守りの名手

Last-modified: 2021-04-09 (金) 22:16:13

阪神タイガース・高山俊の蔑称。


由来

高山の外野守備のひどさには先輩の伊藤隼太(現愛媛)同様に以前から定評があったが、レフトに福留孝介、ライトに糸井嘉男使わなければならない事情*1に加え、高山本人が両翼を苦手とすることもあり、センターとして起用されていた。
問題のプレーが生まれたのは2018年4月1日の対巨人戦(東京ドーム)4回裏。無死一塁でアレックス・ゲレーロのセンターへのライナー性のフライを高山がグラブに当てて後逸(記録はツーベース)。この時、高山のやらかしがテレビの中継カメラに映り込んだ位置が守りの名手 SENONと書かれた広告*2の前だった事から、そのまま蔑称となった
巨人はこの回岡本和真のスリーランホームランで逆転、これが決勝点となり3対2で巨人が勝利した。このプレーに対して金本知憲監督は「自分の守備範囲は責任を持たないと。投手がかわいそう」とまくしたてた。しかし、開幕から守備無視のファイヤーフォーメーションの上、「自分の守備はどうだったんだ」というツッコミを受けている。ただし、高山は打球に追い付いていながらの後逸だったため「使う方が悪い以前の問題」など高山の非が大きいという意見もあった。

もっとも金本本人は糸井同様、打球判断の悪さを身体能力でカバーし2009年まではなんとか守れていた。おかしくなったのは年齢の衰えに加え故障で劣化した2010年以降である。
また、この頃から福留の守備力の衰えも顕著になり、福留の阪神時代末期は俊介江越大賀中谷将大らがバックアップ要員*3を務めていた。

動画


その後

前述の守備難に加え、打撃不振も重なり、スタメン出場の機会が減っていった。
しかしこの一件以降、守備練習に取り組んだためか大きなやらかしも減り、4月29日の広島戦では外野手時代の大和(現DeNA)を彷彿とさせるようなダイビングキャッチも見せた。
しかし、結局打撃不振の方が改善せず悲惨極まる成績でシーズンを終えた。
 
2019年シーズンでは序盤戦では二軍落ちしていたが、昇格後は打撃面がある程度復調し、守備面も以前と比べると大きく改善している。
高山によると「二軍で中村豊外野守備走塁コーチにみっちり鍛えてもらった、高校でも、大学でも、プロでもハードな守備練習なんかやったことがなかった」そうである。
練習しなければ下手なのは当然だったであろう。
 

余談

掲出されているのが外野の目立つ位置であるため、この看板の前では数々のファインプレーや珍プレーが発生している。

日本ハムの大田泰示が2017年5月13日の日本ハム対ロッテ戦(東京ドーム)、マット・ダフィーの左中間への飛球をスライディングキャッチしたとき、背景に「守りの名手」の看板が写り込んでおり*4、こちらは看板に偽りのないプレーであった。

また、2018年7月4日の巨人対DeNA戦で、DeNA・桑原将志が巨人・亀井善行の打球をキャッチした後フェンスに激突。そのフェンスこそが「守りの名手」で、当日の熱盛にも選ばれた。
2019年7月5日の巨人対DeNA戦で巨人・丸佳浩がDeNA・神里和毅の打球をジャンピングキャッチして激突した際のフェンスも「守りの名手」であった。
2019年10月9日に行われたセ・リーグクライマックスシリーズファイナルステージ*5第1戦、巨人対阪神戦では阪神・近本光司が巨人・亀井の打球をキャッチした後同フェンスに激突している。

2020年2月には巨人のキャンプ地であるKIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園にこのフェンスをかたどった写真撮影スポットが設置された。


関連項目



Tag: 阪神 蔑称


*1 2017年に糸井がFA入団してきたが、期待されたセンターの守備は衰えで厳しくなったため6月にライトに戻り、押し出された福留がレフトへコンバート、高山らがセンターを守ることになった。
*2 警備会社「セノン」のコーポレートスローガン
*3 内野手の大山悠輔陽川尚将が入ったり、中堅の近本光司が左翼に回り植田海が中堅に入るパターンもあった。
*4 三塁側のカメラマン席、左中間、セノンの看板が一直線になるところで捕球している
*5 なおセノンはこのファイナルステージに冠スポンサーとして名を連ねている。
*6 高山の背番号9の前任だったマット・マートンのこと。こちらもかなりの守備難。