トルネコ3
ダンジョン内に設置される場合がある石像の一種。
丸い【石ころ】が浮いているデザインで、ランダムで同じ部屋内にいる【NPC】を含むキャラクター1体に対して【岩】を飛ばしてダメージを与える。
【被ダメージ変換能力】・【2ダメージ化能力】を持つモンスターはそれぞれのダメージに変換するが、それ以外には各個の【防御力】に依存したダメージを受ける。
固定ダメージではないため防御力が高ければほとんど受けないが、裏を返せば、防御力の低い【シャドー】系はこの石像が天敵。
仲間モンスターを大量に擁する【ポポロ】で【開幕】にこの石像が同室していた場合、ほぼ毎ターン効果を発動する。
発動率はかなり高めで、また岩の攻撃力は20と、PS2版の【ゴーレム】と同値でなかなか痛い。【トルネコ】が盾無しの状態なら最大29ダメージを受ける。
クリア前や【異世界の迷宮】の最序盤等、レベルもHPも装備も不十分な状況だと普通に痛い。ゴーレムが飛び道具となって飛んでくると考えれば、その痛さは歴然である。
特に広い部屋に設置されていると絶望的。冗談抜きにマジで死が見える。【大部屋の巻物】や【中部屋の巻物】を無作為に読み、この石像の効果が発動したら冒険失敗を覚悟した方が良い。
中でもポポロは盾を装備できない理由から、【ビッグモアイの石像】ともども、最初はまだ良いが早めに破壊しないと後からダメージが響く石像の効果と言える。
【石像よけの指輪】の効果があると岩の攻撃対象にならず、
【みかわしの指輪】か【はね返しの指輪】の効果があれば当たらなくなる。
ちなみにPS2版の石像の中でアニメーションをしているのは、これと【火炎の石像】のみ。
GBA版だとアニメーションが略されていて【転びの石像】とデザインが似通っているのもあって非常に紛らわしい。
なおこの石像、プレイヤーの見えない位置でモンスターが岩の攻撃を受けると1秒ほどのタイムラグが発生してしまうので、攻撃のテンポが狂う場合もある。
そういう意味で【タイムアタック】を好むプレイヤーに忌み嫌われている特徴がある。
余談
実はこの石像から飛んでくる【岩】は普通に出現しない「石系アイテム」の1つで、【チート】を使用すると当然普通に入手できれば、実際に投げる行為もできてしまう。
が、その効果は「1マス正面のモンスターにダメージを与える」で、これでは普通に素手で攻撃するのと変わらない。
しかし、【石】をも上回る攻撃力20で正面のモンスターに攻撃できるので、もし使えたら【グレイトソード】並みの破壊力の攻撃をお見舞いできる。
1マス正面に飛ぶ以外は他の石系アイテムと同じく放物線を描いて飛ぶ挙動を取るので、見えている【ワナ】を壊したり、【混乱】状態になった場合のモンスターへの対抗手段としても使えただろう。
どうやら、岩とばしの石像自体が「ランダムに選択した対象へ岩を【魔法の石】みたいにホーミングする」という特性を持つらしく、これは【黄金のつるはし】等の個別としての特性に似ている。
もちろん、岩も99個まで普通にまとめて持てる上、しかもご丁寧に【重さ】や価格まで設定されていれば「説明」もしっかりと作り込まれており、
岩とばしの石像から飛んでくる 岩だぞ。
と【ふつうの指輪】・【ふつうの壺】みたいな安直な説明にされているが、ひょっとしたら【みかわしの指輪】の効果次第ではアイテムとしても登場させる可能性があったのかもしれない。
なお、1個の岩の個体設定は、販売価格10G、買取価格5G、重さ1。
なぜか1個の石の1/10の取引価格である。