Repulse

Last-modified: 2025-09-28 (日) 05:12:55

リナウン級巡洋戦艦 2番艦 レパルス HMS Repulse 34

Repulse.jpg

装甲厚の詳細

Repulse 000.jpg

性能諸元

性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能

Tier5種別プレミアム艦艇
艦種戦艦派生元-
国家イギリス派生先-
生存性継戦能力56,100
装甲全体 16-279mm
・艦首・船尾 16mm
・甲板 26mm
・上部構造 16-254mm
・砲郭 76-152mm
・主砲 76-279mm
・重要区画 25-146mm
対水雷防御ダメージ低減16%
機動性機関出力119,025馬力[hp]
最大速力31.7ノット[kt]
旋回半径860m
転舵所要時間14.4秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離14.2km16.1km16.2km13.0km
航空発見距離11.4km19.0km14.4km-


射撃管制装置艦体モジュール主砲射程最大散布界
-mod.116.1km0m


主砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
-381mm/42 Mk Ⅰ3基×2門HE弾 5,300(34%)
AP弾 11,400
26.0秒30.0秒


副砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填射程
-102mm/45 Mk V6基×1門HE弾 1,500(6%)4.0秒4.0km
102mm/45 Mk IX3基×3門6.0秒


対空砲艦体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
-12.7mm Mk III
20mm Oerlikon Mk IV
4基×4門
8基×1門
8
29
11.2km
2.0km
40mm Vickers 2-pdr. Mk VIII3基×8門592.5km
102mm/45 Mk V6基×1門173.5km



・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1Main Battery Modification 2-min.png主砲改良2+20%:主砲旋回速度
Aiming Systems Modification 1-min.png照準システム改良1-7%:主砲弾の最大散布界
+20%:魚雷発射管旋回速度
+5%:副砲最大射程
-5%:副砲弾の最大散布界
Secondary Battery Modification 2-min.png副砲改良2+20%:副砲最大射程
-20%:副砲弾の最大散布界
AirDefense 2_0.jpg対空砲改良2+20%:対空砲座の最大射程
2Damage Control System Modification 2-min.pngダメージコントロールシステム改良2-15%:消火時間
-15%:浸水復旧時間
Steering Gears Modification 2-min.png操舵装置改良2-20%:転舵所要時間
Propulsion Modification 2-min.png推力改良2-50%:最大出力への到達時間

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:15 秒
消耗品の準備時間:80 秒
十字キー上
修理班I.png修理班3 回消耗品の動作時間:28 秒
消耗品の準備時間:80 秒
回復:0.5% HP/秒
十字キー右
水上戦闘機I.png水上戦闘機3 回消耗品動作時間:90 秒
準備時間:80 秒
着弾観測機.jpg着弾観測機3 回動作中の自艦の砲安定性:+10%
消耗品動作時間:30 秒
準備時間:200 秒
強化型副砲照準器.png強化型副砲照準器3 回副砲の安定性:+100%
副砲の散布界:-50%
消耗品の動作時間:30秒
消耗品の準備時間:160秒
十字キー下
エンジンブーストI.pngエンジンブースト3 回最大速度:+8%
消耗品の動作時間:180 秒
消耗品の準備時間:90 秒

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

レパルスはレナウン級巡洋戦艦です。当時としては極めて高速な艦艇で、クイーン・エリザベス級戦艦のものに類似している砲を搭載していました。
就役:1916
同型艦数:2

