みんなの新名品/後漢末~西晋

Last-modified: 2024-11-20 (水) 04:35:14

後漢末~西晋(184~316)



後漢末

項羽刀(コウウ・トウ)

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刀剣武力10-20

説明:董卓が若い頃に土中から発掘した刀で、四面に山雲の文様があり玉を泥のように斬れた。
【出典】古今刀劒録

焦尾琴(ショウビ・キン)

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宝物---20

説明:蔡邕の名琴。桐の焼ける音から良木とわかり、琴に仕立てたため先端が焦げている。
【出典】後漢書

陷冰丸(カンピョウ・ガン)

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宝物---1

説明:氷を解かす丸薬。青州刺史・焦和は、賊が渡らぬように凍結した黄河に使った。
【出典】後漢書
※現代でいう塩化カルシウムのようなものだろうか

宝鑷(ホウジョウ)

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宝物魅力7-20

説明:馮氏の所持した髪飾。千金の価値があり、挿した者の魅力を増したという。
【出典】女紅餘志

五禽戯(ゴキン・ギ)

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宝物--寿命延長520

説明:華佗考案の長生法。五種の獣の動きを模した体操で、現代まで継承されている。
【出典】三國志

千斤大牛(センキンノタイギュウ)

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宝物---1

劉表が所有していた重さ千斤と云われる巨大な牛。
多くの餌を必要とした反面、使役には役立たず荊州制圧後の曹操の命により屠畜され兵士らに振舞われた。

霊飛六甲(レイヒロッコウ)

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宝物---20

説明:道教の秘伝書。十二識神を使役する方法が記され、趙愛児などに授けられた。
【出典】真誥
※趙愛児は劉虞の別駕・趙該の姉にあたる。

五経章句後定(ゴキョウショウクゴテイ)

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経書知力5-10

説明:五経の註釈書。宋忠に代表される荊州学派が収集、撰定にたずさわり完成させた。
【出典】英雄記

三雅之爵(サンガノシャク)

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宝物---

説明:劉表が所有した三種の酒爵。七升の伯雅、六升の仲雅、五升の季雅からなる。
【出典】太平御覧
※当時の7升は1.4リットルぐらい

弧弓(コキュウ)

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武力3-3

説明:烏滸国には弧竹という皮の厚さが数寸の竹があり、それを割いて弓としたもの。
【出典】南州異物志

本際経(ホンサイキョウ)

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経書知力5-20

説明:道教書。張魯の姉妹・張玉蘭が胎内に宿した書。彼女の死後に腹から出でたが、後の嵐で失ってしまった。
【出典】太平廣記

魏武注孫子(ギブチュウソンシ)

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兵書統率10-30

説明:従来の訓詁学的注釈書とは異なる、曹操が『呉孫子兵法』82篇を13篇に再編し著述した実践的な注釈書。
   孫子註の完全版である為に爾後の物は全て此処に始まり、現代の我々が目にする形態にして最古の、未来永劫に完全な形で現存する唯一の『孫子』となる。
補足:本シリーズで登場する「孫子の兵法書」は、訓詁学的注釈書である『呉孫子兵法』を指す。

兵書接要(ヘイショセツヨウ)

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兵書統率8-30

説明:士大夫階級未満に向けた初級兵書で、曹操の著述。『李衛公問対』に『曹公新書』として登場、後に本書と混同され敬称も取れ『孟徳新書』と成る。唐代までに散逸済み。
補足1:本著は自軍の方面司令官教育に専ら用いられ、張遼の合肥防衛や曹仁の樊城防衛に措ける成功の遠因にも成っている。また一説には写本が孫呉に渡り呂蒙の教育に用いられたとも。
補足2:内容は実例集とも『魏武注』の注釈集とも謂われるが、書名からして『魏武注』を平易に簡約した所謂『超訳』モノと推察される。

白鶻(ハクコツ)

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名馬--退却確実20

説明:曹彰の駿馬。馬主に自身の美妾との交換を持ちかけて手に入れた。
【出典】欽定古今圖書集成

火浣布(カカンプ)

