元埼玉西武ライオンズ・相内誠のこと。
概要と由来
2012年ドラフトで西武から2位指名を受けた相内だったが、12月4日に仮免許運転違反と速度超過の道路交通法違反の疑いで摘発されたことから、千葉国際高時代の異名「房総のダルビッシュ」に因んで「暴走のダルビッシュ」という蔑称が生まれたのが由来。
そのため西武は入団手続きを凍結、12月13日に行われた新人入団会見も欠席、「相内の入団は取り消されるのではないか」という意見も多く見られたが、翌年3月10日に相内の入団を発表している。
入団前のやらかし記事
西武ドラ2相内が無免許でスピード違反
西武がドラフト2位で指名した千葉国際・相内誠投手(18)が、4日深夜に無免許運転を行いスピード違反で千葉県警に摘発されていたことが7日、わかった。この日同校で会見が開かれ、相内に無期限謹慎の処分を下したと発表した。
(略)
首都高速湾岸線から東京アクアラインを運転し、木更津金田料金所1.5キロ手前で千葉県警の覆面パトカーにより、4日深夜0時42分に摘発された。摘発理由はスピード違反。アクアラインの制限速度を29キロオーバーする時速109キロで運転していた。摘発された際、相内は「ああこれでもうダメだ…」と頭を抱えていたという。
しかも後の調査で自動車専用道路(湾岸線・アクアライン)を仮免状態では教官と一緒の高速教習以外では乗ってはいけないのを知っていながら運転していたことが発覚。当然ながら批判を浴びた。
その後も、球速スレでの「相内161キロwwww」→「摘発不可避」など暴走ネタは細々と続いていた。
なお、仮免はこの一件で取り消されたのか、相内はこの時免許を取得せず、事件の6年後の2018年1月に免許を取得した。
2度目のやらかし
相内改め誠*1は2014年1月22日、未成年飲酒及び喫煙をしていたことが発覚し再びメディアを賑わせてしまう。これに対し球団からは6カ月の対外試合禁止処分が下された。反省が見られない再度のやらかしに、フロントやファン等は頭を抱える羽目になった。また「相内70本wwwww」など、暴走だけでなく喫煙もネタにされてしまった。
余談だが、本家本元であるダルビッシュ有も過去に同様の不祥事をやらかしている*2。
19歳相内飲酒喫煙 また不祥事
西武は22日、2年目の相内誠投手(19)が未成年ながら飲酒喫煙していた事実があり、6カ月の対外試合禁止の処分を下したことを発表した。所沢市内の球団事務所で飯田則昭専務が会見した。
14日に公式ホームページの意見欄に、相内が都内で飲酒しているとの投書があった。球団が相内に確認したところ飲酒の事実を認め、さらに昨年11月、12月にも都内で飲酒をしていたことを明かしたという。同時に喫煙もしていたと明かしたという。入団時に無免許運転が発覚した経緯もあり、球団は22日付で処分を通告した。試合出場の制限のほか、夜間外出禁止や、ユニホーム着用禁止なども検討する。2月1日からの春季キャンプは、B班(2軍)に帯同する。
3度目のやらかし
2018年から再び登録名を誠から本名に戻した相内だが、2020年3月には新型コロナウイルスが猛威を振るう中でもお構いなしに金子侑司を誘って合コンに参加したことをFLASHに暴露され、三度顰蹙を買うこととなった。
西武・金子侑司、深夜2時まで「濃厚接触」六本木で合コン
(前略)
3月16日の21時過ぎ、六本木の街角だった。異例の無観客試合となった、オープン戦が終了した翌日のことだった。金子選手は、同じ西武の相内誠投手(25)らとタクシーで乗りつけ、くわえ煙草で颯爽と会員制バーに入店。貸し切られた店内では、グラビアアイドルも参加して、3対3の合コンがおこなわれた。
4度目のやらかし~前代未聞の猛処分賞達成
コロナ合コンで3度目のやらかしから半年も経たない8月20日、西武は相内と同僚の佐藤龍世*3の2名に無期限の対外試合出場禁止処分およびユニフォームの着用禁止処分を下したと発表。相内はこれで6年ぶり3度目の対外試合出場禁止処分となり、前例のない猛処分賞を達成した。
罪状は
- 佐藤と共に緊急事態宣言下でのゴルフを強行。
- 更にゴルフ場に向かう際、佐藤が首都高速山手トンネル内で89キロオーバーの149キロストレートを記録する暴走を見逃して危険運転を幇助。
というもの*4で、過去の誤ちを全く反省していない姿勢に批判が集中、名誉外様を飛び越えて終身名誉引退希望選手としての地位を確立した*5。
西武 佐藤龍世と相内誠を無期限の対外試合出場禁止処分
西武は20日、佐藤龍世内野手(23)と相内誠投手(26)が、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から自宅待機および不要不急の外出禁止と定めていた期間中にも関わらず、千葉県内のゴルフ場でゴルフをするために外出し、その際、佐藤が運転する自動車が道路交通法に違反する危険な走行をしていた事実が判明したと報告し、謝罪。両選手を無期限の対外試合出場禁止およびユニホーム着用禁止の処分としたと発表した。
10月1日、運転していた佐藤に懲役3ヶ月が求刑され、10月8日に懲役3ヶ月、執行猶予2年の有罪判決が下され、佐藤が控訴しなかったため確定した*6。なお、この際の裁判で佐藤は相内の指示で速度超過したと供述*7しているため、もしこれが本当ならば責任はさらに重大だったことになる。この報道の後、相内は自身のインスタグラムに「あきれる。」と投稿し、「お前の方があきれるわ」「反省の色がない」などと総叩きとなった。
普通に戦力外
判決からひと月たった11月、相内はついに戦力外通告を受けた。
その際、渡辺久信GMが、同時に戦力外→育成契約提示となった多和田真三郎*8と対比させて使ったと思われる「誠は普通に戦力外」という言葉が話題になった。
一方の相内は引退を発表。この際Instagramに本拠地西武ドームの写真を添付した上で「お世話になりやした~」と投稿し、こちらも話題になった。