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オワタ

Last-modified: 2019-10-12 (土) 09:11:42
  1. 阪神タイガース・伊藤隼太の蔑称。本項で解説。
  2. 広島東洋カープ元監督・緒方孝市の蔑称。主に「オワタ采配」の形で使われる。詳細は緒方伝説参照。


概要 Edit

伊藤は、中京大中京高から慶應義塾大に進むと、主将としてチームを六大学野球連覇に導いたり二年連続大学日本代表の四番にも抜擢されるなど大活躍。大学の先輩に当たる高橋由伸と同じく走攻守三拍子揃った左打ちの外野手として注目され、「由伸二世」との触れ込みで2011年のドラフト一位候補に挙がる。

 

しかしながら、ドラフト会議が近付くに連れて評価を落とし、地元・中日を始めとして他球団が次々と撤退。
そんな中、金本知憲城島健司新井貴浩ら、主軸の高齢化が進んでいた阪神では次世代の和製大砲候補として期待し、伊藤をドラフト1巡目で指名した。
阪神ファンの間でも期待する声はあったものの、他球団の撤退ぶりを背景に懐疑的な見方も多く、当時の南信男球団社長*1が同じく慶應出身だったことから、当時プロ輩出数の減っていた母校を救済するための贔屓指名ではないかと囁かれ、一部では「南くんの恋人*2」と揶揄されていた。この頃阪神編成部では菊池敏幸*3ら東日本組は東海大甲府高・高橋周平(現中日)を、田中秀太ら西日本組は宮崎日大高・武田翔太(現ソフトバンク)を推していたが南氏が独断で押し切ったとされる。

 

そして入団後、伊藤に対するドラフト時のファンの懸念は的中。プロ入り後最初のキャンプでは初日から守備ではポロポロしまくり・打撃でも見るべき点がない*4という有様を見せつけいきなり阪神ファンを絶望させた。シーズンに入ってからも素人のようなプレイを全てに渡って連発し、走攻守三拍子揃った外野手という評価は大嘘どころか走攻守すべてで致命的なミスを繰り返す大問題児であり、1位の器以前の問題だったことが露呈し、金本どころか背番号51の前任・桜井広大にも遥か及ばない有り様にポスト金本を期待していたファンの失望は大きく名前の「ハヤタ」と『(走攻守で)終わった』を捩った「オワタ」や「終身名誉外れ1位」や51番という選手の蔑称を早くもつけられてしまった。

このこともあり球団顧問に転じた2019年現在でも南氏はとやかく言われる*5ことになる。


能力 Edit

足はどちらかというと速い部類に入るが盗塁技術に難があり、通算で盗塁成功1回に対して盗塁失敗6回(赤星式盗塁マイナス11)である。またキャリア初期は走塁技術や判断力が特に酷く牽制死・走塁死多数という散々な結果を残した。打撃面では体格が良く鋭いスイングをする割りに打球に力がなく、良くてあへ単という有様な上に、肝心なチャンスでは三振か内野ゴロがお約束という有り様で2016年までただの1度もお立ち台経験がなかった。

 

しかし、何をおいても特筆すべきはその守備の酷さであった。

当時の守備がどのくらい酷いかと言えば、

  • 絶望的なまでに空間認識能力が低く、平凡なフライの落下地点に入ることすらままならない。ライトへのファールフライを追いかけて、そのままフェンスに突っ込んだこともあった。
  • ただエラーするだけならまだしも、打球の追い方を知らないため、WBC日本代表との強化試合で遊撃手・上本博紀と交錯し、上本を6ヶ月の戦線離脱に追いやるなど他の野手にまで迷惑をかける*6
  • プロ野球では普通は守備機会の多いセンターに上手い外野手、守備機会の少ないレフトに下手な外野手を配置するが、伊藤はレフト線のスピンがかかって変化する打球をほぼ全て落球してしまう*7ので、落球されるよりはマシという理由で仕方なく長期間センターを守らされていた*8
  • 肩も大学時代は強肩と評価されていたがプロではむしろ弱い部類に入る。また送球精度も良くない。
  • 当時の阪神の中では、元々守備は不得手な上に衰えと故障で満足にスローイングすらできない金本知憲、故障で投手を断念し外野手に転向したばかりの一二三慎太、そして若くて健康であり中学時代から外野手一筋の伊藤隼太が外野の三大糞守備として比較の対象となった。
  • 伊藤・高山俊*9陽川尚将*10に関しては「守備が非常に下手な外野手」で知られる金本、マット・マートン桜井広大濱中治林威助よりも酷いと言われてしまう始末。
  • さらには本職が内野手である今成亮太・坂克彦・新井良太西岡剛大山悠輔植田海*11らの外野守備の方がまだマシと言われてしまう始末。
  • これらの事情から伊藤を起用すること自体、「守備軽視」を超えて「守備無視」「セルフ敗退行為」と揶揄された。

