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【ゼッペル】

Last-modified: 2019-09-29 (日) 15:59:20

DQ7 Edit

DQ7に登場するキャラクター兼【ボス級モンスター】
過去の【マーディラス】の国王。
後に魔物へと姿を変えて、主人公らの前に立ちはだかる。
英語版での名前はPS版ではZeppel、3DS版ではHybris。

物語面、来歴(キャラクターとして) Edit

過去の【マーディラス】の王。おそらく20代前半と思われる、非常に若い国王。
幼馴染の友人に【ディノ】と、今は亡き【ルーシア】がいた。
幼い頃、隣国の軍事国家【ラグラーズ】がマーディラスに侵攻した際、ラグラーズ兵士長とマーディラス兵との戦いに巻き込まれたルーシアが、兵士とともに崖から落ち命を落としてしまったという過去を持つ。
 
「自分に力がなかったから、ルーシアの命を守ってやれなかった」
 
ゼッペルはこのことをずっと悔やみ続けながらこれまでの人生を過ごしてきており、この想いと考えが「力」に対するゼッペルの考え方に大きく影響を及ぼしていた。
そうして彼はもう二度と何者にも屈しない強い力を手に入れるのだと心に決めたのだった。
そうすることが、亡き友へのせめてもの償いになると信じて……。
 
それから10年後、主人公がマーディラスを訪れる2年前に父王から王位を継承した。
なお、父王・皇太后とも主人公たちが来た時点で隠居ではあるが健在で、親子関係も悪くなく、ゼッペルの孤立を心配する良き両親である。
ただ、ゼッペルの心の底にあったものには気づいていなかった。
 
ともあれ、ゼッペルはわずか2年間で弱小国だった自国を徹底的に鍛え上げてみせた。
その軍事力も大きく魔法に傾倒したものとなり、マーディラスと言う国そのものが魔法に秀でていればエリートを約束され、魔法だけが出世を約束される手段となるほどであった。
そうして強大な魔法軍事国家となったマーディラスはラグラーズに逆に戦争を仕掛け、世界有数の軍事大国を相手に圧勝。
その際に、兵士どころか王さえも殺さずに生かしたのに、兵士長だけは殺したという。
復讐の念もあるだろうが、これだけの短期間で成果を出したのみならず、戦後も国民が重税などにあえぐ様子もなく栄えていることから、その為政者としての力量は並々ならぬものがある。
 
ここまで魔法重視の国になったのは軍事上有利だから等といった理由ではなく、過去の侵攻の際にラグラーズ兵が魔法を馬鹿にしたから。
また、唯一殺したというラグラーズ兵士長は、巻き添えで崖から落下したルーシアを侮辱する発言までしていた。
つまりこの戦争は、ラグラーズの属国支配を抜け出すためでもあったが、事実上はゼッペル個人の復讐のための戦争でもあったのだ。 
こうして彼はラグラーズに復讐を果たし、ラグラーズも敗北の衝撃から立ち直れないままに衰退した。
 
だが、復讐や属国支配からの離脱だけが目的なら、ゼッペルの目的はこの時点で達成されている。
ゼッペルは兵士長以外を生かし、王や兵を捕えもせず本国に住まわせていることからしても、これ以上ラグラーズを痛めつける気はなかった。
しかし彼が力を求める本当の目的は前記した通り自分自身の強さへの渇望であったため、さらなる力を求め続けた。
これまでは「復讐」「属国支配からの離脱」という理解しやすい「大義名分」があったがそれがなくなったため、彼が力を求めることには父王や皇太后、ディノや国民にも理解が及ばず、不安を与えることになってしまった。
諫言する者もいたが、長らく親交のあった【大神殿】との交流も一方的に断絶し【関所】を設けるなど、孤立を深めていた。

そしてついにはあまりに危険なために封印されていた究極魔法【マナスティス】にまで手を出してしまう。
この魔法の復活には魔物の手が介入しており、そうとは知らずに魔法を完成させたゼッペルはその姿を魔物へと変え、理性を失い暴走。自国を大陸ごと滅ぼしかけてしまう。
しかし、大神殿の大神官の協力を得た主人公一行に何とか止められ、正気を取り戻すことになる。
 
この一件で反省した彼が療養のために絵画を始めたことが、マーディラスを後の芸術の都へと変えたようだ。
 
【アイラ】の加入後に過去マーディラスを再訪すると、ルーシアが落ちた崖の辺りでディノと話している姿が見られる。
ルーシアの墓を作ろうというディノの提案に対して、「墓は不要だ。ルーシアはきっとどこかの国のだれかの妻となり今も元気で生きていよう。」と返すゼッペル。
このままではどういう事か分からないが、城にいるルーシアの母の話を聞けばその意味が分かる。
どうやらルーシアの遺体は見つかっていなかったようで、死んだという確実な証拠がないのだから生きているに違いないと考える事で過去と折り合いを付けたようだ。
こうして前向きになった彼は城の再建現場に出て直接指揮を執るようになり、国民からも信頼される王となっている。
未婚でまだ若い魅力的な王を女性が放っておく訳もなく、城の女性たちはゼッペルを巡って日々争奪戦を繰り広げるのであった。

