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オワタ

Last-modified: 2018-06-16 (土) 14:50:27
  1. 阪神タイガース・伊藤隼太外野手の蔑称。本項で解説。
  2. 広島東洋カープ・緒方孝市監督の蔑称。主に「オワタ采配」の形で使われる。詳細は緒方伝説参照。


概要 Edit

伊藤は、中京大中京高から慶應義塾大に進むと、主将としてチームを六大学野球連覇に導いたり大学日本代表の四番にも抜擢されるなど大活躍。大学の先輩に当たる高橋由伸と同じく走攻守三拍子揃った左打ちの外野手として注目され、「由伸二世」との触れ込みで2011年のドラフト一位候補に挙がる。

 

しかしながら、ドラフト会議が近付くに連れて評価を落とし、地元・中日を始めとして他球団が次々と撤退。
そんな中、金本知憲城島健司新井貴浩ら主軸の高齢化が進んでいた阪神では、次世代の和製大砲候補として期待し、伊藤をドラフト1巡目で指名した。
阪神ファンの間でも期待する声はあったものの、他球団の撤退ぶりを背景に懐疑的な見方も多く、当時の南信男球団社長が同じく慶應出身だったことから、プロ輩出数の減っていた母校*1を救済するための贔屓指名ではないかと一部では「南くんの恋人*2」と揶揄されていたが実際その通りだった*3と言われあわよくば4位か5位でも取れると言われていたほどだったので当然の地雷扱いを受けてしまう。

 

そしていざ入団してみると、ドラフト時のファンの懸念は的中。確かにポテンシャルはあるのだが、技術面はお粗末としか言いようがなく、走攻守三拍子揃った外野手という評価は大嘘どころか走攻守すべてで致命的なミスを繰り返す大問題児であった。ファンの失望は大きく名前の「ハヤタ」と『(走攻守で)終わった』を捩った「オワタ」という蔑称を付けられた。


オワタの能力 Edit

キャリア初期においては特に酷く、走力面ではどちらかと言うと足が速い部類に入るが*4、盗塁・走塁技術が皆無であり、通算で盗塁成功1回に対して盗塁失敗6回、赤星式盗塁マイナス11、牽制死・走塁死多数という散々たる結果を残している。打撃面では体格が良くいいスイングをする割りに打球に力がなく、良くてあへ単という有様な上に粗さもあって活躍は長続きしなかった

 

しかし、何をおいても特筆すべきはその守備の酷さである。まるで改善されない守備と比べれば、ある程度改善された打撃や走塁はまだマシなほうであるとさえ言える。

どのくらい酷いかと言えば、

  • 絶望的なまでに空間認識能力が低く、平凡なフライの落下地点に入ることすらままならない
  • ただエラーするだけならまだしも、打球の追い方を知らないため、WBC日本代表との強化試合で遊撃手・上本博紀と交錯し、上本を6ヶ月の戦線離脱に追いやるなど他の野手にまで迷惑をかける*5
  • プロ野球では普通は守備機会の多いセンターに上手い外野手、守備機会の少ないレフトに下手な外野手を配置するが、伊藤はレフト線のスピンがかかって変化する打球をほぼ全て落球してしまう*6ので、落球されるよりはマシという理由で仕方なく長期間センターを守らされていた*7
  • 肩も大学時代は強肩と評価されていたが、実際はさほど強くない。
  • 当時の阪神の中では、元々守備は不得手な上に衰えと故障で満足にスローイングすらできない金本知憲*8、故障で投手を断念し外野手に転向したばかりの一二三慎太、そして若くて健康であり中学時代から外野手一筋の伊藤隼太が外野の三大糞守備として比較の対象となった。
  • 金本・一二三の他、マット・マートン桜井広大・濱中治・林威助・高山俊*9など、阪神の伝統である「守備が非常に下手な外野手」を見慣れている阪神ファンですら、さすがに伊藤と高山は下手すぎて見ていられない。
  • さらには本職が内野手である今成亮太・坂克彦*10新井良太西岡剛大山悠輔*11らがチーム事情で一時的に守っていた外野守備の方がまだマシと言われてしまう有様。
  • 伊藤の起用は「守備軽視」を超えて「守備無視」と揶揄される。