如何に異常かがお分かりだろうか。


その後 Edit

かなりの「負け運」持ちで1位指名経緯などもありファンからのヘイトを集めていたことから年を追うごとに期待されなくなっていた伊藤だったが、2017年に狩野恵輔らの他の代打陣が壊滅したこともあり、選球眼と精度が向上した打撃能力を武器に代打の切り札的として活躍するようになり、翌2018年も基本は代打だが中盤戦以降は便利屋扱いされ試合途中から守備に就いたりスタメンで中軸を張るケースもしばしば見受けられた。しかし福留孝介糸井嘉男の代役はさすがに務めきれず、また終盤に大きく成績を落としたことで同年の最下位転落の戦犯の一人に数えられることもある。
2019年になると阪神の外野手は福留・糸井・近本光司がレギュラーで準レギュラーに高山、外野の控えとして江越大賀・島田海吏・俊介中谷将大に本来内野手の植田や大山もいるため足と守備で彼らに劣る上に二軍でも成績が上がらなかった伊藤はポストシーズンも含めて一軍出場無しに終わってしまいまたもヘイトを集めるようになってしまった。

ファンからの評価が入団以来一貫して低いこともあり、糸井や西勇輝がFAで加入した際のオリックスへの補償選手に名前が真っ先に浮上*12したことから、「終身名誉FA補償選手」の蔑称を付けられている。また、守備力自体は近年上がったもののそれまでの強いインパクトもあり今でも守備難外野手の代名詞扱いされることもままある。
ちなみに阪神の2011年ドラフト組は、上記のように酷評続きの伊藤隼でも一番マシという惨状であり、1995年などとともに失敗ドラフトの例に挙げられる。阪神へのよくある批判に「中堅野手が少ない」とというものがあるが、2019年は8年目の30歳となる伊藤をはじめとした周辺の年代のドラフト、ないしは入団後の育成の失敗がその原因として槍玉に挙げられることが多い。

ちなみに2011年組の中では2017年に西田直斗(3位)が、2019年に歳内宏明(2位)が戦力外になり、2018年に松田遼馬(5位)がソフトバンクに移籍し残ったのは隼太と和雄(4位)のダブル伊藤のみとなっているが彼らもまた危ない立場である。

関連項目 Edit






*1 現在は球団顧問
*2 内田春菊原作の漫画のタイトルから。4回もテレビドラマ化されている。
*3 この時「伊藤は3位でも取れる」と進言したが南氏の不興を買い阪神スカウトを退職したとされる
*4 当時、非常に打撃難だった大和と比較されたほど。
*5 ただし金本鳥谷ソラーテの件もあり現在では揚塩健治球団社長や谷本修副社長の方がヘイトを集めている。
*6 ただし、上本自身もほぼ毎年のように戦線離脱するなどスペランカー体質ではある。
*7 レフトはセンターよりも横スピンがかかってスライダーのように変化する打球が多いため、名手でもミスをしてしまうことがある。とはいえプロレベルの外野手ならば落球はたまにしか起きないので守備機会の多寡を優先してセンターに名手が配されるのが通常である。
*8 慣れや疲労などの問題からベテランの名手・福留をセンターに置きたくないという理由もあった。
*9 2016年はセ・リーグ外野手最多の6失策を記録。
*10 本職の内野でも相当酷い部類だが外野守備に関しても伊藤や高山のほうがまだマシとさえ言われる。
*11 2019年から本格的に内外野兼務となる。
*12 糸井の時は金田和之、西の時は竹安大知が移籍している。