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宝物---10

説明:耐火性の布。火で浣(あら)える布として、239年に西域から曹芳へ献上された。
【出典】三國志

笑林(ショウリン)

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論文---5

説明:邯鄲淳の撰した笑話集。中国最古の笑話集とされ、30話ほどが現存する。
【出典】隋書、太平御覧など

古針(コシン)

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宝物---8

説明:許允の妻阮氏の所持した古い針。生涯用いても壊れなかったという。
【出典】女紅餘志

樂志論(ラクシロン)

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論文知力2-3

説明:仲長統作。悠々自適に志(こころ)を楽しませる生活を称揚した論。
【出典】後漢書

鶏舌香(ケイゼツコウ)

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宝物魅力1-5

説明:丁香の口臭剤。漢の儀礼では尚書郎が奏事の際に服用した。
【出典】漢官儀 魏武帝集
※『魏武帝集』には曹操が諸葛亮に贈ったとあるが、原典的には孔明ちがいで「胡昭」あてだったと思う。

白瓷罐(ハクジカン)

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宝物---15

説明:曹操高陵から発掘された白色の磁器。従来の通説では白瓷は300年以上のち、北斉の時代に現れたとされていた。
補足:白瓷は日本では「白磁」が主表記。罐(缶)と呼ばれるが、形状は壺に近い。河南省文物考古研究院蔵。日本でも公開された。

銅蒺藜(ドウシツリ)

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暗器武力1-5

説明:銅製の撒菱。定軍山の戦いで大量に使用された。隘路や川の浅瀬などに撒き、敵の行軍を妨げた。
【出典】陝西省漢中市勉県定軍山

廓落帯(カクラクタイ)

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宝物---10

説明:「鮮卑頭」と呼ばれる、金細工の金具付きの腰帯。曹丕が劉楨に下賜したが、のち借り受けて複製を作らせた。
補足:「鮮卑頭」には龍などの瑞獣が細工されている。以前よりウイグルや朝鮮半島などで発掘されているが、2009年に寿春で発掘された。袁術ゆかりの品かどうかは不明。
【出典】『魏略』

四本論(シホンロン)

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論文政治3-5

説明:才能と性格の関係を異同合離の四種に分類して論じたもので、傅嘏の論を鍾会が撰した。
【出典】世説新語
※提唱者(李豊)異:才≠性、(傅嘏)同:才=性、(鍾会)合:才+性、(王広)離:才⇔性。嵆康宅にポイ捨て捨てたのもコレ。

阮河南薬方(ゲンカナンヤクホウ)

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医書--寿命延長55

説明:阮炳撰の全十六巻の薬学書。医者にとっての必読書の一つで、後に続く医学書の礎となった。
【出典】隋書
※阮炳は阮籍の同族。

車渠碗(シャコワン)

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宝物---3

説明:曹操が造らせたシャコ貝の酒碗。三曹や建安七子らの「車渠碗賦」も多く伝わる。
【出典】芸文類集など

指南車(シナンシャ)

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宝物統率2-10

説明:常に南を指す仕掛車。古の黄帝が蚩尤討伐に使い、魏代には馬鈞が復元した。
【出典】魏略

仰観星書(ギョウカンセイショ)

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論文知力1-2

説明:占星術の書。「易」の一般的な書物だが、管輅の死後にこの書だけ盗まれた。
【出典】管輅別伝

五色棒(ゴシキボウ)

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打撃武力1-1

説明:五色の刑棒。曹操が洛陽北部尉となった際に造り、違反者をこれで叩き殺した。
【出典】曹瞞伝

百辟匕首(ヒャクヘキヒシュ)

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暗器武力3-10

説明:曹丕が造らせた匕首。固い氷の如き「清剛」と、輝く朝日の如き「揚文」の二振り。
【出典】芸文類聚

九華扇(キュウカセン)

