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【Erdrick】

Last-modified: 2019-06-16 (日) 10:08:40




概要 Edit

海外のNES版【DRAGON WARRIOR】シリーズにおける【ロト】の英訳。
ロトをそのまま英語表記にすれば”Lot”となるべきところ、”Erdrick”に置き換えられている。
これはゲルマン語(ドイツ語の先祖)由来の名称で、「大地の(erd)支配者(rich)」くらいの意味になる。
読みは「エルドリック」ではなく「アードリック」という感じの発音。エルドリックは「Eldrick」と書くのでお間違いなきよう。
 
なお欧米では信教の自由への配慮から宗教表現への規制が厳しく、日本のゲームを海外版にローカライズする場合、宗教に関するシンボルや言葉などが置き換えられるのが普通である。
ドラクエの場合、【十字架】がその最も顕著な例だが、「ロト」も旧約聖書に登場するキリスト教人名であるため、このように置き換えられたものであろう。
【堀井雄二】自身は、聖書のロトから取ったのでなく、単に語感がカッコイイんじゃないかと思ってつけたとのこと(ドラゴンクエストⅢ マスターズクラブより)。
ちなみに直訳で"Lot"だと「たくさん」という意味の初歩的な形容詞、Rに替えて"Rot"だと「腐った」という意味になってしまうのだが……まあ由来がどうあれ「伝説の勇者の名はロト」と決まった時点で変更は避けられなかったのかもしれない。
 
もっとも聖書のロトは神の啓示でソドムの町から逃げたが道中振り返った妻は塩の柱になり、娘は子孫を残すためにロト自身を酔わせて近親相姦に至ったという人物であり、仮に上述の宗教表現の問題がなかったとしてもかなり問題のあるお名前であろう。
 
GB(GBC)版のDRAGON WARRIORではNES版とは異なりそのままLotoと訳された(GBシリーズでは十字架も変更なくそのまま表示している)が、タイトルがDRAGON QUESTに変更されて以降はErdrickに戻され、DQ9やスマホ版、そしてDQ11で使用されている。
DQ11では派生語として、【ロトゼタシア】の英訳がErdrea、古の勇者【ローシュ】がErdwinとなっている。
また意外なところでは、【天空シリーズ】であるDQ6の【牢獄の町】にいる【トンヌラ】の英名として用いられている。