Shchors

Last-modified: 2023-12-12 (火) 19:07:04

ショールス(28号計画巡洋艦)

Shchors.jpeg

性能諸元

・基本性能

Tier6種別ツリー艦艇
艦種巡洋艦派生元Budyonny
国家ソ連派生先Chapayev
生存性継戦能力(A) 27,900
(B) 32,200
装甲13-100mm
・防郭 0-1mm
・艦首・艦尾 0-1mm
・砲郭 0-1mm
・装甲甲板 0-1mm
対水雷防御ダメージ低減0%
機動性機関出力前期 0,000馬力[hp]
後期 0,000馬力[hp]
最大速力 35.5ノット[kt]
旋回半径900m
転舵所要時間(A) 12.4秒
(B) 8.8秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離13.5km15.3km15.5km6.9km
航空発見距離8.1km11.2km11.1km-


射撃管制装置艦体モジュール主砲射程最大散布界
A-Bmod.113.9km0m
mod.215.3km0m


主砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
A-B(前期) 152 mm/57 MK-54基×3門HE弾 2200(12%)
AP弾 3300
8.0秒25.0秒
(後期) 152 mm/57 MK-5 U4基×3門HE弾 2300(12%)
AP弾 3400
8.0秒25.0秒


副砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填射程
A100 mm/56 B-346基×1門HE弾 1400(6%)4.0秒4.5km
B100 mm/56 B-544基×2門HE弾 1400(6%)3.8秒4.5km


魚雷艦体口径基数×門数(片舷)最大ダメージ装填射程雷速発見
A533mm 3連装 39-U2基×3門(3門)1510076秒4.0km70kt1.4km
B533mm 4連装 N-72基×4門(4門)15100101秒4.0km70kt1.4km


対空砲艦体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
A12.7mm DshKM-2B
37mm 46-K
100mm/56 B-54
4基×2門
2基×4門
6基×1門
20
24
17
1.2km
3.5km
3.5km
B12.7mm DshKM-2B
37mm 46-K
100mm/56 B-54
4基×2門
6基×4門
4基×2門
20
73
40
1.2km
3.5km
5.0km



・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1Main Battery Modification 2-min.png主砲改良2+15%:主砲旋回速度
+5%:主砲装填時間
Aiming Systems Modification 1-min.png照準システム改良1-7%:主砲弾の最大散布界
+20%:魚雷発射管旋回速度
+5%:副砲最大射程
-5%:副砲弾の最大散布界
Secondary Battery Modification 2-min.png副砲改良2+20%:副砲最大射程
-20%:副砲弾の最大散布界
AirDefense 2_0.jpg対空砲改良2+20%:対空砲座の最大射程
2Damage Control System Modification 2-min.pngダメージコントロールシステム改良2-15%:消火時間
-15%:浸水復旧時間
Steering Gears Modification 2-min.png操舵装置改良2-20%:転舵所要時間
Propulsion Modification 2-min.png推力改良2-50%:最大出力への到達時間
3Concealment System Modification 1-min.png隠蔽システム改良1-10%:被発見距離
Steering Gears Modification 3-min.png操舵装置改良3-40%:転舵所要時間
-80%:操舵装置修理時間
Target Acquisition System Modification 1-min.png目標捕捉装置改良1+20%:最大視認距離
+20%:魚雷発見距離
+50%:敵艦強制発見距離

・開発ツリー

開発ツリー
軍艦名
(必要経験値/購入クレジット)
モジュールスロット
(必要経験値)
当艦モジュールスロット1
(42,000)
モジュールスロット2
(84,000)
モジュールスロット3
(105,000)
Chapayev
(210,000/-)
 
船体
Hull-min.pngShchors 船体 B1,800,000
主砲
Main Battery-min.png艦砲 152mm/57 MK-5 U225,000
射撃管制装置(照準装置)
Gun Fire Control System-min.png照準装置 VI mod.2225,000

