プロフィール
野良 |
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[添付] |
職業 | 脚本家 | 型番 | EW-55 |
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企業 | サイバーメディア | 誕生日 | 2月9日 |
役割 | ユニーク | 能力タグ | 攻撃/牽制 |
入手方法 | 指向性検索【浮世に逸筆あり】 | CV | 渕上舞 |
キャラクター概要
履歴
EW-55はサイバーメディアの開発した特殊な執筆用人形で、主にエンターテインメント作品の構成デザインと脚本の執筆に使用される。人形の書いた文章はつぎはぎ感が強く無味乾燥であるなどの理由から、EW-55にはランダム性のある情報処理システムが採用された。このシステムにより、EW-55は受け取ったあらゆる情報から確率で新たなアイディアを生み出すことが可能となった。そのプロセスを通じて人間の「インスピレーション」が生まれる過程をシミュレートしている。
野良は人気絶頂の人形脚本家としてジャンルを問わずに、映画、ドラマ、文学、ゲームなどの分野で活躍している。より多くの領域からネタを集めさせるべく、野良の在籍していたスタジオは彼女をニューラルクラウド計画へと送り込んだ。
背景
背景 | |
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人形ファイル1 | エンターテインメント作品のニーズが激増するに伴い、各分野での脚本家の代わりに執筆人形たちを採用する動きも活発になっていった。だが理論データや言語アルゴリズムから生み出された脚本にはこれといった特徴がなく、サイバーメディアはボトルネックを解消するために「インスピレーション」を生み出せる人形、EW-55を開発するに至った。 野良の創作は完全に異なる素材やメンタル間の偶発反応をベースとするもので、あらゆる新情報から確率で唯一無二のアイディアを生み出すことができる。野良にとってこの世界はネタの宝庫であり、彼女はそこから常に情報を取り入れ、インスピレーションの火花を書き記そうとしている。こういった方法で生み出された作品は、往々にして人々の目を奪うのだ。 だが野良の創作効率は非常に悩ましいものだった。彼女のインスピレーションが枯れたら最後、いかなる方法を用いてもその手を動かすことはできない。たとえインスピレーションに溢れていても、長時間に渡る執筆作業はメンタルのオーバーロードを招き、彼女をフリーズさせてしまう。いかに野良を催促するか、それが顧客にとっての最大の問題であった。 |
人形ファイル2 | 野良の知名度が上がったのは、とあるアクシデントによるものだ。当時、EW-55は各方面からの様々なクレームにより淘汰に瀕していて、野良本人もサイバーメディアに遺棄されたプロトタイプに過ぎなかった。とある映画スタジオが安価で野良を買い取ったが、起動して一ヶ月、彼女はなんの仕事もしていない。それを故障とみなしたスタジオが彼女の返品を検討していると、野良はとあつ民俗学研究科を訪問した後で、唐突に要求とはまるで異なるホラー映画の脚本をたった一夜で書き上げたのである。 ところが、実験的な意味合いで制作されたにも関わらず、映画は巧みなストーリーと独特な相違工夫で予想外の大ヒットを飛ばし、莫大な興行収入を獲得。アトリエはすぐさま彼女に最も優秀な製作チームと十分なだけの時間を与え、彼女がさらなる奇跡を創り出すのを待った。 だがその期待は、半年もの間おあずけになる。 「えー、締め切りなかろうもん。ネタならずっと探しとったよ」。スポンサー直々の詰問に、野良はだらけた様子でめちゃくちゃなノートを広げてみせた。 その後、野良に「締切日」という名の悪夢がついて回ることになる。 |
人形音声1 | 教授。最近、君を主役に据えた脚本を練っとるちゃけど、キャラクター設定を考証しとったら、とある問題に気付いたっちゃん。 君の経歴とパフォーマンスに、ばり違和感を感じるったい。長年科研領域を深耕してきた名のある教授が、戦いを指揮する方面でもひとかたならん造詣があるだなんて。過去の辻褄をどう合わせようとしても、この矛盾だけは解決できんのちゃ。なしてだか説明してくれるん? |
