アイテム/【ひそひ草】

Last-modified: 2024-03-30 (土) 13:25:47

概要

サイバーパンク化する以前のシリーズでしばしば用いられたキーアイテム。
いわば携帯(ただし電波は最強)。
今後出て来る事はもう無いと思われる。
リアルに時の流れを感じる逸品。

  • 今後本編に出てくることはないというかFF4世界特有のアイテムだったのが、FF5でちょい役で登場しただけである。そして外伝で細々と登場しているのでむしろ出番が増えそうな気がする。
    • 携帯としての使い方はされずとも、FF4TAで「見破られることのない盗聴器」として使われているので、ストーリーの作り手の発想によっては出番を作り出せる。

ダジャレからくるネーミングだが、そのシュールな名前とは裏腹に
用いられるシーンはかなり重要なものが多い。
いずれのイベントを見ても、どう考えても「ひそひそ」喋ってはいない。


何というか某ネコ型ロボットの秘密道具的な名前
意味の直訳などの多いFFシリーズでは割と珍しいネーミングである。


音信のため最低2個は必要。トランシーバーみたいなものだろう。
しかし、どういう原理で遠距離会話ができるのかは不明である。

  • 科学が併存する世界とはいえ、現実世界とは全く異なるファンタジー世界の物品に科学的原理を持ち込む方が無粋である。
    • そもそもその科学でさえ「クリスタルがエネルギー源」という現実離れした代物。

アイテムの外観や原理などの説明は特に無い為、どのへんが駄洒落でどんな形状なのか全くの謎。
だ洒落なら「ひそひ草」…?不思議な力を持つファンタジーな草なのか
サイバー的な機械系アイテムなのか今でもよく解らない。

  • DDFFでの説明を見る限り、食べると声が小さくなるらしい。小さな声はまさしくひそひその声なので、それが名前の由来…かどうかは不明。
    そして「食べられる」ということは、有機物であるのは確かなので、想像通りのものなんだろう。
    いずれも後付かもしれないが。
  • 続編では文字通りの植物だったことが判明。

アクセサリ/【ひそひそう】


実はどの作品においても、どこかに生えている・あるいは栽培している描写は見られない。

  • つ「FFT」

FF4

トロイア城で寝込むギルバートが「僕の代わりに」と言ってセシル達に手渡したアイテム。
最初はわけが分からないが、この後磁力の洞窟ダークエルフにボコボコにされるセシル達を
ギルバートがこれを通して救うことになる。
これを持たずに戦うと何のイベントも発生せず一方的にやられて普通に全滅になってしまう。

  • 勝った場合、戦闘前の段階に戻る。
    • TAでのハルとのやり取りにより、双方向での通信性能があることが判明。

小説版においても「ひそひ草」の名前で登場。
その名前がかもし出す場違いっぷりは尋常ではない。


傷ついた体で音楽を奏でるギルバートの姿に、心打たれたプレイヤーは多いことだろう。
しかしあえて言う。誰か竪琴とって渡してやれよ!!

  • つーかギルが一言頼め!!
    • グランドハープはでかくて重いため、慣れていないと運びにくい。チューニングも繊細で、値段も高価い。
      ハープ奏者は、そんな楽器を他人に触らせたくないのが普通である。
      手ぶら(プレイヤーによっては全裸)で漂着した彼に、トロイアの人があてがった超高級な楽器なのだ、と考えよう。
      • いや、それだったら今度は「行く時周りの人の肩でも借りたらいいんじゃ」というツッコミが出て収集がつかなくなっちゃう。
  • あのシーンをよく見ればわかるが、実際には側にいた医者と助手がギルバートを心配して止めようとしており、ギルバートはそれを振り切って竪琴のところまで向かっている。
    竪琴を奏でること自体奏者にかなりの負担を掛ける(NTT出版の「設定資料編」に記載)らしいので、医者としては奨めるわけにはいかない。肩を貸すことがあってもベッドへ戻すためになるだろう。
    止めきれなかったのは、それだけギルバートが鬼気迫る様子であったからか。
    • DS版では、医者と助手が駆け寄ることはなく、ギルバートが力尽きかけて倒れてしまい、必死の思いで立ち上がるという形に変わったので、ギルバードの覚悟を感じさせる趣が少々薄れてしまった。

FF4TA

こちらでもキーアイテムとして登場。
豹変したセシルの真意を探るため、ギルバートが贈り物の花の中に盗聴器代わりに仕掛けた。
これのおかげでギルバートはセシルからの贈り物の中身(ボムの指輪)を見抜く事ができ、
ダムシアンはミストの村の二の舞にならずに済んでいる。