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:5 秒
消耗品の準備時間:60 秒
十字キー上(いずれか選択)
水中聴音I.png水中聴音2 回消耗品の動作時間:94 秒
消耗品の準備時間:180 秒
魚雷発見:2.9 km
敵艦発見:4.2 km
対空防御放火2 回平均対空ダメージ:+200%
消耗品の動作時間:40 秒
消耗品の準備時間:150 秒
十字キー右(いずれか選択)
水上戦闘機I.png水上戦闘機3 回消耗品の動作時間:100 秒
消耗品の準備時間:80 秒
警戒レーダーI.png警戒レーダー2 回消耗品の動作時間:15 秒
消耗品の準備時間:180 秒
敵艦発見:9 km

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

ショールスは「艦隊護衛用」軽巡洋艦(プロイェークト 28)として設計されました。
高い速力と強力な兵装を備えていましたが、装甲防御力の面では当時の諸外国の競合艦に比して劣っていました。

設計年: 1937

解説

  • 概要
    ソ連ティア6軽巡洋艦。
    主砲塔が3基から4基に増え、つまり火力が1.3倍である。
    生存能力については前Tier艦ブジョンヌィが出色であったと回顧すべし。マッチングも考慮した生存能力は確実に低下している。
    高性能かつ長射程な主砲と回避も防御もできない船体を併せ持つため、他国の巡洋艦とは異なる独特な位置取りが求められる。
    味方艦隊の中に混じるよりも、離れた場所から火力を浴びせかけるような戦い方を得意とする艦と言えよう。
    幸い主砲は高弾速低弾道であるため、ある程度距離が離れていても敵駆逐艦を狙う事ができる。
     
  • 抗堪性
    前TierからHPは上がったがツリー艦ではワースト。船体も大型化しており被弾も増える。
    特に防郭装甲が削られており、再びキーロフのような軽装甲艦となっている。
    一応、甲板が強化されたり構造板厚が16mmになっているので8インチ砲相手に妙な抜かれ方をすることは減っていると思う。
     
  • 主砲
    152mm砲3連装4基。装填速度は変わらず、火力だけ見れば次Tierのチャパエフと互角である。
    後部砲塔の照準範囲が微妙に首尾線に合っていない。真正面を照準すると1基だけ反対側に回り始める点に注意。3基9門射撃なら角度は浅いが全門斉射するには40度近い。
    HE弾は26ミリ以上の装甲を貫通できないため、スキル補強ががないと1発当たりのダメージは余りでない。反面、高い発火率と高速低弾道による命中率によって相手を火達磨にすることは得意である。
    AP弾の貫徹力も据え置きだがこのTier帯ではまだ充分である。もっとも対巡洋艦ではこちらの装甲の問題で確実に不利な距離があるので、退くか踏み込むかの判断は素早く行うこと。
    射程はモジュール更新後は困ることは少ない。また消耗品である着弾観測機は格上の敵と戦う際には特に有効となるため、tier7戦場に入った時は積極的に活用すると良いかもしれない。
     
  • 魚雷
    船体更新すると片舷4門に増える。射程が4kmであり、護身用と割り切ろう。
     
  • 対空
    同Tierの巡洋艦では弱い部類に入る。
    船体の長さと旋回能力の問題で雷撃回避は苦手であり、雷撃機を減らしづらいのは問題であると言える。素直に味方と戦列を並べるのが無難だが敵の雷撃目標はおそらくこの艦である。注意。
     
  • 機動力
    速度は35.5ノットと高速。
    しかし旋回半径は驚きの900m。舵の効きも良いわけではなく、魚雷回避に難があるほか転舵時に腹を晒す時間が長いのが厳しい。また島が入り組んだ地形では慎重な操作を求められる。
    速度回復はそれなりに速いので転舵時は減速も併用して何とか運動すること。幸い砲塔は余裕をもって追従する。
     
