199年7月　河北の雄・公孫サン

勢力図

易京の戦いに勝利した公孫瓚は河北を制圧し、徐州で呂布を降した劉備と連携して曹操と対峙する。
一方、敗れた袁紹は故郷・汝南まで逃げ延びると、同じく敗残の身となった袁術と合流し、袁家再興の一歩を踏み出した。

勢力一覧 [添付]

各勢力分析 [添付]

曹操

とりあえずは袁紹と張繍を滅ぼして人材を手に入れよう。瀕死の袁紹と人数不足の張繍など余裕で踏み潰せる。他の勢力は一旦放置して守りに徹し、彼らを配下に取り込もう。
北の公孫瓚ははっきり言って劣化袁紹。趙雲のみ脅威だが、水際で布陣して迎え討てば恐るるに足りない。当面気を付けるべきはやはり劉備だろう。
袁紹と張繍を飲み込んだら後はご自由に。どこから攻めても気楽に攻略出来る。

劉備

この世界だと独力で呂布軍を打ち破ったらしく、なんと呂布軍の主要メンバーが配下に加わっており、劉備軍だけで武力トップ3を独占している。
盟友・公孫瓚は領土の割には頼りないが、単独でも十分曹操軍を倒せるだけの実力はあるはずだ。

空白地の北海には加入済みの臧覇の仲間たちが在野で集結しているため、公孫瓚より先に確保してしまおう。運搬持ちの王脩もついでに手に入る。

孫策

宿敵・劉表を滅ぼして天下の南半分を得るもよし、劉備が曹操と争う隙を突いて北上するも良し、戦略の自由度は高い。

袁紹

実はユーザー原案時点で滅んでおり、おそらく開発陣が遊び心で投入した没落名族軍。セーブロードなしで超級クリア出来たら変態。上級ですら厳しい。
まずは寿春(劉備か劉勲が初ターンから来ると間に合わない)と新野を手に入れ、人材を確保。
寿春はさっさと放棄し、新野は城塞化を急ぐ。湧きまくる賊に対しては極級の守護神こと弓櫓さんで潰す。
汝南侵攻軍は兵站切りと義勇兵で対処。劉表とは必ず2年は同盟を結ぼう。総兵力1万5千を超えた辺りで安定してくる。
いきなり曹操攻撃は至難を極めるため、張繡を攻めてお茶を濁しつつ、劉備が勢力伸長し曹操に侵攻し始めるのを待って反撃開始と行こう。

なお、曹操とは関係が普通なので、抵抗がなければDLC名品の活用で２ターンで同盟できる。
これを利用して許昌南東部の空白地を押さえると収入が大幅に上がるし、曹操の侵攻もなくなる。
また、寿春は争奪戦でたいてい兵が溜まらず、劉表は引き籠もり思考で兵力差があってもほぼ攻めてこないので、簡単に態勢が整う。
侵攻先は劉表になるが、顔良文醜に新野の魏延がいるし、黄忠と甘寧も単機突入してくることが多く容易に捕縛できるため、楽に拡大していける。
なお、武力９０前半の猛将２番手オールスター軍団になるのはご愛嬌。

劉表

荊州に一大勢力を築いて割拠し、張繍と掎角の勢を取って鉄壁のスタートダッシュ…に見えるが、人材は曹操・孫策に遠く及ばず、土地も大して豊かなわけではなく、多方面に戦線を抱える苦しい戦況。
一つ救いなのは汝南の袁紹軍の存在。特に武官に弱点を抱える劉表軍にとって、袁紹・顔良・文醜らを食い取れるのは非常に大きい。
まずは開幕で空白都市の新野を取り、そこに国力を集中させて一気呵成に袁紹軍を吸収しよう。
周りの諸勢力も国防の関係でそこまで袁紹を倒しには来ないので、機先を制することが出来れば勝利は手堅い。
最大の問題は盟友たる張繍軍が非常に無能ということで、こちらが補給切断などで介護してあげても大概宛は曹操に奪われてしまう。
そうなると戦線が広くなりすぎて高難易度では北上は絶望的となる。はっきり言って本シナリオ主役のはずの公孫瓚 は弱すぎて話にならないのでなおさらである。
そうなると残るのは孫策軍だ。江夏と江陵から柴桑を攻め取り、次いで淮南を制覇すれば北の戦線の問題は解決できる。
一応劉璋を攻めて入蜀するという選択肢もあるが、それでは現状劉表軍が抱える問題は何も解決しないので止めた方が良い。
その後は基本的にどう動いても構わないが、許昌を三方から攻めて皇帝を奪い、周りの都市も次々に落とすというのが妥当な戦略だろう。外交なども個々の戦略に応じて臨機応変に行ってほしい。

