電力設備・配線

Last-modified: 2023-03-26 (日) 23:06:01

発電設備別の特徴

火力発電

木材用発電機(左)と燃料用発電機(右)
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木材またはバイオ液化燃料を使用する発電機です。
常に発電し続けることがメリットですが反面、燃料の消費や補給作業を必要とするため補助電力に向きます。
良くも悪くも発電しつつ熱を発生させるため寒冷地では暖房としても使えます。

木材を使用する方は必要建築レベルも低く、コンポーネントも少なくて済みます。
木材や燃料の補給は「運搬」担当者が行います。
火力発電機が頻繁に燃料切れを起こすようであれば、入植者の運搬の優先順位を上げて下さい「参照:優先順位」。
バイオ液化燃料を使用する方は、燃料30で6.7日間発電するので、搾乳可能なボマロープが5匹いれば、燃料使用の火力発電機を常に稼働させ続けられます。

風力発電

昼夜問わず電力を供給しますが、発電量は風任せです。暴風雨の時には発電量が跳ね上がります。
風を遮るものが、発電に必要な風を得る範囲(白枠内)にあると効率が落ちますので、木、柱、屋根など、風を遮るものが白枠内に来ないようにしましょう。
太陽光発電機、農作物(樹木除く)、備蓄物は白枠内に置いても問題ありません。
白枠内に木が生えてしまないように白枠内は太陽光発電機か畑であることが望ましいです。

発電量は安定しませんが、日食や燃料不足の影響を受けない強みもあるので、電気コンロや電動ミシンの補助電力として空きスペースに置いておくのも一つの方法です。
後述する太陽光発電とバッテリーを併用することで発電量のムラを克服することができます。
なお、水力発電と異なり、発電で風を得る範囲を重ねても効率は落ちません。

暴風雨中。共に3450W発電
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太陽光発電

自然光がある場所で発電するため、夜間、屋根の下、日食では発電が止まってしまいます。人工の光では発電しません。
バッテリーと併用することで昼前に蓄電し、夜間も停電せずに済みます。
発電量が天候の影響を受けるため風力発電の併用が望ましいです。

なお、バッテリーは屋根が無いと漏電の危険がありますのでバッテリーの上には屋根を設置するようにしましょう。
ただし、屋根は必要でもバッテリーがあるエリアを部屋化してはいけません。
部屋化していると火災でバッテリーが燃えた時に部屋が灼熱地獄と化してしまい部屋に入れず消化できなくなります。

同じ光量でも、自然光(左)でしか発電しません
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地熱発電

地熱発電の研究が必要で、間欠泉の上にしか設置出来ません。
その代わり、燃料切れの心配が無く、安定した電力供給を行う優秀な発電機です。
間欠泉の上に設置するため寒冷地では熱源としても活躍しますが、地熱発電に面した部屋は美観に大きなマイナスを受けるので、生活圏とは設置部屋を分けた方が無難です。

美観マイナスを示す地熱発電
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水力発電

火力発電に匹敵する1100Wの発電量を備えた発電機です。
川が広いと複数設置する事もできます。
ただし、流水がある場所=ワールドマップ上で川がある場所なので、マップによっては設置できません。
発電機の本体サイズは6x5マスですが、構造が特殊で下記のように部分ごとに制約があります。
・中央の3x3マス(下図の白部分)はしっかりとした地盤にしか設置できません。
・先端の1x5マスの水車部分は5マスとも「水流」や「小川」など流れのある場所にしか設置できません。
・上記以外のマスは既にその場所が他のオブジェクトに占められていない限りどこでも設置できます。
発電機本体を囲む7x13マス(下図青色・橙色部分)は他の水力発電機と干渉が発生する範囲を示しています。
この範囲が重なると発電量が低下してしまいます。発電機以外のマス・オブジェクトは電力量に影響を与えません。
(極端な話、水車の1x5マスさえあれば周り全てが埋まっていても1100Wの性能を発揮します)

また、他の発電機と違って周囲を壁で囲う事ができない(水上に壁が立てられない)ので、襲撃者に狙われやすいという難点もあります。
正式版では最初から橋の建設が可能なため、周囲を完全に壁で囲んだ陣地を作ることが可能です。
前述の通り、橋の存在は発電量に影響を与えません。
(ただし、橋自体は可燃性のため石壁を使用しても防衛上の問題点は依然として残ります)
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ワノメトリック発電機

あらゆる燃料を一切必要としない、発電量1000Wの発電機です。
建築は出来ないので、シナリオ報酬等で入手する事になります。
6つ並べても、太陽光発電一枚分のスペースしか必要としません。

電力線と、設備のつながりについて

電力が足りているのに電化製品が動かない場合は、アーキテクト→電力→電力線で、ラインが繋がってるかを確認します。
電化製品は本体から7マス先まで細い配線(コンセント?)を伸ばす事ができ、その範囲に通電している電力線や発電機があると、そこに配線をつないで電力の確保を開始します。
ラインが繋がっていない場合は、配線が届く距離まで電力線を伸ばし、「配線の切替」を押して接続しなおして下さい。
また、何らかの理由で電気が来ていない(途中で断線orブレーカーが切れている)電力線に繋がってしまっている場合も、「配線の切替」で電力が来ている電力線につなぎ直して下さい。

配線図
(ピンクの線が7マス先まで届く配線、太い青線が電力線)
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ブレーカースイッチ

ブレーカースイッチは、名前の通り、つながっている機器の電源を一斉にオンorオフするのに使います。
例えば、図のような配線にした場合、右のブレーカーをオフにすると赤の採色灯が一斉にオフになり、左のブレーカーをオフにすると緑の採色灯が一斉にオフになります。
ただし、オン・オフの指示を出しても、雑用担当者がスイッチの切り替えに来ない限り動作しないので、頻繁にオン・オフするブレーカーがある場合は、制御担当者を近くに配置しておきましょう。
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余剰電力と電力不足

電力が足りず稼働出来ない施設には、黄色のカミナリマーク(電力不足表示)が出ます。
その際、電化設備クリックで表示される「余剰電力」は、「現在、電力不足表示が出ている設備を稼働しない状態での余剰電力」です。
例えば、太陽灯(2900W)が電力不足表示になっていて、太陽灯をクリックした時に余剰電力2500Wと表示されたら、それは「余剰電力が2500Wしかないので太陽灯が稼働できない」という意味になります。
電力を確保するために、必要のない機器の電源をオフにしたいという場合は、その機器に電力を供給しているブレーカーのスイッチを切るか、直接、設備をクリックして電源をオフにして下さい。


オフの指示。この指示が出ている設備が稼働中だと、制御担当がスイッチを切りに来ます。

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オンの指示。この指示が出ている設備が休止中だと、制御担当がスイッチを入れに来ます。

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なお、太陽フレア中は供給電力が足りていても電化設備が停止し、黄色のカミナリマーク(電力不足表示)が出ます。

「バチバチ」のバッテリー漏電をどうにかしたい

電線を一切使わないバッテリー直結の電力路を構築するか、バッテリーを一切使わないようにするか、シナリオエディターで発生しないようにしてください。
例えば、図のように太陽光発電とバッテリーを並べ、バッテリー部分だけに屋根ゾーンの設定で屋根を作っておけば、バッテリーの漏電を心配することなく、電力が届く範囲で電化設備を使用できます。

配置例
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