シリーズいくつかに登場するアイテムで、一人の小人状態を回復するもの。
街のお店で買えるので、いくつかは常備しておきたい。
初出はFF3で、意外なことにFF2には登場していない。
それもそのはず2の小人は戦闘中の一時状態異常だからである。
元ネタは「一寸法師」。
- 厳密に言うと一寸法師も含まれている御伽草子に全般に出てくる道具で、本来は大きくするだけではなく欲しい物や願い事を唱えて振ると、願い通りの事が起きたり願い通りの物が出てくるのだが一寸法師の描写があまりにも有名なためかFFでは小人を治すアイテムとしての登場である。
海外版ではギリシャ神話でうちでのこづちと同じような効果をもたらしたとされるCornucopia。
FF3
小人状態を治療するほか、メニュー画面で使えば小人状態にすることもできる。
全員小人にするには4つ必要。元に戻すにはさらに4つ必要になる。
古代人の村などで100ギルで購入できる。
戦闘中も使用でき、小人状態を回復できる。敵にも使えるが、小人にすることはたぶんできない。
これを使えばトーザスの村で大きくなれるかと思いきや、戦闘中でさえ対策済み。
FC版ではハインの城にいる兵士の一人から8つ譲り受けることになる。
これはハインの城は攻略上小人になることが必須であり、万が一ミニマムが使えない状態で連行されてしまうと詰んでしまうのでそれを回避するため。
親切にも元に戻す分までくれるので、ミニマムが使える状態であってもMPの節約のためにありがたくこちらを使わせてもらおう。
- 兵士はくれたあと消滅するため、貰った分を捨ててしまうとミニマムが使えない状態だと詰むことになる。
意図的に捨てない限りは起こりえないだろうが…。 - DSリメイク版、及びピクセルリマスター版ではこの兵士から貰える打ち出の小槌がミニマムのオーブに変更された。
HP・MP回復のツボも設置されたため、仮に全員魔法が使えない編成でもMP不足の問題はない。
FF4
小人状態にする効果はなくなった。
ミニマムの使い手がいるなら特に必要ない。
価格は80ギル。
モンスターからの入手は兎も角売っている場所は意外に少なく、最速でミスリルの村と購入時期も遅い。
また、意外にも宝箱などに入っていない。
FF4イージータイプ
登場していない。今作の状態回復アイテムはばんのうやくに統合されている。
FF4TA
80ギルで販売しているが、売っている場所が地味に少ない。
セオドア編、カイン編のバロンの町、セオドア編ミストの洞窟のネミングウェイ、集結編のミスリルの村のみ。
FF5
表記は「うちでのこづち」。
価格は50ギル。
小人にされる頃にはミニマムが使えるのであまり出番はない。
治療アイテムだが、調合の材料にはならない。
- 考えてみれば「小槌」を「調合(薬)」でブレンドするのは無理がある。
消費アイテムの中では所持モンスターが圧倒的に少ない。
実に3種類のみ(ビブロス(盗み)、シャドーダンサー(ドロップ)、リクイドフレイム(フェニックスの塔、盗み))。
強制装備の裏技で装備するとデメリットがほとんどない超強力装備へと変貌する。
FF5(GBA版以降)
追加アビリティ「合成」の素材として使用可能となった。
小人化の追加効果を持つスモールショット/バースト/キャノンが発動する。
FF7
各地の道具屋で150ギルで販売。
小人はカエルに比べればなんてことはないので治療の必要すらないかも。
FFL
表記は「うちでの小づち」。
こびと状態を治療するアイテム。
FF LOST STRANGER
ミシディア編にてテロリストのアジトから脱出する際、
ミニマムの代用品として正吾が使用しようとしたが、
寸前で逃亡の企てがバレてしまい、燃やされてしまう。
しかし後に諸事情でテロリスト側から提供されたエーテルと、
打ち出の小槌の灰を組み合わせて作ったチヂマールで見事脱出に成功する。