【メルキド録】

Last-modified: 2024-02-17 (土) 17:14:50

ビルダーズ1

何百年も前に【メルキド】で書かれた書物。人間の歴史や失われた物作りについて、古代の文字で20万ページという膨大な情報が収録されている。
ストーリー中に判明する内容は以下のような物。本作序盤の世界観や重要アイテム、建築など基本的な事は殆ど網羅されている。さすが20万ページ。

メルキド町長の子孫である【ロロンド】が、代々受け継いだ宝として常に携帯している。
文字を読む文明さえ失われている本作の世界において、古代文字で書かれたメルキド録を解読し研究出来る事がロロンドの誇りであり、【ピリン】が見かけた時は一人で笑いながら本を撫でまわしていたという。
 
【1章 メルキド編】のストーリーは、この本から物作りの情報を得たロロンドが、【主人公】へ素材集めを依頼してくるという流れで進行していく。
記憶喪失なはずの主人公は何故か古代文字が読めるため、自分で読んだほうが早いとしっかりツッコミを入れているのだが、自分だけがメルキド録を解読できるという自慢を失いたくないロロンドは頑なに拒んでいた。実は「昔の文字が読める」のは主人公の正体に絡む話でもある。
 
ちなみに20万ページがどれほど膨大かというと、約3000ページの広辞苑に換算して66冊相当。広辞苑と同レベルの極薄の紙(50ミクロン程度)を使っても、厚さは本文だけで10メートルまで積み上がる。それすらも現代日本と大差ない製紙技術があればの話で、RPGらしく羊皮紙でも使えばさらに分厚くなるだろう。
メルキド録の版型や文字の大きさ、図説の比重などが不明なので単純に広辞苑との比較はできないが、どのみち尋常ではないテキスト量である。それを解読し、街作りに必要な情報だけを取り出しているのだから、口ばっかりに見えたロロンドも結構な努力をしていたことは間違いない。また効率よく必要な情報を利用をする上では彼の力は必要不可欠だったと言えるだろう。