表サクセス
パワプロクンポケット9(さすらいのナイスガイ編)
柄が悪い大人達に絡まれていた神田カンタを助けた事が切っ掛けで意気投合。ブギウギ商店街とジャジメントスーパーの間の諍いを知りブギウギ商店街を助ける為に草野球チーム「ブギウギビクトリーズ」で助っ人で参加する事になる。
過去に野球をしていたということ以外は謎の人物。テントなどの旅具一式を携え各地を放浪している風来坊。尚、『9』以降プロフィールで『パワプロクンポケット』シリーズ主人公に振仮名が未表示になる。
自分の誕生日もわからず、とにかく謎の多い男。
椿や白とは旧知の仲であり、特に椿とは共に「正義の味方の真似事をしていた」事が語られているが、過去や正体そのものについては不明な所が多い。何故かヒーローや彼らの現れた高校の事も知っている。
また普通の客としてカシミールに来店しただけの白瀬芙喜子を見て、彼女が「何人か人を殺している」と看破している辺りは、彼が裏の世界の人間を少なからず見知っている様子が窺える。
なお、武美との会話では、自分が第三世代アンドロイドではなく、それでいて、ガイノイド(女性型アンドロイド)でかつサイボーグの彼女とは「出自の違う同類」である事を仄めかしている為、生物学的な意味で「普通の人間」ではない可能性が高い。
その正体に関する考察は主人公(9)の正体についてを参照。
歴代主人公の中で唯一ヒゲが生えたグラフィックである。
カンタや夏菜に「おじちゃん」「オッサン」と呼ばれても特に何も言わず、一方で白瀬が「お兄さん」と呼んでいる事から、外見的には二十代後半から三十代前半程度だと思われる。
また、20歳の准を「小娘」と言い、電視を年下扱いしているので、少なくとも精神年齢も、彼らよりは高い(と本人は認識している)模様。
なおサブパラメータが「ハンサム」ということもあり、容貌には恵まれているものと考えられる。
荒井三兄弟、凡田、寺門が特に反応を出さないので、顔は主人公(1・3)、主人公(2)、主人公(5)、主人公(ミニ)らとは似ていない模様。
喧嘩は強く、冒頭でカンタに絡んでいたチンピラ3人を苦もなくのしている。しつもんコ~ナ~によると歴代主人公でも2番目に高い戦闘力を有するとの事。
また、ゲーム的にはお馴染みの悲惨な初期能力だが、権田・木川との初顔合わせの力試しで彼らを唸らせるほどの打球を見せ、新任の佐和田監督がキャプテンに選ぶなど、ストーリー上ではあくまで「助っ人」にふさわしい選手として描かれている。
茶色のコートに茶色のテンガロンハット、黄色のマフラー、緑の服*1、水色の服藍色のズボン*2しか「普通の服装」を持っておらずその格好で旅をしているが、さすがにデートの時にその茶色の服装で出かけた時は「場違い」だと感じていた。
『旅ガラス』と名乗ることもあるが、自分でそう言った事を後悔するなど一般的な感性も多少は持ち合わせている。
9にはサブパラメータ「所持金」も「アルバイト」等の労働系コマンドもなく、文字通りの意味で無一文であることを窺わせる描写も多い。
とはいえルートによってはカレー屋や米屋で働くこともあるし、たまに他人の支払いを立て替えていることもあるので、全く収入がない訳ではなく、何かしらのバイトをしている事もあるようだ。
貧乏なため遠前町では河川敷でのテント生活をおくっている。彼はこのテントに愛着を感じているらしく、友と呼ぶこともある。
携帯電話の使い方もわからないといったように現代において常識といえるようなことにも疎い面がある。
一方で商店街とスーパーの客層が異なることから両者の対立に裏を感じる、銀行に売り上げを入金しに行く様子がないことからカレー屋の経営が厳しいことに気づく、などのように社会的な事柄に詳しい一面も持つ。
年齢は不明だが、それなりに深い経験を積んでいるらしく、若者が多い歴代主人公の中ではかなり大人な性格をしている。
口調はTPOに応じて適切に使い分けており、特に年配者らへは非常に礼儀正しい態度で接している。ただ、20代半ば程度の権田・武美には基本的に対等な口調だが、彼らと同世代の奈津姫に対しては一貫して丁寧な敬語を使い続けている(奈津姫ルートでも変化なし)。
メインストーリーではどちらかというと寡黙な傾向があり、発言の所々に「…」が表示されている。また、要領を得た簡潔な発言が多いのも特徴。
今作ではこの主人公の性格を前もってシナリオ班内であらかじめ決めておいたとのこと*3で、ライターの違いによるブレが少ない。ただし多少のブレはあり、一部の彼女ルートや連続イベントでは非常に冗長で口達者な発言をすることもある。
