イベント・メディア展開/モンスターハンター イラストレーションズ

Last-modified: 2021-08-17 (火) 20:19:54

概要

  • モンスターハンターシリーズのイラスト資料をまとめた書籍。
    舞台となる地域、モンスターや登場人物、武器や防具などの設定資料を始め、
    各種グッズやイベント等で用いられたイラストも多数掲載されている。
  • ハンター大全が、作中世界の視点で設定をまとめた一風変わった資料集であるのに対し、
    こちらは開発者のコメント等も多数収録している。より正統派の資料集であると言える。
  • グラフィックに関わったスタッフが名前付きで紹介されている貴重な資料。
    巻末の索引では、個別のイラストごとに誰が担当したものであるかを確認することもできる。
    大半は神戸知典氏、えだやん氏といったグラフィックの専門家によるものだが、
    ディレクターの藤岡要氏も説明書などに使われているデフォルメ画を描いていたことがわかる。
  • MHFの独自要素については原則として掲載されていないが、
    収録イラストに見られる没要素の中には、後にMHFで採用されたと思われるものが存在する。
    ちなみにMHF関係のイラスト資料はアニバーサリーパッケージの特典ブックに収録されており、
    現在のところ2010年版と、その増補改訂版である2012年版がある。

既刊情報

  • いずれもA4サイズ(横)で2冊で1組。
    それぞれ詳細なカラー資料と、モノクロのラフスケッチがまとめられている。
    1巻目と2巻目の初版は現在絶版となっており、長い間入手が非常に困難な状況にあったが、
    2015年に3巻目の発売に合わせて復刻版がリリースされている。
モンスターハンター イラストレーションズ
2008年3月25日発行。MHP2Gまでの各作品のイラスト資料を収録。
「ハンター大全」シリーズと重複するものも多いが、本書のほうが大きいイラストで掲載され、
あちらでは小さくて読みにくかった文字もはっきり読めるようになっている。
ゲームでは採用されなかった没資料に関してもこちらのほうが充実している。
開発者インタビューでは、シリーズにおけるデザインのコンセプトも語られているのでファンは必見。
2015年7月29日に復刻版が発売された。
  • 没イラストの中には後の作品に活かされたと思われるものも多い。
    MHFの剛猫武器や、MH4Gの発掘装備の原案と思われる、
    一発生産でランダムに性能が決まる「逸品モノ」や、
    同じくMHFのパリアプリアにそっくりの頭部を持つ「両生ワイバーン」、
    アクラ・ヴァシムのような特徴的な尾を持つアリジゴク型モンスター、
    あるいはMH4に登場するケチャワチャに酷似した「」のイラストも見られる。
モンスターハンター イラストレーションズ2
2012年9月25日発行。MH3、MHP3、MH3Gのイラスト資料を収録。
前巻で(恐らくネタバレの都合で)未収録だったウカムルバスも収録されている。
「ハンター大全」シリーズの刊行が止まっている現状では、本書でのみ見られる設定も数多い。
特に拠点となる村や街、及びその登場人物の情報に詳しい。
名前は伏せられているものの、アルバトリオングラン・ミラオスの資料も収録されている。
2015年8月27日に復刻版が発売された。
モンスターハンター イラストレーションズ3
2015年9月26日発行。MH4、MH4Gのイラスト資料を収録。

関連項目