設定/【究極召喚】

Last-modified: 2023-01-21 (土) 05:07:15

FF10

スピラに伝わる、唯一『シン』を倒す方法。
召喚士エボンが娘のユウナレスカに伝授したものとされる。
これを取得・使用して『シン』を倒し、「ナギ節」を齎すことがFF10における召喚士の目標である。
そのため、今日も召喚士とガードは究極召喚を入手できると伝わる「ザナルカンド」を目指す。
原理としては、ザナルカンドまでついてきたガードを召喚士とガードの愛(または友情)パワーで、
超強力な召喚獣に変えて呼び出すというものである。
尚、あまりに強大すぎる力ゆえか、究極召喚を行った召喚士は死亡する。


実は召喚士は究極召喚を使っただけでは死なない。
現にシーモアは自身の究極召喚獣であるアニマを召喚しても死ななかった。
術者が死亡してしまうのは、究極召喚を『シン』に対して使用した場合に限る。究極召喚で『シン』を砕いたとき、究極召喚獣はエボン=ジュに乗っ取られてしまうが、召喚士と究極召喚獣は強い絆で結ばれているため通常の召喚獣よりも気持ちがシンクロしているせいで、大切な人が『シン』になる苦しみがダイレクトに伝わり、それに耐えられず死んでしまう。

  • つまり大召喚士達は死の瞬間に真実を知ってしまった可能性がある?…その絶望は計り知れないな。
    • その割に大召喚士達が死人になってないのが気になる。そもそもユウナレスカも死人になってるんだから大召喚士が死人になれない道理はないはず。
      • 魂は『シン』に吸収されてしまうのでは?
      • なお、既にスピラの真実をアーロンが語っていたユウナ達に対してはユウナレスカも全容を語ったが、先代達の場合はそうではなかった。アルティマニアΩによれば、召喚士達は具体的に自分や究極召喚獣の身に何が起こってるかは理解しないまま、自分にやれる限界をやり遂げたことで死人になるほどの未練を抱かずに死んでいったという。
  • 祈り子との絆が仇となり、究極召喚獣の苦痛がその繋がりを伝って召喚士にフィードバックしてしまう。
  • なお、究極召喚は通報の召喚とはプロセスが異なるようで、その召喚士にとっての究極召喚獣であっても究極召喚としてではなく通常の召喚獣として使役することも出来る模様。
    • そも究極召喚には完全に一心同体になれるだけの極めて強い絆が要求されるので、召喚士と祈り子との間で意思に齟齬が生じてしまうと究極召喚を発動出来るかさえ怪しくなる。

アルティマニアΩの解説によれば、究極召喚によって幻光体を分解する力が付与される。それ故、膨大な量の幻光虫で構成され並の攻撃を意に介さず傷を負っても再生してしまう『シン』を外側から倒す唯一にして絶対の方法となっている。
しかし、究極召喚獣が『シン』を倒しても倒した瞬間にエボン=ジュに乗っ取られてしまい、究極召喚獣を核にエボン=ジュが幻光虫を集めて『シン』を形成する数年の期間(これがナギ節と呼ばれる『シン』のいない期間)を経て新たな『シン』が誕生する無限ループが作られていた。

  • ナギ平原の巨大な裂け目等から分かるように、『シン』に対抗するには、再生能力の阻害だけでなくその猛攻に耐え超重力の防御を突破出来るだけの桁外れの基礎戦闘力も欠かせず、召喚士と祈り子の間にある特別な絆の力で初めて実現する。もっとも、そこまでしてもエボン=ジュを傷つけることができないというのが実情である。

なお、究極召喚の習得は、無限ループを作った1人にして歴史上究極召喚を始めて行ったユウナレスカが、ザナルカンド遺跡にて召喚士が選んだ1人を祈り子にすることで行われる。

  • もし召喚士だけがたどり着いた場合はどうするんだろうな?究極召喚の前に刺客がいるし、ガードが最期の力で倒したとかありそうだが。
    • そうなってしまっては究極召喚が不可能になるだけではなく、帰り道すらどうにもならない。
      おそらくはユウナレスカによって死を与えられるのではないだろうか。(慈悲としてか、口封じとしてかはともかく)
      • そのケースにおいて、わざわざ口を封じるほどの情報を与える必要性も必然性も無い。「あなたに究極召喚は習得できない理由がある」と一言言って門前払いといったところだろう。

究極召喚として生まれた召喚獣であっても、元となった祈り子と絆のない召喚士にとっては通常の召喚獣と変わらず、これで『シン』を倒すことは出来ない。
また究極召喚がエボン=ジュに乗っ取られると、元となった祈り子像は消滅する。
そのためジェクトや過去の究極召喚の祈り子像はどこにも存在せず、ザナルカンドに安置されているものは祈り子像を模したただの石像である。唯一『シン』との戦いに用いられなかったアニマの祈り子像だけが現存している。
しかしそう考えると、イフリートやシヴァなどの召喚獣も、その祈り子と絆が強い召喚士にとっては究極召喚に等しい存在だったのかもしれない。あくまで性質が同じというだけで存在目的は全くの別物だが。


