ショールス(28号計画巡洋艦)
性能諸元
・基本性能
Tier | 6 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | Budyonny |
国家 | ソ連 | 派生先 | Chapayev |
生存性 | 継戦能力 | (A) 27,900 (B) 32,200 | |
装甲 | 13-100mm ・防郭 0-1mm ・艦首・艦尾 0-1mm ・砲郭 0-1mm ・装甲甲板 0-1mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 0% | |
機動性 | 機関出力 | 前期 0,000馬力[hp] 後期 0,000馬力[hp] | |
最大速力 | 35.5ノット[kt] | ||
旋回半径 | 900m | ||
転舵所要時間 | (A) 12.4秒 (B) 8.8秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 13.5km | 15.3km | 15.5km | 6.9km | |
航空発見距離 | 8.1km | 11.2km | 11.1km | - |
射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | mod.1 | 13.9km | 0m | |
mod.2 | 15.3km | 0m |
主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
---|---|---|---|---|---|---|
A-B | (前期) 152 mm/57 MK-5 | 4基×3門 | HE弾 2200(12%) AP弾 3300 | 8.0秒 | 25.0秒 | |
(後期) 152 mm/57 MK-5 U | 4基×3門 | HE弾 2300(12%) AP弾 3400 | 8.0秒 | 25.0秒 |
副砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
A | 100 mm/56 B-34 | 6基×1門 | HE弾 1400(6%) | 4.0秒 | 4.5km | |
B | 100 mm/56 B-54 | 4基×2門 | HE弾 1400(6%) | 3.8秒 | 4.5km |
魚雷 | 艦体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A | 533mm 3連装 39-U | 2基×3門(3門) | 15100 | 76秒 | 4.0km | 70kt | 1.4km | |
B | 533mm 4連装 N-7 | 2基×4門(4門) | 15100 | 101秒 | 4.0km | 70kt | 1.4km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
A | 12.7mm DshKM-2B 37mm 46-K 100mm/56 B-54 | 4基×2門 2基×4門 6基×1門 | 20 24 17 | 1.2km 3.5km 3.5km | |
B | 12.7mm DshKM-2B 37mm 46-K 100mm/56 B-54 | 4基×2門 6基×4門 4基×2門 | 20 73 40 | 1.2km 3.5km 5.0km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ | ○ |
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | ||
対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | ||
3 | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離 | |
操舵装置改良3 | -40%:転舵所要時間 -80%:操舵装置修理時間 | ||
目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 |
・開発ツリー
軍艦名 (必要経験値/購入クレジット) | モジュールスロット (必要経験値) |
当艦 | ━ | モジュールスロット1 (42,000) | ━ | モジュールスロット2 (84,000) | ━ | モジュールスロット3 (105,000) | ━ | Chapayev (210,000/-) |
船体 | ||
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Shchors 船体 B | 1,800,000 | |
主砲 | ||
艦砲 152mm/57 MK-5 U | 225,000 | |
射撃管制装置(照準装置) | ||
照準装置 VI mod.2 | 225,000 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:5 秒 消耗品の準備時間:60 秒 | |
十字キー上(いずれか選択) | |||
水中聴音 | 2 回 | 消耗品の動作時間:94 秒 消耗品の準備時間:180 秒 魚雷発見:2.9 km 敵艦発見:4.2 km | |
