概要 
DQ3から始まった「王宮の○○」シリーズ第3弾。今回は「トランペット」。
楽曲形式→楽曲ジャンルと来て、今度は楽器がタイトルになった。
ついでに言えば、城の曲に弦楽器以外が使われたのは、これが初めてである。
構成=A:11小節、B:12小節、C:8小節
調=A:ハ長調(C)、B~C:イ短調(Am)
BPM=97(NHK交響楽団)
拍子=4/4
形式は、DQ3~4の城の曲とは違い、「A→B→A→C→A」である。これを「小ロンド形式」と呼ぶ。
規模が小さくなったため、演奏時間も今までの城の曲に比べると大幅に短くなっている。
「小」であってもロンド形式であることに変わりはないため、やはりこの曲に「ロンド」という曲名をつけても間違いではない。
「トランペット」とは、誰もが知っている金管楽器の一種である。
オーケストラで使われる金管楽器の中では、最も高い音域を出せる。
しかし、木管楽器の最高音域を担うフルート系や、弦楽器の最高音域を担うヴァイオリンほどの高音域は出せない。
非常に強く暴力的な音から繊細で甘い音まで、表現の幅が広く、分厚いオーケストラやブラスバンドでも埋もれないほどの存在感を放つ。
そのため、オーケストラだけでなく吹奏楽においても、花形楽器の1つであると言われている。
この曲は、そんなトランペットのソロが特徴の曲であり、一種の「トランペット協奏曲」と言っても良いだろう。
ただし、トランペットが演奏する部分は思ったよりも少なく、特にAの部分では冒頭2小節だけでトランペットの出番は終わりである。
BやCではトランペットの出番が増えるが、そこもトランペットと弦楽器が掛け合いをしているという印象が強い。
強い音は使われず、どちらかと言うと繊細で甘美な音を聴かせる曲である。
トランペット=フォルテ!という先入観を持ってしまっている人は、この曲を聴けば少しは認識も変わるだろう。
トランペットは、弱奏でもその魅力を十分に発揮できるのである。
DQ5 
【レヌール城】(お化け退治終了後)、【ラインハット】、【テルパドール】、【グランバニア】、【妖精の城】の各城と、【名産博物館】(リメイク版)で使われる。
ゲームをスタートさせた直後、最初の主人公誕生シーンで流れる曲なので、強く印象に残っている人も多いであろう。
また、【ヘンリー】を思い出すというプレイヤーも多い。
リメイク版では夜バージョンも登場。
他作品の夜の城と同様にチェンバロ風の曲となっている。
ユアストーリー 
オープニングでゲーム画面の再現に合わせてSFC音源が使われた。
その後、幼年時代のラインハット郊外でリュカがヘンリーを追いかけるシーンでオーケストラ版が使われた。
DQ10オンライン 
バージョン6の主要舞台である神都フォーリオンのBGM。
詳しくはこちらを参照。
DQ11 
【メダル女学園】で流れる。夜バージョンもある。
DQ11S 
新たに追加された【ロウと幸せの王国】では、DQ5同様、【主人公(DQ11)】の誕生シーンでも使われる。
シアトリズムDQ 
難易度 | ふつう | 難しい | 激ムズ |
総トリガー | 114 | 203 | 273 |
無料配信第1弾として2015/3/26から配信されているFMSの一つ。
【ラダトーム城】と同じ特殊演出のない通常の城内がステージ背景に使用されている。