環境生物/スナチリュウツツキ

Last-modified: 2025-03-04 (火) 11:10:50

MHWildsで初登場した環境生物。

目次

概要

  • 小柄な鳥類であり、大きく長いクチバシが一番の特徴。
    背中や翼は黒い羽根に覆われ、腹側は白い羽毛に包まれている他、ところどころに赤い差し色が入っている。
    頭部は黄色く小さな眼と胴体と同じほどの長さがあるクチバシがあり、
    立派なクチバシには歯のような突起が並び、まるでペンチのような形状になっている。
    総じて体付きはオーソドックスな鳥だが、顔付きは少々強面チックである。
  • 単体で行動する事は少なく、数羽から数十羽にもなる大きな群れで生活する。
    だが、地面はおろか樹上に降りる姿さえ滅多に見ることは出来ない。
    では普段どこに止まっているのかというと、なんと小型草食竜の背中の上
    彼らは小型草食竜と共生し、その背中の上で過ごしているのである。
    • 共生する相手は金色で菱形の鱗に覆われたケラトノス達。
      巨大な背角を持つオス個体を中心に何十頭もの大規模な群れを形成する種であり、
      乾燥したサバンナな砂漠地帯を主な棲息地としている。
      このケラトノス達の背中に乗せてもらっているのがスナチリュウツツキであり、
      一体に数羽程度止まっている事もあれば、十数羽もの大所帯で止まっている事もあり、
      この時ばかりは小型のケラトノスと言えど中々壮観な絵面になる。
    何故スナチリュウツツキがケラトノスの背中に止まっているのかというと、主に食事のため。
    彼らはケラトノスの背中に止まり、古くなった鱗鱗の隙間に潜む寄生虫
    自慢のペンチのようなクチバシでつついて食べるのである。
    彼らの広い背中、特に巨大な背角を持つオスは古い鱗や虫も多いビュッフェのようなものだろう。
    また、ケラトノスの背中に乗っていれば自力で移動する必要もない他、
    自身より大きな生物に寄り添う事で他の捕食者に狙われにくくなる効果もあると思われる。
    彼らにとってケラトノスは正に一石二鳥どころか一石三鳥ものメリットがある共生相手なのだ。
    • 一方、共生というからにはケラトノス側も利用されるばかりではなく、相応のメリットが存在する。
      古くなった鱗や寄生虫を食べてくれるのはケラトノスの健康的にもありがたいだろうし、
      より強大な捕食者が近づくとスナチリュウツツキが鳴き声を上げて警告してくれるのだ。
      ケラトノスからすれば自身のメンテナンス周囲の警戒を行ってくれる相手であるため、
      スナチリュウツツキに乗られるのは迷惑どころかむしろウェルカムだと言っていいだろう。
    • こうしたお互いにメリットのある共生を「相利共生関係」と言い、
      現実世界においてはウシツツキという鳥と大型草食獣の共生関係がよく知られている。
      ただし、ウシツツキはエサがなくなると草食獣の身体を突いて傷を作り、
      粘膜や血まで啜るという共生なんてクソくらえとばかりの暴挙に出る事もある。
      今のところ、スナチリュウツツキはそこまでする様子は見られないが…。

MHWilds

  • MHWildsの舞台である禁足地では隔ての砂原を主な棲息地としており、
    同地に棲息するケラトノスの背中に乗って出現する。
    だがケラトノスの背中にどれくらい乗っているのかは運次第であり、
    何十羽も止まっている事もあれば数羽程度しかいない事もしばしばある。
    • 基本的には背中に乗りながら周囲を見渡しており、時折鱗を啄むような動作を見せる。
      また、周囲にハンターが近づくと宿主への警告のつもりか、空に向かって大きな鳴き声を上げる*1
      そのやかましさは尋常ではなく、特に数十羽が近くに居た時の音量はとんでもない
      しかも顔を上に向け、クチバシを思いっきり開けて鳴き喚くため、
      すごいテンションが高いように見えたり、人によっては煽られてると感じる者もいるとか。
    • また、大型モンスターや異常気象が近づくと一斉に飛び立って逃げてしまう。
      MHW(:I)でも見れなかった規模の鳥の群れが逃げ去っていく姿はリアルだが、
      その後は再び穏やかな時期にならないと姿を見せてくれない。
      この関係上、探索を始めた直後は見かけられても、ある程度時間が経ってしまうと殆ど見られなくなる。
  • 小型の草食モンスターの背中に乗って現れる鳥型環境生物という点では、
    MHWorldに登場したフワフワクイナおよびゴワゴワクイナが挙げられる。
    スナチリュウツツキを見て彼らを思い出したハンターも多いようだが、
    彼らとは違ってレア環境生物ではないので安心されたし。
    …と言いたいところなのだが、実はスナチリュウツツキはレア環境生物でこそないものの、
    出現が非常に不安定な環境生物の1種となっており、場合によっては捕獲には少々難儀する事もある。
    • 理由はケラトノスの背に乗っての登場以外、出現する事が無いためである。
      これは本種の出現が完全にケラトノス頼りになっているという事であり、
      裏を返せばケラトノスに何かあった場合本種にも大きな影響が出る
      • 最もよく見かけられるパターンはケラトノスが肉食モンスターに襲われた場合で、
        こうなると襲われた群れのスナチリュウツツキは全て飛び去ってしまう
        特に今作では大型モンスターの出現上限が大幅に上がっている関係上、
        探索を続けるとそこら中捕食者だらけなんてことも良くあり、
        新たにスナチリュウツツキがやって来てもすぐに捕食者と会敵して逃げてしまう事もある。
    • より確実に捕獲するためには、クエストを受注したり他者の探索に参加する等して環境を変え、
      スナチリュウツツキが現れる時を逃がさないようにするのが良いだろう。

関連項目

世界観/鳥
世界観/共生
モンスター/ケラトノス


*1 前述したウシツツキも、天敵と成りうる存在が近づくと慌ただしく鳴くことがあり、草食獣にとってはある種の警報装置として機能する