精神崩壊

Last-modified: 2023-05-10 (水) 08:34:18

精神崩壊概説

精神崩壊(メンタルブレイク)は、キャラの心情が精神崩壊の閾値を下回っている時に発生するイベントです。
精神崩壊を起こしているキャラクターには一切の行動指示ができず、作業が出来ません。
それどころか、コロニー運営を妨害しようとすらします。
精神崩壊を起こしているキャラクターは自然終了を待つか、
逮捕もしくはダウンさせることで精神崩壊が終了し、作業に復帰します。
精神崩壊が逮捕以外の方法で終了した場合、2.5日間「カタルシス」(心情+40)の
心情ボーナスを得て精神崩壊を起こしにくくなります。
しかし精神崩壊を起こした根本的な原因が改善しなければカタルシスが切れた後に
また精神崩壊を起こすことになるでしょう。

精神崩壊の仕組み

注:『精神崩壊』の区分について、公式日本語訳では
  ”minor mental break”を「精神変調」"major mental break"を「精神衰弱」
  "extream mental break"を「精神崩壊」と訳していますが、
  この訳語では程度がわかりにくいこと、
  また日本語コミュニティでは"mental break"全体を指して「精神崩壊」と呼称する風潮が存在するため
  これが"extream mental break"との混同を招くことから、
  本Wikiではあえて公式の訳語を採用せず原語を直訳して
  「精神崩壊(軽度)」「精神崩壊(重度)」「精神崩壊(極度)」と区分して記載します。
  そのため、本Wikiで単に「精神崩壊」と記載されている場合はこれらの"mental break"全体のことを指します。

精神崩壊の発生原因

精神崩壊は心情が低すぎることに起因するケースがほとんどです。
特に美しさや快適性のケアを行っていない、娯楽の種類を増やしていない雑な運営を行っていると頻発します

心情が「精神的弱さ」による閾値を下回っていると確率で発生します。
通常ではこの閾値は35%であり、心情が35%以下のとき10日に1度の頻度で精神崩壊(軽度)を起こします。
心情が精神的弱さの4/7、通常であれば20%以下のとき、3日に1度の頻度で精神崩壊(重度)を起こします。
心情が精神的弱さの1/7、通常であれば5%以下のとき、0.7日に1度の頻度で精神崩壊(極度)を起こします。
この他、「放火魔」の特性を持つキャラクターはときどき心情と関係なく「放火」の精神崩壊を起こしますし、
麻酔の副作用やドラッグの禁断症状などで精神崩壊を起こすこともあります。

精神崩壊の止め方

キャラが精神崩壊に陥っている間、プレイヤーは精神崩壊したキャラを直接操作することはできません。
しかし、別のキャラを使えばいくつかの方法で精神崩壊を止めることができます。

逮捕

精神崩壊したキャラを「逮捕」することに成功すれば、強制的に精神崩壊を終わらせることができます。
逮捕されたキャラは投獄されますが、「解放」すれば元の状態に戻ります。
ただし、その場合12日間「監禁された」(心情-6)のペナルティが付与され、
さらなる精神崩壊の連鎖につながる可能性が高いです。
「ハードドラッグ浪費」など、重大な結果をもたらす可能性が高い精神崩壊の場合のみ逮捕してください。

ダウン

精神崩壊したキャラを何らかの方法でダウンさせても精神崩壊を終わらせることができます。
最もシンプルな方法は直接攻撃してダウンさせる方法ですが、
当然障害が残ったり死んだりする場合がありますし、
攻撃したキャラへの社交評価も下がります。
攻撃以外にも「衝撃の槍」を使う方法もありますが、脳に火傷跡が残る可能性があります。
ミーム「高みの人生」🔥採用の場合限定ですが、
オートボングを用いてダウンさせる方法もあります。
ダウンさせたいキャラの両足に木製義足(杖)を装着し、
片方だけ取り外すことでそのキャラの運動能力は23%になりますが、
この状態でオートボングの煙を吸わせることで運動能力が更に低下するので即ダウンさせることができます。
事前に準備が必要なので、精神崩壊を起こす可能性が高い囚人や
「苦悶する芸術家」に対して用意しておくのが良いでしょう。

サイキック「平静の言葉 」👑

サイキック「平静の言葉」を精神崩壊したキャラに使えば、
そのキャラは6時間の昏睡状態に陥り精神崩壊が即座に終了します。
この場合、精神崩壊(軽度)に30%、精神崩壊(重度)に50%、
精神崩壊(極度)に70%のサイフォーカスコストを使用します。