解説

  • 概要
    イギリスTier5プレミアム巡洋戦艦。生存性を犠牲に速力を手に入れた変態色物艦である。
    2023年7月24日からのキャンペーンで12,500クァドランスで入手可能になる。が年末の特殊コイン艦艇同様かなりの額なので根気が必要になる。
  • 主砲
    Queen Elizabethと同じ15インチ連装砲を3基6門搭載している。HE弾の威力が劣っている以外はツリー艦と同じ仕様であり、AP弾もツリー艦と同じく早発信管となっている。
    門数こそ6門と少ないものの、散布界が他の戦艦より優れたシュペー散布界であるほか、シグマ値も2.0と精度は非常に優秀である。
    180°旋回時間は30秒と同格トップ。射程は16.1kmと非常に長く素の扶桑と比肩するレベルであり、観測機も使える。総じて取り回しの良い主砲といえるだろう。
  • 抗堪性
    本艦の致命的な弱点。
    56,100というHPは同格内では平均的だが、問題は本艦の装甲配置にある。艦首と艦尾の装甲厚はわずか16mmであり、マッチする全ての艦のHE弾が貫通し、全ての戦艦のAP弾に強制貫通される。ちなみに同格駆逐の船体装甲と同じ厚さである。また、甲板装甲も26mmしかないため、15インチ以上のAP弾を防ぐことができない。後述の良好な機動性でいかに敵弾を回避するかが重要となる。
  • 対空火力
    史実での最期を反映して非常に貧弱。継続ダメージ・命中率・爆発数ともに控えめであり、射程も3.5kmしかない。
  • 機動性
    本艦の最大のウリである。
    速力は素で31.7ktと巡洋戦艦の名に恥じない爆速であり、同格ぶっちぎりの1位、マッチ帯でも上位に入る。
    その上本艦は3つ目の消耗品としてエンジンブーストを搭載している。これは効果が通常の駆逐艦用のものと同じ8%で、効果時間とリキャストが仏駆逐と同じ180秒持続である。シエラ旗とエンジンブーストを使用した場合、速力は36ktに達する。どこぞやの同格駆逐艦と同等だったりするのは内緒。さらに活発スキルを取れば39.6ktまで増速する。
    転舵所要時間は14.4秒と平均的。
  • 総評
    強力な主砲を駆逐艦並みの快速で持ち運べる反面、装甲は貧弱の一言であり、究極の巡洋戦艦といえるかもしれない。癖が非常に強く、戦艦初心者にはオススメできない。
    正面切っての撃ちあいには向かないため、自慢の快速を活かし、いかに敵艦隊に対しクロスを取れるかが本艦を使いこなす鍵となるだろう。

史実

艦歴

第1次世界大戦の最中に英国海軍のフィッシャー提督が「巡洋戦艦」の追加建造を要求、これをもって「レナウン」級巡洋戦艦の建造がスタートした。事の発端は第1次世界大戦初頭の1914年12月8日、アルゼンチンのフォークランド諸島沖でドイツ海軍とイギリス海軍が海戦を展開、イギリス海軍の「インヴィンシブル」級巡洋戦艦がドイツ海軍の「装甲巡洋艦」に対して圧倒的な勝利を収め、巡洋戦艦の威力を世界に知らしめた。フィッシャー提督はこの海戦における経験を基に「高速は最良の防御である」という巡洋戦艦による高速戦闘の戦法を発案、これからの英国海軍に最も必要とされるのは「巡洋戦艦」であるという理念のもとで「巡洋戦艦」の追加建造を要求したのである。
 ところが当時の内閣は「巡洋戦艦の建造は終戦までに完了しない」として難色を示す。これに対してフィッシャー提督は既存の戦艦の予備部品、キャンセルされて使用用途が決まっていない戦艦の部品等を活用し、たったの15か月で完成させる計画案を提出、半ば強引に建造の許可を勝ち取る。なお、フィッシャー提督としては「レナウン」級巡洋戦艦を4隻建造したかったようであるが…資材調達の面で厳しかったことから「レナウン」級巡洋戦艦は2隻(これが「レナウン」と「レパルス」である)、残りは簡易生産型である「カレイジャス」級巡洋戦艦として建造することを決定した。これらの巡洋戦艦群は速力には優れていたが、防御力に関しては劣っており、それは仕様の通りであった。
 「レナウン」級巡洋戦艦2番艦「レパルス」は1915年1月に起工、進水は1916年1月、竣工・就役は同年8月である。フィッシャー提督の計画のとおり第1次世界大戦中に就役し、第2次ヘリゴラント・バイト海戦等に参加したものの活躍する機会には恵まれなかった。戦間期の1919~20年において第1次大戦の戦訓に基づいた防御力強化の改装を行い、ライオン級巡洋戦艦と同程度の防御力を手に入れるも…それでも防御力の不足は明らかであった。1934~36年にかけて第2次近代化改修が行われたが、本艦に対しては小規模改装に留まり、戦艦「ウォースパイト」や姉妹艦「レナウン」のように外観の変更を伴った大規模改装は行われなかった。
 第2次世界大戦が始まると当初は地中海および北欧方面での作戦に従事、その後1941年5月24日に「デンマーク海峡海戦」で戦艦「フッド」が撃沈される。本艦もビスマルク追撃戦に参加するも燃料の不足により途中で離脱している。その後は10月にインドに派遣されるも、東洋艦隊が大日本帝国海軍と衝突する可能性が高まりウィンストン・チャーチル首相の意向により戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」と共に極東方面に向かう(この時、予定では空母「インドミタブル」も同行する予定であったが、座礁修理のため極東行きから外されている)。
 1941年12月10日、マレー半島東方沖で行われたイギリス海軍東洋艦隊と大日本帝国海軍の戦い(マレー沖海戦)において、日本陸軍の九六式陸上攻撃機と一式陸上攻撃機の攻撃を受け12時33分(日本側記録午後2時3分)に転覆して沈没した。
現在レパルスは海底40mの位置に完全に転覆して横たわっているものの、違法スクラップ業者による爆破で大きな被害を受けてしまっているという。

