画像生成AI全般で使用されるPyTorch
画像生成AIにおける基幹プログラムの一つ
概要
- 日本語読みは「パイトーチ」。pytouch(パイタッチ)ではない。
- PyTorch は、次の 2 つの高度な機能を提供する Python パッケージです。
- 強力な GPU アクセラレーションを備えた Tensor 計算 (NumPy など)*1
派生プログラム
関連情報
コード化されてGitHubに公開されているPyTorch
上記を前提にコード化されたもの。
概要
- Python用のライブラリでxFormersが使っている。
インストールはPython→PyTorch→xFormersの順だが、xFormersのインストール時に一緒にインストールされるはず。 - Pytorch2.0.0以上にするとxFormersが不要となる。現在Pytorch2.0.0はGeForceRTX40XXシリーズ以上が必要(2023/05)
バージョン情報
GitHub公式配布ページ
https://github.com/pytorch/pytorch
バージョンの読み方
- 2つのVer.が表示されている場合がある。下記の場合、PytorchのVer.が1.12.1、CUDAのVer.が11.6であることを示す。
1.12.1+cu116
- 各PytorchのVer.毎に、利用可能なGPUの計算能力(CUDAやROCmのVer.)が決まっている。具体的には、以下のページに示す組み合わせが選択肢である。
https://pytorch.org/get-started/locally/
https://pytorch.org/get-started/previous-versions/ - RADEONのGPUでは、CUDAよりもROCmを使用することになる。PyTorchの最新Ver.は優先的にCUDAのみに対応していることもあるため、RADEON製のGPUが画像生成Aiに使いにくい一因である。
各バージョンで特に重要な情報
バージョン | |
2.0.1+cu118 | -sd-scripts Ver.0.6.6の検証に使われたバージョン |
2.0.0 | -v2.0.0以上にするとxFormersが不要になる。 -GeForceRTX40XXシリーズはこれ以上のVer.が必要(2023/05時点) |
1.13.0+cu116 | -sd-scripts Ver.0.6.5で使用推奨しているバージョン |
1.12.1+cu116 | -sd-scripts Ver.0.6.5で使用推奨しているバージョン |
インストール方法
- 普通、各プログラムの導入の際にインストールする。下記は一例。
- sd-scriptsでは、インストール行程で手動でインストールする。インストール方法はGitHub公式で説明有り。
- Stable diffusion web UIではインストール行程で自動でインストールされる。
- 個別で導入する場合は、
pip install torch
バージョンを指定する場合は、さらに「==」を続けてバージョンを追記する。
※使用するPythonやpipのバージョンによって変更の可能性があります。
torch: 2.0.0+cu118にアプデする方法のメモ
- Windowsのエクスプローラで1111のフォルダを開き、パスのとこに「cmd」と入力
- コマンドプロンプトが起動されるので、下記の通り入力
venv\Scripts\activate - 同上。
pip install torch==2.0.0 torchvision --extra-index-url https://download.pytorch.org/whl/cu118
- んでこれだけだとtorch2.x環境でxformersを利用できない。必須じゃないけど。もしもxformersを利用したい人はこれ↓も入力
pip install --pre -U xformers - コマンドプロンプトを閉じる。
- 1111を起動して、ブラウザ下端へスクロールしよう。
「torch: 2.0.0+cu118」の表示があれば更新成功だ。
リンク
関連ページ
- RADEONグラボにおけるPyTorch Ver.に関する記述
Nvidia以外のグラボに関して