対空防御放火 | 2 回 | 平均対空ダメージ:+200% 消耗品の動作時間:40 秒 消耗品の準備時間:150 秒 | |
十字キー右(いずれか選択) | |||
水上戦闘機 | 3 回 | 消耗品の動作時間:100 秒 消耗品の準備時間:80 秒 | |
警戒レーダー | 2 回 | 消耗品の動作時間:15 秒 消耗品の準備時間:180 秒 敵艦発見:9 km |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
ショールスは「艦隊護衛用」軽巡洋艦(プロイェークト 28)として設計されました。
高い速力と強力な兵装を備えていましたが、装甲防御力の面では当時の諸外国の競合艦に比して劣っていました。
設計年: 1937
解説
- 概要
ソ連ティア6軽巡洋艦。
主砲塔が3基から4基に増え、つまり火力が1.3倍である。
生存能力については前Tier艦ブジョンヌィが出色であったと回顧すべし。マッチングも考慮した生存能力は確実に低下している。
高性能かつ長射程な主砲と回避も防御もできない船体を併せ持つため、他国の巡洋艦とは異なる独特な位置取りが求められる。
味方艦隊の中に混じるよりも、離れた場所から火力を浴びせかけるような戦い方を得意とする艦と言えよう。
幸い主砲は高弾速低弾道であるため、ある程度距離が離れていても敵駆逐艦を狙う事ができる。
- 抗堪性
前TierからHPは上がったがツリー艦ではワースト。船体も大型化しており被弾も増える。
特に防郭装甲が削られており、再びキーロフのような軽装甲艦となっている。
一応、甲板が強化されたり構造板厚が16mmになっているので8インチ砲相手に妙な抜かれ方をすることは減っていると思う。
- 主砲
152mm砲3連装4基。装填速度は変わらず、火力だけ見れば次Tierのチャパエフと互角である。
後部砲塔の照準範囲が微妙に首尾線に合っていない。真正面を照準すると1基だけ反対側に回り始める点に注意。3基9門射撃なら角度は浅いが全門斉射するには40度近い。
HE弾は26ミリ以上の装甲を貫通できないため、スキル補強ががないと1発当たりのダメージは余りでない。反面、高い発火率と高速低弾道による命中率によって相手を火達磨にすることは得意である。
AP弾の貫徹力も据え置きだがこのTier帯ではまだ充分である。もっとも対巡洋艦ではこちらの装甲の問題で確実に不利な距離があるので、退くか踏み込むかの判断は素早く行うこと。
射程はモジュール更新後は困ることは少ない。また消耗品である着弾観測機は格上の敵と戦う際には特に有効となるため、tier7戦場に入った時は積極的に活用すると良いかもしれない。
- 魚雷
船体更新すると片舷4門に増える。射程が4kmであり、護身用と割り切ろう。
- 対空
同Tierの巡洋艦では弱い部類に入る。
船体の長さと旋回能力の問題で雷撃回避は苦手であり、雷撃機を減らしづらいのは問題であると言える。素直に味方と戦列を並べるのが無難だが敵の雷撃目標はおそらくこの艦である。注意。
- 機動力
速度は35.5ノットと高速。
しかし旋回半径は驚きの900m。舵の効きも良いわけではなく、魚雷回避に難があるほか転舵時に腹を晒す時間が長いのが厳しい。また島が入り組んだ地形では慎重な操作を求められる。
速度回復はそれなりに速いので転舵時は減速も併用して何とか運動すること。幸い砲塔は余裕をもって追従する。
- 隠蔽性
Tier6相応の隠蔽性。隠蔽UGを積んだ上位Tierの巡洋艦からは先制される可能性が高い。とはいえ射程が長いおかげで射撃可能な距離と隠蔽距離の間にはそれなりの余裕があるため、可能であれば隠蔽に入りつつ転舵などをしよう。
- 総評
ひたすら砲撃に特化した巡洋艦。序盤は駆逐処理、中盤以降はチャッカマンとして立ち回ればよいだろう。ただし、攻撃力の代償として様々なものが犠牲になっているので、運用は慎重に行うこと。最後まで生き残ってこそ、チームの勝利に貢献し、高スコアを稼ぐことができるというものである。これだけの弾幕を貼れる艦はゲーム内を見てもそれほど多くはない。ぜひトリガーハッピーを楽しんでほしい。この艦はミニチャパエフ(ミハイル)である。
史実
1936年7月、ソ連政府は「艦隊護衛用」の軽巡洋艦を開発するよう海軍に指示を下した。この指示に従って翌月に海軍が作成した要件は下記の通りである。
- 主砲は26型の搭載する180mm砲より速射性の高いものとすること。
- 索敵任務および敵の小艦艇から戦艦を護衛する任務が果たせるだけの性能を持った巡洋艦であること。
- ソビエト連邦のロンドン海軍軍縮条約(第二次)への調印の可能性を考慮し、条約の定める「軽巡洋艦」の基準に収まる巡洋艦とすること。
- 設計にあたっては成功裏に終わったキーロフ級およびマクシム・ゴーリキー級の成果を最大限に活用すること。
これに従って1937年6月にレニングラード設計局で製作されたものが「28号計画艦」である。
基準排水量 | 9000t |
全長 | 200.70m |
全幅 | 18.65m |
喫水 | 5.51m |
機関出力 | 110000hp(126500hp) |
最高速度 | 36ノット |
航続距離 | 5400浬 |
乗員 | 700~740名 |
舷側装甲 | 75mm(艦首尾部含む) |
甲板装甲 | 50mm |
バルクヘッド部 | 75mm |
バーベット | 75mm |