風来坊として日々を過ごしているがその生活を好んでいるわけではなく、河原に居を構えた後も誰かの好意で宿を与えてもらえないかと考えるイベントがあり、神田奈津姫とのイベントでは「風来坊の生活より普通の暮らしのほうがずっと楽だ」とはっきりと言い切っている。
それでも旅を辞めるつもりはなく、商店街に居場所ができても後述のようにだれかの家に転がり込んでもほぼ一貫して、いずれ町を去ることを前提とした言動をしている。
このようにわざわざ過酷な放浪生活を送っている理由は、なんらかの罪への自分なりの償いらしい。彼が旅を辞めるのは一部の彼女候補とのエンディングを迎えた場合のみである。
サブタイトルのごとく、まさに『ナイスガイ』の一言に尽きる。
「メガネくんの制作日記」によれば、9の作風は「1960年代の日本の映画や西部劇をモデルにしている」とあり*4、主人公(9)の「流れ者のヒーロー」という設定もそこから来ているらしい。
だがしかし、作中では展開によっては薬屋さんに転がり込んだり、テントを焼かれて一つ屋根の下だったり、いわゆる『ヒモ』同然の扱いになることもある(というよりは、相手の家に同居させて貰えない彼女ルートの方が少ない)。
食料に困る事が多く、普通の人が食べたら腹を壊すような川の魚を平然と食べていたり、ゴミ漁りをしたり、道端の草や茸やどんぐりを食べたり、とサバイバル生活で日々をしのぐ姿が見られる。さらには以前食べて腹を壊した野草を、その時は体調が悪かっただけかもしれない、と再チャレンジするようなことさえある。また、助けた小学生に食べ物を要求するなど、やや食い意地が張っている所があり、老若男女を問わず様々な人から食べ物を恵んで貰っている。
このことは、9攻略本にて「従来の主人公達は彼女候補ごとにスタッフが違う関係で交際する女の子によって性格が変わることがあったが、今回は『カッコいいところとマヌケなところを持つ男』という設定にあらかじめ決めておいた」と言われている。
「カレーライスは大好物」。態々リクエストする場面がある辺り、オムライスも好みの模様。
なお、プロ編・社会人編の主人公8人の中では、彼と主人公(1・3)だけがマニアポイントが設定されていない。
オモチャに関する凡田の三時間に及ぶ熱弁を聞いても「お前は、怪獣のソフビ人形が好きなんだな?」と中途半端な理解しかできておらず更に二時間の講義を受ける羽目になった辺り、ポケ主人公には珍しく、サブカル方面の知識が乏しいようだ。
もっとも、その日の食事にも事欠く有様では嗜好品を買いたくても買いようがない、という身も蓋もない見解もある。常人では考えられない生活を送っているが、それが彼の魅力であり憧れる部分なのだろう。
エピローグ
元々野球を生活の一部にしていた訳ではない為、街から離れて旅を再開する(=野球から離れる)EDが多い。
通常エンドでは商店街の友人たちに見送られながら晴れやかに旅を再開し、ゲームオーバー経由のバッドエンドでは状況には不本意ながらも街を離れて旅に出ている。
なお、他の主人公と比べると、彼個人のバッドエンドアルバムが特に少なく(二種類)、共に上述の「街を離れる」ものであり、退部・解雇等々やマニア化、死亡など、彼自身が悲惨な姿を晒すようなアルバムは一切用意されていないのも特徴。
彼女関係では
- 街に留まる
- 旅を再開する:
やはり旅生活となるパターンの方が多い。もっとも、維織GOODはビジネス旅行、夏菜GOODは学術旅行といった趣があり、それまでのような当てのない「旅」、とは性格を異にしている。街に留まるケースと合わせても、基本的には恋人の希望や都合に合わせた生活を選ぶ事の方が多い、と言えよう。
正史では『14』で「かつてこの河川敷に風来坊が居た」と語られる事から本作後に再び旅を再開した模様。
数少ない証言も『11』で白いイタチの人形が魔人に河原の風来坊には呪いを無視されたと語った程度である。
ただ、奈津姫ルートはグッドエンドとバッドエンドを問わず「ブギウギ商店街がジャジメントスーパーと共存共栄を果たした」と語られているが『14』では残念ながら本作で主人公(9)がブギウギ商店街を救ったにもかかわらず、ブギウギ商店街は閑散としたシャッター通りとなってしまっている。
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- オレンジは一体何者? -- 2017-08-07 (月) 23:35:35