Royalty👑の脳インプラントにEMP

学習アシスタント、神経計算機、体内時計アシスタント、体内時計分割器をインプラントされた入植者は、
EMP攻撃を受けると即座に気絶します。

放置

プレイヤーが介入しなくても、放置しておけばそのうち精神崩壊が収まります。
「引きこもり」程度の危険度の低い精神崩壊であれば放置でもいいでしょう。
しかし、精神崩壊の中には「ハードドラッグ浪費」や「激情の殺意」のように非常に危険なものも少なくありません。
可能であればドアを壁で塞いでしまうなどして対象を閉じ込めてから放置するのが望ましいです。
放置して良い精神崩壊かよく考えましょう。

カタルシス

精神崩壊が逮捕以外の方法で終了した場合、
精神崩壊していたキャラに2.5日間「カタルシス」(心情+40)の大きい心情ボーナスが付与されます。
ただし、これはあくまで一時しのぎであり、
状況を改善しないままカタルシスが切れればまた精神崩壊を起こす可能性が高いです。
カタルシスの発動中になんとか心情を改善しましょう。

精神崩壊の種類

精神崩壊(軽度)

精神崩壊(軽度)(精神変調)は
心情が精神的弱さの1倍(デフォルトで35%)以下の時、10日に1度の頻度で発生します。

過食症

推奨対策:放置
継続時間:10~16時間、または就寝まで

ブタのようにガツガツと食べ物を食い漁り続けます。
よほど食料に困窮していなければ害が小さい精神崩壊なので、放っておくのがいいでしょう。
なお、「食道楽」持ちのキャラは精神崩壊(軽度)を起こすと必ず過食症になります。

悲観

推奨対策:放置or鎮圧
精神を病み、悲しみのあまりフラフラとうろつきます。
通常ではそれほど問題ありませんが、敵襲中に起こすと危険です。
その場合は速やかに逮捕し安全な場所に移送しましょう。

引きこもり

推奨対策:放置
自分のベッドがある部屋に引きこもります。
健康な入植者なら大した害もないため、放置してよいのですが、
ケガ、病気の治療や食事を拒否するため、場合によっては逮捕も検討しましょう。

侮辱・放言

推奨対策:放置
うろつき、手当たり次第に他人を侮辱します。
他人の心情を下げてしまうのが厄介ですが、襲撃中でなければ放置してよいでしょう。
途中で喧嘩を始めてダウンし精神崩壊が終わることもよくあります。

侮辱・放言(人物)

推奨対策:放置or鎮圧
特定の誰かを付け回し、繰り返し侮辱します。
手当たり次第に侮辱する場合と異なり、侮辱される被害者の心情を最大で-33するため
精神崩壊の連鎖を起こす可能性があるのは注意。
途中で喧嘩を始めてダウンし精神崩壊が終わることもよくあります。

微笑んでいる/泣いている(赤ちゃん)

2歳以下の赤ちゃんが頻繁に起こす行動ですが、精神崩壊の一種として扱われます。
「微笑んでいる」と周囲の人間の心情+4、「泣いている」と周囲の人間の心情-4します。
赤ちゃんの心情が高いと「微笑んでいる」を起こしやすく、心情が低いと「泣いている」を起こしやすくなるため、
赤ちゃんと遊んであげて心情を高めてあげましょう。
赤ちゃんを密室に閉じ込めたり人工培養槽に入れれば無視できます

精神崩壊(重度)

精神崩壊(重度)(精神衰弱)は
心情が精神的弱さの4/7以下、デフォルトで20%以下の時、3日に1度の頻度で発生します。

ソフトドラッグ浪費

推奨対策:封鎖or鎮圧or放置
特定のソフトドラッグ(ジョイント、サイカイトティー、ビール)を大量に消費します。
アンブロージアは厳密にはソフトドラッグではないので対象にはなりません。
ハードドラッグと違って過剰摂取を起こして死ぬことはないため、
放置しても命にかかわる可能性は低いですが、
中毒になるリスクが非常に高いため鎮圧してでも阻止するのが望ましいでしょう。
なお、壁を破壊してまで密室に封印してあるドラッグを使用しようとはしないため、
素早くドラッグ保管庫の扉前に壁を建設して封鎖し、
保管庫に入れなくすれば鎮圧しなくてもドラッグ乱用を阻止できます。
万が一の事態に備え、ドラッグは通常の倉庫とは別室で保管しておくのが理想です。

