敵、もしくは味方を小人にする魔法。
魔法は使用可能だが攻撃力が激減する。
元ネタはそのまま英語のミニマム(minimum)だろう。
最小や最小限といった意味を持つ。反対語はマキシマム。
FF2
白魔法。ミニマムの本で覚えられる。
味方が使われると小人にされる魔法だが、こちらが敵に使うと一撃必殺魔法として機能する。
数多く存在する即死攻撃魔法の中では成功率が高めな部類に入る。
熟練度レベルを上げればかなり強力な一撃必殺魔法にすることができるが、フィン解放まで購入できないので、それまではテレポを使用するといい。
ただし、敵の中には通用しない敵と変化属性でHPを回復する敵がいるので注意。
即死魔法としてはトードより命中精度で劣るが、白魔法であることがメリット(知性と違って、精神は下がらない)。
入手は比較的遅いものの、面倒な狩りをしなくても手に入る。
しかしGBA版以降は能力ダウンの撤廃とテレポの強化により、存在意義が皆無になった。
成功すると小人になり、後ろ向きに「テテテテ…」と走り去っていく。
植物系のモンスターも、手足が生えて元気よく逃げていく。
動物系のモンスターは二足歩行になり、元気よく走る。
小人になった時の色は、何色か用意されている。
- 小人用パレットは対象になったモンスター(キャラクター)のものを使用。
ミニマムの煙状のエフェクト→モンスター消失エフェクト→小人描画という一連の流れはパレットの同じスロットを使用しており、また行程の中で必要な色がそれぞれに異なるため、次々に色を呼び出して入れ替えている。
FF2(WSC版以降)
デスペルが通用するのでデスペル使用後に使えば通用するが、ゴーレム等の魔法防御レベルが高い敵には注意。
FF2(GBA版以降)
GBA版では、熟練度技が使用できないのでテレポ又はトードを使い続ける方が良い。
全体化のエフェクトがほかの即死魔法より短く、敵も一瞬で消える。
多数の雑魚敵を一掃するときの爽快感は抜群。
命中率がテレポよりも低くなってしまったので、こいつの存在意義がなくなってしまった…。
- 上で書かれているように、エフェクトが短い。エンカウント率の高いFF2では有意義。
精神が高ければ素の命中率差はそこまで気にならないので、中盤以降乗り換えるのも一考の余地はある。
FF3
クラス2で使える白魔法。対象を小人にしたり、小人を戻したりする魔法。
ただし、戦闘中にこちらが敵に使用した場合、前作同様一撃必殺魔法と化す。
反対に、敵がこちらに使用した場合は、シリーズお馴染みの「小人」の状態変化を受ける。
白魔・赤魔・魔剣士・狩人・導師・賢者が使えるが、基本成功率が0%なので術者の精神・ジョブ熟練度が高くないとろくに当たらない点には注意。
導師・賢者程に精神の高いジョブならば熟練度1でも結構当ててくれるのだが。
- 一応、命中さえすればリボンを守るザンデクローンもこれでお陀仏なのだが…
- DS版だと敵がそのまま縮んで弱体化する。即死ではなくなった…
- イベントアイテムでもあるため、このオーブは売る事が出来ない。
- デブチョコボには預けられる。
自己責任のレベルだがミニマムか人数分のうちでのこづちがないときに回復の森エリアで小人を解除するとトーザスに入れなくなりハマる。 - デブチョコボには預けられるが、他の同様99個まで。
トードのオーブもだがそれ以上買うと預けられず売れず捨てられず…とアイテム欄を圧迫する。
そこまで買う事はあまり無いだろうが。
- デブチョコボには預けられる。
冒険の途中、小人達の村を訪れる為、そして小さな穴に入る為に必要となる。
FF3のミニマムはトード同様、対象を状態変化に陥れるだけの魔法に留まらないのだ。
○魔法は使える、喋れる、手足もある ×泳げない
……と言うかたちで、トードとちゃんと差別化されていたりもする。
要は水に潜る必要がない限り、小人の方がカエルよりは便利なのだ。
FF3の第1巻基礎知識編によれば…
細胞核縮小の魔法 新たなる魔法の時代、あるひとりの術者が魔力の研究中に偶然見つけたのがこの魔法。 細胞核の縮小により、すべての生物を小型することができる
