Izmail

Last-modified: 2023-12-06 (水) 14:04:04

ボロディノ級巡洋戦艦1番艦イズメイル

Izmail.jpg

性能諸元

・基本性能

Tier5種別ツリー艦艇
艦種戦艦派生元Pyotr Velikiy
国家ソ連派生先Sinop
生存性継戦能力(A) 51,700
(B) 55,900
装甲9-300mm
・防郭 0-1mm
・艦首・艦尾 0-1mm
・砲郭 0-1mm
・装甲甲板 0-1mm
対水雷防御ダメージ低減(A-B) 16%
機動性機関出力(後期)75,000馬力[hp]
最大速力前期 25.7ノット[kt]
後期 28.5ノット[kt]
旋回半径830m
転舵所要時間(A) 16.8秒
(B) 12.0秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離14.4km15.8km16.4km11.5km
航空発見距離11.5km0.0km14.5km-


射撃管制装置船体モジュール主砲射程最大散布界
A-Bmod.114.4km216m
mod.215.8km238m


主砲船体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
A-B350mm/52 Model 19134基×3門HE弾 5200(38%)
AP弾 10,500
33.0秒60.0秒


副砲船体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填射程
A100mm/50 Minisini gun
130mm/55 Model 1913
6基×2門
10基×1門
HE弾 1400(6%)
HE弾 1900(9%)
5.0秒
12.0秒
4.0km
4.0km
B130mm/55 Model 1913
130mm/55 B-2-U
10基×1門
4基×2門
HE弾 1900(9%)
HE弾 1900(8%)
12.0秒
5.0秒
4.0km
4.0km


対空砲船体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
A12.7mm/010基×1門3601.2km
45.0mm/020基×1門402.5km
100mm/506基×2門28.24.0km





・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1Main Battery Modification 2-min.png主砲改良2+15%:主砲旋回速度
+5%:主砲装填時間
Aiming Systems Modification 1-min.png照準システム改良1-7%:主砲弾の最大散布界
+20%:魚雷発射管旋回速度
+5%:副砲最大射程
-5%:副砲弾の最大散布界
Secondary Battery Modification 2-min.png副砲改良2+20%:副砲最大射程
-20%:副砲弾の最大散布界
2Damage Control System Modification 2-min.pngダメージコントロールシステム改良2-15%:消火時間
-15%:浸水復旧時間
Steering Gears Modification 2-min.png操舵装置改良2-20%:転舵所要時間
Propulsion Modification 2-min.png推力改良2-50%:最大出力への到達時間

・開発ツリー

開発ツリー
軍艦名
(必要経験値/購入クレジット)
モジュールスロット
(必要経験値)
当艦モジュールスロット1
(28,600)
モジュールスロット2
(42,900)
モジュールスロット3
(71,500)
Sinop
(143,000/-)
 
船体
Hull-min.pngIzmail 船体B480,000
主機(エンジン)
Engine-min.png推力 75,000馬力60,000
射撃管制装置(照準装置)
Gun Fire Control System-min.png照準装置 V mod.260,000

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班3 回消耗品の動作時間:10 秒
消耗品の準備時間:40 秒
十字キー上
修理班I.png修理班2 回消耗品の動作時間:28 秒
消耗品の準備時間:80 秒
回復:0.5% HP/秒
十字キー右
強化型副砲照準器2 回副砲の安定性:+100%
副砲の散布界:-50%
消耗品の動作時間:30秒
消耗品の準備時間:180秒

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

巡洋戦艦イズメイルは、起工当時においては世界最強の軍艦とされていました。レイアウトと装甲タイプの点では戦艦ガングートによく似ていましたが、より大型であり、高速であり、主砲として 356 mm 砲を採用していました。

解説

  • 概要
    ティア5ソ連戦艦。
  • 主砲
    砲門数が1.5倍になって最大12門まで指向できるようになり、加えてGangutとは違い全門向けるのに前方32°後方25°で済むようになった。全体的にはGangutと似た使用感になるだろうが、本艦は第2~4砲塔が後方を向くように配置されているため左舷前方から右舷前方に指向させる(逆もしかり)のに多少時間がかかってしまうのが難点である。
    AP弾は相変わらず優秀であり交戦距離的にもティア6戦艦の重要区画を容易に貫通できるが、356mmという口径の関係上同格以上の戦艦およびほぼ全てのティア5巡洋艦が縦を向いて防御態勢を取ると弾かれてしまう*1。その場合は艦上構造物を撃ってダメージを無理やり出すか、火災率の優れたHE弾で火災スパムしてあげるといいだろう。
    射程については初期管制が14.4kmとかなりキツい短さであるので、当たるかは別として早めに後期のものに換装して15kmまで延ばしてあげよう。
     
  • 副砲
    初期船体ではPyotr Velikiyと同様のラインナップだがB船体になると100mm砲が撤去され、代わりに搭載される130mm口径B-2-U砲は高ティアソ連駆逐艦の主砲として採用されている。射程がないため副砲として活躍できる機会は少ないが、この130mm砲の真価は後述の対空能力にある。
     
  • 対空
    船体を改装すると高性能な対空能力を発揮可能。
    先述の130mmB-2-U砲が搭載されたおかげで長距離の最大射程が6kmと他の戦艦に比べると長いほか、爆発ダメージも大きいため当たると大ダメージを追わせることが可能。さらに3.5km~0.9kmという広範囲を担っている3種類の37mm機関砲はかなり充実しており、爆発数も6とかなり多い。
     