種類能力上昇値効果価値
宝物---20

説明:桓帝が曹騰に下賜した竹扇。不方不円の形状で、これに感銘した曹植は賦を残した。
【出典】太平御覧

新豊放鶏犬図(シンポウホウケイケンズ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---5

説明:曹髦作の絵図。劉邦が父のため、長安に故郷の景色を再現させた故事を描いたもの。
【出典】歴代名画記

絳綈交龍錦(コウテイコウリュウキン)

種類能力上昇値効果価値
宝物---10

説明:魏から倭に下賜された品の一つ。紅地に龍の交わる紋様が描かれた錦の織物。
【出典】魏志

仏舎利(ブッシャリ)

種類能力上昇値効果価値
宝物--寿命延長520

説明:仏陀の遺骨。康僧会が仏教を孫権に信じさせるため、祈祷の果てに得たもの。
【出典】高僧伝

臨海異物志(リンカイイブツシ)

種類能力上昇値効果価値
論文知力1-5

説明:沈瑩の撰した臨海郡の地方志。夷州(台湾)の風俗を記す最古の記録と言われる。
【出典】隋書、太平御覧など 正式には臨海水土異物志

神鋒弩(シンホウド)

種類能力上昇値効果価値
武力5-10

説明:呉が所有した弩。鍾離牧曰く三里の射程を持ち、三馬の胴を貫くという。
【出典】会稽典錄

流光(リュウコウ)

種類能力上昇値効果価値
刀剣武力3-5

説明:孫亮の剣。253年に造られ、小篆で「流光」の銘が入れられた。
【出典】古今刀剣録

橘(キツ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---3

説明:ミカンの一種。陸績袁術に出された橘を、母のために持ち帰ったことで知られる。
補足:蜜柑と訳されることが多いが、蜜柑(温州蜜柑)と同種であるかどうかは不明。
【出典】『晏子春秋』『三國志』

孟宗筍(モウソウダケ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---3

説明:竹の若芽。孟宗の孝心の逸話から、彼の名が冠された品種。
【出典】楚國先賢傳など

神獣鏡(シンジュウキョウ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---5

説明:神仙界の理想郷が紋様に描かれた銅鏡。主に魏や呉で造られ、日本でも出土する。
【出典】山梨県取居原古墳など

晨鳧(シンフ)

種類能力上昇値効果価値
宝物統率2-5

説明:諸葛恪が造らせた大船。船体に青桐を用いており、鴨の頭が装飾されている。
【出典】『風土記』
※晨鳧はシノリガモの意。

銅鼓(ドウコ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---5

説明:青銅製の太鼓。太陽の光芒や鳥などが象られている。山越から東南アジアにかけての広範囲で、祭祀に使われた。
補足:広西チワン族自治区藤県(三国時代の蒼梧郡)などで発掘されている。

赤馬(セキバ)

種類能力上昇値効果価値
名馬--退却確実5

説明:孫権の所有した舸。陸地を走る馬の如く飛び馳せるため名付けられた。
【出典】『古今注』
※舸は「赤龍」、小船は「馳馬」とも。いずれも快速船。

風土記(フウドキ)

種類能力上昇値効果価値
論文政治2-5

説明:周処の著した地理書。南方の地理について、本文と詳細な注釈によって記されている。
【出典】晋書

呉鼓吹曲(ゴコスイキョク)

種類能力上昇値効果価値
兵書統率3-5

説明:韋昭作。呉の輝かしい歴史(孫堅~孫休)を詠った軍楽で、兵士の士気を高めた。
【出典】宋書

風気占軍決戦(フウキセングンケッセン)

種類能力上昇値効果価値
兵書知力3-5

説明:呉範撰。呉範は風占いを得意とし、西方の動静を良く的中させて孫権に助言した。
【出典】隋書 ただしくは『風気占軍決勝戦』

連橘(レンキツ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---20

説明:一つの蔕に十七個の橘が実ったもの。黄武年間に士燮が呉に献上し、瑞祥とされた。
【出典】南方草本状

黄耳(コウジ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---10

説明:人語を解する陸機の愛犬。非常に賢く、往復で洛陽から呉まで手紙を届けた。
【出典】述異記
※呉にいた頃、狩り好きの陸機に豪族が贈った名犬。手紙の件は陸機が戯れに言ってみたら、なんかやる気っぽいので手紙を筒に入れて送りだしたら、半月で返事を持って帰ってきたという。