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)
上でもちょこっと触れられている通り、FC版とは違い敵に使った際も敵を小人するだけになり即死させることはできなくなった。
もっとも、DS版(3DR版)は全ての敵に状態異常魔法全般が効き辛くなっているために役立つ場面がほぼなくそもそも使われること自体がほぼないため、これが即死魔法でなくなったところで別段影響はなかったりする。
回復の森で、持ち物に「ミニマム」が無い(キャラに覚えさせる場合も含む)時に小人がタダでミニマムをくれる(持ち物に「ミニマム」が無い限り何度でも有効)。
- 上にもあるようにFC版ではハマる可能性があったための修正だと思われる。
同様の理由でバイキングのアジトで買えるようになっている。
無料でもらえるものを買う必要はないのでハマり防止程度の意味しかないが。
また、ハインの城1Fで兵士が渡してくれるアイテムもうちでのこづち8個からこれに変更された。
回復の森などでタダでもらえるためか、売る事も可能になった。ただし価格は1ギル。
これでお金稼ぎはあまりに非効率的すぎる。
FF3(ピクセルリマスター版)
トード共々、敵に使った際の効果が即死に戻った。命中率も改善。
しかしDS版同様中盤以降の敵はカエル・小人耐性持ちが多いため、戦闘で役に立つ場面は少ない。
- 古代遺跡ではイーター以外の分裂モンスターに効く。
分裂モンスター相手ではおなじみのゴーレムの杖殴りは使いにくいので、代替の攻撃手段として使ってみるのも悪くない。 - ゲーム内のモンスター図鑑で敵の耐性を調べられるので、効く相手を覚えておけばピンポイントで活用できる……かもしれない。
FF4
白魔法。消費MP6、命中率50%、待ち時間4。やはり小人化と小人状態を戻す効果。
ローザはレベル30、ポロムはレベル31で修得し、テラは試練の山イベント後に使用可能になり、フースーヤは初期修得している。
今作から敵にかけても小人にするだけで一撃必殺にはならなくなった。
後半は耐性持ちが多く、必要になる場面も殆ど無い。
- 後半でもピンポイントで効く相手はいる。
カイナッツォを倒した後バロンの黒魔法研究所にいる魔道士がポーキーと間違えて使ってくる。
黒魔道士なのになぜ白魔法が使えるのだろう。
物理攻撃が強力な相手に使うのがセオリーだが、防御力を弱める目的で使っても強力。
アイテムを盗む際に無力化させる時、これとトードのどっちかが効く相手は多く、プレイスタイルに工夫を入れるほど出番はある。
FF4イージータイプ
イージータイプでは、ローザの習得レベルが30→29に下がった。
また、待ち時間が2に半減。
- なお、オリジナル版で同じくLv30で習得した「ケアルダ」は、今作ではLv29で習得する「ケアル3」になった。
FF4(PSP版)
PSP版ではミニマムを食らった敵はグラフィックがミニマジシャンになる。
ゼロムスE.G.はミニマジシャンの色違いになる。
FF4(DS版)
消費MP10、命中率100%、待ち時間2。消費MPが増えたが、命中率と待ち時間が大幅改善となった。
ローザ、ポロムは修得レベル32と若干遅くなった。
今回は試練の山辺りから効果がある敵が殆ど居なくなるので、敵対用にはまるで役に立たなくなった。
専ら小人状態回復用となるだろう。
FF5
ランク2の白魔法。対象を小人状態にし、かつ戻す事もできる。通常カタパルトで入手する。
小人状態だと受けるダメージが増えるが、
装備している盾の回避率が2倍になるという隠れた利点がある。
当然盾を装備していないのなら無意味。縛りプレイではこの特性が活かされる場面も。
命中率は90。
小さなメロディの66よりも高い。
FF7
「へんしん」のマテリア(レベル1~)を装備する事で使用可能。消費MP10。
FF7では被ダメージへの影響はないが、物理攻撃で与えるダメージが1になってしまう。
意外と効く敵が多いため侮れない。