公孫瓚

今シナリオの主役・・・なのだが人材の層が薄く、劉備が羨ましくなる。しかも袁紹一族に加えて顔良と文醜にも汝南まで逃げられている。
寿命も僅かなため、寿命延長のDLC酒は大事に持っておこう。
人材は袁紹軍の武将を吸収しているが、優秀な武将は張郃と高覧くらいでほぼ戦死か逃亡しており吸収できたのは二流武将がほとんど。
鄴に人材を集中させてそこの内政だけはしっかりできるようにしよう。
最初の強敵となるであろう曹操軍は人材の質・量ともにこちらを上回っているので、打ち破るには工夫が必要だろう。
趙雲の存在がせめてもの救いか。
全都市合計で最初から金50400あり、収入の多い鄴という都市を有しているため、仲介機能で趙雲に義兄弟を組んで強化するのも一つの手。
能力や没年を考えると、義兄弟の選択肢は田豫・趙雲(開始直後から可)、張郃(士官年数の問題で開始直後は不可)あたりだろう。
また、最初から烏桓と外交ができるので武将を借りて洛陽北の府を抑えつつ南北から府を囲んで包囲占領を起こしさっさと張燕を滅ぼしに行きたい。
鮮卑も借りれるようになるので戦闘要員の頭数がだいぶマシになる。
晋陽勢力を降伏勧告で滅亡させるとバグが起きて手間が増えるので、配下を増やすためにも攻め滅ぼしたいところ。
場合によっては曹操が外交感情を荒らしにくるため、名品を曹操に献上して外交感情を良化させ河北安定まで待ってもらうのも一考。
公孫度は放っておこう。1年経過後に河北の名品複数送りつけてからの降伏勧告でなんとでもなる。

馬騰

初っ端で涼州全域を支配下に置き、しかも眼前の長安を擁する曹操軍は東に呂布軍を吸収した劉備、北に公孫瓚、南に袁紹と張繍(彼らはすぐ滅ぶが)や劉表と隣接しており長安にそれほど主力を割くことが出来ない。
軍備が整ったら長安、できれば洛陽まで奪い、曹操軍にちょっかいをかけながら弱体化を狙い、一番美味しいところを持って行ける様に準備しておこう。

劉璋

いつものように張魯を倒しつつ、交易や南蛮武将を取り入れて国力を高めよう。序盤は人材が少なく、内政が苦しいのが悩みか。
巴蜀を制覇したら劉表でも倒しに行こう。

張魯

官渡の戦いとそう変わらないように見えるが、実際は武将不足でほぼ官渡袁紹の弱体版な公孫瓚がどんどん押されるせいで、早く強くならないと呂布軍、公孫瓚軍、劉備軍、袁紹軍の武将が全て集まった曹操軍が攻めて来るようになる。
それまでに劉璋、馬騰を倒して荊州に出るのが良い。荊州、さらに揚州を取る頃には曹操、張魯の二国志になっていると思うが、南方の地盤があり、更には孫権軍まで加わった張魯軍なら曹操にも勝てるだろう。

公孫度

張燕

守りやすい晋陽だが、さすがに初期武将3名では何もできない。開幕は在野登用に全力を注ごう。
戦力に関しては鮮卑部隊のおかげで攻めてくる敵の迎撃は容易。
そもそもこのシナリオの公孫瓚ははっきり言って弱いため、防衛は楽。
唯一恐れるべきは趙雲と張郃だが、彼らは対曹操に出払っていることが多いため、鮮卑で十分対応できる。
張燕たちは野戦ではそこそこ戦えるが、城攻めは壊滅的で、何としても在野の王淩は確保したい。
薊程度であれば王淩の鶴翼陣形でも難なく墜とせる。城攻め前は少数の鮮卑部隊を用いて敵をおびき出し、都市の兵士を減らしておこう。
初期在野組では攻略が厳しい場合は204年に郝昭が、206年に郭淮が登場するため、彼らに城攻めを任せたい。
ただし、そのころには曹操軍の侵攻で公孫瓚軍が河北の隅に追いやられている場合もある。
逆に状況次第では鄴や洛陽が手薄になることがあるため、賊らしく掠め取ってしまおう。
なお、晋陽は攻める際も行軍中に大きく士気が落ちるため、城攻めの際は楽奏持ちの蔡琰をつけることを忘れずに。

張繍

他シナリオと同様まずは新野の人材を確保しに行こう。
このシナリオでは魏延だけでなく、未発見に陳到と、在野に廖化がいるためなんとしても登用しておきたい。
その後は他シナリオのように新野を放棄し宛に集中するのもよいが、汝南には寡兵の袁紹軍が存在するため吸収し勢力拡大するために新野に集中するのも手。

士燮

劉勳

袁紹と並ぶ本シナリオの目玉。袁術が逃げた後に残った賊徒共と廬江で割拠。
キーポイントは3つ。魯粛登用、曹操同盟、劉備ハイエナ。

開幕で在野の魯粛を登用。魯粛が登用できれば、イベントで諸葛瑾もついてくるので、内政・登用面の悩みは解消される。
寿春は劉備が取るので諦める。
金をためて廬江を要塞化しつつ、曹操と同盟。
1年くらい経つと、孫策が広陵攻めたり、曹操が小沛攻めたりする。
ここで寿春を落とすと、広陵や小沛が陥落して人材も獲られるので待機か、落ちない程度にちょっかいを出すに留める。
戦況にもよるが、2年～3年経過したあたりで、張繡や袁紹を滅ぼして元気な曹操が劉備をどんどん押し始めるので、寿春か広陵のみになったら侵攻して劉備三兄弟と呂布一味を登用すれば、劉備シナリオに帰着。
あとは孫策でも曹操でも劉表でも、好きなところから倒そう。

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