Ravinova (ラビノヴァ) | HP14 | ||
Alchemy | MP3 |
スキル各論
Prototype プロトタイプ | トークンでないコスト3以下の対象の味方カードをコピーし、手札に加える | |
チャージ4 | ||
挙動詳細・補足 | 対象は場のクリーチャー・ギアのみで、手札を対象とすることは出来ない 手札が5枚の時に使用すると、一番右の手札がゲームから取り除かれる (捨て札には置かれず、マナも増えない) | |
スキル解説 | 戦略上のメインとなる強力なスキル 3マナ以下のどんなカードとも相性は良いが、このスキル単体ではマナが伸びないこと・ 当然ながら既に引いたカードにしか使えないことには注意 | |
CPUの扱い | 対象を吟味している様子はないが、Relentless Bones等の小型優秀クリーチャーを扱うのには十分 |
Liquify (リキファイ) 液化 | 対象のクリーチャーはポイズン2を得る、 または対象のギアを破壊する | |
チャージ5 | ||
挙動詳細・補足 | 味方のクリーチャー・ギアも対象に出来る 21枚目以降のギアは表示されないため対象に選べない | |
スキル解説 | ゲーム中最強とも言われる除去スキル 継続する2点の毒ダメージに対抗する手段は少なく、死体を2ターン残しやすいのも利点 ギアを無制限に破壊できる効果も凄まじく、ギアを軸とするような一部のデッキに対しては、 ラビノヴァを選択すること自体が強力なデッキ対策になり得る | |
CPUの扱い | 対クリーチャー・対ギア共に、概ね順当に使用する |
Transpose トランスポーズ | 相手ヒーローはチャージを3失う; 失わせたチャージ数に等しいマナを得る | |
チャージ6 | ||
挙動詳細・補足 | 相手のどのスキルからチャージを奪えるかはランダム 相手のチャージ合計が4以上の場合は必ず合計3点分奪い、3以下の場合は全て0にするまで奪う | |
スキル解説 | チャージ数が6と多く、初動は遅いものの、チャージを3奪いつつ3マナを得る強力スキル プロトタイプのカード1枚とあわせると、相対的には1ターン余分に得ているのに近しい | |
CPUの扱い | 撃てる状況なら概ね即撃ちする様子 3チャージ奪えないこともしばしば |
総評
軽量のクリーチャー・ギアの扱いに長け、手数に優れるヒーロー。
特に、攻防に亘って広くギアに触れるのはラビノヴァだけである。
エンシェントのカードが使えないことは、強化・除去・大型クリーチャーの選択肢を狭める。
味方を強化しにくいことと、相手の大型クリーチャーへの対処は意識する必要がある。
コントロールが得意で、その範疇であればデッキ構築・戦略の幅が広い。
ある程度は小型のクリーチャーやギアを軸にする必要があるが、大型のカードやスペルも問題なく扱える。
初期マナも多く、展開力が高いため、隙を作らずにギアの配置もしやすい。
速攻ならErratic Werewolf、除去にはSylph Assassin、デッキ破壊にはThought Destroyer等々、
相性の良いカードも各方向性に数多くある。
弱点は、カードが小型に寄りやすく強化も薄いため、決定力に欠けること。
大型クリーチャーを集中強化するようなデッキに対してはやや分が悪い。
Thunder Catを軸にした速攻も弱点になり得るため、対策を意識するとより安定するだろう。
各場面毎の適性
初期マナも高く、展開力もあり、除去やPacifyを使いこなせる上Thought Destroyerの増殖も可能。
キャンペーン後半にかなり適正のあるヒーローである。
制限のかかる希少度の高いカードをコピーできるため、特にリミテッドに向く。
CPU使用時
速攻デッキにはそこそこ向くが、CPUが火力つきクリーチャーを扱えない弊害が出やすい。
手動時に比べてデッキパワーを維持するのは難しいと思われる。
余談
かつては、3強にこそあまり数えられなかったものの、4強には名前の挙がる、安定した4位であった。
当時は
・HP16・MP2
・プロトタイプはチャージ3、相手側のカードもコピー可能
・トランスポーズはチャージ4、対象のスキル1つを最大2点減らしてMPを吸収
・リキファイは今と同じ
という性能で、序盤に相手のクリーチャーをコピーして押し返したり、特定スキルを狙い撃ちして押さえ込んだり、
という対応・妨害能力がかなり高かったのである。
Hero Ringとも相性が良く、膠着状態から相手のスキルを2つ封じるような立ち回りも非常に強かった。
が、全ヒーロー中真っ先に弱体化され、現在のようなバランスになった。
弱体化直後は下から3番目辺りとも言われたが、使用者もそれなりにおり、評価は上がりつつあるようである。
ちなみに弱体化前はリミテッドアリーナを荒らし回りトップに居座り続け、
リミテッド・スタンダードの両サバイバルでもトップを独走するヒーローであった。
弱体化の原因はその辺りにもあったと思われる。
(尚、これらの犯人が編集者と同一人物であることはあまり重要ではない)
現在の強さは恐らく6位であると思われる。
上位5人に比べるとやや強さに開きがあり、スキルを生かした上で高い勝率を誇るデッキはまだ少ないが、
Mourning Veil/悲嘆のベール を軸としたコントロール等、比較的強いものは散見される。
全体的に遅いデッキになりがちなので、コンボデッキへの対策が鍵になるだろう。