白棒(ハクボウ)

種類能力上昇値効果価値
打撃武力2-1

説明:硬い白木の棒。丹陽郡の山賊に刃物を封じる術者がおり、賀斉が対策として用いた。
【出典】抱朴子

九州方岳図(キュウシュウホウガクズ)

種類能力上昇値効果価値
宝物知力2-15

説明:中華全土の地形を刺繍で表したもの。趙夫人が孫権に献上し、「針絶」と称賛された。
【出典】拾遺記

瑞應図(ズイオウズ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---20

説明:孫亮が造らせた瑠璃の屏風。透き通るほど薄い造りで、百以上の瑞祥が描かれた。
【出典】太平御覧、拾遺記

張美人像(チョウビジンゾウ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---1

説明:張布の娘の木像。孫皓は張氏を撲殺した後、これを造らせて常に傍らに置いていた。
【出典】江表伝

白澤図(ハクタクズ)

種類能力上昇値効果価値
宝物知力3-15

説明:古の黄帝が白澤の言葉を記させた書物。諸葛恪も通読し、山の精を見分けた。
【出典】搜神記

黄龍大牙旗(コウリュウダイガキ)

種類能力上昇値効果価値
宝物統率1-15

説明:黄龍が描かれた牙旗。常に中軍にあり、諸軍の進退を指示した。
【出典】呉志

蜀主八剣(ショクシュハチケン)

種類能力上昇値効果価値
刀剣武力8-25

説明:劉備が造らせた三尺六寸の剣。八振りあり自身の他、息子や主な重臣に与えた。
【出典】古今刀剣録、博物志など

機輪経(キリンキョウ)

種類能力上昇値効果価値
経書知力8-30

説明:諸葛亮が著したと謂う書物。袖箭や木牛・流馬の造り方が記述されている。
補足:勿論、散逸しており現存せず。

諸葛亮兵法(ショカツリョウ・ヘイホウ)

種類能力上昇値効果価値
兵書統率10-30

説明1:諸葛亮が遺した兵書で軍規と八陣図などが記載。「兵法二十四篇」の元ネタその1。
   司馬昭の勅命を承けた陳勰が征討先の蜀にて完全暗記。鍾会の変を承け原本は焚書された模様。
   諸葛兵法は晋の禁軍(長官:羊祜)に承継され、馬隆は禁軍を原隊とする。
説明2:八陣図とは32小隊から成る方陣を主将の周りに形成、戦況に応じ布陣を即座に変化させる。
補足1:唐の李靖が「六花陣」は「八陣図」が基に成っている。
補足2:『隋書』に書名だけが伝わる。

戒子書(カイシショ)

種類能力上昇値効果価値
経書知力2-10

説明:諸葛亮が遺児となる諸葛瞻に遺した訓戒で、現存。なお訓戒は直系子孫には届いても実子には届かなかった模様。
補足1:同様に『戒外甥書』も現存する。
補足2:知っていれば勉強嫌いが治った子供が、現在も後を絶たない。

禁水(キンスイ)

種類能力上昇値効果価値
宝物武力1-5

説明:永昌郡北山の毒水。瘴気を発し害をなすため、罪人が出ると禁水に送られた。
【出典】水経注
※演義の南征時の元ネタか

及牛(キュウギュウ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---15

説明:越嶲国の奇牛。肉を切り取っても、日を経ると元に戻ったという。
【出典】太平御覽

蜀錦(ショッキン)

種類能力上昇値効果価値
宝物---10

説明:成都産の精巧な錦。銅雀台完成式ではこれを巡って魏将たちが武勇を競った。
【出典】演義その他

万人敵(バンニンテキ)

