RTW AI戦闘ログ分析

管理人です。
Google Geminiを使用してRule the Wavesの戦闘ログを分析するWebページを作成してもらいました。
これらは全てGemini 2.5の無料高速モードでCanvasを使用して作成しています。
AI戦闘ログ分析は以下のリンクから。
安定版：ver2025/12/07
テスト版：ver2025/12/11
このアプリケーションはRule the Wavesシリーズの「View all Log entries」に記録されるログから戦況を分析します。
膨大なログに埋もれて戦闘中には気が付かなかった出来事が掘り出せるかも？
とりあえず試してみたい場合はページ最後の戦闘ログを使用してみてください。

更新状況
大規模戦闘では発生したことを箇条書きで大量に列挙しがちなので調整するかもしれません。
2025/12/03 重要な転換点と総評以外で述べる文章を1~5個に制限。同一国家同士の戦闘（演習）に対応。その他表記バグっぽい部分の微細な調整。
↑AIがいっぱい書きたいと思ったときは6個か7個ぐらい出てくることもあります。
2025/12/07 Ship detalisの情報入力欄を作成。入力しなくても問題ありませんが敵側撃沈状況が正確になります。
2025/12/11 Ship detalisを画像で読み込む機能のテスト版。Ship detalisと定義しているわけでは無いので別の場面のスクショでも有用な場合も？

使用方法

①：分析ページで自軍、敵軍をリストから選択する。
②：ゲームの戦闘後に「View all Log entries」に記録されているログを全てコピーする。
「View all Log entries」の場所は戦闘画面上部中央の書類のようなアイコン。

右クリックは効かないのでCtrl+Cでコピーする。

③：戦闘ログを分析ページの全体ログ(View all Log entries)欄に貼り付ける。
④：詳細ログ(Ship detalis)を入力欄に貼り付ける。
詳細ログ(Ship detalis)はScenario result画面から開き、右下のCopy to clipboardボタンから取得できる。

⑤：戦況を分析 (Analysis)ボタンを押す。
⑥：下に分析結果が表示される。レイアウトが壊れていたりする場合は再度分析 (Analysis)ボタンを押して再分析する。

使用例1

オーハンAAR大砲屋の暴走in地中海で使用した戦闘ログを分析してもらいます。
この戦闘はまっすぐ行ってぶん殴って帰るだけのシンプルな戦闘で、このゲームをよく知る人が映像を見ても自軍が敵軍を蹂躙したな～程度しか情報がないです。
以下にその時の戦闘シーンgifを添付しておきます。

戦闘ログを確認すればもっといろいろわかりますが、この短い戦闘でも約4000行のログが存在し、さすがに全部を確認するのは時間がかかりすぎるので分析してもらいましょう。
分析結果は出力形式をがちがちに定義しているわけでは無いので書き方が結構ぶれます。
分析官の個性が出ているという事にしておきましょう。
分析は以下の8章に分かれています。

1. 自軍の攻撃ハイライト・2.敵軍の攻撃ハイライト

ここでは両軍の攻撃結果がハイライトされます。
以下のように全体的な攻撃方法をまとめたり、時間付きで個別艦艇の攻撃結果を報告してくれます。

敵軍のものは全体ログから判別しにくいので被害から逆算したものが多いです。

3. 自軍の損害と戦果・4. 敵軍の損害と戦果

ここでは被弾した内容をまとめてくれます。
爆沈や魚雷・ミサイルの大量命中などもよく挙げられます。

敵軍側は全体ログから撃沈判定がしづらいのでほとんど推定になります。

5. 重要な転換点

ここではターニングポイントとして認識されたものがまとめられます。

今回の出力ではこちらの主力艦が被雷した事と敵主力艦を無力化したことがまとめられています。
自分で再確認してもまとめ方は完璧だと思います。
盛り上がるポイントが多い大海戦では分析するたびに変わる可能性があります。