呆然

推奨対策:放置or鎮圧
精神を病んであたりをうろつきます。
「悲嘆」と比べて精神崩壊時間が長めになります。
なお、「呆然」には長いパターンと短いパターンがあり、
短いパターンの場合はすぐに終わることもありますがゲーム上で判別はつきません。
通常ではそれほど問題ありませんが、敵襲中に起こすと危険です。
その場合は速やかに逮捕し安全な場所に移送しましょう。

癇癪(ランダム型)

推奨対策:放置
周囲の建築物やアイテムを手当たり次第攻撃します。
標的が分散するため対象の破壊にまで至ることは多くはありません。

癇癪(目標型)

推奨対策:鎮圧or放置
特定の建築物やアイテムを選択して攻撃を続け、破壊しようとします。
ランダムの場合と異なり、標的はほぼ破壊されてしまう上、
標的を破壊すると別の標的を定めて癇癪が継続します。
大事なものが破壊されそうな場合は鎮圧しましょう。

癇癪(寝室)

推奨対策:放置or鎮圧
自分の寝室を手当たり次第攻撃します。
標的の破壊にまで至ることは多くありませんが、
高品質のベッドが破壊されそうな場合は鎮圧してもいいでしょう。

サディスティックな激情

推奨対策:放置or鎮圧
囚人を素手で攻撃して虐待し、憂さ晴らしをします。
囚人にトドメを刺そうとまではしませんが、暴行の結果死ぬことはあり得ます。
大事な囚人が標的になった場合は鎮圧してもいいでしょう。

死体への執着

推奨対策:放置
精神を病み、死体に執着します。
埋葬されている死体を掘り起こし、死体を食堂などの人通りが多いところに置きに行きます。
死体を見たキャラに多少の心情ペナルティが発生しますが、それほど大きい心情ペナルティではないため
精神崩壊が落ち着いた後に再埋葬しましょう。

精神崩壊(極度)

精神崩壊(極度)(精神崩壊)は
心情が精神的弱さの1/7、デフォルトで5%以下の時に0.7日に1度の頻度で発生します。

狂暴化

推奨対策:逮捕以外の鎮圧or放置
暴走し、近くのキャラを手当たり次第に攻撃します。
相手にトドメを刺そうとまではしませんが、攻撃の結果死ぬことはあり得ます。
狂暴化したキャラは敵対キャラとして扱われるため、逮捕できません。
さらに狂暴化を起こしたキャラに対しては他キャラが武器で攻撃してしまうため、
死なせてしまう可能性も高くなります。
遠距離武器持ちが狂暴化しているなら何人かで囲んで殴り、取り押さえるのがいいですが、
近接武器持ちが狂暴化している場合は無理をせず衝撃の槍を使うのがいいでしょう。
その他、野生動物相手に暴れているのなら無理に鎮圧する必要はないため放置してもいいでしょう。
なお、戦闘ができないキャラでも狂暴化を起こすことはありますし、
「ベルセルク」「狂戦士の波動」などを用いて意図的に発生させることもできます。

放火

推奨対策:放置or鎮圧
近くの可燃物に手当たり次第放火します。
「放火魔」を持つキャラは精神崩壊(極度)で必ず「放火」を起こすほか、
心情と関係なしに「放火」を起こす可能性があります。
それほど長い精神崩壊ではないため、別キャラに「子守」をしてもらい
放火されたものを即消火させれば大した被害にはなりません。
ただし、バイオ液化燃料や迫撃砲弾など危険物に放火されそうな場合は速やかに鎮圧しましょう。

ハードドラッグ浪費

推奨対策:封鎖or鎮圧
特定のハードドラッグ(フレーク、イェイョ、ウェイクアップ、ゴージュース)を大量に消費します。
ルシフェリウムはハードドラッグではありませんので対象になりません。
危険な精神崩壊です。
「ソフトドラッグ浪費」と異なりハードドラッグの大量摂取は過剰摂取を起こし、
死亡や脳に障害を負って廃人化する危険性があります。
取り返しのつかないことになる前に、何としてでも阻止しましょう。
なお、壁を破壊してまで密室に封印してあるドラッグを使用しようとはしないため、
素早くドラッグ保管庫の扉前に壁を建設して封鎖し、
保管庫に入れなくすれば鎮圧しなくてもドラッグ乱用を阻止できます。
万が一の事態に備え、ドラッグは通常の倉庫とは別室で保管しておくのが理想です。

カタトニー(緊張性)