  • このイベントから、ひそひ草はギルバートの秘密アイテムではなく、
    ダムシアンでは当たり前に存在するものであることが伺える。
    • ということは前作で使われたあれはギルバートがダムシアンを出てファブールまで旅をして更に海を漂流してる間もずっと持ってたものということになる。
      草というからには植物なんだろうが、ドライフラワーにでもしてるのだろうか(都合のいいことにダムシアンは砂漠である)。
      乾かしても塩水に濡れても通信可能とは凄まじい生命力である。
      • 多分だけど前作で使ったものは、父親であるテラにギルバートとの結婚を認めてもらうためにカイポに戻るアンナのために、ギルバートが用意していた(今でなら携帯電話のような通信手段は恋人達にとって「当たり前」の物だが、それすらなかった時代には遠距離からでも恋人と話すことは「憧れ」であった)物かもしれない。
        しかしアンナはギルバートを庇い命を落とし、ギルバートは遠く離れた地でも彼女と語り合うという夢を叶えることなく、ひそひ草を彼女の形見のように持ち歩き続けていたのだろう。
  • そして現代のいかなる技術をもってしても見破れない完璧な盗聴装置…
    • これ自体の性能もあるが、ギルバートの使い方の上手さもある。木を隠すなら森の中といわんばかりに花の中へ仕掛けたのはかなりポイントが高い。洗脳されているとはいえ相手はセシルであり、ひそひ草の使用経験がある。生半可な仕込み方ではバレてしまう恐れもあっただろう。それを一切の違和感なく完璧に仕込んだ手腕には脱帽するほかない。
    • じつは花の中に隠してバレないようにしていたのではなく、花自体がひそひそうである。花が咲いていても本来のセシルならば一目見ただけでひそひ草と看破できる筈だったが、人格をひそひ草を知らない謎の少女に操られていたため「花か、ギルバートらしいな」としか答えられなかった。ひそひ草と呼び当てられれば本来のセシル、呼び当てられなければかつてのバロン王のように別人と考えての行動だったのだろう。本当の意味でセシルが心変わりをしていた場合、堂々と盗聴機を送りつけられたようなものなので、斬り捨てられる可能性があったのにも関わらず恐れずにやり抜く手前、凄まじい成長である。

終章の後編にも再登場。その最強のアンテナ能力を如何なく発揮し、
厳しいバトルの連続で影が薄くなったギルバートにとっては、まさに面目躍如といった感じだろう。

  • 前編にも登場している。
    さすがにこの段階の月と蒼き星との距離では、通信は無理らしい。

は500ギル?

FF5

表記は、台詞では「ひそひ草」。だいじなもの欄では「ひそひそう」。
バリアの塔に乗り込む際にゼザから手渡されるアイテム。
塔頂上のアンテナに向かうバッツ達と通信を取るためのものだが、
これがゼザの最期を演出する道具になるとは…。

  • ガラフは一城の主だがこの草のことは知らなかった。
    飛竜草のことにも疎かったようだし、バル城の方々は植物関係には弱いのだろうか?
    • サーゲイト城には図書館があるが、バル城には無い。
      そんなことも関係しているのかも知れない。

実はフォークタワーでも2パーティーに割れて攻略するので、連絡手段に使っている可能性あり。
何もメッセージがないのではっきりとは断定できないが。

  • あるいは大声で叫んでいたか。ホーリー取得時、「同時に、魔法を取るよ!」「わかった!!」の台詞とともにパーティが入れ替わるため、本当に叫んでいたのかもしれない。
  • ゼザからもらったのは交信用の片割れだけなので、相手方が無くて使い物にならなかった可能性もある。栽培できるなら話は別だが。

FF14

ロンカの遺産として登場。表記はひそひ草。持っている者同士離れた場所にいても会話できる。
ヤ・シュトラはリンクパールのようなもの、と判断した。
ユキス・ネルの大ピラミッド内を進む前に仕掛けで離れ離れになった時のために、とアルメから渡される。

  • つまり「途中で離れ離れになる」と言っているようなもの。

FFT

儲け話で出てくるのみ。
数千年に一度花を咲かせる神秘の花。
ウォージリス近郊の小さいながらも複雑な洞窟の奥にある巨大な地底湖に生えている。
レッドマシュマロが守っていた。

FFTA2

おたから」の一つとして登場。植物でランク☆なし。
ドルイドメイスの材料。
やっぱり音を遠くに飛ばす草らしいが、アイテムとして使用できない。


アイテムお届け系のクエストにも登場している
カモアの女の子がゴーグへ引っ越してしまった親友の女の子に手紙を送る
その手紙の通りに「ひそひ草」を買ってそれをまたルッソがカモアへ届ける
二人はいつでもおしゃべりできるようになった。

FFL

ダスクミシディアと連絡を取るのに使う場面が多々ある。
ダスクは常時持ち歩いているが、アイテムとして初登場するのは黄昏の章。

FFL2

アルバのイベントで登場する。通話は次元の壁を越えられるようだ。

チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮(DS版)・エブリバディ

序盤でダンジョンヒーローXからもらうことが出来る。
それ以降は新しいダンジョンに潜る度にヒーローXから通信が入り、攻略に役立つアドバイスを聞ける。
ちなみにヒーローXは「ぷるる ぷるる」と携帯の着信音を口マネしてから話し始める。
『DS版時忘れ』ではこれを渡す際に「今回は…って 前回があったかは し しらないクポよ…」という意味深なセリフも喋る。『Wii版時忘れ』のプレイヤー向けのメタ演出と思われる。
このセリフはヒーローXの持ちネタとして『エブリバディ』や『チョコボGP』にも引き継がれている。


Wii版にこのアイテムは存在せず、ヒーローXが直接ワープしてアドバイスするという演出であった。

チョコボGP

第1章でレーシングヒーローXからもらえるが、その後これを使用するシーンは全く存在しない。
『DS版時忘れ』及び『エブリバディ』のプレイヤー向けのパロディである。