- ↑2、パワポケ13でチハヤBADEND2回目以降、短縮無しの場合、維織さんとジオットの対談がある。内容は、NOZAKIの支社の一つをマゼンタが襲撃した事について。そして2年後、阪奈ルートでジオットから「(中略)実は2年前、うちのマゼンタ君がNOZAKI社を襲撃した時、面白い人物が出てきてね。青い色の変身ヒーローだったんだ。」「前にオレンジとかいうヒーローみたいに作り直したんだ。この僕用にね。」との事。ブルー=椿、なので辻褄が合う。ちなみに、何故椿がNOZAKIに勤務しているかは、維織さんのページを参照。 -- 2017-08-08 (火) 02:59:56
- ↑2、ポケ7持ってないんではっきりとは言えんが、多分モブ。ピンクに未練があって残った。 -- 2017-08-08 (火) 03:06:58
- というか花丸高校のヒーローの記憶って関係者以外無くなったんじゃなかったつけ -- 2017-09-22 (金) 00:28:55
- ↑はい。ただ、佐和田さんのページには佐和田さんは忘れたとありました。部員だけ?玲奈は不明 -- 2017-09-22 (金) 14:26:47
- かなり上のコメへの返答だけど夏菜はユキシロ関係だから今まで幸せな時間を過ごしてたらしい9主と一緒だったってのは微妙。これからもユキシロ関係の仕事するんだろうし。武美は帰ってくるタイミングが完璧だし維織は社長辞めるタイミングが完璧だからこの二人なんじゃないかな -- 2018-06-18 (月) 15:24:34
- 凡田を見て、もしかして湯田か?の発言とポケ11のアルバムのタイトルコレクションで大神ホッパーズの帽子被ってるのは何故?もしかしたらホッパーズ関係者??誰か教えて -- 2019-10-21 (月) 23:16:35
- 9主の服装の色とおうどいろマスク似てない? -- 2020-06-05 (金) 02:28:20
- ↑レッドだとしたら、7主に敬意を表して、7主の姿を真似たとかだと思う。だから顔も似てるんじゃないかと。 -- 2020-08-29 (土) 06:13:05
- 9主が武美と維織の二股やってるとは考えたくないな… 上で言われてるようにどっちに居候するかの問題もあるし、 そもそも武美が寿命迎えてるとは考えにくい。 テロメア縮合してなさそうだから、並みの人間と寿命は同じのはず。 機械部分の不具合なら黒野博士とかにあたるだろうし。 維織さんにしても、他の女と付き合って自分がきたら途中で乗り換えたり自分と違う女と旅したりしてるような奴を、いかに恩人とはいえ、好きになれるのか、と…。 維織さんの方の「見つけた」ものは、ゆらりとの関わりとか、また別の誰かとか、9主とは別の何かだと思う。 過去形なのは、武美を危険に近づけないために、一時的にどこか安全な別の場所に預けて、カタストロフ調査に乗り出してるからで、14以降も9主は武美と旅続けてるはず。 -- 2020-08-29 (土) 06:24:43
- 強さ議論のはあくまでも「主人公としての姿のままでの強さ」であって、変身等は含まれてないんだと思う。 9主も、レッドに変身した状態なら、8主に勝てるかもしれない。あの≧ は、 8主>通常9主 、 8主=変身9主(レッド) ってことじゃないかな? -- 2020-08-29 (土) 06:28:52
- ↑2 上でも出てるけど武美の問題も維織の問題もぶっちゃけ恋愛関係に発展しなくても解決の話までは行ける -- 2020-09-11 (金) 04:06:59
- ↑1 途中で送信しちゃったので続きから。 だから二股とかではなく維織さん(及びほか彼女候補)の問題も解決しつつ武美GOODに近いルートを通ってて、 維織さんの「見つけた」は単純に恩人としてか片思いとしてかでも成り立つし正直9主以外のなにかよりも9主を「見つけた」って方がしっくりはくる(個人の感想)。 武美の寿命問題はまあレッドのプロフと辻褄が合うって話だからそういう考えもありではあるけどね -- 2020-09-11 (金) 04:27:30
- ぶっちゃけ状況証拠的にレッドなのは確定だよな -- 2021-03-20 (土) 01:10:04
- 花丸高校のこと覚えてるし、花丸の登場のとき「ナイスガイ」って言ってるからもうレッドなんだろうなぁ -- 2021-09-16 (木) 13:18:47