推奨対策:救助
40~120時間の間意識不明状態になります。
カタトニー自体は周囲に危害を加えませんが、数日間行動不能になって作業が滞ります。
なお、苦悩する芸術家がカタトニーになっても、創作意欲は発生しません。
ちなみに、ヒーラーシーラムを使えば即座に治療することができます。

脱獄

推奨対策:鎮圧or放置
囚人部屋に行って脱獄をそそのかし、脱獄イベントが発生します。
その後、「悲嘆」に移行します。
「悲嘆」に移行する前の「脱獄」状態では、なぜか「平静の言葉」👑が効きません。
基本的には即鎮圧すべきですが、脱獄への対策が出来ているのなら放置してもよいでしょう。

屠殺者

推奨対策:鎮圧or放置
家畜を手当たり次第に屠殺します。
ヒヨコ程度なら大した被害はありませんが、
苦労して手懐けたスランボでさえも屠殺してしまうため
鎮圧したほうが良い場合が多いでしょう。

激情の殺意

推奨対策:鎮圧
誰か1人を標的に定め、殺害する(あるいは自分がダウンする)まで近接攻撃します。
非常に危険な精神崩壊です。
そのままでは標的になったキャラがタイマンに勝利しない限りは殺害されてしまうため、
基本的には何としてでも鎮圧しなければなりません。
標的になったキャラを避難させつつ、速やかに鎮圧しましょう。
標的の格闘スキルが高くタイマンに勝てそうな場合や、
価値の低い囚人であるならば放置しても構いません。

野生に戻る

推奨対策:手懐け
キャラが野生化し、以降動物のようにふるまいます。(「放浪の野蛮人」と同じ)
他の精神崩壊と異なり、野生化を阻止する方法は存在しない上、
野生化してしまったキャラを復帰させたいのであれば
「手懐ける」必要があります。(要:動物スキル7)
なお、野生化したキャラはすでにプレイヤーの派閥に属していないため、
攻撃すると即死判定が発生するため注意。
「苦悩する芸術家」による創作意欲は発生しません。

ギブアップ

推奨対策:鎮圧
コロニーから離脱しようとします。
離脱前に考え直して戻ってくる場合もありますが、
そうならなかった場合は本当に離脱します。
不要なキャラでないなら速やかに鎮圧しましょう。

思想の危機🔥

現在信仰している思想への信仰度が即座に50%低下します。
これによって信仰度が0%になった場合、別の思想に改宗します。
改宗先はランダムですが、その人物の所属派閥と友好的な派閥の思想に改宗しやすい傾向があります。
ちなみに、囚人が起こすことがある精神崩壊は「思想の危機」以外は
「喧嘩」「サディスティックな激情」「凶暴化」「激情の殺意」「カタトニー」に限られていますが、
「冷静」の遺伝子🧬を組み込むと暴力的な精神崩壊を起こさなくなるため
高確率で「思想の危機」を起こすようになります。
そのため、「鉄の意志」や「サイコパス」などの
信仰度が下がりにくいキャラを強引に改宗させるのに使うことができます。

特殊

通常の精神崩壊とは異なる原因によって発生します。

混乱

推奨対策:放置or鎮圧
アルツハイマー病か認知症のキャラが時々発症する精神崩壊です。
麻酔が抜けている最中のキャラが発症することもあります。
混乱してしばらく徘徊します。
「悲嘆」や「呆然」同様、基本的には放置で問題ありませんが
敵襲中など危険な場合は逮捕して保護しましょう。

喧嘩

推奨対策:放置or鎮圧
侮辱を受けたキャラクターは一定確率で喧嘩を始めます。
基本的にはお互いに軽い怪我を負うだけですが、場合によっては部位欠損や死亡につながります。
Royalty👑では素手攻撃を強化する身体改造、Biotech🧬では近接攻撃の強化や負傷回復速度低下などの遺伝子があるため、注意が必要です。

パニック

人間の襲撃者やトレーダーキャラバンの半数が死亡すると、生き残りがパニック状態になって逃げ出します。
この状態になるとマップ端に一目散に走ろうとし、
(ほかに合理的なルートがあっても)目についたドアを破壊して進もうとします。
逃走中の襲撃者にドアを壊されたくないのであれば、追撃してドアの破壊を阻止しましょう。

炎から逃亡 🧬

「炎恐怖症」の遺伝子を持つキャラクター(主にサングオファージ)は
炎の近くにいると一定確率で精神崩壊を起こし逃亡します。