DQ2
の三人の総称、つまりパーティメンバー全体を指す呼称。
もちろん【ローレシア王】も【サマルトリア王】も【サマルトリア王女】も【ムーンブルク王】もロトの子孫だが、作中で人々がこう呼ぶ対象はあくまでパーティメンバー三人だけである。
このように呼んでくれる人は各地にいるのだが、その数は決して多くない。
【復活の呪文】を教えてくれるお爺さんなどのわずかな人々と【ルビス】くらいのものである。
他には、「ロトの血を引きし者たち」と呼ばれることもある。
どうせなら「【ロトの勇者】たち」と呼んでくれたらいいのにと思うところだが、ゲーム内でそのように呼ばれることはない。
もしかすると、DQ2においては【勇者】は特別な存在を指すわけではないのかもしれない。
「ロトの子孫たち」という立場がそれだけ別格扱いされているのだと考えよう。
彼らの【シドー】討伐の話は、新たなロト伝説となって後世に語り継がれていくことになる。
DQ2の数百年後の世界が舞台である【ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート】では、DQ2のパーティメンバーを指して「ロトの勇者たち」と呼ぶのが一般的になっている。
【主人公(DQ1)】がDQ2で初めて「ロトの勇者」と呼ばれるようになったのと同じように、後世になってから呼ばれるようになるのだろうか。
なおリメイク版では、ステータス画面に「肩書き」が表示されるようになったが、どういうわけかローレシアの王子だけが【勇者の子孫】になっている。
ちなみに、本編作品でパーティメンバーに総称があるのは、これ以外ではDQ4の【導かれし者たち】くらいである。
ゲームブック(双葉社)
FC版当時発売された同書の下巻では「ロトの3人」という総称で呼ばれている。