余談だがこの2隻の沈没によってどれほどの大洋であってもエアカバーなしに主力艦を展開することの危険性が明らかになり、以降の海戦という概念に『制空権』という要素が加わり、その戦い方を大きく変革させることとなる。また、作戦行動中の主力艦が航空攻撃のみによって撃沈されたのは初の事例でもあった。

小ネタ

Repulseとは、英語で「撃退」「反撃」を意味する単語。

世界巡行

 1923(大正8)年、イギリス特務艦隊は巡洋戦艦「フッド」を旗艦として東回りに世界一周を行う事を決定した。巡洋戦艦「レパルス」と巡洋艦5隻が同行し、1年をかけて行う計画であった。航路はイギリスから北アフリカのシェラレオネを経由して南アフリカのケープタウンへ。東アフリカのザンジバルを経由してインドのセイロン島へ。マレー半島のシンガポールを経由してオーストラリアへ。ニュージランドを経由して南太平洋のフィジーへ。ハワイを経由して北アメリカのサンフランシスコへ。パナマ運河を経由して中米ジャマイカへ。その後は大西洋を北上しカナダのハリファクスを経由して英国へ帰還するというものであった。この計画は概ね成功し、各地で好印象を与えた上に英国民の士気向上にも役立った。

対空砲の話

 史実において本艦に搭載されている短距離対空砲は「ヴィッカース QF 2ポンド 39口径 連装対空砲(39口径40㎜連装機銃)」である。このQF 2ポンド砲は通称「ポンポン砲」と呼ばれ、 日本でも「毘式四十粍機銃」としてライセンス生産されていた。ただしこの砲は元々地上用として設計されており…初速が低く弾道特性が山なりで本来の用途に使ってすら命中精度に問題があった。この砲を何も考えずに海上用に転用したうえに曳光弾も用意しなかったため、射撃手は「自分が撃った弾が今どの辺りをどんな軌道で飛んでいるのかさっぱり判らない」状況であり、実際の対空能力はお察しであった(だから本艦の単距離対空砲は未搭載扱いなのか)。
 なお余談になってしまうが、英海軍においてもこの「ポンポン砲」は…連装にしようが4連装にしようが「対して役に立たない」という認識であった様で、姉妹艦の「レナウン」にはこのポンポン砲を8連装銃架(M銃架)に搭載した「8連装ポンポン砲」が搭載されていた。この8連装銃架ではクランク機構を介して各銃が連動して絶え間無い弾幕を張ることができる設計となっており、その動作から「ピアノガン」または「シカゴ・ピアノ」といった愛称がつけられた。ところがこの8連装機銃は構造が複雑な分故障も多く…1941年12月の「マレー沖海戦」においては戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」搭載の8連装機銃は一基だけで12回も故障を起こし、もう一基も8回射撃中止に陥ったとされる。