人形音声2 | うちの作品?待っとって……はいよ、これ全部がそう。 たいしたことなかよ。ただ、うちの経験が他の脚本家人形とは少々異なるってだけで。 うち、一部記憶を失くしとるっちゃん。具体的な内容はわからんけど、そのおかげで「失う」っちゅー概念を、より深く理解できるよぉになったと。 |
人形ファイル3 | 怠け者の野良が多くの情報を取得しインスピレーションが湧くよう、映画スタジオはさかんに彼女と他分野の人形たちとの交流取材を取り持った。仕事のための社交に微塵も興味を示さない野良だったが、名簿に「民俗学研究者・蔵音(くらね)」の名を見つけたとたん態度を変えた。 大ヒットした処女作を称賛されると思いきや蔵音は野良に会うなり彼女の脚本をぼろくそにけなした。それも論理的なミスを一つ一つあげつらい、人格攻撃すら交えて。激怒した野良も負けじと言い返す、そんなのは時代遅れのただの迷信にすぎないと。 交流取材はあっという間に激しい論争に変わった。だが、蔵音との言い争いから数多くの創作ヒントを得られると気付いた野良は、不本意ながらも、それらのネタをノートに書き記すほかなかった。 それ以来、二人の間では罵り合いが挨拶代わりとなった。一方、野良の新作では、しばしば蔵音に似たキャラクターが登場しては惨死を遂げている。新作が上映されるたび、映画評論サイトには論文並みの文字数を有する★1の酷評が一つ増えるのだった。 |
人形音声3 | 時々、人間の同業者が羨ましくなるっちゃん。彼らの手がけた文章には、何かはわからんけど、ばり不思議なものが宿っとる。文法は同じはずなんに、妙に味わい深いとよ。 人間はそげな芸術作品における神がかった文章をエスプリと四ドル。それが一体なんあんか、いつか必ずうちが明らかにしちゃるけん。人形の脚本家にだって、定式を越える作品は生み出せるんちゃ。 |
人形ファイル4 | インスピレーションに依存する創作方法よりも、メンタルモジュールが度々オーバーロードしてしまう問題のほうが、EW-55にとっては厄介だった。 野良はストーリーを練り始めると、どうしても演算力配分のお制御がきかず、さらに長時間の作業も重なって、頻繁にメンタルがオーバーロードしフリーズしてしまう。野良いわく、その瞬間はまるで書き記した世界が突如現実に変わり、奇々怪々な「夢」へと引きずり込まれてゆくように感じるらしい。すでに「夢」の中でインスピレーションとスタミナを消耗しきった後なのだそう。 ロールアウト直後に棄てられた過去が影響しているのかもしれない。彼女はそれに関わる記憶データの一切を失っている。映画スタジオで再起動してからも、筆に手がつかなかったのはそのためだ。彼女からは、一つ目の作品に取り掛かるまでの記憶がすっぽり抜けている。まるで夢に呑み込まれてしまったアイディアを思いだせないのと同じように。 奇妙なことに、野良の効率に頭を悩ませていたはずの映画スタジオは、技術的な問題を口実に、彼女の修復を断り続けていた。野良は現状を受け入れ、オーバーロードによるフリーズを理由に締切日から逃れるのが常だった。だが彼女は時に筆を止めてこう考える。もしこの欠陥がなかったら、もっと優れた脚本家になれていたのではないかと。 「そんな無意味なことに頭を使うくらいなら、書き散らした紙くずの束にどう価値を持たせるか少しは考えたらどうです?そのブタよりも小さな脳がオーバーロードしなけりゃ、ゴミみたいな作品がこれほど有名にはならなかったかも知れませんし?」 ──蔵音のこの手の反応を聞くたび、野良の心にくすぶる疑いも怒りで吹き飛んでしまうのであった。 |
人形音声4 | うちゃ作家っていう職業、ばり好きっちゃよ。だって、文章を通じて違った生活を体験しきるもん。ばり不思議な感覚なんちゃ。たった数万文字に、無から有、麓から頂まで、もう一つの人生が完璧に収められとる。 代償がなかとは言えんね。うちのメンタルシステムは、他の人形よりオーバーロードしやすくなっとるとよ。複雑な情緒を繰り返し吟味しとるせいやろうね。宗教の概念では、修行の一種なんやって。 |
