オワタ

Last-modified: 2022-04-14 (木) 21:17:46

終了、詰み、絶望などという意味の「終わった」を捩ったネットスラングの一つ。なんJにおいては以下の蔑称としても用いられる。

  1. 前阪神タイガース、現四国アイランドリーグPlus・愛媛マンダリンパイレーツの伊藤隼太選手兼任コーチの蔑称。本項で解説。
  2. 広島東洋カープ元監督・緒方孝市の蔑称。主に「オワタ采配」の形で使われる。詳細は緒方伝説参照。

【目次】


概要

プロ入り前

伊藤は中京大中京高を卒業後、慶應義塾大に進学。慶應では主将としてチームを六大学野球連覇に導いたり、2年連続大学日本代表の四番を務める等大活躍。大学の先輩に当たる高橋由伸と同じく走攻守三拍子揃った左打ちの外野手として注目され始め「由伸二世」との触れ込みで2011年のドラフト1位候補に挙がる。

しかしながらドラフト会議が近くなるに連れて評価を落とし、地元・中日を始めとした他球団は次々と撤退。そんな中、阪神は

  • 金本知憲城島健司新井貴浩ら主軸の高齢化が進み、次世代の和製大砲候補が待望されていた。
  • 葛城育郎・桜井広大といった中堅世代の外野手がこの年で戦力外になったため、外野手を補充する必要があった。

という背景から、この2つの需要に当てはまる即戦力として伊藤をドラフト1位で指名。編成上のバランスの観点から見ても、2003年に鳥谷敬を指名したのを最後に2004年から2010年までの「黒田ドラフト」時代の阪神のドラ1枠は投手偏重の指名が続いていたため、野手の1位指名は切望されていた。

しかし、なんJ民はおろか多くの阪神ファンにさえ他球団の撤退ぶりなどを背景に伊藤は地雷扱いされており、加えて当時の南信男球団社長*1が伊藤と同じく慶應出身だったことから、「当時プロ輩出数の減っていた母校を救済するための贔屓指名ではないか」とも囁かれ、一部では『南くんの恋人*2』と揶揄されていた。この頃の阪神編成部では菊池敏幸*3ら東日本組は東海大甲府高・高橋周平(現中日)を、田中秀太*4ら西日本組は宮崎日大高・武田翔太(現ソフトバンク)を推していたが、大学の後輩にドラ1の箔をつけたかった南が独断で押し切って伊藤を指名したとされている。


プロ入り後

そして入団後、伊藤に対するファンの懸念は不運にも的中。プロ入り後最初のキャンプでは初日から守備ではポロポロしまくり、打撃でも見るべき点がない*5という、なんJ民の予想をも上回る酷い有様を見せつけ、いきなり阪神ファンを絶望させた。
シーズンに入ってからも全てにおいて素人のようなプレイを連発し、走攻守三拍子揃った外野手という評価は大嘘どころか走攻守すべてで致命的なミスを繰り返す大問題児であった。もっとも阪神の球団史上初となる新人野手によるグランドスラム*6を放ちはしたものの全てにおいて1位の器どころか「指名する方が間違い」*7とまで言われる始末。金本の後釜はおろか背番号51の前任である桜井の後釜にも到底なり得ない不甲斐なさにファンの失望は大きく、名前の「ハヤタ」と『(走攻守で)終わった』を掛け合わせた「オワタ」や「終身名誉外れ1位」「51番という選手」、ミート以外は一流の後輩・江越大賀が「4ツールプレイヤー」と呼ばれているのに対して、伊藤には長所が一つもないということで「0ツールプレイヤー」…などなど、数多の蔑称をつけられ早々に絶望枠認定されてしまい中馬民ネタの代表格となる。

このこともあり、なんJ民以下の選手鑑定眼を露呈した上に阪神の世代交代を遅らせた戦犯として南はとやかく言われる*8ことになる。


能力

脚力こそ平均よりは早い部類に入るものの盗塁技術に難があり、一軍では結局通算盗塁数1回*9に対して盗塁死数6回(赤星式盗塁マイナス11)、という成績しか残せなかった。また、特にキャリア初期は走塁技術や判断力が酷く、牽制死・走塁死多数という散々な結果を残した。打撃面では体格が良く鋭いスイングをする割りに打球に力がなく、良くてあへ単、肝心なチャンスでは三振か内野ゴロがお約束という有り様で、2016年までは1度もお立ち台に立った経験がなかった。

しかし、何においても特筆すべきはその守備の酷さであった。当時の伊藤の守備の酷さと言えば、

ちなみに、守備範囲が狭すぎて打球に触れることすらあまりできなかったためか、NPBでの伊藤の失策は記録上は1である。


そして阪神退団へ

2017年と2018年こそ代打の切り札として起用されたが*12、その後は再び不振に陥り2019年以降は他の選手の活躍もあり一軍出場が全くなく、ついに2020年を以て阪神を戦力外になり、本当の意味でオワタとなったのであった。


関連項目


*1 のち球団顧問。2020年3月末で退職。
*2 内田春菊原作の漫画のタイトルから。4回もテレビドラマ化されている。
*3 この時「伊藤は3位でも取れる」と進言したが南の不興を買い阪神スカウトを退職したとされる。
*4 2003年から現役引退までの登録名は「秀太」。
*5 当時、非常に打撃難だった大和(現DeNA)と比較されたほど。
*6 その後、髙山俊佐藤輝明が達成している。
*7 慶大の後輩かつ似たようなタイプでプロから声が掛からなかった現・四国ILp徳島代表の谷田成吾と比較されることもある。
*8 2017年以降、大和流出や金本辞任さらに鳥谷ソラーテ・福留・能見・上本・ボーアらの処遇に関して藤原隆起オーナー・揚塩健治社長(当時)・谷本修副社長ら球団上層部にファンからのヘイトが集まった。なお、揚塩氏は新型コロナウイルスの集団感染を2度も起こした責任を取り2020年11月末で辞任し藤原氏が社長を兼務し現在に至る。
*9 2014年に記録。二軍では2019年に5盗塁を決めている。
*10 レフトはセンターよりも横スピンがかかってスライダーのように変化する打球が多いため、名手でもミスをしてしまうことがある。とはいえプロレベルの外野手ならば落球は稀にある程度であり、基本的には守備機会の多寡を優先してセンターに名手が配される。
*11 慣れや疲労などの問題からベテランの福留をセンターに置きたくないという理由もあった。
*12 特に2018年は髙山俊の打撃があまりにも酷かったこと、さらにシーズン終盤に糸井嘉男が故障離脱したことからスタメン起用される機会も多かった。ただしシーズン終盤は調子を落としたため最下位転落の一因としてファンからヘイトを集めた。