きく魔法に傾倒したものとなり、マーディラスと言う国そのものが魔法に秀でていればエリートを約束され、魔法だけが出世を約束される手段となるほどであった。
そうして強大な魔法軍事国家となったマーディラスはラグラーズに逆に戦争を仕掛け、世界有数の軍事大国を相手に圧勝。
しかもほぼ不殺で市民はもちろん兵士どころか王さえも殺さずに生かしての完全勝利であった。ただゼッペル自らがラグラーズ兵士長1人だけは殺したという。
復讐の念もあるだろうが、これだけの短期間で成果を出したのみならず、戦後も国民が重税などにあえぐ様子もなく栄えていることから、その為政者としての力量は並々ならぬものがある。
 
ここまで魔法重視の国になったのは軍事上有利だから等といった理由ではない。
元々ラグラーズは武術を、マーディラスは魔法を重視していたのだが、過去の侵攻の際にラグラーズ兵が弱小国であるマーディラスの使う魔法を馬鹿にしたためである。
また、唯一殺したというラグラーズ兵士長は、巻き添えで崖から落下したルーシアを侮辱する発言までしていた。
つまりこの戦争は、ラグラーズの属国支配を抜け出すためでもあったが、事実上はゼッペル個人の復讐のための戦争でもあったのだ。 
こうして彼はラグラーズとラグラーズ兵士長に復讐を果たし、ラグラーズも敗北の衝撃から立ち直れないままに衰退した。
 
だが、ゼッペルはそれでも更なる力を求め続け、魔法の研究に熱を上げ続けた。
復讐や属国支配からの離脱だけが目的なら、ラグラーズとの戦争に完勝した時点で達成されている。
ゼッペルは兵士長以外を生かし、王や兵を捕えもせず本国に住まわせてこれといった制約を課している様子もないことからしても、これ以上ラグラーズを痛めつける気はなかった。
しかし彼が力を求めるもう一つの目的は「自分自身の強さへの渇望」であったため、さらなる力を求め続けた。
国民の多くは、それでもラグラーズへの勝利という成果からゼッペルを支持していたが、一部の国民は目的の分からない強化に不安を覚え始めていた。
隠居ではあるが健在だった父王や皇太后など親しい人々もゼッペルを心配していたが、ゼッペルの心の底にあったものには気づいていなかった。
諫言する者もいたが、長らく親交のあった【大神殿】との交流も一方的に断絶し【関所】を設けるなど、孤立を深めていた。どこか【テリー】と似たところを漂わせている。
 
そしてついにはあまりに危険なために封印されていた究極魔法【マナスティス】にまで手を出してしまう。
この魔法の復活には魔物の手が介入しており、そうとは知らずに魔法を完成させたゼッペルはその姿を魔物へと変え、理性を失い暴走。自国を大陸ごと滅ぼしかけてしまう。
しかし、大神殿の大神官の協力を得た主人公一行に何とか止められ、正気を取り戻すことになる。
 
この一件で反省した彼が療養のために絵画を始めたことが、マーディラスを後の芸術の都へと変えたようだ。
 
【アイラ】の加入後に過去マーディラスを再訪すると、ルーシアが落ちた崖の辺りでディノと話している姿が見られる。
ルーシアの墓を作ろうというディノの提案に対して、「墓は不要だ。ルーシアはきっとどこかの国のだれかの妻となり今も元気で生きていよう。」と返すゼッペル。
このままではどういう事か分からないが、城にいるルーシアの母の話を聞けばその意味が分かる。
どうやらルーシアの遺体は見つかっていなかったようで、死んだという確実な証拠がないのだからどこかで生きているに違いないと考える事で過去と折り合いを付けたようだ。
こうして前向きになった彼は城の再建現場に出て直接指揮を執るようになり、国民からも信頼される王となっている。
未婚でまだ若い魅力的な王を女性が放っておく訳もなく、城の女性たちはゼッペルを巡って日々争奪戦を繰り広げるのであった。

戦闘(1回目)

究極魔法マナスティスを復活させ自らに行使したあと、城に戻る途中の橋の上で突如魔物に変貌。
理性を失った状態で、たまたま背後にいた主人公たちに襲いかかってくる。
魔物となったその姿は【リビングスタチュー】そのものである。
ちなみにゾンビ系。一応言っておくが、ゼッペルは生きた人物である。
死んでいるのにゾンビ系に分類されていない連中とは対照的である。
リメイク版以降はリビングスタチューと比べて灰色に近い配色になっている。
 