人形ファイル5 | 野良は時に、自分の過去への想像を物語に書き出そうと試みている。あるいは過激な脚本にすることで、心中の不安を拭おうとする意図もあるかもしれない。だが創作だけでは喪失感は拭えなかった。そのうち今ある記憶さえも、フリーズとともに失われてしまうのではないか。そういった不安に付きまとわれていたことは、ニューラルクラウド計画に彼女を送ろうとするスタジオの意向に同意する要因となった。 「データみたいに単純な記録媒体は創造性に欠けるけんど、手書きの文字よりも確かではあるったい」 皮肉なことに、野良はその「確かな」ニューラルクラウド計画のせいで、今やクラウド上に囚われている。だが彼女は、オアシスという締め切りのない創作環境に随分と満足しているようだ。野良からしてみれば、ここでのあらゆる発見は、オフィスでは得られない貴重なネタの宝庫なのだから。彼女は始終、傍にいる仲間たちを観察し、オアシスでの経験を作品の中へと記録し続けている。 ここでも最高のインスピレーションを収集し、誰もの心、もちろん蔵音の心にも残るような作品を創り出す。それが野良の望みだ。そうすればまたすべてを失っても、その作品とそれを愛する視聴者たちから、自分を取り戻せるはずだから。 |
人形音声5 | あの記憶に、色々と物語をこじつけてみたっちゃけど、どげんしても空白がもたらす虚無と恐惶は拭えんやった。 てっきり、これからもその虚無と恐惶を抱えて暮らすんやと思うとった。メンタルシステムが寿命を迎えるその日まで。 そうしたら、君が現れたっちゃ。さながらヒーロー物の師匠キャラのごとく。まぁ、この先しばらくは釈然とせんやろうけど。うちゃ君から、今と向き合うこと、そして未来を書き記すことを学んだっちゃ。 物語の冒頭が変えられんなら、後に続くシナリオと結末をより鮮やかにしちゃえばよかろうもん。なぁ? |
ボイス
ボイス | |
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朝 | もう朝?一晩中書いとったなんて……あぁ、締め切りあと2日くらい伸びんかいな…… |
昼 | 一緒に映画見ぃん? 仕事……?今、午後たい?午後に仕事なんかしてどーすると? |
夜 | 夜、帰ってくる時くらい静かにしんしゃい。映画見よぉ……映画分析の邪魔やけん。うちゃサボってなんかおらんけんね。 |
就寝時 | 深夜のオアシスは静かやんなぁ、色んな建物と昼夜のギャップ見とぉだけで、インスピレーションが止まらんとよ。とりあえず、ノートにメモしとこ。 |
ホーム画面1 | 画家も作家も本質は一緒たい。一方は締め切りを守らんけど、もう一方も締め切りを守らんちゃ。 |
ホーム画面2 | この時代、紙幣なんかもう廃れとーよね。あ~あ、自分の肖像をお札に刷って欲しい人生やったな。 |
ホーム画面3 | 今から読書するけんね、静かにしとって。 ……やっぱ、何か話そっか? |
タッチ1 | 前髪に触らんといて、インスピレーションに影響するけん。 |
タッチ2 | こりゃさすがに全年齢対象のナンパ方法とは言い難かよ。次の作品のネタにしちゃろーか? |
タッチ3 | ん?まさか君の隠し属性見つけてもーた? |
獲得 | うちゃ野良(のら)、こりゃペンネームっちゃ。無駄話はさておき、静かな場所はなかと……もうすぐ締切やけんど、まだ原稿真っ白たい。 |
潜在能力突破 | インスピレーションが湧いてきたっちゃ。 |
メンタル拡張 | 文字に隠された秘密を……見つけたったい。 |
部隊編入 | 脚本家を戦場に……?君に、あるいは正当な締切延長の理由に免じて、よかよ |
戦闘開始 | 凡ての安楽は、困苦を通過せざるべからず。 |
必殺技 | 筆を以て刀とす、君は首を俯せよ。 |
MVP1 | で、もう上がってよかと……? |
MVP2 | 次のストーリーの素材、ゲットたい。 |
戦闘不能 | イタタ……原稿……もう……間に合いそうになか…… |
タイトルコール | ニューラルクラウド |
お正月 | |
バレンタイン | |
七夕 | |
ハロウィン | |
クリスマス | |
誕生日 | |
誓約 | |
宿舎挨拶 | |
挨拶1 | よかよ |
挨拶2 | はぁ…… |
挨拶3 | なんやとー? |
挨拶4 | すごかー! |
挨拶5 | うんうん |
挨拶6 | あっはは |
挨拶7 | たしかに |
呼称表
相手 | 呼び方 | 出典 |
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一人称 | うち | 背景:人形音声2 |
教授 | 教授 | 背景:人形音声1 |
