Wyoming

Last-modified: 2022-12-31 (土) 12:56:55

ワイオミング級戦艦

Arkansas1941.jpg

性能諸元

編集時 ver.0.6.3

・基本性能

Tier3種別ツリー艦艇
艦種戦艦派生元Phoenix
国家アメリカ派生先New York
Langley
生存性継戦能力(A) 41,500
(B) 43,800
装甲13-305mm
・防郭 28-305mm
・艦首/艦尾 16mm
・砲郭 13-165mm
・装甲甲板
├(A) 19-51mm
└(B) 25-132mm
対水雷防御ダメージ低減(A) 13%
(B) 16%
機動性最大速力(初期) 18.0ノット[kt]
(後期) 20.5ノット[kt]
旋回半径590m
転舵所要時間(A) 17.7秒
(B) 12.7秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離12.5km0.0km14.5km9.5km
航空発見距離10.0km0.0km13.0km-


射撃管制装置艦体モジュール主砲射程最大散布界
A-Bmod.112.6km0m
mod.20.0km0m


主砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
A305mm Mk76基×2門HE弾 4200(22%)
AP弾 8300
30.0秒60.0秒
B0mm基×門HE弾 00(0%)
AP弾 00
0.0秒0.0秒


副砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填射程
A127mm Mk716基×1門HE弾 1800(6%)7.0秒3.5km
B0mm基×門HE弾 00(0%)0.0秒0.0km


対空砲船体距離口径基数×門数爆発数秒間ダメージ命中精度有効ゾーン
爆発半径内継続的
A76.2mm/50 Mk108基×1門12804964.0%1.0-3.0km
B12.7mm Browning M2 mod.114基×1門-25659.0%0.1-1.2km
28mm/75 Mk2 mod.26基×4門
76.2mm/50 Mk22 mod.28基×1門12806364.0%1.2-3.5km



・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1Main Battery Modification 2-min.png主砲改良2+15%:主砲旋回速度
+5%:主砲装填時間
Secondary Battery Modification 2-min.png副砲改良2+20%:副砲最大射程
-20%:副砲弾の最大散布界

・開発ツリー

開発ツリー
軍艦名
(必要経験値/購入クレジット)
モジュールスロット
(必要経験値)
当艦モジュールスロット1
(4,800)
モジュールスロット2
(7,200)
モジュールスロット3
(12,000)
New York
(-/-)
 
船体
Hull-min.pngWyoming船体B17,000
主機(エンジン)
Engine-min.png推力28,000馬力2,120
射撃管制装置(照準装置)
Gun Fire Control System-min.png照準装置Mk3 mod.22,120

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:20秒
消耗品の準備時間:80秒
十字キー上
修理班I.png修理班3回消耗品の動作時間:28秒
消耗品の準備時間:80秒
回復:0.5% HP/秒

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

ワイオミング級戦艦は、アメリカ海軍の第1世代型戦艦としての典型的な特徴を備えていました。当時としてはバランスのとれた戦艦であり、前級と比して主砲の砲門数とその射程において勝っていました。タービン式推進機関により、弩級戦艦としては優れた速力を有していました。
就役:1912
同型艦数:2

解説

  • 主砲
    6基x2門合計12門を片側に向けられる。
    弾道特性は良好で狙いやすいのはいいが、散布界が広い。
    1基の砲塔から発射された弾がV字に飛んでいき、敵戦艦の艦首と艦尾に命中なんてこともあるほど広く散らばる。
    こればかりはどうしようもないので、微修正しながら砲撃するしかない。
    また、後部(真後ろは無理)に4基8門を指向できるため、被弾面積を小さくするように敵から離れる方向へ移動しながら戦闘を継続できる。多数の敵と戦う場合に有利な特性のため、存分に活かそう。
  • 対空
    このTierから空母との対戦が多くなってくる。
    改装前は対空砲が少なく、航空機からの攻撃に対して脆弱である。
    鈍足なことも併せて、非常に目を付けられやすいため早急に改装することをお勧めする。
    改装後はそこそこの対空能力を発揮するが、とても単騎で対処できるレベルではない。集団行動を心がけよう。
  • 機動力
    改装前は 18kt、改装後は20ktと悲惨な機動力である。加速、旋回ともにノロノロ。
    航空魚雷を回避するのに苦労するほどの鈍足であり、雷撃機の練習台にされる。
    改装後は多少ましになるため、早めに改装してしまおう。

史実

1912年9月に就役した、アメリカ海軍最後の弩級戦艦。姉妹艦に「アーカンソー」がある。
前級フロリダ級戦艦を拡大し、設計を見なおした艦であり、30.5cm連装砲を日本海軍の伊勢型のような三重背負配置としている。伊勢型がまね参考にしました。その砲門数から、純粋な投射火力ならば同時期の英国の超弩級戦艦並みとも。
第一次大戦にアメリカが参戦した際、1918年に英海軍のグランド・フリート第六戦艦戦隊に一時的に所属した。
弩級戦艦ながら有力艦であったためワシントン軍縮条約では廃艦を免れ、戦間期の1925年~27年に大規模な近代化改修を受けている。
この改修で主缶の交換と第二煙突の撤去、籠マストの撤去と三脚檣艦橋の新設、副砲の一部撤去及び移設などが実施された。
1930年のロンドン軍縮条約において「ワイオミング」は練習艦へ転籍。主砲6基のうち3基を撤去している。

太平洋戦争直前に「ワイオミング」は砲術練習艦に転籍し、チェサピーク湾にてアメリカ海軍の射手の育成に務めた。
1944年には30.5cm主砲塔を全撤去し、替わって12.7cm連装高角砲と最新鋭の射撃管制レーダーを装備。7種類の砲や対空機銃を搭載し、多くの射手の訓練に携わった。
1947年、砲術練習艦の役目をニューメキシコ級戦艦「ミシシッピ」に引き渡した「ワイオミング」はニューヨークでスクラップとして解体されている。

姉妹艦「アーカンソー」は第二次大戦にも戦艦として参戦し、序盤から中盤にかけては大西洋方面の対地支援や船団護衛に従事。
1944年夏以降は太平洋戦線に転戦し、硫黄島攻略戦や沖縄攻略戦の対地支援に参加した後、戦後の復員輸送に従事した。
その後、1946年7月のクロスロード作戦の原爆実験に供され、7月25日のBAKER実験にて沈没した。
現在も艦体はビキニ環礁に眠っており、著名なダイビングスポットとなっている。

小ネタ

本級では主砲に前級までの12インチ45口径砲から砲身を伸ばした12インチ50口径砲を採用している。これは貫徹威力と砲撃精度の向上を狙った高初速化で、初速は60m/秒以上増大し884m/秒となった。が、その割に威力の向上は僅かで、逆に高初速化あるあるなやつで、散布界や集弾性の大幅な悪化という残念な結果になってしまった。このため本砲は第一次大戦時に「戦艦主砲では砲撃精度が最悪」と評されている。なのでこれを忠実に再現しています。ほかにも荒天時の耐航性に難があったり、のちの米戦艦に比べ艦内容積が狭いために居住性が損なわれるなどの問題があり、本級の評判は良くなかった。*1

ワイオミングのリプレイファイルはA船体B船体にかかわらずArkansas_1912という名前が付けられている。

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*1 もっとも、居住性に関しては、評価の高かったノースカロライナやアイオワでも、戦時中に大量の対空機銃を追加したことで機銃員の大量増加(アイオワでは1000名近くにのぼる)や既存設備への圧迫により悪化している