戦闘面(ボスとして) Edit

1回目 Edit

究極魔法マナスティスを復活させ自らに行使したあと、城に戻る途中の橋の上で突如魔物に変貌。
理性を失った状態で、たまたま背後にいた主人公たちに襲いかかってくる。
魔物となったその姿は【リビングスタチュー】そのものである。
ちなみにゾンビ系。一応言っておくが、ゼッペルは生きた人物である。
死んでるのにゾンビ系に分類されてない連中とは対照的である。
3DS版はリビングスタチューと比べて多少色が濃いめになっている。
 
完全2回行動かつ完全ローテーションで行動する。
行動パターンは、

イオナズン → 通常攻撃 → 凍える吹雪 → 痛恨の一撃 → 通常攻撃 → メラゾーマ

の順である。
 
HP:40000、MP:∞、攻撃力:270、守備力:200、攻撃呪文に強耐性、補助呪文に完全耐性と、恐ろしい程の強さを誇る。
いわゆる【負けバトル】の一つで、通常は勝つことはできないし、勝ってもメリットはない。
貰える経験値とゴールドも1だけ。
ただし、上記の通り行動パターンが完全に固定なため、工夫次第では勝つことも可能。
素早さだけは37と低いので、パターンにはめてしまえば安定した戦いに持ち込むことができる。
とはいえ、準備と撃破にかかる膨大な時間(主に熟練度上げ)とMP不足への対策が必須となるので、やり込み以外で挑む必要はないだろう。
MP不足への対策は【マホキテ】で割と簡単に行えるし、凍える吹雪+痛恨の一撃のターンに【アストロン】を唱え、【マジックバリア】を絶やさず呪文耐性のある装備を着けるかマホキテでのMP回復を行いたい時以外はメルビンにマホカンタ(さざなみの剣)+スカラ+仁王立ちしてもらい、戦士等HP補正の高い職業につけば特に極端なレベル上げや熟練度稼ぎを行わなくても時間さえかければ案外簡単に倒せるが。
勝っても負けた扱いで進行する。配慮が無いのはドラクエの【負けバトル】におけるお約束。
 
3DS版ではとんでもない超強化がされている。
行動パターンこそ特に変わっていないものの、発売から何年も経っているのに未だに撃破報告が1つも挙がっていない。
代わりに山ほどある「こんなにダメージを与えたのに死なない」という報告から察するに、
【スイフー】なんて目じゃない10万、100万単位の膨大なHPを持っているか、FC版4の【キングレオ】以来となる全回復の【自動回復】を持っているか、はたまたSFC版DQ5の【HP無限バグ】が正式に仕様として採用されたか。
いずれにせよ、「その時点の強さではどうあがいても無理」どころではなく、
DQ7に存在するあらゆる要素を駆使しても勝てない程に強化された。
改造で勝っても負けた扱いとなる。
  
ちなみにこれほどの強さを誇っていながらも、『マナスティス』はまだ真の力を開放していなかったというのだから驚きである。

2回目 Edit

中空に浮かぶ王の間を内部から破壊、体躯も一回り大きくなった状態で空中に浮いている。
そこに大神官が完成させたという【マジャスティス】を唱え、究極魔法の無効化を図る。
が、まだマジャスティスが不完全だったために弱体化させて元の大きさに戻すまでにとどまる。
そしてとどめを刺すために今度は主人公たちから戦いを挑むことになる。
 
1~2回行動で、【行動パターン】はランダム。
通常攻撃の他に、【メラゾーマ】【ベギラゴン】【こおりの息】を使用する。
 
ステータスは大幅に弱体化し、攻撃系への耐性は軒並み消滅、補助系もルカニ系だけは有効になっている。
ただし、攻撃方法は弱体化したとは言えそれでも強力な上、素早さはこちらと同等程度まで上がっている。
特に攻撃呪文によるダメージが大きいので、【マジックバリア】を使って軽減するなどの工夫が必要。
メラ系・ギラ系への耐性を持っていないため、【マホカンタ】(【さざなみの剣】)で反射すると攻撃を防ぎつつ大ダメージを狙う事ができる。
【におうだち】と組み合わせればメラゾーマ・ベギラゴンを完封でき、特にベギラゴンを反射する事ができれば素晴らしいダメージを返すことが可能。
この戦術を採る場合は、氷の息を一手に受けても大丈夫なように仁王立ち役はブレス耐性を重視し、他の味方にはマホカンタに影響されない回復手段を揃えておきたい。
 
向こうの攻撃は熾烈だが、こちらの攻撃は大半が有効なのが救い。
上述の通りルカニ耐性に穴があるため、【ひゃくれつなめ】も割と効く。
ただし、3DS版ではひゃくれつなめは1ターン休み系に分類された上、
休み系には元から完全耐性を持つため効かなくなったので注意。
1回目とは異なり【どとうのひつじ】が有効なので、PS版では習得していれば強力なダメージソースになる。
1回目と同様にゾンビ系でもあるので、ルカニと【ゾンビ斬り】を併用するのも効果的といえる。
味方のHPに気を配りながら戦おう。
 
ちなみに「とどめを刺す」ための戦いではあるが、元の姿に戻ったゼッペルの傷はそれほど深くなかったらしい。
この辺の耐久力の高さも、『マナスティス』の効果の一端だったのだろうか。あるいは悲しい事情がある故に主人公達が力を入れきれなかったのかもしれない。