如何に異常かがお分かりだろうか。

その後 Edit

伊藤はチャンスを与えられてはつまらないミスで降格を繰り返す。その間に阪神の外野陣は、FAで糸井嘉男が加入し、さらには前述の高山に江越*12中谷将大・横田慎太郎・板山祐太郎*13といった伊藤よりも若い外野手が次々と台頭。
このまま伊藤は鳴尾浜で戦力外になる日を待つだけ……かと思いきや、2017年に狩野恵輔らの代打陣が壊滅したことで打力を買われて一軍に復帰。
阪神ファンからは全く期待されていなかったが、打撃面での精度向上によって調子を持続し、代打の切り札的ポジションを手に入れる。
入団以来初めて期待を上回る活躍を見せ、まだ終わっていないことを証明してみせたのであった。

 

代打専任となったことで守備機会が減り、やらかしを目にすることも激減。しかし、その数少ない守備機会でヤネキが天を仰ぐような派手なやらかしをしてしまい、見事に翌日二軍降格となってしまった。

2018年シーズン初頭、髭を生やしファンからは好評の模様だったが藪恵壹に一喝され剃っている。「申告セーフティスクイズ」事件で「ラストエリクサー」扱いされたこともある。今年も代打の切り札として用いられているが試合展開によっては外野を守ること*14もしばしある。阪神生え抜きの左打者では鳥谷に次ぐ年長者になった2018年はそれなりの働きを見せている。叩かれるようなやらかしがなければ基本的に地味キャラ*15なためネタ方面では良くも悪くも真空状態である。


関連項目 Edit



Tag: 阪神






*1 ただし、伊藤の指名以降は福谷浩司(中日)、白村明弘(日本ハム)、山本泰寛(巨人)、加藤拓也(広島)、岩見雅紀(楽天)らがプロ入りし、プロ輩出数は回復しつつある。
*2 内田春菊原作の漫画のタイトルから。テレビドラマ化もされている。
*3 編成部は東海大甲府高・高橋周平(現中日)を推していたが南氏が押し切ったと言われている。
*4 快速で鳴らす江越大賀・植田海らには劣るが現在でも阪神の中ではまずまず速い部類に入る。
*5 ただし、上本自身もほぼ毎年のように戦線離脱するなどスペランカー体質ではある。
*6 レフトはセンターよりも横スピンがかかってスライダーのように変化する打球が多いため、名手でもミスをしてしまうことがある。とはいえ、プロレベルの外野手ならば落球はたまにしか起きないので、守備機会の多寡を優先してセンターに名手が配されるのが通常である。
*7 慣れや疲労などの問題からベテランの名手・福留孝介をセンターに置きたくないという理由もあった。
*8 広島時代は名手である緒方孝市前田智徳(ただし故障前)が隣にいたことや、打球判断の悪さを俊足でカバーできていたため、なんとか守れてはいた。また隣りに赤星憲広に平野恵一や浅井良らのバックアップ要員がいた頃はさほど問題にならなかった。守備で本格的にボロが露呈し出すのは赤星が引退し自身も故障と加齢で衰えた2010年からである。
*9 2016年はセ・リーグ外野手最多の6失策を記録。
*10 金本左本キをやらかした時の中堅手。
*11 2016年ドラフト指名時は伊藤以上に地雷扱いされていた。
*12 伊藤とは対照的にミート力を除けば守備範囲の広さ、足の速さ、肩の強さ、長打力のすべてが一級品。ただそのミート力の絶望的な低さ(打数の4割が三振)はまさにスラガガーのそれである。
*13 鳥谷敬の大不振などもあり2018年は内野手として起用。
*14 中堅候補の高山・江越・俊介の打撃が揃って1割台と酷いことやベテランの福留や糸井の休養。
*15 後輩の大山も似たようなタイプだがこちらは普通にプレーがネタになるのが伊藤と違う点である。