  • 抗堪性
    HPはB船体になると55900になることだけで特筆すべきものはない。
    ここで気をつけてほしいのは、ティア4までと違って装甲に甘えることが出来ないというところである。
    それまでは船体のほぼ全てが装甲で覆われ、巡洋艦のHEの弾はもちろん格上戦艦の徹甲弾をも角度をつければシャットアウトできたが、本艦はほんの一部を除き甲板が25mmになり艦首艦尾にも25mmの箇所が増えた。
    これにより巡洋艦HE耐性はほぼ消失したといっても過言ではなく、さらに口径380mm以上のAP弾の貫通も許してしまうようになった。
    それでも艦首水線部やケースメイトの部分は100mm以上の装甲で覆われているため全く悲惨というわけではないが、艦尾部分はその装甲がなく重要区画との距離も短いため艦尾から被弾して大ダメージをうける可能性が十分にありうる。
    また相変わらず横からの攻撃に脆弱であるため、慎重な操艦が必要だ。というかティア4までがおかしかった
     
  • 機動性
    さすが巡洋戦艦を名乗るだけあって、フランスを除くティア6戦艦中では最速である28.5ノットを出すことが可能。その一方で旋回半径は830mに達してしまうため敵に腹を向けている時間が長くなりがちである。幸い転舵所要時間は12秒と短いためタイミングを良く見計らって舵を切ろう。
     
  • 隠蔽性
    素で15.2km、特化で13.3km。数値的には平均程度だが、本艦よりも優秀なのはだいたい足が遅いか火力が絶望的に足りない艦なのでそこまで気にすることもないだろう。
     
  • 総評
    防御は多少弱くなったものの、火力および速力が申し分ない艦艇である。対空能力もあるため空母にもある程度対抗できるのも良い。ティア5以上に交戦距離に厳しいものがあるが、それがこのソ連戦艦ツリーの特徴だと受け入れてツリーを進めていこう。
    なおティア6以上になると砲配置がガラッと変わるためこの配置に慣れすぎないように。

史実

 日露戦争(1905年~1906年)によって主力艦のほとんどを喪失したロシア海軍は、早急に海軍力の再建に向けた計画を立案。1908年には海軍再建10か年計画を立て、そのうちバルチック艦隊向けの「巡洋戦艦」として設計されたのが本艦である。基本的な設計は「ガングート」級の拡大発展型であるが、高速に対応すべく船首楼甲板を採用し機関も強化される予定であった。このため船体は明らかに一回り以上大きく、ロシア海軍初の「弩級戦艦」であるだけでなく、1913年に起工された時点で世界最強の軍艦になると目されていた。
 1915年には無事進水を果たすも…その時既にヨーロッパは第一次世界大戦(1914年7月に勃発)の混乱の中にあり、予定していた海外製の新型タービンやその他の機材が輸入できず、さらに国内製造するはずであった主砲も開発失敗。このためあえなく建造中止となってしまった。

小ネタ

名前の由来となったのは、エーゲ海に面したトルコ西部の都市「イズミル」。紀元前11世紀頃にギリシャ人により建設され、その後はペルシャ、ローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン帝国、ギリシャ、トルコ共和国と多数の国を渡り歩いた。美しい街並みから、古来より「エーゲ海の真珠」と讃えられてきた。現在ではイスタンブールに次いでトルコ第2の港湾都市である。(Wikipediaを要訳)

コメント欄

  • ニコライと似た主砲配置だからニコライと同じくらいの射角あるかと思ったらそんなに射角良くないのね -- 2020-05-19 (火) 00:34:06
    • ニコライとは2・3番砲塔の向きが逆だからね。(何で逆にしたんだろうか) -- 2020-12-28 (月) 19:09:34
      • ロマンということにしておこう -- 2022-07-06 (水) 07:45:45
  • 腹を晒す奴が多すぎる この艦で腹を晒す=撃沈だぞ -- 2023-01-07 (土) 10:33:22
    • 今のティア5って初心者か初狩りくらいしかいないんじゃないか。ティア7の収益が改善されたのでティア6以下は殆ど乗らなくなった。たまに乗ったときに限ってアークロイヤル出てくるしでさらに乗らなくなった。 -- 2023-01-07 (土) 15:33:49
    • 上手いプレイヤーは基本扶桑とかに乗ってる気がする -- 2023-05-05 (金) 10:23:07
  • Izmail Измаил 火力が高いから使いやすい -- 2023-01-14 (土) 21:39:27
    • ごめん、なんて?ロシア語はさっぱりなんだ -- 2023-05-05 (金) 12:03:28
  • 最近レナウンが追加されたせいでめっちゃ辛い。相手はこちらの弾を跳弾できるがこちらは強制貫通されるし近づいたら魚雷で処されるしどうしたらいいんだ -- 2023-12-03 (日) 17:02:25
    • 精度上げて芋る -- 2023-12-04 (月) 12:42:20
  • 開発局のお題で出てきたので久しぶりに乗ったが、80戦くらいして勝率78%だった。初心者の頃、腹ぶち抜かれて発狂した記憶しか残ってないのに。門数による攻撃力は正義ということか。 -- 2023-12-06 (水) 12:54:58
    • いやまぁこのティア帯の戦艦って大体そんなもんよ -- 2023-12-06 (水) 13:51:34
    • でもやっぱり扶桑やニューメキの方が使いやすく感じるのは装填の遅さと短射程故なんだろうな。活躍するときはかなり活躍できるがボトムマッチで対面に駆逐艦がいたりすると射程外から強制貫通弾が飛んできて何もできない事の方が多い -- 2023-12-06 (水) 14:04:04

*1 これを強制跳弾という。詳しくは主砲のページを見るべし