MHFに登場するキリン剛種の素材を用いた狩猟笛。
まだ剛種武器が「特殊古龍武器」と呼ばれていた時代に登場した、最古の剛種武器の一つでもある。
目次
概要・性能
幻雷笛【天鼓】
- 剛種武器に区分され、基本性能が高い。
- 攻撃力が1196と剛種武器としては標準的。
- 雷属性450とかなり高い数値を持つ。
- 斬れ味レベル+1で長めの白ゲージと紫ゲージが現れる。
- スロット1があり、笛吹き名人を単体で発動可能。
上記には記載しなかった音色である。
幻雷笛【天鼓】は音色の種類が紫青黄となっており、赤が入っていない。
これでは攻撃大の旋律が吹けず、吹き役としてはあまり期待できない。
- この狩猟笛は雷属性であるため、ドスファンゴに極めて有効である。
ギルド優先依頼登場前は、HCドスファンゴが武器魂の序・中・極を担っていたため、
序・中を狙う際はこの狩猟笛を担ぐハンターは少なくない。
というのは、雷属性によるダメージが通り易すぎて、
攻撃旋律を確定させる前にドスファンゴが昇天する場合が多いからである。- だがF.4になってクアルセプスの閃晶笛ライオデソルが現れた。
あちらは攻撃力1144と若干低いが、雷属性値が710でなんと200以上高い
(ちなみに最終強化の烈閃笛ライオジソルはレア12と最高ランクだが雷属性820)。
そして音色に赤を持ち、ゲージもこちらよりよい。
これにより対ドスファンゴを含み立場が危うくなったが、
優先依頼の登場でドスファンゴ自体の需要が激減した。
- だがF.4になってクアルセプスの閃晶笛ライオデソルが現れた。
- 際立ったレア素材は使用しない。
敢えて言うならば、「古龍種の剛角」くらいだろうか。
ただ、それ以前にキリン剛種自体がガチでやると強敵なモンスターであるため、
キリン討伐の証を集めるのが少し面倒だという人もいるかもしれない。
- ちなみにMHFにおいて斬れ味に紫ゲージが登場したのはこの武器が初である。
当時は特殊古龍武器(後の剛種武器)は特殊な斬れ味パターンを持つ事が目玉の一つとされており、
紫ゲージの登場そのものがそれに該当し大変話題となった。
先に紫ゲージが登場したのはMHP2Gだが、当時はMHFしかプレイしていないユーザーも多く、
そういったユーザーからは紫ではなく桃色ゲージなどと呼ばれていたりもした。
幻雷獄笛【龍鼓】
- シーズン10になって、この狩猟笛にも天嵐武器派生が追加された。
- 攻撃力1300と狩猟笛の中でもトップクラス。
- 雷560&麻痺50と強化に加え属性が追加。
- スロット2に増加。
もっとも、ここまでくればただ殴るだけで十分強力なので、
他の狩猟笛が一緒にパーティーに入っている場合は、
攻撃旋律をそちらに任せて殴りに徹するという運用方法も可能。
ただしこのころになると、MHFではハンマーの強化もあって「笛2」が戦術として組み込まれなくなった。
その為その目的での運用は厳しい。
- さらに、作成難易度がとんでもなく高い。
「キリンの銀尾」と「金獅子の漆黒毛」である。
前者は上位キリン特異個体のため、剥ぎ取り回数を考慮しなければ難易度はそこそこ。
問題は後者。なんとラージャン変種特異個体の金獅子の漆黒毛である。
今でこそさほど問題視はされていないが、当時のラージャン特異個体は屈指の強敵であり、
多くのハンターが悲鳴をあげるものであった。
現在ではキリンの銀尾のみとなっており、剥ぎ取り回数・入手率共に向上したため強化しやすくなっている。
- なおMHF-Zより狩猟笛嵐ノ型の音色変換を活用することで、
この武器でも「攻撃力UP【大】」を吹けるようになった。
これによって活躍の機会は大幅に増える事になるが、最近の天嵐武器に比べれば古株のため、
その点で性能上微妙な部分がないこともない。
幻雷獄笛【神鼓】
- シーズン10から長らくHC剛種武器(=天嵐武器)としての地位に甘んじていたが、
フォワード5にてとうとう覇種武器化を果たすことが判明。 これだけみれば強力なのだが、会心率0%であり、
属性を考慮しなければ期待値は凄艶や激楽打に負けてしまう。
そして最大の欠点である音符も結局赤色が付かず、如何せん扱いづらい武器と評されてしまっている。
- 素材は謎の覇種こと、アルガノス&ゴルガノスの乱殻を20個を使う。
とは言え、当時は性能故にネタの領域を脱せなかった。
MHF-Z現在では覇種武器でも最高クラスの殴り性能を持ちつつ攻撃力UPが吹けるため、
興味があるなら作ってみるのも悪くない。