姉妹艦「レナウン」

 本艦の姉妹艦の「レナウン」は1922(大正11)年1月にエドワード8世(当時はまだ皇太子)が来日した際に「お召し艦」として選ばれていた。この時のスマートな艦形と水兵の帽子に描かれた金色の「RENOWN」の文字の格好良さに惹かれた実業家の佐々木八十八が衣料品のブランドとして「レナウン」を登録商標した。これがこれがかつて存在した「(株)レナウン」の始まりである。なお、グループ内の紳士服ブランド「ダーバン」も供奉艦として来日していた軽巡洋艦「ダーバン」からの命名とされる。

コメント欄

  • 作成しました。 -- 2023-07-25 (火) 03:16:54
  • 艦首艦尾青色は全身緑色のコリングウッドを見た時以上の衝撃だった -- 2023-07-25 (火) 06:08:25
    • 英巡戦はツリーの方の最上位にいるSt.Vincentですら艦首艦尾25mmだからそういうもんよ。なんせコンセプトが当たらなければどうということはないで作られてるし(史実) -- 2023-07-25 (火) 07:26:59
      • 対空がTier3レベルのカスで死因になったって所もやなw そういやテナント艦長もいるんだよな -- 2023-07-25 (火) 10:59:53
  • たまーに見かけるけど何が強みかわからない 魚雷とかもないんだ -- 2023-08-10 (木) 19:42:00
  • 数戦乗ってみたけどこいつ面白い性能してるね。被弾の増えるインファイトは苦手だけど遠距離すぎても6門艦の宿命たる命中率の低さが目立つから中距離を維持して戦う関係で乱闘との相性はいい方。あとは敵戦艦に撃たせて回避を心掛ければ15インチ砲はマッチ帯で防げるのがごく少数しかいないせいで(ほぼ甲板のみ)巡洋艦キラーたりうると思う -- 2023-08-18 (金) 10:03:46
  • 欲しい。無課金じゃ無理なのかな? -- 2023-08-18 (金) 16:12:58
    • 無課金でも手に入るぞ。トレハンやれば普通に足りると思う -- 2023-08-18 (金) 16:17:56
      • トレハン、アカウントがどうたらとか面倒で渋ってたんだけど、やってみたら一瞬で買えたわ。ありがとう -- 2023-08-18 (金) 23:18:50
      • (しかも貰えた箱からマインツのオマケつき) -- 2023-08-18 (金) 23:19:59
  • 精度がくっそ良いからツリー巡戦艦よりよっぽど活躍出来る。やっぱり装甲弱いならこれくらい強みがはっきりしてないとな… -- 2023-10-13 (金) 19:36:01
    • 弾受けできなきゃ価値などないとか散々な言われようだったけど良精度と足回り良好だからやっぱ強いよな -- 2023-10-13 (金) 21:28:45
      • タンクが無理なのはほとんどのフランス戦艦も同じだけど、あれはあれで火力に特化してるおかげで普通に強いし、コンセプトが似てる英国巡洋戦艦ツリーも使い方さえ間違えなければちゃんと活躍できると思う。まあ、英国は戦艦ツリーもペラペ(ry -- 2023-10-13 (金) 22:38:21
      • 仏戦艦と英巡洋戦艦のコンセプトが似ているだと… -- 2023-10-14 (土) 12:58:52
      • 前方集中配置とか変態的な砲配置といい似ているところは多いな。 -- 2023-10-14 (土) 18:16:47
      • 英戦艦なんかレジェのコンカラーですら同格内じゃペラペラでとても弾受けなんか出来んからな、やっぱりこの手の戦艦強いと思うかは合う合わないの相性かな -- 2023-10-31 (火) 23:16:39
  • 同型艦のレナウンはフィッシャー艦長との相性良さそうだけどこっちはどうなんだろう? -- 2023-10-31 (火) 19:05:44
  • レナウンと比べてもだいぶ弱い。多分対空が弱いからだと思うが -- 2025-09-10 (水) 20:01:57