味方よりも敵が不利になる数少ないステータス異常の1つ。
グラフィックがポリゴンになったことで、本当に敵が小さくなる演出をついに再現することが可能になった。
リミット技でも物理ダメージが激減して大抵の敵は倒せない。
なので「ものまね」のマテリアを利用して、同レベルのもう1つのリミット技を習得するのに使える。
FF9
ガーネットの『白魔法』とエーコの『白魔法』『W白魔法』で使える魔法。
対象を小人にする。消費MP8。基本命中率50%(戻すときは100%)。
魔法のラケット、アスラのロッド、フェザーブーツで修得できる。
FF11
対人戦用バトルフィールド「アブダルスの箱庭」に入るための魔法として登場。
上記のフィールドは現存する地域を模して作られたジオラマであり、そこに入りたいプレイヤーをこの魔法で小さくする。
ただし設定上語られるだけで、プレイヤーやモンスターが実際に戦闘で使用することはない。
詳細はこちら:ミニマム/FF11用語辞典
FF14
敵専用魔法。
受けると小人化する。
DFF
状態異常系のジョブカードとして登場。バトルに勝ってもHPが回復しなくなる。
それだけでも厄介な上、白魔道士よりも優先されるで、状態異常系でも特に避けたい。
FFL
レベル2の白魔法。単体を小人状態(敵にかけると何故かFF4の「ミニマジシャン」の姿になる)にする。
基本的に人型のモンスターにしか効かないが、ゴーレム系や巨人系を容易に無力化できるので、使いどころは結構あったりする。
- フリーシナリオでは巨人シリーズの乱獲の際に大変重宝する。
- これらのモンスターは魔法を使わないことが多いので、ほとんどノーダメージになるが、頭突きなどの追加効果の「混乱」は防げないので注意。
こびと族のはずのソピアー大長老にも何故かミニマムが有効。
(エドアルドと違い小人化を防ぐ固有アビリティを持っていない)
設定ミスなのかどうかは不明。
まさしく「小長老」になってしまう…。
TFBL
敵ではまおうザンデ、ルビカンテ、黒のワルツ3号、不滅なるもの、ラムウが使用。
ミニマムの効果。
FF LOST STRANGER
ミシディア編にて、正吾がテロリストのアジトから脱出する為、それを使って壁の穴から脱出する事をダストンに提言するが、ダストン曰く「非常にニッチな魔法且つ、習得が難しい代物」らしく、残念ながら覚えていなかった。
仕方なく正吾は代案として、別の物を用いた作戦を使う事となる。
チョコボの不思議なダンジョン2
小難しい本により発動。
小難しい本により発動する魔法は7種類あるが、ミニマムのハネを持っていなければ任意に選択することはできない。
画面範囲内にいる敵全体に小人効果で暫くの間物理攻撃力を大幅ダウンさせる。耐性のある相手には無効。
不思議なハネは、こびとのツメ・こびとよけのクラ(修正値+1~5)を壊す、復活ダンジョン(シドタワー)かひみつのダンジョンクリア時にランダムで入手できる。
復活ダンジョン攻略時のシロマはこのハネを初期所持している。
チョコボレーシング
天使が一人現れてピコピコハンマーで殴られる魔石。全ての相手に効果がある。
少しだけ小さくなり、スピードも少し落ちる。
一段階程度なら踏み潰されないし持続時間は短いので、怖くはない。
リフレクでは反射出来ない(防ぐ事は出来る)上位にミニマラ、ミニマガがある。
魔法としては使えないが、バリアやリフレク、魔石あずかりの対策に使える。
特にCPUはガ系を多用するので、下手に預かられるよりはマシである。
- リフレクやバリアを破るためだけに使用するミニマムをデスペルともいう。
複数回受けるとその分小さくなっていき、ミニマラやミニマガを受けた時と同様の状態になる。
- 既にミニマガ相当の最小サイズになっている状態でさらにミニマムが加わると効果時間が延長される上に、ミニマムを食らっていない相手と接触するとペチャンコ状態となり数秒間速度が激減する。
- ストーリーモードのモーグリいわく「かわいくも恐ろしい魔石」。
KHシリーズ
KHBbSにて、敵を小さくするというお馴染みの効果のコマンドとして登場した。