蔵音 | 蔵音 | 終宵志異:未完 |
貧乳の蛇 | 墟上之歌:外伝 | |
ファイター(戦士) | ||
フェーン | フェーン | 臨界爆震:協援-1 |
ガード(守衛) | ||
ミヨ | ミヨ | ハーフアニバーサリー |
イヴリン | イヴリン | 臨界爆震:協援 |
ユニーク(特殊) | ||
パズル | パズル | ストレンジブルー:凱旋 |
リーゼ | 監察医のお嬢さん | 暁の闘拳:リング |
その他 | ||
めめ子 | ヒツジの悪魔 | 双対性フール:野良? |
野良? | うちん分身 | 双対性フール:野良? |
野良? | ||
一人称 | うち | 双対性フール:野良? |
性能
DEADLINE(締め切り)という名の制限時間内に火力のすべてを注ぎ込む短期決戦型火力特化ユニークアタッカー
パッシブによって初期攻撃力はなんと150%も上昇し、その攻撃力をオートスキルでランダムターゲットに多数ばらまく
オートスキルには1発ごとにランダムに防御低下デバフ・被ダメージ増加デバフ・スタンのどれかの効果を内包し、最低でも8発ばらまかれれば大抵の敵は一気に崩壊する
ただしパッシブの攻撃力は15秒毎に33%ずつ減少し、45秒後の締め切りが来ると一切の行動が取れなくなる(パッシブで回避は付く)
この行動不能は必殺を使うことにより一時的に復活させることができるものの、倍率は90%になり30秒後再び行動不能になる
この必殺は無駄が多いため、必殺は基本的に別のキャラで発動することにし、45秒以内に勝負を決めるのが正しい運用法である
野良が45秒以内に勝負を決められるようになる原因は攻撃倍率が攻撃力とスキル倍率の2重にかかることもあるが、最も大きいのは被ダメージ増加デバフにある
野良実装時の環境では被ダメージ増加デバフを付与できるキャラクターは実は非常に少ない
このデバフは最終ダメージに乗算でかかるため非常に効果が高く、他アタッカーと併用することによりダメージをさらに伸ばすことができる非常に高性能なもの
このため野良は野良単体のDPSもさることながらユニークのデバッファーとしても働くことができる高性能キャラクターなのである
物理攻撃力と防御低下デバフもあるため基本的には物理編成に採用すると大暴れしてくれるだろう
ユニークの関数と相性があまり良くないため関数戦は少々苦手な部類だが、基本性能が高いため他に選択肢がなければ十分許容範囲
故障規約の序盤やEBH(特に2人用)が主戦場となるだろう
ステータス
ステータス(初期値/MAX値★5 Lv60) | |||||
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最大HP | / | 攻撃力 | / | 演算力 | / |
物理防御力 | / | 演算防御力 | / | 攻撃速度 | / |
会心率 | % /% | 物理貫通 | / | 演算貫通 | / |
回避率 | % /% | 戦闘後HP回復 | / |
スキル
スキル | ||
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残綿夢筆 | パッシブ | 開幕時に「思涌」状態になる。 「思涌」:攻撃力+150%。その後は15秒ごとに1/3の効果が失われていく。効果が尽きると「才尽」状態になる。戦闘終了まで持続。 |
謡物再三 | オート | 持続的に発動。ランダムに敵全体に複数の自身の攻撃力120%分の物理ダメージを与え、デバフ効果を付与する。3秒間持続。攻撃を8回行った後、攻撃回数がさらに増えるたびに15%の確率でスキルを中断し、自身が1,4秒間眩暈になる。 デバフ効果は以下の順に付与される:「序」全防御力-30% 「破」眩暈 「急」被ダメージ+15% |
終焉の戯書 | 必殺技 | 発動時に「才尽」状態だった場合、「才尽」状態を打ち消して「急智」状態になる。30秒間持続。 そうでない場合は敵全体に【謡物再三】を放つ。だがダメージは自身の攻撃力の30%まで低下する。 「急智」:攻撃力+60%、効果が尽きると永遠に「才尽」状態になる。戦闘終了まで持続。 |
算法
攻撃性 | 安定性 | 特異性 | |||
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