Langley

Last-modified: 2022-10-10 (月) 23:19:59

ラングレー級航空母艦

Langley.jpg

性能諸元

性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能

Tier3種別ツリー艦艇
艦種空母派生元Wyoming
国家アメリカ派生先Ranger
生存性継戦能力(A) 33,300
(B) 33,700
装甲0-1mm
・防郭 6-20mm
・艦首・艦尾 0-1mm
・砲郭 0-1mm
・装甲甲板 0-1mm
対水雷防御ダメージ低減(A-B) 0%
機動性機関出力0,000馬力[hp]
最大速力18.0ノット[kt]
旋回半径730m
転舵所要時間(A) 12.9秒
(B) 9.2秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離10.7km-12.4km-
航空発見距離7.5km-10.5km-


副砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填射程
A-B127mm Mk74基×1門HE弾 1800(6%)7.0秒3.5km


対空砲艦体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
B12.7mm Browning M2 mod.1
76.2mm Mk22 mod.2
16基×1門
4基×1門
58
11
1.2km
3.5km



・艦載機

編成・搭載能力攻撃隊の規模飛行中隊の機数甲板上の機数
2 飛行隊6 機10 機


雷撃機名称HP巡航速度(最大速度)被発見距離復旧時間最大ダメージ雷速魚雷射程
-Martin T4M180080 kt(126 kt)10.0 km59 秒580044 kt3.5km
急降下爆撃機名称HP巡航速度(最大速度)被発見距離復旧時間最大ダメージ(火災率)着弾範囲
-Vought SBU Corsair190099 kt(134 kt)10.0km55 秒9950(41%)-m



・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1Secondary Battery Modification 2-min.png副砲改良1+10%:副砲最大射程
-10%:副砲弾の最大散布界
航空管制改良1-10%:航空機準備時間
2Secondary Battery Modification 2-min.png副砲改良2+20%:副砲最大射程
-20%:副砲弾の最大散布界
飛行機隊改良2+3%:急降下爆撃機のHP
+3%:雷撃機のHP

・開発ツリー

開発ツリー
軍艦名
(必要経験値/購入クレジット)
モジュールスロット
(必要経験値)
当艦モジュールスロット1
(8,600-)
Ranger
(98,000/-)
 
船体
Hull-min.pngLangley 船体B54,000

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

(自動的に使用)
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:60 秒
消耗品の準備時間:90 秒
水上戦闘機I.png戦闘機4 回消耗品の動作時間:600 秒
消耗品の準備時間:40 秒

詳細は消耗品を参照

・航空機消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー上
エンジン冷却2 回消耗品動作時間:5 秒
消耗品の準備時間:80 秒

ゲーム内説明

ラングレーはアメリカ海軍初の航空母艦であり、給炭艦を改装した艦です。本艦は低速であり、様々な技術的革新の試験と艦載機パイロットの訓練のための実験艦として運用されました。また本艦は、敵駆逐艦に対抗するための副砲を搭載していました。
就役:1922
同型艦数:1

解説

  • 概要
    アメリカティア3空母。説明通りアメリカ初の空母。元は旧式輸送船からの改装空母。
     
  • 母艦
    まず空母は艦載機が命であり、たとえ高い母艦性能を持っていてもそれを活かせる場面は少ない。
    そして同格の鳳翔HermesRheinが最初から空母として設計されているのに対し、本艦はもともと給炭艦である。更に建造時期も第一次世界大戦前であるため*1か、船としての性能は他三隻よりかなり低い。
    防郭は大部分が喫水線下に隠れているが、後方の一部が水面上に飛び出している、いわばくるぶしソックスのような形状。装甲は水上部分20mm、水中部分15mm、甲板6mmと頼りにはならない。
    基本装甲厚は飛行甲板、艦首・艦尾、船体上部すべて10-13mmと、防郭以外は同郷同格駆逐艦Clemsonとほぼ同じ薄さ。
    一方ページ冒頭でも触れられているが、無理やり取り付けたのか飛行甲板と船体の間にかなり広い隙間がある。これが空間装甲として機能し、甲板を狙っての攻撃は過貫通となりやすい。また、水平方向からの砲撃はこの隙間をすり抜けノーダメージとなりうる。
    速力は空母どころか実装全艦艇中でも最低クラスの15ノット。艦種を問わず一度捕捉されてしまうと離脱は絶望的なため、配置転換や撤退は早めの判断が求められる。
    副砲、対空砲は自衛用程度。離脱の難しさも合わせて、母艦による対艦戦闘は極めて困難である。
    一方で、後ろに下がりすぎると主戦場に艦載機が到達するまで時間がかかるため、回転率が落ちてしまう。このTierだと艦載機も遅めなので、生存が第一ではあるものの、火力投射能力とのバランスを取った位置取りを心がけよう。
  • 艦載機全般
    速度、耐久力、攻撃性能のどれも他国空母のような尖った部分はない。
    高威力魚雷や絨毯爆撃、APロケットのような派手さはないが、攻撃自体はどれも当てやすく、安定してダメージを稼ぐことができる。
  • 戦闘機について
    詳しくは空母?のページで述べられている通り、現在Tier3空母は哨戒戦闘機を持たない。そのため、味方直上に護衛機を派遣して敵航空機を迎撃、というような形での対空支援は残念ながらできない。
    代わりに敵艦のスポットや攻撃隊による的確なダメージ取りでチームに貢献しよう。
  • 雷撃機
    複葉機であり、速度は遅め。魚雷は速度、威力こそ平凡だが、鳳翔雷撃機隊と並んで3.5kmの長射程を持つ。また旋回後の収束は良く、浸水率も悪くない。1発あたりの威力は日英より低め。
     