6. 活動的だった艦船（自軍）・7. 活動的だった艦船（敵軍）

こちらでは活動的だった艦がまとめられます。
ログが多い艦が挙がりがちですが、魚雷を命中させた駆逐艦や航空攻撃を成功させた空母が挙がることもあります。
今回の戦闘では戦艦の防空ログが非常に多かったのでそれも書かれています。

敵軍側はゲームシステム的に撃沈判定後も多数の被弾をすることが多く、それが耐えているとして判定されることが多いです。
戦闘能力がなくなった後もこちら側に無駄弾を撃たせているので貢献しているという見方もできます。

8. 総評

ここでは総評を述べてくれます。
今回の出力では私の印象とほぼ変わらず良い総評ですね。
軽巡艦隊が航空攻撃に対して弱いとの指摘が的確です。
この時の艦隊は戦艦は自衛能力が高い質重視で、軽巡は戦艦を援護するための武装を優先したため自衛能力が低い設計でした。
ログからそれが読み取れているようですね。
主力艦の魚雷防御を強化する必要があるとの指摘は、実際のところ高い水雷防御とダメコン班の迅速な対応で被害を最小限に抑えることができて小破判定なので的確ではありません。
ただしこれは全体ログからは判別できない情報なので、個艦ログを入力していれば、浸水の値が他の艦に比べて低いのとダメコン班の活躍ログもあり防御力は十分という評価がされます。

敵艦の撃沈が確定できない事により全体的に辛口な評価になりがちです。

使用例2

こちらがドイツ軍4隻、相手が英仏連合5隻の少数戦での使用例。
これぐらいの戦いだとあまりログを確認せずに流してしまう事もあって色々見逃しがちです。

私が普段プレイしている場合は赤丸で囲んだ上から4隻ぐらいをサッと見て終わるか、英潜水艦沈めたの誰だろなーとログで検索して終わっているぐらいの戦いです。
分析結果は以下のツイートに。

いつの間にか発射されてるため気が付きにくい潜水艦によるミサイル攻撃や基地航空隊の攻撃がピックアップされてます。
「粘り強い」と評されたZ-78ですが普段のログ確認では見ないような艦でした。老朽艦がギリギリで頑張っているところが見れて満足です。
「ミサイル防御に貢献した」と言われるZ-167とZ-164。Z-167の方は沈んでるし砲命中率が高いので普段でも見るかもしれませんが、Z-164は見る可能性が低い艦でした。ツイートではZ-167の方を紹介しましたがZ-164もミサイル3発の迎撃に成功しており、主砲の命中数も高く活躍しています。
「水上部隊の劣勢を挽回すべく夜間・昼間の長距離攻撃を実施」と書かれたMB Do210を確認してみると、確かに戦闘開始直後の23時から戦闘終了直前の12時まで13時間で定期的に偵察・攻撃隊を出し続けていました。8部隊がN strikeで出撃し、4部隊が接敵に成功、4部隊が燃料不足で撤退していました。ミサイルを当てたと書いてあったのでミサイル命中ログがある敵艦を確認するとdiving missileで撃沈していたのが見れました。
こういった普段見ないような部分を気が付かせてくれると嬉しいですね。

使用例3

Ship detalisの情報を追加したバージョンのサンプルです。

Ship detalisの情報が追加されたことにより敵側の撃沈が確認できるようになりました。

個別のミサイル・魚雷発射数や砲撃命中率なども活動記録として挙げられるようになりました。

感想・雑記

個人的には6と7でまとめられる活動的だった艦がお気に入りです。
ここで戦闘中に気が付かなかった艦を挙げてもらって個艦ログを見に行ったりしています。
これがRtWプレイの足しになれば幸いです。

お試し用戦闘ログ

使用例3を出力した際に使った戦闘ログです。
試しに使ってみたい際にこれをコピーして使用してください。
「View all Log entries」シートのA列に1181行あります。
「Ship detalis」シートはA～S列までに60行あります。こちらを追加すると敵側の撃沈状況が正確になります。

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