戦艦リオ・デ・ジャネイロ(旧イギリス海軍戦艦 エジンコート)


性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
| Tier | 4 | 種別 | プレミアム艦艇 |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 戦艦 | 派生元 | - |
| 国家 | パンアメリカ | 派生先 | - |
| 生存性 | 継戦能力 | 48,400 | |
| 装甲 | 全体 13-305mm ・艦首・船尾 0-1mm ・上部構造 0-1mm ・砲郭 0-1mm ・主砲 0-1mm ・重要区画 0-1mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | 19% | |
| 機動性 | 機関出力 | 34,000馬力[hp] | |
| 最大速力 | 22.0ノット[kt] | ||
| 旋回半径 | 670m | ||
| 転舵所要時間 | 13.4秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 13.0km | 14.9km | 15.0km | 10.0km | |
| 航空発見距離 | 10.4km | 16.5km | 13.4km | - |
| 射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| - | mod.1 | 14.9km | 0m |
| 主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 305mm/45 QF Mk.Xlll | 7基×2門 | HE弾 5,200(32%) AP弾 8,100 | 31.0秒 | 60.0秒 |
| 副砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 76mm/50 QF Mk.Ⅰ | 10基×1門 | HE弾 1,100(4%) | 4.0秒 | 4.0km | |
| 152mm/50 BL Mk.ⅩⅢ | 18基×1門 | HE弾 2,200(12%) | 5.0秒 | 4.0km |
| 対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|
| - | - | 0基×0門 | 0 | 0.0km |
・アップグレード
| スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
| ○ |
| 1 | ![]() | 主砲改良2 | +20%:主砲旋回速度 |
![]() | 照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | |
![]() | 副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | |
![]() | 対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
| 十字キー左 | |||
|---|---|---|---|
![]() | 応急工作班 | 無制限 | 消耗品動作時間:5 秒 準備時間:40 秒 |
| 十字キー上 | |||
![]() | 修理班 | 3 回 | 回復:+319(0.66%) HP/秒 消耗品動作時間:28 秒 準備時間:80 秒 |
| 十字キー右 | |||
![]() | 強化型副砲照準器 | 3 回 | 副砲の安定性:+100% 副砲の散布界:-50% 消耗品の動作時間:30秒 準備時間:160秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
リオデジャネイ口は7基の砲塔を搭載した独特な腎級戦艦で、 1910年代の前半にイギリスでブラジル海軍用として建造されました。
就役:1914
同型艦数:1
解説
- 概要
初心者で購入を検討されている方へ
パンアメリカTire4プレミアム戦艦。
パン米で先に実装されていた国籍違いなだけのコピー艦共と違い、Agincourtと比べて性能に差別化が図られている。
- 抗堪性
継戦能力・装甲ともにAgincourtとほぼ同じ。つまり全体的に装甲は薄い。3・4番砲塔の上に構造物が増えた結果、主砲塔で弾けたHEやSAPを受けやすくなっている点はマイナス要素。主砲の特性からAgincourtほど前線に出る理由はないため、集中砲火を受けないように立ち回りたい。
- 主砲
Agincourtから射程が微増し、装填時間が31秒に短縮、σ値も1.7に改善したことで砲戦時の有効性が向上した。
ただし照準時間が180度/60秒と最低クラスまで悪化したため、位置取りにはやや注意が必要。砲旋回スキルで50秒に改善する。
少し傾けるだけで半数以上の砲塔を前方に指向可能となる。敵戦艦に睨まれているような状況ではこの姿勢での交戦も検討に値する。
射角は悪くないが砲旋回の遅さが足を引っ張って射撃機会を逃す、というタイプなのでスキル・UGでの砲旋回の補強は恩恵が大きい。
また理由は不明だがHEのダメージが800、火災率が1%引き上げられている。茶葉は詰まっていないはずなのだが・・・。
これによりHEのDPMはAgincourtの137%に達し、σ値の改善も相まって砲戦における実効ダメージはAgincourtを大きく上回る。英戦HEの貫通優遇も据え置きで76mmあり、一部の同格巡洋艦VPを貫通できる。14門の斉射火力によって巡洋艦をHE弾でハカイチということもしばしば起きる。Agincourtよりマシとはいえ精度は依然あまりよくないので、ある程度接近戦を挑まないとダメージは伸びない。
APの貫通力は控えめでダメージも口径なりだが、側面から同格巡洋艦のVPを抜くには十分である。戦艦のVPを抜くには苦労するだろう。
- 副砲
