概要
かつて大空を埋めていた天翔ける飛空艇の幻想──1章後編動画コメより
第一魔法障壁におけるファルシとの闘いで、窮地のクァール枢機卿を助太刀するためカーバンクル公がマテリアから召喚した存在。クァール枢機卿によると、形容できない強さと天界への入り口を黒チョコボに乗って飛ぶような標的(対象)。
第12章①で野生リミットブレイク状態のサー=ヴァル暗黒卿が、球体のカーバンクル公を避難させようとしていたコツァメカワ=ウソ、ウァルシ=パクァ、トンペリ達への攻撃態勢に入った不死者(リヴァイバル)の視線と注意をアークの存在する港へ逸らすため、根源たるヒトの原初の力を宿したこの【天翔ける翼】を投擲。見事不死者(リヴァイバル)をアークへと誘導し、カーバンクル公の救助にも成功した。
考察
これをカーバンクル公は自ら「真実に基づいた幻想」と呼称する。
「真実」とはかつて人類が栄えていた頃に大空を翔けていた飛空艇であり(1~3章各話冒頭、DBZプロローグの場面)「幻想」はその真実の記憶をもとに顕現させたものとカーバンクル公自身も認識していると思われるが、カーバンクル公の記憶がどこまで失われているか不明なため現在は謎に包まれている。
幻想することができるのは人類、もとい、「蘇らぬ感情を取り戻した者」のみである。真実はひとつでも「真実に基づいた幻想」はそれを基底として無限に連想し、創造することができ、そして幻想は少なからず未来を動かす。幻想はすでに作中でも力をもち、サー=ヴァル暗黒卿の跳躍宝具も幻想を骨子とする力である。*1。
そうであれば、真実の書とされている預言書を最終的に覆す決め手となる幻想こそが、'「最終の幻想」'と呼ばれるものであるかもしれない。
メタ的な解説
名称は暫定的なものだが、ここでは「紙飛行機のこと…?」の訳語で、本wikiの他箇所でも使用されているもの。ヘッドギアと並んで原作の最重要アイテム。