完全2回行動かつ完全ローテーションで行動する。
行動パターンは、

イオナズン → 通常攻撃 → 凍える吹雪 → 痛恨の一撃 → 通常攻撃 → メラゾーマ

の順である。
 
HP:40000、MP:∞、攻撃力:270、守備力:200、攻撃呪文に強耐性、補助呪文に完全耐性と、恐ろしい程の強さを誇る。
いわゆる【負けバトル】の1つで、通常は勝つことはできないし、無理矢理勝ってもメリットはない。
貰える経験値とゴールドも1だけ。
ただし、上記の通り行動パターンが完全に固定で他の負けバトルボスのように【自動回復】は持っていないため、工夫次第では勝つことも可能。
素早さだけは37と低いので、パターンにはめてしまえば安定した戦いに持ち込むことができる。
とはいえ、準備と撃破にかかる膨大な時間(主に熟練度上げ)とMP不足への対策が必須となるので、やり込み以外で挑む必要はないだろう。
MP不足への対策は【マホキテ】で割と簡単に行えるし、凍える吹雪+痛恨の一撃のターンに【アストロン】を唱え、【マジックバリア】を絶やさず呪文耐性のある装備を着けるかマホキテでのMP回復を行いたい時以外は【メルビン】【マホカンタ】【さざなみの剣】)+【スカラ】【におう立ち】してもらい、【戦士】等HP補正の高い職業につけば特に極端なレベル上げや熟練度稼ぎを行わなくても時間さえかければ案外簡単に倒せるが。
勝っても負けた扱いで進行する。配慮が無いのはドラクエの負けバトルにおけるお約束。
 
3DS版ではとんでもない超強化がされている。
行動パターンこそ特に変わっていないものの、発売から何年も経っているのに未だに撃破報告が1つも挙がっていない。
代わりに山ほどある「こんなにダメージを与えたのに死なない」という報告から察するに、【スイフー】なんて目じゃない10万、100万単位の膨大なHPを持っているか、FC版4の【キングレオ】以来となる全回復の【自動回復】を持っているか、はたまたSFC版DQ5の【HP無限バグ】が正式に仕様として採用されたか。もしくはHPが減らない、HP0でも死なない設定がなされているか。
いずれにせよ、「その時点の強さではどうあがいても無理」どころではなく、DQ7に存在するあらゆる要素を駆使しても勝てない程に強化された。
改造で勝っても負けた扱いとなる。
 
ちなみにこれほどの強さを誇っていながらも、『マナスティス』はまだ真の力を開放していなかったというのだから驚きである。

戦闘(2回目)

中空に浮かぶ王の間を内部から破壊、体躯も一回り大きくなった状態で空中に浮いている。
そこに大神官が完成させたという【マジャスティス】を唱え、究極魔法の無効化を図るが、まだマジャスティスが不完全だったために弱体化させて元の大きさに戻すまでにとどまる。
そしてとどめを刺すために今度は主人公たちから戦いを挑むことになる。
 
1~2回行動で、【行動パターン】はランダム。
通常攻撃の他に、【メラゾーマ】【ベギラゴン】【こおりの息】を使用する。
 
ステータスは大幅に弱体化し、攻撃系への耐性は軒並み消滅、補助系もルカニ系だけは有効になっている。
ただ弱体化したとは言え、メラゾーマやベギラゴンは依然強力であり、素早さはこちらと同等程度まで上がっている。
特に攻撃呪文によるダメージが大きいので、【マジックバリア】を使って軽減するなどの工夫が必要。
メラ系・ギラ系への耐性を持っていないため、【マホカンタ】(【さざなみの剣】)で反射すると攻撃を防ぎつつ大ダメージを狙う事ができる。
【におうだち】と組み合わせればメラゾーマ・ベギラゴンを完封でき、特にベギラゴンを反射する事ができれば素晴らしいダメージを返すことが可能。
この戦術を採る場合は、氷の息を一手に受けても大丈夫なように仁王立ち役はブレス耐性を重視し、他の味方にはマホカンタに影響されない回復手段を揃えておきたい。
 
向こうの攻撃は熾烈だが、こちらの攻撃は大半が有効なのが救い。
上述の通りルカニ耐性に穴があるため、【ひゃくれつなめ】も割と効く。
ただし、3DS版ではひゃくれつなめは1ターン休み系に分類された上、休み系には元から完全耐性を持つため効かなくなったので注意。
1回目とは異なり【どとうのひつじ】が有効なので、PS版では習得していれば強力なダメージソースになる。
1回目と同様にゾンビ系でもあるので、ルカニと【ゾンビ斬り】を併用するのも効果的といえる。
味方のHPに気を配りながら戦おう。
 
ちなみに「とどめを刺す」ための戦いではあるが、元の姿に戻ったゼッペルの傷はそれほど深くなかったらしい。
この辺の耐久力の高さも、『マナスティス』の効果の一端だったのだろうか。あるいは悲しい事情がある故に主人公達が力を入れきれなかったのかもしれない。
 
