パワプロクンポケット9
遠前町、ブギウギ商店街のメンバーを中心に活動している草野球チームで、『9』で主人公が所属するチーム。
野球部の帽子のマークはV。
マスコットはダチョウ。遠前町はモグラーズ球場の近郊である(ミルキー通りの最寄り駅から電車で一本)。
名前の由来はオランダの抽象絵画家ピエト・モンドリアンの未完作品、「ヴィクトリー・ブギウギ」と思われる。
以前は強豪として知られていたが、最近は弱体化し、町の人々からも侮られてしまっている。特に二年前からは、商店街にとっても宿敵であるジャジメントスーパーのチーム「ニコニココアラーズ」に連敗を喫し、それが商店街の雰囲気を更に重苦しいものに変えてしまっていた。
そんな中何処ともなく現れた主人公(9)の活躍によりチームは連敗を脱し、宿敵のコアラーズにすら勝利。意気上がる商店街会長大村は町興しの中心にビクトリーズを据える事を決断し、その連勝もあって商店街は少しずつだが確実に活気を取り戻していった。
しかし監督・キャプテン・主力選手の全てが元々商店街と関わりのない余所者に占められ、一部の助っ人らの増長にも晒された事で、商店街のメンバーは次第に不満を募らせていく。そして11月4日、権田、木川、並木を中心とした商店街古参メンバーはチームを自らの手に取り戻すため、助っ人らの追放をかけて紅白戦を挑むこととなってしまった。
権田らは当初、助っ人らが必要な人数を集めきれずに不戦勝できるとの目論見であったが、助っ人側に大村会長や青島医師を始めとする一部の古参選手たちが加わり、臨時のメンバーとして神田母子、助っ人の人数次第では向井幸までもが加勢したことで主人公(9)はチームを組むことができ、辛くも古参組に勝利。
勝負を終えた後はお互いの実力を認め合い、再びチームは一つになった。
そして12月29日、彼らは多数の元プロ野球選手に椿の仕事仲間であるザ・トリオの面々すらも加えて強化されたスーパーのチーム「キングコブラーズ」との決戦に勝利。ドーム球場を使いケーブルテレビで中継までされたこの結末は、ジャジメント支店の敗北を広く知らしめることとなった。
そして、かねての紅白戦で古参組の実力を知り、もはや商店街に自分たちの力は必要ないと知った主人公(9)ら助っ人たちは、ビクトリーズから離れてそれぞれの道を歩んでいったのである(ただし主人公(9)のみは、展開次第で町に残る)。
チームの特徴
権田・木川の語る所によると、元々はブギウギ商店街のメンバーだけで構成されていた模様。四年前までは、神田奈津姫の亡夫がキャプテンを務めていたという。
かつての強豪とはいうものの現在では古参組の能力はお世辞にも高いとは言い難い。ただそれでもキャプテンを務めていた権田正男は助っ人らに匹敵する高い能力を誇り、並木潤一郎も警官だけあってそれなりの能力を持っている。
古参組は基本的に余所者の加入を快く思ってはいなかったが、主人公(9)が実力第一でスカウトをしていった結果、シリーズ全体で見ても非常にバラエティ豊かな顔ぶれのチームが誕生することとなる。それは、壮年のコックや常時水着の男、ピエロにディープなパソコンオタクにカニ型の改造人間と河原に住まう風来坊さえも霞んで見える程の奇人変人ぞろいであった(ちなみに、助っ人が一定の数に達しない場合、11月4日の紅白戦は行われず、両者は話し合いでの解決に至る)。
能力的には、助っ人も含め、打撃がかなり強力な反面、投手層が薄い投低打高の性能となっている。
弱小チーム扱いだが、古参組のみで元プロ野球選手が多数在籍するキングコブラーズ相手に試合をしても3点差で試合終盤まで食らい付けるくらいの実力は持ち合わせている様子。
なお、14におけるレッドの台詞によると、彼もこの時期に正体を隠してビクトリーズに参加していたという。
本編に登場するチーム関係者一覧
氏名 | 役職 | 備考 |
---|---|---|
主人公(9) | 選手 | 主人公、キャプテン、助っ人として参加 |
神田カンタ | 選手(臨時) | 紅白戦で臨時の助っ人として参加 |
権田正男 | 選手 | 前キャプテン、元からの部員 |
木川則夫 | 選手 | 元からの部員 |