  • 爆撃機
    HE爆弾による急降下爆撃を行う。日本爆撃機と並んで、攻撃態勢への移行前に高度を上げ、敵艦に斜め上から突っ込むようにしての爆撃動作である。
    照準は少し太めの縦長であるため、敵艦の前方あるいは後方から突入すると命中させやすい。
    駆逐艦や巡洋艦のような細い船体には太めの照準円のため当たりにくく、比較的対戦艦向きといえる。
     
  • 総論
    どの機体も特に癖がなく、扱いやすい性能。強いて言うなら母艦の速度が遅いため、戦場が自艦から離れた場所に移った場合には回転率が落ちるのがネックか。
    また、他国空母のような一発逆転しうる秘密兵器を持たないため、決定力不足を感じる場面もあるだろう。
    ちなみに本解説では全体を通して、母艦の性能の低さを短所として扱った。しかし、史実欄にもある通り、本艦は艦載機運用と航空兵装の実験を行う試験艦、搭乗員の訓練艦としての性格が強い艦艇であった。そのため、この作戦能力の低さは本艦を忠実に再現している証拠でもあるといえる。
    初めて米空母に乗る諸氏は、練習空母たる本艦で力をつけ、RangerLexingtonといった新鋭空母の艦長へと成長していってほしい。

史実

艦歴

ラングレーはアメリカ初の航空母艦となるため1920年に「プロテウス級給炭艦ジュピター 」から改修された。
2年後進水を無事遂げた本艦はその後14年間「航空母艦」という新構想の実験艦として実験、パイロット訓練、艦隊演習などに従事した。
その後「水上機母艦」として改修され太平洋戦争へ参入、オーストラリア空軍の対潜哨戒に協力する。
1942年2月22日ラングレーはカーチスP-40戦闘機の輸送任務のため、オーストラリアからジャワ島へ向け出港する。しかし、2月27日に日本の一式陸上攻撃機9機から攻撃を受け大破。搭載していたP-40は次々と炎上、機関室にまで浸水し、操舵困難に陥った。さらに一式陸攻のあとにやってきた零戦の機銃による追い打ちを喰らい、艦の放棄・処分が決定され沈没した。

  • 艦名について
    天文学者であり航空学のパイオニアであるサミュエル・ラングレーに因む。バージニア州ラングレーではない。
    命名当時、スミソニアン協会および合衆国政府は「初めて飛べる飛行機を作ったのはラングレーである」としており、アメリカ海軍初の航空母艦がラングレーと命名されたのは、オーヴィル・ライト(ライト兄弟の弟の方)と合衆国政府の対立の一端が現れたものであった。
    スミソニアン協会がライト兄弟の偉業を認める声明を発表するのは、奇しくも空母ラングレーが沈没した1942年のことである。

小ネタ

元になったプロテウス級はジュピターも含めて4隻の同型艦が存在したが、ジュピター以外の3隻は全てバミューダ・トライアングルで消息を断つという非常に不運な艦級であった。

コメント欄

  • 艦載機の偵察範囲が非常に広く、あまりクセのない性能の機体なので空母の入門用にうってつけ -- 2022-09-17 (土) 03:52:23
    • 艦載機の偵察範囲・・・ -- 2022-09-17 (土) 05:43:50
    • こんな遅い艦載機乗れるか!俺は帰らせてもらう! -- 2022-09-17 (土) 07:44:27

*1 就役年は鳳翔が1922年、Hermesが1924年、Rheinが1942年(WG調べ)に対し、本艦の改造元であるプロテウス級給炭艦ジュピターは1913年。同格のロシア戦艦Gangutが1914年就役と言えば原設計の古さがわかるだろう。