種類能力上昇値効果価値
刀剣武力3-5

説明:関羽が武都山の鉄から造った二振りの刀。呉から敗走中、敵に渡すまいと河に投じた。
【出典】古今刀劍錄

囲碁(イゴ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---1

説明:碁石をもちいた遊具。興勢の役の際、来敏は費禕に対局を挑んでその胆力を図った。
【出典】三國志
※また三国志演義では関羽が曹仁との戦闘で毒矢を受けた際、華佗が提案した麻酔を断り手術を受けている間に囲碁が使われている。

季漢輔臣賛(キカン・ホシンサン)

種類能力上昇値効果価値
史書知力1-5

説明:楊戯著。自国(蜀漢)の君臣に、賛辞を添えて簡潔に紹介したもの。三國志に付記。
【出典】三國志

直百五銖銭(チョクヒャクゴシュセン)

種類能力上昇値効果価値
宝物---5

説明:五銖銭百枚と等価の銭。蜀漢の物資不足を解消するため、劉巴の進言で発行された。
【出典】零陵先賢伝
※実物が魏や呉でも発掘されているが、年々小さくなり財政悪化が見て取れる

夷図譜(イズフ)

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宝物知力3-5

説明:諸葛亮が南夷に贈った図譜。中華の社会秩序を描いたもので、夷族の教化を図った。
【出典】華陽国志
※まず天地、日月、君長、城府。次に神龍、龍から生まれる夷族(永昌の伝承)、牛馬羊。最後に役人が乗馬して巡察し、(夷族)が牛に酒や宝物を牽かせ献上する様子を描いた。巫鬼を信じる夷族に中華的秩序と貢物の必要性を示したもの。夷族からは非常に重んじられ、役人が着任すると財貨を献上してくるようになったという。

滇池駒(テンチク)

種類能力上昇値効果価値
名馬--退却確実10

説明:滇池産の名馬。昔、滇池より神馬が出でて馬と交わり、駿馬を生んだ。日行五百里。
【出典】華陽国志
※襄陽の西には、なぜか滇池の馬の出る洞窟があり、陸遜がそこで数十匹を捕らえ建業に送った。ある時、蜀の使者団に滇池人がおり、その馬の一匹が亡父の馬であるとわかり涙したという。

鎮山剣(チンザンケン)

種類能力上昇値効果価値
宝物---15

説明:劉禅が山の鎮護に造らせた一丈二尺の大剣。遠くから見えるが、探すと発見できなかった。
【出典】古今刀剣録
※原文には剣口山とあるが、剣門山(剣閣あたりの大剣山の異称)の誤記だと思う。

剣山鼎(ケンザンテイ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---5

説明:劉備が造らせた鼎の一つ。文言は諸葛亮が小篆で記し、剣口山に埋められた。
【出典】鼎録
※章武2年にいくつか鼎を造っては山や川に沈めており、鎮めの意味があったと思われる。

江州堕林粉(コウシュウダリンフン)

種類能力上昇値効果価値
宝物---5

説明:巴郡江州県の清水で作ったおしろい。色や香りが良く、都に献上された。
【出典】華陽国志
※清水を汲む場所から見上げると切り立った山林がみえることから「堕林」と呼ばれたとかなんとか。

桐華布(トウカフ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---5

説明:永昌郡の梧桐の糸花を布に織ったもの。潔白にして穢れを寄せ付けず重宝された。
【出典】華陽国志

側竹弩(ソクチクド)

種類能力上昇値効果価値
武力2-5

説明:蜀地方で作られた弩。側面に竹を使った弩で、呉人も愛好した。
【出典】晋書

西晋

王莽頭(オウモウトウ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---10

説明:王莽の頭骨。王莽の首級は歴代王朝に保管され、293年に焼失するまで現存した。
【出典】晋書

鴆鳥(チンチョウ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---10

説明:黒身赤目の毒鳥。蝮を常食し、その羽を浸した酒は古来より暗殺に使われた。
【出典】漢書、晋書など
※南方が原産地で晋代には長江以北に生きたまま持ち込むことが禁じられていた(石崇が王愷に鴆のヒナを贈ったのがバレたときは焼き殺された)。
近年ニューギニアの方で毒を持つ鳥が複数発見されそれが鴆鳥の原型とも言われている。