  • 隠蔽性
    Tier6相応の隠蔽性。隠蔽UGを積んだ上位Tierの巡洋艦からは先制される可能性が高い。とはいえ射程が長いおかげで射撃可能な距離と隠蔽距離の間にはそれなりの余裕があるため、可能であれば隠蔽に入りつつ転舵などをしよう。
  • 総評
    ひたすら砲撃に特化した巡洋艦。序盤は駆逐処理、中盤以降はチャッカマンとして立ち回ればよいだろう。ただし、攻撃力の代償として様々なものが犠牲になっているので、運用は慎重に行うこと。最後まで生き残ってこそ、チームの勝利に貢献し、高スコアを稼ぐことができるというものである。これだけの弾幕を貼れる艦はゲーム内を見てもそれほど多くはない。ぜひトリガーハッピーを楽しんでほしい。この艦はミニチャパエフ(ミハイル)である。

史実

1936年7月、ソ連政府は「艦隊護衛用」の軽巡洋艦を開発するよう海軍に指示を下した。この指示に従って翌月に海軍が作成した要件は下記の通りである。

  • 主砲は26型の搭載する180mm砲より速射性の高いものとすること。
  • 索敵任務および敵の小艦艇から戦艦を護衛する任務が果たせるだけの性能を持った巡洋艦であること。
  • ソビエト連邦のロンドン海軍軍縮条約(第二次)への調印の可能性を考慮し、条約の定める「軽巡洋艦」の基準に収まる巡洋艦とすること。
  • 設計にあたっては成功裏に終わったキーロフ級およびマクシム・ゴーリキー級の成果を最大限に活用すること。

これに従って1937年6月にレニングラード設計局で製作されたものが「28号計画艦」である。

28号計画艦の諸元
基準排水量9000t
全長200.70m
全幅18.65m
喫水5.51m
機関出力110000hp(126500hp)
最高速度36ノット
航続距離5400浬
乗員700~740名
舷側装甲75mm(艦首尾部含む)
甲板装甲50mm
バルクヘッド部75mm
バーベット75mm
司令塔100mm
兵装152mm三連装砲 4基
100mm単装高角砲B-34 6基
37mm四連装機関砲46-K(37mm機関砲70-Kを四連装化したもの) 2基
12.7mm連装機銃 4基
533mm三連装発射管 2基(左右両舷)
水上偵察機KOR-1 2機(KOR-2のシャブロフ案を搭載予定とする説もあるらしい)
  • 船体の構造はキーロフ級をベースとしつつも、全長がやや延長されている。
  • 当初予定ではキーロフ級と同じ11万馬力の機関を搭載する予定だったようだが、海軍側の要求である「最高速度36ノット」を達成するために12万6500馬力へ変更する計画もあったようだ。
  • 航続距離は9000~10000浬が要求仕様であったようだが、実際に作成された草案では5400浬に抑えられている。

なお、これと平行して中央設計局でも同じ要件に基づいた設計案が作成されたようだ。どうやらこれが後の68号計画艦(チャパエフ級)であるらしい。
 
28号計画艦は10年間で5隻の建造が予定され、2隻が北方艦隊に、3隻がバルト艦隊に配備される予定であった。
しかし1937年10月にソビエト連邦国防会議が68号計画艦を新型軽巡洋艦として承認したため、28号計画艦の設計作業がそれ以上進展することはなかった。
 

余談:本艦が搭載している観測機の氏素性について

File not found: "Shavrov_KOR-2.jpg" at page "Shchors"[添付]
この見慣れないフォルムの機体、諸元の欄にある通りシャブロフの設計した「KOR-2(艦載偵察機2号の意)」である。
「KOR-2ってベリエフのBe-4のことなんじゃ?」と思う向きもあるだろうが、KOR-2は実のところ複数案によるコンペが行われた機体である。
ベリエフ案とシャブロフ案の他に、チェトベリコフ案とニキーチン案も提出されるそれなりの規模のコンペとなったが、カタパルト発進の水上機を設計・製造した経験を持ち、運用上起こる問題とその解決にも精通するベリエフのアドバンテージは大きく、ベリエフ案が「KOR-2」として正式採用された。(後にBe-4へと改名)

本題のKOR-2シャブロフ案へ話を戻すと、この機体はクリモフのM-103エンジンを「胴体内に」1基搭載する単発副座の飛行艇であった。他の設計案に比べて

  • 胴体にエンジンを搭載し、延長軸を用いてプロペラを回す
  • フロートが引き込み式

といった要素が盛り込まれており、技術革新を狙った作品だったようだ。 信頼性?なにそれおいしい?

