ドキュメント/Abomination

Last-modified: 2025-12-27 (土) 22:34:58
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Z-264 - コードネーム: "Abomination"

Z-264は巨大な爬虫類であり、Voay americanus種に属する最後の既知の個体です。

Voay americanusは肉食性の爬虫類で、体の大きさはナイルカバとほぼ同程度でした。この種はエバーグレーズにのみ生息しており、骨格構造は絶滅したボアイ属のワニとよく似ていました。特に頭蓋骨から突き出した「角」が特徴的です。また、コモドドラゴンのように、下顎の下部に毒腺を持っていましたが、Voay americanusの毒は強力な酸を含んでおり、獲物を麻痺させ、肉を腐食させる作用がありました。なお、この種は当初、単なる野生動物として扱われていたため、Zクラスの分類は与えられていませんでした。

Urbanshadeがこの種と最初に遭遇したのは、エバーグレーズで別の異常現象を調査していた際のことです。作戦中、隊員たちは予想外に多数のVoayに襲撃され、作戦目標は急遽、周辺のVoay個体の殲滅に変更されました。結果として、およそ██体のVoayが無力化されました。

その際、Urbanshade Operative █████は、ある個体の顎の中で爆発物を起爆させ、大量の血液を浴びました。その後、この作戦員は突然、殲滅作戦を中止するよう主張し、チームメンバーにVoayの血を塗りつけ始めました。血を塗られた隊員はああ、なんて綺麗なんだと述べました。この出来事をきっかけに、他の隊員たちも互いにふざけ合いながら血を塗り合うようになりました。

全員がVoayの血を肌に塗布した後、この物質が特定の条件下で人体組織に生化学的な作用をもたらすことが判明しました。

その後、生き残ったVoayは7体のみとなり、研究と実験のためHadal Blacksiteへ移送されました。Voayの血液は高熱処理によって蒸留され、化粧品やスキンケア製品の主要成分として使用できることが分かりました。市場からの需要増加に応じて、Urbanshadeの研究チームには血液生産を促進するための任務が課され、具体的には████の投与、赤血球の合成促進、骨髄細胞の遺伝子再構築などが行われました。その結果、7体のうち6体が実験中に死亡しました。

死亡したVoayの遺体は、ハンドバッグ、スーツケース、ブーツなどの「限定版」高級製品として加工され、Urbanshadeによる商業販売で追加収益を生み出しました。

Z-264には、赤血球の生成能力を高めるための大規模な実験と生物的強化が施されています。Z-264の胴体には機械装置が埋め込まれており、造血機能を刺激して、以前にHadal Blacksiteで管理されていたいかなるVoay americanusよりも30倍の速度で血液を生産する能力を持っています。

また、骨髄の遺伝子改変によって、Z-264は大幅に巨大化しています。その骨格は異常な密度と強度を持ち、換気ファンや爆発物などの高衝撃環境にも耐えうる構造となっています。

Z-264はすべての人間に対して極端な敵意を示します。これは過去の実験処置や、自然な生息地から長期間隔離されたことによる身体的および心理的ストレスが原因であると考えられています。Z-264は体内のチューブや機械装置を自ら除去しようと何度も試みていますが、四肢が短いためそれは叶わず、そのたびに自ら顔面に重度の損傷を与えています。

Z-264が収容違反を起こした場合、ただちに避難してください。Z-264は地下水路のメンテナンス用トンネルへ向かうと予測されており、これらの環境はZ-264にとって「安全」と感じられる空間です。違反の可能性がある場合、職員は決して水辺に近づかないでください。

やむを得ず遭遇してしまった場合は、持ち物を捨ててすぐに回避行動を取りましょう。Z-264は改造により、地上では時速██スタッド、水中では最大で時速████スタッドの速さで追跡可能です。攻撃時は正面からの突進を試みる傾向があるため、すぐに身をかわして視線を切り、安全なトンネルルートへ退避してください。

可能であれば、Z-264が進入できないほど狭い空間に避難することが最善の策です。いかなる状況でもZ-264に攻撃措置を取ることは許可されていません。Z-264はUrbanshadeにとって極めて重要な資産であるためです。