大村鉄治 | 前監督 | 紅白戦で臨時の助っ人として参加 |
青島三郎 | 選手 | 元からの部員、紅白戦では助っ人側に参加 |
並木潤一郎 | 選手 | 元からの部員 |
佐和田勝 | 監督 | 本編期間のみの雇われ監督 |
寺門男 | 選手 | 助っ人として参加 |
白徳仁 | 選手 | 主人公(9)に勧誘されて助っ人として参加 |
ピエロ | 選手 | 主人公(9)に勧誘されて助っ人として参加 |
ムシャ | 選手 | 助っ人として参加 |
水間美偉斗 | 選手 | 主人公(9)に勧誘されて助っ人として参加 |
電視炎斬 | 選手 | 助っ人として参加 |
城田鉄幹 | 選手 | 助っ人として参加 |
カニ怪人 | 選手 | 主人公(9)に勧誘されて助っ人として参加 |
広川武美 | 選手(臨時) | 紅白戦で臨時の助っ人として参加 |
神田奈津姫 | 選手(臨時) | 紅白戦で臨時の助っ人として参加 |
向井幸 | 選手(臨時) | 紅白戦で臨時の助っ人として参加 |
パワプロクンポケット14
ビクトリーズの現状に関する言及はない。だが、木川の様子から察するに、商店街が時流に抗えずに寂れたのと同じくして、チームも解散に至った可能性を否定できない。
ただし、明言はされていないがビクトリーフィンチーズの名はブギウギビクトリーズにあやかったものではないかと思われる。
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- 助っ人と商店街の紅白戦で主人公がなつきに「硬球は当たると痛いですよ」って言ってるがあの世界の草野球は硬式なのか?試合も9回までやってるし。 -- 2011-04-04 (月) 23:54:01
- 普通硬式じゃないの? -- 2011-08-31 (水) 02:59:19
- 誰が書いたかは忘れましたが「ビクトリーブギウギ」という絵が元ネタになっているのではないでしょうか? -- 2011-09-17 (土) 17:16:47
- ↑2 草野球って「普通」は軟式だし試合も7回までだろ。(硬式の草野球チームも一応あるけど) -- 2011-09-18 (日) 16:10:38
- アマチュアリーグなんかに参加してるチームだと硬式も多いよね。 -- 2011-11-08 (火) 23:30:36
- 元々硬式が基本のゲームでわざわざ7回までとか軟式野球の表現されてもプレイヤーが戸惑うでしょ -- 2012-04-02 (月) 13:38:04
- 14から察すると、チームは解散したのかな? -- 2013-03-24 (日) 12:52:57
- ↑商店街がシャッター街と化しているからなくなっただろうな、 -- 2013-03-24 (日) 17:38:45
- ↑やっぱ、そうだよな。 世納香紀が野球を教わったチーム…でいいのだろうか? -- 2013-03-24 (日) 17:55:13
- なんとなく「七人の侍」を彷彿とさせる終わり方であった -- 2015-02-05 (木) 15:45:46
- レッド=パワポケ9主人公であり武美の旦那 -- 2016-04-03 (日) 13:42:07
- ml -- 2016-05-22 (日) 00:26:58
- ml -- 2016-05-22 (日) 00:26:59
- そもそも「幸せな生活を失った」とは限らないんじゃないかなあ、とずっと思ってる -- 2016-05-22 (日) 00:28:10
- 助っ人全員入って主人公(レッド)をピッチャーと仮定すれば歴代最強チーム候補だな -- 2017-01-13 (金) 11:54:17
- 並木は助っ人側だったけ? -- 2017-04-12 (水) 18:56:56
- 並木じゃなくて、青島が助っ人側だったと思う -- 2017-04-12 (水) 22:42:00
- 豆知識として菊地(外捕)は主人公が投手、安岡(投)は野手の時に在籍。ちなみに11月の紅白戦では助っ人側に加勢するそうだ。 -- 2019-01-04 (金) 19:53:52