【ロロンド】

Last-modified: 2024-02-17 (土) 17:31:23

ビルダーズ1

1章と終章に登場するキャラクター。
かつての【メルキド】町長の子孫である男性。英語版での名前はRollo。
 
メルキドから岩山の麓に沿って東の方の森で魔物によって土で閉じ込められており、主人公によって助け出されて連れて来られる。
ちなみに最初のチュートリアル終了後、穴倉から出てすぐに助け出すことができる。
町長の子孫であるゆえか非常に尊大な性格で、【主人公】への依頼も上から目線である。(【キメラのつばさ】を作れ、【石のまもり】の手掛かりを探せ、など)
しかし、ただの横柄な人物ではなく、主人公を信頼しており、クリア後の別れは涙するほど別れを惜しんでいる。
とにかく調子のいいおっさんで図に乗りやすい。おかげで【ムツヘタ】からは「底が浅そう」なんて言われてる。
尊大だが勤勉でどこか憎めないおっさんという点でどこぞの王様に通ずるものがある。
後述のネタから勘違いする人は多いが、むっつりスケベなキャラではない。
 
町を大きくするのに反対している【ロッシ】とは水と油であり、後半には町作りするに当たって住民を選ばなければならないと発言するぐらい険悪になるが、ゴーレム撃破後には和解する。
【メルキド録】を読んでいる関係上か、実は1章中盤からゴーレムの真実に気付いており、街の為にそれを隠していた事が判明する。
メルキドの町長を希望していたが、ロッシへの風当たりに反省したのか、光を取り戻した後にその座をロッシに譲る。
が、転んでもただでは起きず、代わりに名誉町長か大町長を希望。終章において、結局大町長に就任した模様。
 
1章のメインとなる人物だが、その後のリムルダール編での竜王軍バトル1戦目後~3戦目前までの長期間、何故か【ノリン】の夢の中に出てくる。しかも毎晩
終章では【三賢者】の1人である【ピリン】の代わりとして登場し、メルキド編と同じ様に、今度は【オリハルコン鉱脈】で蓋をされて閉じ込められている。
拠点に連れ帰るとロッシから託された【トゲわな】30個と【火をふく石像】2個をくれる。
その後、【ゆきのへ】から託された【ひかりのよろい】の製法を主人公に教えてくれる。
ラストバトルでも登場し、【メルキドシールド】をくれる。
 
文明が衰退し多くの人間が文字を読む能力すら失っている中、書物を読むことができる数少ない人物。
メルキド録というメルキドの歴史を綴った書物を常に携帯しており、これを研究できることに非常に高い誇りを持つ。
メルキド編のストーリーは、彼がメルキド録からものづくりの情報を得て、主人公が素材を集めて作成していくという流れがメインとなっている。
 
なお、メルキドに光が戻った後、【ショーター】から文字が読める主人公が最初からメルキド録を読めばよかったのではないか?という指摘があるが、終章でメルキド録は20万ページという膨大な書物であることが判明。
ちなみに20万ページがどれほど膨大かというと、広辞苑に換算して66冊相当(広辞苑は約3000ページ)。
あくまで広辞苑と同じ極薄の紙質、同程度の文字サイズだったと仮定すればの話だが、どのみち尋常ではないテキストである。ここまでのページ数となれば当然1冊で完結するはずもないので、上記の通り複数の書物から構成されていると考えるのが妥当だろう。
それを正しく解読して街作りに必要な情報だけを取り出すには「読める」だけではどうにもならないので、常にメルキド録を研究していたロロンドの努力が必要だったことは間違いない。
 
余談だが、助け出した後連れ帰るのが夜になると、主人公より早くピリンの隣のベッドで寝てしまう為、一部のプレイヤーからはベッドを壊されて叩き起こされたり、隅の方に追いやられたりするという酷い扱いを受ける。
脇役のおっさんがメインヒロインポジションの少女の隣で寝るというのはビジュアル的にちょっとアレだが、ロロンドの名誉のために説明しよう。実際は「NPCは空いてるベッドに勝手に寝てしまう」「主人公固有のベッドは用意できない」という本作の仕様によって起きてしまうもの。
つまりこれはある種のバグであって彼が決してピリンに邪な感情を抱いている訳ではない。
他にもピリンの隣のベッドで寝てしまうのは彼だけではない。
ロロンドにピリンの隣で寝られるのを防いだり、ロロンドのイメージを守りたければ、ロロンドを救出する前に、ピリンの隣のベッドを撤去し、ロロンドに他のベッドで寝てもらおう。
残念ながらそのバグ(?)はswitch版でも修正されていない。
ある意味彼もFC版DQ3の【ガメゴンロード】と並ぶバグの被害者でもある。
 
なお、続編のビルダーズ2によると【モンばあ】の台詞から、後にメルキドの名誉町長となったようである。更に【ドルトン】というそっくりさんが登場。
大町長に就任すると宣言していたはずだが心境の変化があったのだろうか。