- MHF-G2ではG級覇種武器「幻雷獄笛【神太鼓】」に強化可能となった。
ただし性能は他のG級覇種武器同様微上昇に留まっている。
強化自体は★4と★2のG級HC素材なので、楽な方か。
- MHF-GGでは烈種武器強化である「幻雷獄笛【天太鼓】」が追加された。
攻撃力が2038、雷属性770、麻痺230と爆裂的なパワーアップを遂げ、
更に斬れ味が強化されて長い紫ゲージを発現できるようになった。
おまけにスキル「逆鱗」が自動発動する。
…ここまでは良かったのだが、肝心の音色が一切変更されておらず、
やはりネタ武器の名を返上することはできなかった…かに思われた。
幻雷始笛【大天太鼓】
- MHF-G7で実装された始種の素材を用いて強化する始種武器。
心を動かす音色が轟くと言われる。
始種武器の特徴として、特定の自動発動スキルがワンランクアップするというものがあり、
「逆鱗」が「ブチギレ」へとワンランクアップしている。
- それより何より最大の注目点は、その音符の色だろう。
5度目の強化でようやく真価を発揮できるようになるのか、それとも永遠のネタ武器のままであるのか…
2015/5/20のアップデートでその能力がついにヴェールを脱ぐ。- 攻撃力2464と大きく引き上げられた。
- 雷属性890/麻痺290と属性値も増加
- スロットは3に増加
- そして音色は紫空赤に変更され、ついに赤音符を手に入れた。
G7アップデートによる変更でG級での赤旋律効果が強化された事もあり、
永遠のネタ武器と思われたこの武器がついに最前線に立つ資格を得た。
言うまでもないがネタ度は急降下である。後述するように演奏音が面白いのでよしとしよう。
- 自動発動スキルがブチギレまでランクアップした事により別途火事場手段を用意する必要がなくなり、
スロットも3まで増えた事で非常に高い拡張性を持つが、
斬れ味は据え置きの為、使用するなら匠は必須となる。
- 今までのネタぶりから比較すれば大きな飛躍ではあるが、
単純な攻撃性能では同期の始種武器からすると若干見劣りする。
バルラガルの始種笛、バル・アフェクタルにはまだ属性値で勝るが、
グレアドモスの始種笛、水砦始笛【岩銀杏】には数値上は完敗である。
もっとも、そもそもこれらとは属性が違う上、自動発動スキルから旋律まで異なっており、
何よりこの武器には麻痺属性が含まれているので、十分使い分けできると思われる。
- また、G級武器と比較すると雷・麻痺の属性を持つのはヴォーラホーンしかないのだが、
これには始種防具の補正なしで全ての性能において完勝している(ただし音色は異なる)。
雷属性のG級笛自体が少ないということもあるが、
この武器と張り合える雷属性G級武器はフルフル亜種のブラッドコンセールぐらいしかない。
張り合えるといってもそれは素の状態であり、始種防具1部位の補正を付けると差は大きくなる。
つまり雷属性の狩猟笛として考えると超一流のスペックを持っているといえるのである。- ただし、当然シジルの効果は利用できない。
「音爆範囲拡大」「スタン値」「結束」などのスキルで代用できない支援向け効果を失う事になるため、
それらと引き換えの高火力として設定されていると思われる。
自身の攻撃能力とどちらを優先するかを判断する必要があるだろう。
- ただし、当然シジルの効果は利用できない。
- なおMHF-Zの旋律追加によって、ある意味では間接的に弱体化された武器でもある。
「怯み無効」旋律と「攻撃力UP」旋律の両立ができなくなってしまった為である。
代わりに属性攻撃強化が吹けるようにはなったが。
余談
- このように、使いようによってはかなりの威力を発揮する武器であるが、
実際の"音としての音色"もかなり面白い。
武器の見た目から、太鼓の音が響き渡るのは想像に難くないが、加えて
紫…ア、ハーイハイト~ ア、ハーイハイト~
青…ソイィ~ッソ ソイィ~ッソ
黄…ア~ア~、アー ア~ア~、アー
という女声の掛け声が響き渡る。
笛なのに…。
というか、そもそも笛じゃない気すらしなくはないが- この声のおかげで、モンスターとの激闘を繰り広げている最中に、
祭のような掛け声が狩場に響き渡るという、かなりシュールな状況が往々にして発生する。
モンスターと遭遇する前なら、応援に聞こえなくもないが…。
- この声のおかげで、モンスターとの激闘を繰り広げている最中に、
- 動画まで上がっているため、気になる人はYoutubeで「剛キリン笛」などと検索するといいかもしれない。