小ネタ

:小ネタその1
本艦の艦名である「Щорс/Shchors」は内戦期の英雄であるニコライ・アレクサンドロヴィッチ・シチョルスから取られているようだ。
「内戦で勇敢に戦って戦死」ということでチャパエフと同じ枠で扱われることもままあるらしく、そのあたりに引っ掛けて(チャパエフとTierを接する形になるよう)命名されたのではないだろうか。
なお、ウクライナには現在も彼を顕彰する形で命名された「シチョルス市」なる都市が存在している模様。

:小ネタその2
本艦の艦名である「Щорс/Shchors」は元来チャパエフ級12番艦(コムソモリスク・ナ・アムーレの第199造船所で起工)に命名される予定の艦名であった。
しかし独ソ戦勃発によって建造中止の憂き目に合い、戦後建造された68bis型に艦名が再利用されることもなかったため、あえなく「没ネーム」に……

コメント欄

  • 攻撃は強いが、防御は全然ダメ 日巡より撃たれ弱い気がする -- 2021-03-10 (水) 12:39:30
  • この子ってもしかして苦行艦?HEでもバイタル抜かれます -- 2021-04-07 (水) 22:31:36
  • 紙装甲に巨大なVPに劣悪な隠蔽に小回りもきかないときてる。長射程+高速弾を活かしてアウトレンジから攻めるのが吉。速力は優秀だから加減速で上手いこと相手の偏差を狂わせるといい。序盤で駆逐狩りするのは無理があるからレーダー使うのは中盤~終盤メインにしたほうがいいかも。 -- 2021-04-08 (木) 05:00:22
  • まじでさ害人どうにかしてくんね? -- 2021-05-04 (火) 11:33:56
  • wowsで下手くそを晒して、立ち回りとかを解決するチャンネルをYouTubeで建てたら需要ありそう -- 2021-05-04 (火) 11:42:10
  • 加減速での回避がどうしても上手く行かなくて、思い切って隠蔽も元々悪いから捨てて転舵特化にしたらまだ初期船体だけど終盤まで生き残って戦果も大体安定して挙げられるようになった。正直楽しい。 -- 2021-10-16 (土) 01:44:59
    • d( ̄  ̄) -- 2022-02-28 (月) 17:52:37
  • HEが強化されたおかげで平均与ダメージ凄い伸びるようになったぜ!ティア5、6マッチじゃ火力がティア7に片足突っ込んでるw -- 2023-01-19 (木) 23:49:33
  • Shchors使うときは、島裏射撃が多くなります。鈴谷以上の敏感肌なんで戦艦とは極力、転舵しながらの攻撃。もしくは島裏からになります。島裏から火だるまにされて撃沈となると、外人さん(特にCalifornia・New Jersey)からreportedというメッセージがかなりの頻度で届きます。こんなことで通報って・・・正面から撃ち合いなさい!ってことなんですかね。だったらこの艦は選べませんね。 -- 2023-12-12 (火) 17:13:05
    • 島裏射撃が多いのは勿体無いと思うよ。高速低弾道、高速艦なので加減速で弾を避けれられるようになると良いよ -- 2023-12-12 (火) 18:09:57
    • 軽巡で焼き尽くすとたまに煮えた戦艦からお気持ちファンメ来るけど無視で良いよ。noobとでも返しときゃええ。 -- 2023-12-12 (火) 19:07:04