元が人間であるからか、PS版・リメイク版の【モンスターずかん】には掲載されない。

DQ7リイマジンド

CV:澤田拓郎
主人公と初対面の際に、彼の持ってきた【大神官の書状】を没収し、そこに【メディルの使い】からマナスティスの魔導書を渡されてそのまま魔法研究所へと向かう展開になった。

戦闘(1回目)

負けバトルのスイフーやイノップ&ゴンズと同じくとんでもない強化が入っている。
 
負けバトルの例に漏れず、必ず不意打ちが発生する。
最初から【やまびこのさとり】【マホカンタ】とダメージ軽減のバフがかかっており、2回行動。
【イオナズン】【メラゾーマ】【こごえるふぶき】【こうげき】の完全ローテーションで、素早さの関係で4回行動に見える。やまびこの分も含めれば実質6回行動に等しい。
呪文やブレスの威力は通常のものなので極端にHPを上げていれば耐えられるが、通常攻撃では4桁のダメージを与えるため基本的に耐えられない。HPも無限であるため、絶対に勝つことはできない。

戦闘(2回目)

HPは3600程度で、行動パターンは従来版のものに加え、【スカラ】【マジックバリア】が加わっている。
他のボスと異なり彼は補助呪文を使うようになっただけで従来版との変化が少ない。
また、ボスでありながら【バースト】に入らず、その上受けるダメージが常に2倍になるという独自のマイナス特性が付与されている。
マジャスティスによる弱体化というストーリー展開を重視し、意図的に弱く調整したものと思われる。
 
従来版ではモンスター図鑑に掲載されないボスの一体であったが、今作においては1回目の戦闘時でのオーラを纏った姿で【討伐モンスターリスト】に掲載されるようになった。

修羅ver

闘技場の修羅の道、『急の道』2戦目で出現する。
メッセージは表示されないものの、1戦目と同じく戦闘開始時からダメージ軽減が付与されている。自重したのか、マホカンタとやまびこのさとりは搭載されていない。こちらは【いてつくはどう】などで解除することができる。
 
【メラガイアー】【イオナズン】を唱えるほか、【かがやくいき】【痛恨の一撃】も使用する。さらには、ボトクの十八番だったはずの【あやしいきり】まで使用する。
 
ただ、他の3匹と異なり行動を封じる状態異常は使用してこないため、個別撃破を狙うのであれば倒すのは後回しでも問題ない。

ウォーク

DQ7Rewalkイベントで2026年4月2日より登場。4章マーディラス編の2話でボスとして登場し、同日からのほこらにも出現。討伐推奨レベルは特級職レベル71以上。
2話中に【星空の結晶】を取っているかで分岐。取っていないAルートではマーディラスを滅亡させた上にマナスティスの魔力に耐えられず、ルーシアの魂に諭される形で死亡。取ったBルートでは従来の展開になる。
クエストでは単体だが、ほこらでは【メディルの使い】の代わりか【きとうし】を伴って出現。
メラ系が最も有効で、次いでギラ系、バギ系が有効、他は耐性持ち。きとうしはヒャド系が最も有効で、次いでギラ系とザバ系が有効、他は耐性持ち、両者ともドルマ系は無効化する。また、体技全般を半減する。
 
それまで出現していた【ミリエラ】に続き、推奨レベルに似合わぬ高難度。開始時にゼッペルはまもりのたてと全属性耐性2段階上昇を付与、状態異常を無効化しダメージを与えにくくなる。
更にきとうしが「厭世の霧」で幻惑とテンション2段階低下を付与し、さらにダメージとHP回復量を下げてくる。対策無しではこれだけでまともに戦えない事態に陥り、あっという間に壊滅することになる。
ゼッペルはベギラゴン、メラゾーマ、イオナズンの他、凍結効果のあるいてつくふぶき、大ダメージになる闇のおおあらし、ダメージとともに吹き飛ばす攻撃を使用。HPが減ると激昂して攻撃力、守備力、テンションを更に上げる。
きとうしはイオナズン、ドルモーア、スクルト、ボミエの他、MPを216奪うマホトラを使用。被ダメージはそこまでではないので、まずゼッペルから集中攻撃するのがオススメ。
双方とも悪魔系であるため、悪魔系耐性を一定程度持ち、におうだち中に高火力攻撃の発動を準備して押し切りたい。回復役が吹き飛ばされる事も想定し、助っ人はメルビンが最適。
 
こころは紫色でコストは168。比較的バランスの良い能力値。
高グレードでは呪文ダメージのほか呪文の暴走率や暴走時のダメージが増加し、Sではまれにいきなりマジックブーストで呪文ダメージ1段階上昇を付与する。