これらのことから、究極召喚は実はその他一般の召喚自体と本質は変わっていないことが分かる。
絶大な力を発揮するという究極召喚を究極召喚たらしめるのは召喚士と祈り子の特別な精神的繋がりのみであり、上記のとおり、術者が死亡してしまうのは『シン』に対して使用した場合に限る。
ユウナレスカの秘術とは、ザナルカンドで召喚獣を作り出していた方法そのものである。

  • ユウナレスカやシーモアの台詞から寺院による通常の祈り子制作とは異なる特別性があるのは間違いないようだが

召喚獣は元人間、究極召喚は召喚士と最も深い絆で結ばれた者が召喚獣化した存在。
究極召喚の強さの秘訣は召喚士と召喚獣の絆(友情・愛情)であり、その力を以てラスボスを討ち倒す。
こうして設定だけを抜き出せば王道もいいところである。


  1. 元は夢の世界の住人である
  2. 莫大な数の祈り子(と『シン』の芯)という芯がいる
  3. 召喚士との絆を育み、同時にモンスターの幻光虫を奪って強化していた
  4. …というよりやっていることがブラスカジェクトそのまんまである
  5. 『シン』を倒すことができる(できた)
  6. 死後と化す
    …ティーダ自身ががザナルカンド人(というよりジェクト)から生まれた召喚獣のようなものでありユウナとの縁は偶発的なものだが、こう考えると実はユウナの究極召喚獣はティーダであるとみなすことすらできる。
    そして、よくよく考えれば分かるのだが、そもそも究極召喚の設定はユウナレスカがエボン=ジュに究極召喚獣…濃縮された幻光虫を捧げて死の螺旋を継続させるためのものであり、そしてその後見方を変えればユウナ一行はユウナレスカ没後に自力でティーダら濃縮された幻光虫や召喚獣を捧げに行っている。
    ではなぜ他の召喚獣と同じ幻光虫濃度の高い実体であるティーダが単純に乗っ取られなかったのかと言うと、単純に「ユウナレスカ版究極召喚のプロセスを踏んでいない」など色々考えられるが「ザナルカンド人だから矛盾が生まれる*1」と考えられる*2
    こう考えると某2.5でのティーダとユウナの扱いも多少は理解できるのではないだろうか。
  • どこから突っ込めばいいのか分からないですが,とりあえずティーダの召喚主は終始エボン=ジュであることをまず述べておきます.
    したがって,死後幻となるのはあくまでも召喚主の消滅に起因するものであって,その現象だけで関連性を見出すのであればエンディングで没する『シン』本体も実質ティーダになってしまいます.
    祈り子となるには魂さえあればいいので,夢のザナルカンドの住人であることはあくまでもティーダとジェクトの共通項なだけであって究極召喚獣の祈り子である要件ではないはずです.
    また,スフィアによる強化もシステム上「そだてる」「おぼえる」を見るに召喚獣一般の成長システムの一環で,たまたま他のPC6名と共通のスフィア盤に載れただけと解釈することも可能なはずです.
    『シン』を倒すことに関しては従来の究極召喚獣とは経緯が異なり,そもそも究極召喚獣一般では「『シン』を構成する幻光体を分割解放する」のが精一杯である一方,本作中では核となるブラスカの究極召喚獣の縁故者が召喚士一行を構成していたがために実際に打倒『シン』を成し遂げている訳です.
    長文レスになりましたが,再度ご一考いただけたらと思います.

DFF・DDFF

ジェクトEXモードを発動した時に「究極召喚!」の表示が出る。
その名の通り原作ラストバトル時の究極召喚獣の姿に変身するのだが、対戦アクションの形式を保つため大きさは普通の人間サイズ。また顔つきも人間に近い状態を保っている。


*1 そもそも『シン』とエボン=ジュはと夢のザナルカンドを存続させるために存在しており、ティーダ=ザナルカンド人=祈り子の夢に憑依して存続できるならこんな回りくどい死の螺旋は必要ない。すなわちザナルカンド人を『シン』にした上でさらにザナルカンド人を犠牲にすると死の螺旋が夢のザナルカンドに向かうことになり文字通りの自己矛盾になって最悪祈り子全員が消失するまで螺旋に巻き込まれる可能性すらある
*2 もっと卑俗に、「召喚士とガードが築いた絆」を下とし、「ユウナレスカとゼイオンが築いた絆」を中とすると、「ザナルカンド人とスピラ人召喚士が二代(ブラスカ/ジェクト→ユウナ/ティーダ)に渡って築いた絆」が上(最強)であり、並の召喚獣とは訳が違う上にエボン=ジュの『芯』であるブラスカの究極召喚も失ったため乗っ取れなかったと考えることもできる