司令塔 | 100mm |
兵装 | 152mm三連装砲 4基 |
100mm単装高角砲B-34 6基 | |
37mm四連装機関砲46-K(37mm機関砲70-Kを四連装化したもの) 2基 | |
12.7mm連装機銃 4基 | |
533mm三連装発射管 2基(左右両舷) | |
水上偵察機 | KOR-1 2機(KOR-2のシャブロフ案を搭載予定とする説もあるらしい) |
なお、これと平行して中央設計局でも同じ要件に基づいた設計案が作成されたようだ。どうやらこれが後の68号計画艦(チャパエフ級)であるらしい。
28号計画艦は10年間で5隻の建造が予定され、2隻が北方艦隊に、3隻がバルト艦隊に配備される予定であった。
しかし1937年10月にソビエト連邦国防会議が68号計画艦を新型軽巡洋艦として承認したため、28号計画艦の設計作業がそれ以上進展することはなかった。
File not found: "Shavrov_KOR-2.jpg" at page "Shchors"[添付]
この見慣れないフォルムの機体、諸元の欄にある通りシャブロフの設計した「KOR-2(艦載偵察機2号の意)」である。
「KOR-2ってベリエフのBe-4のことなんじゃ?」と思う向きもあるだろうが、KOR-2は実のところ複数案によるコンペが行われた機体である。
ベリエフ案とシャブロフ案の他に、チェトベリコフ案とニキーチン案も提出されるそれなりの規模のコンペとなったが、カタパルト発進の水上機を設計・製造した経験を持ち、運用上起こる問題とその解決にも精通するベリエフのアドバンテージは大きく、ベリエフ案が「KOR-2」として正式採用された。(後にBe-4へと改名)
本題のKOR-2シャブロフ案へ話を戻すと、この機体はクリモフのM-103エンジンを「胴体内に」1基搭載する単発副座の飛行艇であった。他の設計案に比べて
- 胴体にエンジンを搭載し、延長軸を用いてプロペラを回す
- フロートが引き込み式
といった要素が盛り込まれており、技術革新を狙った作品だったようだ。 信頼性?なにそれおいしい?
小ネタ
:小ネタその1
本艦の艦名である「Щорс/Shchors」は内戦期の英雄であるニコライ・アレクサンドロヴィッチ・シチョルスから取られているようだ。
「内戦で勇敢に戦って戦死」ということでチャパエフと同じ枠で扱われることもままあるらしく、そのあたりに引っ掛けて(チャパエフとTierを接する形になるよう)命名されたのではないだろうか。
なお、ウクライナには現在も彼を顕彰する形で命名された「シチョルス市」なる都市が存在している模様。
:小ネタその2
本艦の艦名である「Щорс/Shchors」は元来チャパエフ級12番艦(コムソモリスク・ナ・アムーレの第199造船所で起工)に命名される予定の艦名であった。
しかし独ソ戦勃発によって建造中止の憂き目に合い、戦後建造された68bis型に艦名が再利用されることもなかったため、あえなく「没ネーム」に……
コメント欄
- 攻撃は強いが、防御は全然ダメ 日巡より撃たれ弱い気がする -- 2021-03-10 (水) 12:39:30
- この子ってもしかして苦行艦?HEでもバイタル抜かれます -- 2021-04-07 (水) 22:31:36
- 紙装甲に巨大なVPに劣悪な隠蔽に小回りもきかないときてる。長射程+高速弾を活かしてアウトレンジから攻めるのが吉。速力は優秀だから加減速で上手いこと相手の偏差を狂わせるといい。序盤で駆逐狩りするのは無理があるからレーダー使うのは中盤~終盤メインにしたほうがいいかも。 -- 2021-04-08 (木) 05:00:22
- まじでさ害人どうにかしてくんね? -- 2021-05-04 (火) 11:33:56
- wowsで下手くそを晒して、立ち回りとかを解決するチャンネルをYouTubeで建てたら需要ありそう -- 2021-05-04 (火) 11:42:10
- 加減速での回避がどうしても上手く行かなくて、思い切って隠蔽も元々悪いから捨てて転舵特化にしたらまだ初期船体だけど終盤まで生き残って戦果も大体安定して挙げられるようになった。正直楽しい。 -- 2021-10-16 (土) 01:44:59
- d( ̄  ̄) -- 2022-02-28 (月) 17:52:37
- HEが強化されたおかげで平均与ダメージ凄い伸びるようになったぜ!ティア5、6マッチじゃ火力がティア7に片足突っ込んでるw -- 2023-01-19 (木) 23:49:33
- Shchors使うときは、島裏射撃が多くなります。鈴谷以上の敏感肌なんで戦艦とは極力、転舵しながらの攻撃。もしくは島裏からになります。島裏から火だるまにされて撃沈となると、外人さん(特にCalifornia・New Jersey)からreportedというメッセージがかなりの頻度で届きます。こんなことで通報って・・・正面から撃ち合いなさい!ってことなんですかね。だったらこの艦は選べませんね。 -- 2023-12-12 (火) 17:13:05
- 島裏射撃が多いのは勿体無いと思うよ。高速低弾道、高速艦なので加減速で弾を避けれられるようになると良いよ -- 2023-12-12 (火) 18:09:57
- 軽巡で焼き尽くすとたまに煮えた戦艦からお気持ちファンメ来るけど無視で良いよ。noobとでも返しときゃええ。 -- 2023-12-12 (火) 19:07:04