諸葛氏集(ショカツシシュウ)

種類能力上昇値効果価値
論文知力7-10

説明:陳寿が纏めた諸葛亮の言行録。晋代に荀勗と和嶠の依頼で作成された。「兵法二十四篇」の元ネタ其の2。
補足:内容は開府作牧・権制・南征・北出・計算・訓厲・綜覈上・同下・雑言上・同下・貴和・兵要・伝運・
   与孫権書・与諸葛瑾書・与孟達書・廃李平・法倹上・同下・科令上・同下・軍令上・同中・同下の計24篇。
【出典】三國志

鍼灸甲乙経(シンキュウ・コウオツキョウ)

種類能力上昇値効果価値
医書--寿命延長1030

説明:西晋の皇甫謐が編纂した鍼灸医書。先行文献に自らの臨床知見を加え、現代に伝わる鍼灸の古典となった。
補足:正式には『黃帝三部鍼灸甲乙經』。現存し、邦訳も出版されている。

両口酒器(リョウコウシュキ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---10

説明:毒殺用の仕掛け酒器。二層構造で佳酒と毒酒を分けて注ぐことができた。
【出典】『晋書』など
※司馬懿が牛金の暗殺に使ったとか。「榼」が出ないので名前は妥協。

脈経(ミャクキョウ)

種類能力上昇値効果価値
医書--寿命延長1010

説明:王叔和撰の医学書。漢方医学の「経脈」の観点から、診断法、治療法を記した。
【出典】太平御覧

九章算術(キュウショウサンジュツ)

種類能力上昇値効果価値
政書政治5-10

説明:劉徽注の数学書。田の面積や租税の計算など実用的な計算法が収録されている。
【出典】同書

噛鉄(ゴウテツ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---10

説明:南方の珍獣。角や足は水牛、黒い毛皮で鉄を食し、糞は鋼の如くで武器に使用できた。
【出典】神異経(張華注)

芻虞幡(スウグハン)

種類能力上昇値効果価値
宝物統率1-30

説明:仁獣・芻虞の旗。晋では停戦時に用いられ、皇帝権威の旗として八王の乱に多用された。
【出典】晋書
※正しくは「騶虞」。一説にはジャイアントパンダを指す。戦闘用は白虎幡。

雲母車(ウンモシャ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---20

説明:雲母が装飾された犢車。臣下は乗車を許されず、王公貴賓に下賜された。
【出典】晉陽秋
※犢車は子牛が牽く車。孫秀が晋に降った時に下賜された。

望舒草(ボウジョソウ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---5

説明:扶支国が献じた蓮に似た植物。月の出没で葉が開閉し、宮中に観賞用に池を造った。
【出典】拾遺録

銭神論(センシンロン)

種類能力上昇値効果価値
論文知力2-5

説明:魯褒著。銭がこの世のなかで万能であることを皮肉な調子で述べたもの。
【出典】晋書

三國志(サンゴクシ)

種類能力上昇値効果価値
史書知力5-20

説明:陳寿が編纂した三国の歴史書。『國志』とも。西晋の国庫に収蔵され、唐で正史に認定された。
補足:小説『三國志通俗演義』は中国では『三国演義』と呼んで区別する。

三都賦(サントノフ)

種類能力上昇値効果価値
論文知力3-15

説明:左思が三国の首都を題材にした賦。構想十年の大作で、皇甫謐の推薦で評判となり、洛陽の紙価が高騰したという。
補足:蜀呉のお国自慢の後、魏晋の正統性を謳って幕となる展開。各地の風物が取材されており、写実的な作風が特徴。
【出典】文選

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