設計通り6インチ砲18門+3インチ砲10門で、接収後に増備されたAgincourtより2門少ない。ただ門数以前の問題として射程と装填時間が劣化しており、実用性は乏しい。
- 対空火力
こちらも設計通り、かつ副砲と違ってAgincourt同様の構成。つまり皆無である。
味方と足並みを揃えて僚艦の対空を活用したい。
- 機動性
Agincourtと同じ速度に転舵。特筆する強みにはならない。
- 隠蔽性
優秀だったAgincourtに比べるとデチューンされており特化で11.3km。これでも同格戦艦の中では良好なほうである。
- 総評
副砲と隠蔽を捨て、遠距離戦向けに再チューニングされたAgincourtである。
難のある主砲精度や副砲を生かすために前線で立ち回る必要のあったAgincourtに比べ、強化された主砲による中遠距離ダメージディーラーとしての強みを得た。高貫通・高威力・高火災率のHEはあらゆる艦を叩きのめすことができるだろう。
ただし防御面はまったく改善されておらず、対空、装甲、速力は不足したままである。不意に突出すれば生きて帰るための足も装甲もない。装甲と砲口径から戦艦との撃ち合いにも向いていない。安全圏に留まれるほどの長い射程もない。
これらの逆風に抗して長く生存し、ダメージを吐き続けられる立ち回りを意識することで、Agincourtとは異なる勝利の糸口を掴むことができるだろう。
史実
ブラジル海軍の要求に基づいてイギリスで建造された7基の主砲塔を持つ弩級戦艦。下記のような経緯で時代・国籍が異なるだけで先に実装されているエジンコートと完全に同一の艦(同型艦ではなく同一個体という意味で)となっている。
このブラジル海軍の発注による新戦艦は本来なら同海軍の戦艦「リオ・デ・ジャネイロ」として就役するはずであったが、方針転換や資金難のため完成前に存在が不要とされ「完成後の所有権を売却」という形でトルコ海軍に売り払うこととなった。
こうしてイギリスの造船所で完成した新戦艦はトルコ海軍に引き渡されるはずであったが、その前に第一次世界大戦が勃発したためイギリス政府は引渡し前の当艦を接収し自国海軍の戦艦「エジンコート」として就役させた。
WoWsで実装されたこのリオ デ ジャネイロは売却されず当初の予定通りブラジル海軍に就役したIF世界の姿である。
搭乗できる艦長の国籍が違う他、リオ デ ジャネイロは当初の設計に近い姿、エジンコートはイギリスが独自に加えた改設計や改修が反映された姿となっている。それでも対空砲は無い
詳細はエジンコートの史実欄も参照のこと
小ネタ
本艦の艦名の由来はブラジル南東部のリオデジャネイロ州の州都である「リオデジャネイロ」市から*1。リオデジャネイロ市はブラジル国内においてサンパウロ市に次ぐ第2位の都市であり、商工業が盛んであるだけでなくブラジル最大の観光都市でもある。都市周辺の文化的景観は2012年に「リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群」として世界遺産に登録された。
歴史的には1502年1月にポルトガル人探検家「ガスパール・デ・レモス」がこの地に到着、周辺の地形よりグアナバラ湾を大きな河の河口であると考えポルトガル語で「1月の川(Rio de Janeiro)」と命名した。それまでは小さな港町に過ぎなかったこの町に変化が訪れたのは1698年に内陸部のミナスジェライス州で金が発見された事が切っ掛けであった。1725年にはミナスジェライスとリオデジャネイロを結ぶ鉄道が開通、この地は金やダイヤモンドといった地下資源の集積・出港地となり一気に発展する。1763年にはそれまで栄えていた北東部にあったブラジル総督がこの地に移され、ブラジル植民地の首府となった。また1822年のブラジル独立においてもブラジル帝国の首都であり、1889年に共和政に移行した際もブラジル連邦共和国の首都であった。しかし第2次世界大戦後に経済の中心は徐々に内陸部のサンパウロに移っていき、1950年代にリオデジャネイロ市の人口はサンパウロ市に抜かれてしまう。1960年に首都機能がブラジリアに移されてからは政治都市としての一面も失ってしまった。しかし依然として世界有数の観光都市として人気を誇っている。
ブラジルの国旗は背景が緑、黄色のひし形の上に丸い星空、そして何やら文字の書かれたリボンがそれを横切るというユニークなデザインとなっている。ちなみに背景の緑はブラジルの森林資源を、黄色は黄金を始めとする鉱物資源を表している。中央の青空は1889年に共和政に移行した際の「リオデジャネイロ」の空*2を指すとされ、配された星は共和国を構成する各州を表す。またリボンの上に記された文字は「ORDEM E PROGRESSO(秩序と発展)」であり、白は平和を表すとされている。
艦名の由来のところで「ミナスジェライス州で金が発見された」という事に触れたので、余談ではあるが17世紀のブラジル・ゴールドラッシュについて触れておきたい。ことの起こりは1698年にミナスジェライス州の「オウロ・プレット(黒い黄金)」にて金が発見され、この地に金鉱脈が眠っていることが確認された事に始まる。当初2つの鉱山集落があっただけのこの地には金の採掘で一山当てようという鉱山労働者たちが押し寄せ、1711年には「ヴィラ・リカ(豊かな町)」として統合された。元々東側の集落「アントーニオディアス」には鉱山機能が、西側の集落「ピラール」には商業機能が集約され、両者の中間地点には市場が開かれるとさらに町は発展、1745年にはミナス・ジェライス地方の首府になった上に1823年には街の名前が「オウロ・プレット(黒い黄金)」となる。ところがあまりの大規模な採掘故に徐々に金の採掘量が減少…やがて金鉱は掘りつくされ1897年には州都の地位を新たな計画都市「ベロ・オリゾンテ」に譲り渡す事になった。しかし1980年に「オウロ・プレット:ゴールドラッシュに沸いた街」としてその景観は世界遺産に登録された。







主砲斉射の爆風で吹き飛びそうだけど-- 2024-08-08 (木) 11:51:02